悪役令嬢ですが最強ですよ？？

7歳

野菜only

私のイライラオーラを察知したようで、ミヤとお兄様は
学園に着くまで必死に私の機嫌をとろうとしていた。

でも、2人とも酷いんだよ！！

「リリー機嫌を直してくれ馬車が氷漬けに成ってしまう。」

「リリー様謝りますから機嫌なおしてくださいよ、馬車が壊れます。」

酷いよ！！
氷なんて出してないしちょっと怒ったぐらいで馬車が壊れるわけないでしょ！
わざとちょっとだけ魔力をもらして冷気を出しただけだし！！


まぁ、そんなこんなでやっとつきましたよ。
入学式まで1週間は寮で過ごすことになる。はやくこの暮らしに慣れるようにだ。

「リリーここでお別れかな、じゃあ1週間後に会おうね」

「はい！」

ここでは女性の寮と男性の寮で別れている、当たり前だが異性の寮にいってはならない。
だから学園が始まるまで会う事ができない。

……。えぇ、寂しいですよ！

「リリー様のお部屋は最上階の1番奥ですね。」

「わかったわ。」

寮の部屋は身分が高いと上の階になる。
ほら、自分の上に誰かいるなんて嫌だという人が多いらしいんですよ、そして一番奥はその階でもっとも身分が高い人です。
自分の部屋の前を通さないって事ですよ。

でも、上まで上がるのめんどくさい。
一番下のど真ん中がいいわ。

エレベーターほしいわ

「やっとついたわ」

「1番上は大変ですね、では荷物をしまいましょうか」

「そうね、今日終わらせたら楽そうだからね」

と言っても出すものなんてそんなに無いですよ。
私は無限収納に入れてありますから、せいぜい服と日常製品だけですね。

「…。終わったわね」

「…。終わりましたね」

予定よりはやく終わってしまったわ
これから何をしようかしら

「そうだわ、もうすぐ夜ですからご飯を食べに行きましょうか」

「そうですね。」

ご飯おいしいかな、口にあわなかったらどうしようかしらそうなったら自分で作ればいいか。

「ここが食堂ですね」

「私が頼んできます、リリー様に任せるとデザートしか食べませんからね」

「そ、そんな事ないわよ！たまに違うのも食べるわ！」

「たまにですけどね」

ちょっとこの子反抗期きてるんじゃないかしら？
そりゃ他の人がいない時は普通に話していいと言ったけどなんか、ちがう！

「はい、頼んできましたよ」

「なに…こ、れ」

「なにって、野菜ですよ。」

「えっ、でも野菜だけじゃない！」

「野菜は体にいいんです！さぁ、リリー様残さず食べてくださいね！」

「いゃぁぁああ！！」

侍女選びを間違えたかもしれないと私は本気で思った。