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2話
兄ちゃんは冷酷王子
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そして週末
「零くん初めまして!ともかさんにはいつもお世話になってます!」
「さぁどうぞ!」
(とても丁寧で優しそうな人だ)
「初めまして!こちらこそ母さんがいつもお世話になってます!」
「さぁ入って入って」
春翔さんは嬉しそうに出迎えてくれた
「おじゃまします!」
「こちらにどうぞ!」
1人で住むのはもったいないくらいの広さだ
「あら?春翔さん黎斗くんは?」
「もうすぐ帰ってくる頃だが」
「ただいまー」
「来た来た」
(あきと?聞き覚えのある名前、、、まさか!)
パッと零は扉を見た
入学早々突然ぶつかってしまった冷酷王子の事がフラッシュバックした
「えーーーーー」
「どうしたの零?びっくりしたー
もしかして2人はもう学校で会ってたのかしら?」
「ともかさん入学式ぶりですね。俺は知りません初めて会います。」
っておい(覚えてないんかい)
「母さん聞いてない春翔さんに子供がいたなんて」
「あらこの間話したじゃない
でも入学式で零疲れていて寝ちゃったから話が途中までしか聞けてなかったのかな?」
零は理解するのに少し時間がかかった
「ごめんねテヘ」
母は惚けた
なんでこんなことになるんだぁぁぁぁ
「母さんもしかして入学式に話してた人ってこの人?」
「この人って、、、
零のお兄さんになるんだから仲良くしてね」
(俺の兄さん?)
「、、、」
「零くんこれからよろしくね」
黎斗は零にわざとらしく振る舞う
「誰だよ全然違う人じゃねーか」
「よよ、、、ろしくお願いします」
しどろもどろに零は挨拶した
「 そだ!買い出し行かないと!足りないものあるの
「ともかさん僕も行くよ」
「春翔さんありがとう❤︎すぐ戻ってくるね!」
嬉しそうにしている母さんを見て零は引き止められなかった。
家の中には粲斗と零2人きりしばらく沈黙がつづいた
沈黙を回避しようと先に零が口走った
「おいお前この間俺とぶつかって睨んだの覚えてないのかよ」
「覚えてないな」
パッと粲斗は零から目を逸らした
黎斗は零と零の母親が一緒ににいた所を見ていてたので零の存在には気づいていたが知らないふりを何故か突き通した
(絶対こいつ覚えてやがる)
「これから俺の弟になるんだしっかりしてくれよ。あとあまり関わらないでくれ学校でも家でも」
(どうしてこんなに冷たい態度をとるんだ?コイツは)
「ハイハイ分かりましたよ、、、」
こんなんが兄さんなんてごめんだぜ
ぶっ飛んだ冷酷王子だな
春翔さんの子供だと思えない、、、、
母さんたちが帰ってきた
「俺も何か手伝うよ」
零は黎斗と離れたいがために率先して手伝いを行おうとしたが
「座ってて春翔さんと準備するから♡」
「ありがとうございます。」
春翔さんと母さんはニコニコしながらご飯食べてたけどムカついていた俺はイライラを隠しながらだが春翔さんと話している母さんを見ると幸せに感じられ素直に笑う事ができた
(コイツ結構笑うやつなんだ)
粲斗は何気なく笑っていた零を見てふとぶつかった時の零を何となく思い出した。
「また来週に引越しの手伝いをしに行くね!
何か困ったことがあったらなんでも言ってね」
「はいありがとうございますこれから
よろしくお願いします!」
「おやすみなさい!」
「今日は来てくれてありがとう零くん」
(春翔さんと冷酷王子は似ても似つかないなー、、、)
次の日
「優!おはよー」
「おはよ!零どうたった?新しい父さんになる人は」
「春翔さんは優しくてとてもいい人だけど」
零が話を詰まらせた時
「けど?」
「あのイケメン王子が俺の兄さんになるんだ」
「えっ?」
優は聞き返した
「だからあの入学式早々ぶっかってきた冷酷王子が兄さんになるんだってよー」
「あの日、母さんと春翔さんがいきなり買い物行ってくるーとか言って2人で待たせられた時に
俺に関わらないでくれって言われたんだ」
「酷いね」
「とんだ冷酷王子だよ!たくー」
「一緒に住むとかマジ無理すぎるー優の家に泊めさせてくれーーー」
「いつでもおいで零なら大歓迎だよ!」
優は零から出た言葉に微笑む
「いやむしろ同居させてくれー」
「可愛いな零は」
「可愛いってなんだよ」
甘えて来た零が愛おしくて優はとっさに可愛いと言ってしまった
引っ越しの日
これで最後、、、
「おもーい零これ持って行ってくれるー?
あれ?零ー?」
「あのこどうしたのかしら?」
「俺が運びます」
「あきとくんありがとう!頼もしい!」
「いえ」
粲斗は謙虚に返した
「あら零ったら寝ちゃったわ」
「疲れたんですねきっと、、、」
「本当無防備なんだから
零は少し頑固なとこあるけど人に頼ることを知らないで気ばっか使う子なんだけど素直でいい子なの!弟としてこれからもよろしくね!」
「そうですね 、、、こちらこそ」
粲斗はソファに寝ていた零に毛布をかける
おっ寝ちゃったー毛布かかってる、、、
母さんかな
「母さんごめん寝ちゃった
あきとくんが零に毛布かけてくれたのよ」
「まじかあいつに寝顔見られたとかはずーっっっ」
「お礼言っておいてね」
(なんだアイツ優しい所あんじゃん母さんの前だからか?)
「ともかさんおはようございます」
粲斗が起きて来た
「昨日はありがと、、、」
すん
粲斗は零の顔を見ずに鞄を持ち学校に登校した。
(んだよお礼言ったのにあの態度ーむかつくーーーー)
きゃー
あきとくん
イケメン
顔面国宝級
こっち見てー
毎朝
粲斗コールがやまない
あいつのどこがいいのかな、、、
零は粲斗の冷たさに苛まれていた
次の日
ピピピピ
やば!遅刻する
あれ?下から音がしない?
母さん置き手紙
「2日程春翔さんと出かけてきます。しっかり学校行くのよ!また帰る時連絡します
粲斗くん零の事よろしくね!」
母さんより❤︎
零はいきなりの母の手紙に驚きを隠せずにいた
2人で2日もあのくそ王子と生活するなんて
鋭い瞳の粲斗の姿が過ぎった
「零くん初めまして!ともかさんにはいつもお世話になってます!」
「さぁどうぞ!」
(とても丁寧で優しそうな人だ)
「初めまして!こちらこそ母さんがいつもお世話になってます!」
「さぁ入って入って」
春翔さんは嬉しそうに出迎えてくれた
「おじゃまします!」
「こちらにどうぞ!」
1人で住むのはもったいないくらいの広さだ
「あら?春翔さん黎斗くんは?」
「もうすぐ帰ってくる頃だが」
「ただいまー」
「来た来た」
(あきと?聞き覚えのある名前、、、まさか!)
パッと零は扉を見た
入学早々突然ぶつかってしまった冷酷王子の事がフラッシュバックした
「えーーーーー」
「どうしたの零?びっくりしたー
もしかして2人はもう学校で会ってたのかしら?」
「ともかさん入学式ぶりですね。俺は知りません初めて会います。」
っておい(覚えてないんかい)
「母さん聞いてない春翔さんに子供がいたなんて」
「あらこの間話したじゃない
でも入学式で零疲れていて寝ちゃったから話が途中までしか聞けてなかったのかな?」
零は理解するのに少し時間がかかった
「ごめんねテヘ」
母は惚けた
なんでこんなことになるんだぁぁぁぁ
「母さんもしかして入学式に話してた人ってこの人?」
「この人って、、、
零のお兄さんになるんだから仲良くしてね」
(俺の兄さん?)
「、、、」
「零くんこれからよろしくね」
黎斗は零にわざとらしく振る舞う
「誰だよ全然違う人じゃねーか」
「よよ、、、ろしくお願いします」
しどろもどろに零は挨拶した
「 そだ!買い出し行かないと!足りないものあるの
「ともかさん僕も行くよ」
「春翔さんありがとう❤︎すぐ戻ってくるね!」
嬉しそうにしている母さんを見て零は引き止められなかった。
家の中には粲斗と零2人きりしばらく沈黙がつづいた
沈黙を回避しようと先に零が口走った
「おいお前この間俺とぶつかって睨んだの覚えてないのかよ」
「覚えてないな」
パッと粲斗は零から目を逸らした
黎斗は零と零の母親が一緒ににいた所を見ていてたので零の存在には気づいていたが知らないふりを何故か突き通した
(絶対こいつ覚えてやがる)
「これから俺の弟になるんだしっかりしてくれよ。あとあまり関わらないでくれ学校でも家でも」
(どうしてこんなに冷たい態度をとるんだ?コイツは)
「ハイハイ分かりましたよ、、、」
こんなんが兄さんなんてごめんだぜ
ぶっ飛んだ冷酷王子だな
春翔さんの子供だと思えない、、、、
母さんたちが帰ってきた
「俺も何か手伝うよ」
零は黎斗と離れたいがために率先して手伝いを行おうとしたが
「座ってて春翔さんと準備するから♡」
「ありがとうございます。」
春翔さんと母さんはニコニコしながらご飯食べてたけどムカついていた俺はイライラを隠しながらだが春翔さんと話している母さんを見ると幸せに感じられ素直に笑う事ができた
(コイツ結構笑うやつなんだ)
粲斗は何気なく笑っていた零を見てふとぶつかった時の零を何となく思い出した。
「また来週に引越しの手伝いをしに行くね!
何か困ったことがあったらなんでも言ってね」
「はいありがとうございますこれから
よろしくお願いします!」
「おやすみなさい!」
「今日は来てくれてありがとう零くん」
(春翔さんと冷酷王子は似ても似つかないなー、、、)
次の日
「優!おはよー」
「おはよ!零どうたった?新しい父さんになる人は」
「春翔さんは優しくてとてもいい人だけど」
零が話を詰まらせた時
「けど?」
「あのイケメン王子が俺の兄さんになるんだ」
「えっ?」
優は聞き返した
「だからあの入学式早々ぶっかってきた冷酷王子が兄さんになるんだってよー」
「あの日、母さんと春翔さんがいきなり買い物行ってくるーとか言って2人で待たせられた時に
俺に関わらないでくれって言われたんだ」
「酷いね」
「とんだ冷酷王子だよ!たくー」
「一緒に住むとかマジ無理すぎるー優の家に泊めさせてくれーーー」
「いつでもおいで零なら大歓迎だよ!」
優は零から出た言葉に微笑む
「いやむしろ同居させてくれー」
「可愛いな零は」
「可愛いってなんだよ」
甘えて来た零が愛おしくて優はとっさに可愛いと言ってしまった
引っ越しの日
これで最後、、、
「おもーい零これ持って行ってくれるー?
あれ?零ー?」
「あのこどうしたのかしら?」
「俺が運びます」
「あきとくんありがとう!頼もしい!」
「いえ」
粲斗は謙虚に返した
「あら零ったら寝ちゃったわ」
「疲れたんですねきっと、、、」
「本当無防備なんだから
零は少し頑固なとこあるけど人に頼ることを知らないで気ばっか使う子なんだけど素直でいい子なの!弟としてこれからもよろしくね!」
「そうですね 、、、こちらこそ」
粲斗はソファに寝ていた零に毛布をかける
おっ寝ちゃったー毛布かかってる、、、
母さんかな
「母さんごめん寝ちゃった
あきとくんが零に毛布かけてくれたのよ」
「まじかあいつに寝顔見られたとかはずーっっっ」
「お礼言っておいてね」
(なんだアイツ優しい所あんじゃん母さんの前だからか?)
「ともかさんおはようございます」
粲斗が起きて来た
「昨日はありがと、、、」
すん
粲斗は零の顔を見ずに鞄を持ち学校に登校した。
(んだよお礼言ったのにあの態度ーむかつくーーーー)
きゃー
あきとくん
イケメン
顔面国宝級
こっち見てー
毎朝
粲斗コールがやまない
あいつのどこがいいのかな、、、
零は粲斗の冷たさに苛まれていた
次の日
ピピピピ
やば!遅刻する
あれ?下から音がしない?
母さん置き手紙
「2日程春翔さんと出かけてきます。しっかり学校行くのよ!また帰る時連絡します
粲斗くん零の事よろしくね!」
母さんより❤︎
零はいきなりの母の手紙に驚きを隠せずにいた
2人で2日もあのくそ王子と生活するなんて
鋭い瞳の粲斗の姿が過ぎった
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