【本編完結】海辺の街のリバイアサン ~わたせなかったプロポーズリングの行方~
恋人のアンリエット・ファーマンへ、タイラー・ダラスはプロポーズを考えつつ、うじうじと言い出せずに過ごしていた。
仕事帰りに待ち合わせたある日、合流したアンリは急に出張に行くことになったとタイラーに謝った。
出張先で悩ませても悪いと考えたタイラーはプロポーズを先送りしてしまう。
ところが、アンリは出張先で海難事故にあい、帰らぬ人となってしまう。
プロポーズがはたせなかった後悔に苛まれ、永遠の別れに打ちひしがれるタイラーは空っぽになった気持ちと時間を埋めるため仕事へと傾倒していく。
アンリだったらどうだろうと考え、今は亡き後姿を追いかけるように、彼女と自分を重ね合わせ努力するうちにあれよあれよと仕事で結果が出るようになる。
その過程で資産家のシーザー・グレミリオンと知り合った。
ある時、シーザーからの仕事の依頼で、出向いてほしい場所があると告げられる。その地は、アンリが海難事故にあった海辺の街であった。これも何かの縁だとタイラーはシーザーの誘いに乗る。
アンリを飲み込んだ海の傍にある、彼女が一緒に行きたいと言った海辺の街で、失った恋人と決別し、新たに人生を踏み出そうとタイラーは決意した。
海辺の街で、タイラーはシーザーの別荘に滞在する。
そこには、シーザーの妹のロビンと、使用人のソニアという二十歳前後の少女が二人で暮らしていた。
髪色も年齢も違うのにソニアはどことなくアンリに似ていた。
タイラーは、そんなソニアという少女に少しずつ惹かれていく。
二人が近づくごとに、アンリの消息と海辺の街から見える小島で伝わる人魚伝説が繋がっていき、海難事故の真相が明らかになっていく。
※モチーフ、人魚姫。
※本編40話。最終話予約投稿済。
仕事帰りに待ち合わせたある日、合流したアンリは急に出張に行くことになったとタイラーに謝った。
出張先で悩ませても悪いと考えたタイラーはプロポーズを先送りしてしまう。
ところが、アンリは出張先で海難事故にあい、帰らぬ人となってしまう。
プロポーズがはたせなかった後悔に苛まれ、永遠の別れに打ちひしがれるタイラーは空っぽになった気持ちと時間を埋めるため仕事へと傾倒していく。
アンリだったらどうだろうと考え、今は亡き後姿を追いかけるように、彼女と自分を重ね合わせ努力するうちにあれよあれよと仕事で結果が出るようになる。
その過程で資産家のシーザー・グレミリオンと知り合った。
ある時、シーザーからの仕事の依頼で、出向いてほしい場所があると告げられる。その地は、アンリが海難事故にあった海辺の街であった。これも何かの縁だとタイラーはシーザーの誘いに乗る。
アンリを飲み込んだ海の傍にある、彼女が一緒に行きたいと言った海辺の街で、失った恋人と決別し、新たに人生を踏み出そうとタイラーは決意した。
海辺の街で、タイラーはシーザーの別荘に滞在する。
そこには、シーザーの妹のロビンと、使用人のソニアという二十歳前後の少女が二人で暮らしていた。
髪色も年齢も違うのにソニアはどことなくアンリに似ていた。
タイラーは、そんなソニアという少女に少しずつ惹かれていく。
二人が近づくごとに、アンリの消息と海辺の街から見える小島で伝わる人魚伝説が繋がっていき、海難事故の真相が明らかになっていく。
※モチーフ、人魚姫。
※本編40話。最終話予約投稿済。
目次
感想
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
王が気づいたのはあれから十年後
基本二度寝
恋愛
王太子は妃の肩を抱き、反対の手には息子の手を握る。
妃はまだ小さい娘を抱えて、夫に寄り添っていた。
仲睦まじいその王族家族の姿は、国民にも評判がよかった。
側室を取ることもなく、子に恵まれた王家。
王太子は妃を優しく見つめ、妃も王太子を愛しく見つめ返す。
王太子は今日、父から王の座を譲り受けた。
新たな国王の誕生だった。
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
五年目の浮気、七年目の破局。その後のわたし。
あとさん♪
恋愛
大恋愛での結婚後、まるまる七年経った某日。
夫は愛人を連れて帰宅した。(その愛人は妊娠中)
笑顔で愛人をわたしに紹介する夫。
え。この人、こんな人だったの(愕然)
やだやだ、気持ち悪い。離婚一択!
※全15話。完結保証。
※『愚かな夫とそれを見限る妻』というコンセプトで書いた第四弾。
今回の夫婦は子無し。騎士爵(ほぼ平民)。
第一弾『妻の死を人伝てに聞きました。』
第二弾『そういうとこだぞ』
第三弾『妻の死で思い知らされました。』
それぞれ因果関係のない独立したお話です。合わせてお楽しみくださると一興かと。
※この話は小説家になろうにも投稿しています。
※2024.03.28 15話冒頭部分を加筆修正しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる