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実家に向かう
青いリンゴ
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僕は美味しそうなケーキをフォークで切り、食べやすい大きさにした後、ルパの口に運ぶ。
「モグモグ……。ん~、美味しい~」
ルパの幸せそうな顔を見ると僕もほっとする。一年以上前、ルパはほぼ笑わなかった。幸せそうな表情なんてほぼしていなかった。でも、今は時おり嬉しそうな顔を見せるようになった。
ルパの心が少しずつ癒えているのか、変わっているのかわからないが、どうか今のまま幸せそうでいてほしい。
「うぅ……。ニクスさん! 私にもあ~んってしてください!」
ミアは持っていたショートケーキを僕に渡してきた。
僕は皿を受け取り、フォークで一口ほどの大きさに切った後、ミアの口に運ぶ。
「モグモグ……。んっ……、お、美味しい」
ミアは先ほどまで美味しくなかったかのような言いかたをした。
「でしょでしょ、ニクスに食べさせてもらうとね、すごく美味しく感じるの。不思議だよね」
ルパはミアの方を向いて笑顔になる。
「も、もう一回お願いします」
「もちろん」
僕はミアの口にケーキを運ぶ。ミアは僕が差し出した紅茶と共に、口の中に入っていたケーキを胃に流し込んだ。
「ぷはっ。お、美味しいです。さっきまでと味が全然違います。どうなっているんですか」
「確かなことはわからないけど、料理は皆と一緒に食べた方が美味しいってことだと思う。ミアの幸せそうな顔が見れて僕も凄く幸せな気分になるんだよ。もちろん、ルパもね」
「…………」
ミアは大きく見開いた。琥珀色の瞳を輝かせて大粒の涙を流す。泣き虫のミアのことだから、感情が溢れてしまったのかもしれない。
「ミア、大丈夫?」
ルパはミアが泣いてしまったのが心配なのか、近寄ってギュッと抱き着いた。
「ありがとう、ルパちゃん……。家族のことをちょっと思い出しちゃった……」
ミアは涙を拭き、ルパの手をギュッと握って感謝していた。
辛い思い出を見たわけじゃないだろう。なんせ、ミアの笑顔がとても綺麗だった。あんな表情は辛い思いでからは生まれない。家族との楽しい思い出を見ていたんだ。
「ミア、僕たちは仲間だけど、家族の血筋にも負けない絆で結ばれている。血は繋がっていなくとも、絆は簡単に立ち切られたりしない。不安なことがあるなら、僕でもルパでもプルスにでも、相談したらいい。親身に聞いてくれるはずだ。逆に、僕の話も親身に聞いてくれると嬉しい」
僕はミアの目尻に溜まった涙を人差し指の第二関節の外側で掬い取り、可愛らしい顏をしみったれた涙から守る。
「ミアは笑っている顔の方が可愛いよ。凛と咲くヒマワリの花の輝きにも劣らない笑顔だ」
「…………ニクスさんって、たまに大げさに言う時がありますよね」
ミアは僕の美徳に笑い、僕の指にキスしてくる。どうやら、僕の言いたいことがミアには伝わっていたようだ。美しく感謝されるとは思わなかった。
「え、なになに? 二人共何言ってるの?」
芸術がよくわからないルパは何が何だかわからない様子で、頭に? を浮かべている。それもまた一興だ。
「ぴよぉ~。主の感性に付き合う必要はありませんよ~」
プルスは全く興味ないと言いたげな表情であくびをする。
僕たちは食事を終え、部屋に戻り、三人と一羽でお風呂に入る。お風呂は大きめで丸形だ。
「ふうぅ~。ざっば~ん!」
ルパは体の汗をお湯で流したらお風呂に飛び込んだ。僕たちに大量のお湯が掛かり、かけ湯をする必要はなくなったが、危ない行為なのでしっかりと注意する。
すると、ルパはニシシと笑っては~いと締まりのない返事をする。僕のことを嫌わなくなってくれたのは嬉しいが、どうも舐められているのだろうか。そう思っていると、ミアが僕の耳に小さな声で解説した。
「ルパちゃんはニクスさんに構ってもらえてうれしいだけですよ。いつも一緒にいてしっかり叱ってくれる存在がいるのはとても嬉しいことなんです」
「そ、そうなんだ。舐められている訳じゃないんだね」
「ニクスさんをたくさん舐めるのは私の方ですけどね」
ミアは小さな舌をペロッと出し、左手の親指と人差し指の先っぽをくっ付けた。
「な……。またそんな破廉恥っぽいことを言う……」
「二人共早く早く~。お風呂、気持ちいいよ~」
「はいはい。わかったよ。そんなに急かさなくても入るから」
僕とミアはお風呂に入り、三九度ほどのお湯で身が解れる。プルスを水面に置き、船のように漂わせる。
ルパは左脇、ミアは右脇により、僕の腕を肩に乗せていた。
ルパは僕に抱き着くようにして疲れを癒し、ミアは僕の肩に頬を摺り寄せるようにして心地よさそうにしている。
お湯の中は温かく体の血液が全身に回るため、下半身に血液がとどまらず立ち上がることはなかった。気を緩めていると立ちにくいらしい。まあ、ミアが時おり、淫猥な表情をするため危なっかしいが、その都度頬を摘まんだり、デコピンしたりして叱っている。
「ねえ、ニクス……。お湯って何度あるの……?」
「んっと、三九度くらいかな。そこまで熱くないよ」
「そうなんだ……。なんか、胸のあたりが無駄に熱くて……。風邪かな?」
ルパは蕩けた瞳を潤わせながら僕の方を見て来た。僕の下半身が一瞬で反応してしまい、冷や汗というか、よくわからない汗が流れる。
「えっと……。苦しいとか、頭が痛いとかはない?」
「うん……。あ、でも。なんか胸がギュッとする感じ……。何だろう、病気かな。怖いよ」
ルパは恐怖からか、僕の体に密着してくる。ミアほど大きくはないが、ルパだって来年で成人する一四歳の女の子だ。所々柔らかくなっている訳で、男の僕としてはとても魅力が溢れて見えてしまう。大人と子供の間、その魅惑さが、青いリンゴと真っ赤なリンゴの中間点という、一番この先が気になると言った時期、今まさにルパがそうだ。
手を出してしまえば青すぎて美味しくない。でも、あと一日待てば赤くなりそうなほど大きくて美味しそうな青いリンゴがなっていたら食べて見たくなるのが人の性。ここで我慢できてこそ、本当の男のはずだ。
第一、ルパが僕に対してどういう感情を持っているのか謎だ。しっかりと確かめてからじゃないと死にたい思いをする羽目になるだろう。
「モグモグ……。ん~、美味しい~」
ルパの幸せそうな顔を見ると僕もほっとする。一年以上前、ルパはほぼ笑わなかった。幸せそうな表情なんてほぼしていなかった。でも、今は時おり嬉しそうな顔を見せるようになった。
ルパの心が少しずつ癒えているのか、変わっているのかわからないが、どうか今のまま幸せそうでいてほしい。
「うぅ……。ニクスさん! 私にもあ~んってしてください!」
ミアは持っていたショートケーキを僕に渡してきた。
僕は皿を受け取り、フォークで一口ほどの大きさに切った後、ミアの口に運ぶ。
「モグモグ……。んっ……、お、美味しい」
ミアは先ほどまで美味しくなかったかのような言いかたをした。
「でしょでしょ、ニクスに食べさせてもらうとね、すごく美味しく感じるの。不思議だよね」
ルパはミアの方を向いて笑顔になる。
「も、もう一回お願いします」
「もちろん」
僕はミアの口にケーキを運ぶ。ミアは僕が差し出した紅茶と共に、口の中に入っていたケーキを胃に流し込んだ。
「ぷはっ。お、美味しいです。さっきまでと味が全然違います。どうなっているんですか」
「確かなことはわからないけど、料理は皆と一緒に食べた方が美味しいってことだと思う。ミアの幸せそうな顔が見れて僕も凄く幸せな気分になるんだよ。もちろん、ルパもね」
「…………」
ミアは大きく見開いた。琥珀色の瞳を輝かせて大粒の涙を流す。泣き虫のミアのことだから、感情が溢れてしまったのかもしれない。
「ミア、大丈夫?」
ルパはミアが泣いてしまったのが心配なのか、近寄ってギュッと抱き着いた。
「ありがとう、ルパちゃん……。家族のことをちょっと思い出しちゃった……」
ミアは涙を拭き、ルパの手をギュッと握って感謝していた。
辛い思い出を見たわけじゃないだろう。なんせ、ミアの笑顔がとても綺麗だった。あんな表情は辛い思いでからは生まれない。家族との楽しい思い出を見ていたんだ。
「ミア、僕たちは仲間だけど、家族の血筋にも負けない絆で結ばれている。血は繋がっていなくとも、絆は簡単に立ち切られたりしない。不安なことがあるなら、僕でもルパでもプルスにでも、相談したらいい。親身に聞いてくれるはずだ。逆に、僕の話も親身に聞いてくれると嬉しい」
僕はミアの目尻に溜まった涙を人差し指の第二関節の外側で掬い取り、可愛らしい顏をしみったれた涙から守る。
「ミアは笑っている顔の方が可愛いよ。凛と咲くヒマワリの花の輝きにも劣らない笑顔だ」
「…………ニクスさんって、たまに大げさに言う時がありますよね」
ミアは僕の美徳に笑い、僕の指にキスしてくる。どうやら、僕の言いたいことがミアには伝わっていたようだ。美しく感謝されるとは思わなかった。
「え、なになに? 二人共何言ってるの?」
芸術がよくわからないルパは何が何だかわからない様子で、頭に? を浮かべている。それもまた一興だ。
「ぴよぉ~。主の感性に付き合う必要はありませんよ~」
プルスは全く興味ないと言いたげな表情であくびをする。
僕たちは食事を終え、部屋に戻り、三人と一羽でお風呂に入る。お風呂は大きめで丸形だ。
「ふうぅ~。ざっば~ん!」
ルパは体の汗をお湯で流したらお風呂に飛び込んだ。僕たちに大量のお湯が掛かり、かけ湯をする必要はなくなったが、危ない行為なのでしっかりと注意する。
すると、ルパはニシシと笑っては~いと締まりのない返事をする。僕のことを嫌わなくなってくれたのは嬉しいが、どうも舐められているのだろうか。そう思っていると、ミアが僕の耳に小さな声で解説した。
「ルパちゃんはニクスさんに構ってもらえてうれしいだけですよ。いつも一緒にいてしっかり叱ってくれる存在がいるのはとても嬉しいことなんです」
「そ、そうなんだ。舐められている訳じゃないんだね」
「ニクスさんをたくさん舐めるのは私の方ですけどね」
ミアは小さな舌をペロッと出し、左手の親指と人差し指の先っぽをくっ付けた。
「な……。またそんな破廉恥っぽいことを言う……」
「二人共早く早く~。お風呂、気持ちいいよ~」
「はいはい。わかったよ。そんなに急かさなくても入るから」
僕とミアはお風呂に入り、三九度ほどのお湯で身が解れる。プルスを水面に置き、船のように漂わせる。
ルパは左脇、ミアは右脇により、僕の腕を肩に乗せていた。
ルパは僕に抱き着くようにして疲れを癒し、ミアは僕の肩に頬を摺り寄せるようにして心地よさそうにしている。
お湯の中は温かく体の血液が全身に回るため、下半身に血液がとどまらず立ち上がることはなかった。気を緩めていると立ちにくいらしい。まあ、ミアが時おり、淫猥な表情をするため危なっかしいが、その都度頬を摘まんだり、デコピンしたりして叱っている。
「ねえ、ニクス……。お湯って何度あるの……?」
「んっと、三九度くらいかな。そこまで熱くないよ」
「そうなんだ……。なんか、胸のあたりが無駄に熱くて……。風邪かな?」
ルパは蕩けた瞳を潤わせながら僕の方を見て来た。僕の下半身が一瞬で反応してしまい、冷や汗というか、よくわからない汗が流れる。
「えっと……。苦しいとか、頭が痛いとかはない?」
「うん……。あ、でも。なんか胸がギュッとする感じ……。何だろう、病気かな。怖いよ」
ルパは恐怖からか、僕の体に密着してくる。ミアほど大きくはないが、ルパだって来年で成人する一四歳の女の子だ。所々柔らかくなっている訳で、男の僕としてはとても魅力が溢れて見えてしまう。大人と子供の間、その魅惑さが、青いリンゴと真っ赤なリンゴの中間点という、一番この先が気になると言った時期、今まさにルパがそうだ。
手を出してしまえば青すぎて美味しくない。でも、あと一日待てば赤くなりそうなほど大きくて美味しそうな青いリンゴがなっていたら食べて見たくなるのが人の性。ここで我慢できてこそ、本当の男のはずだ。
第一、ルパが僕に対してどういう感情を持っているのか謎だ。しっかりと確かめてからじゃないと死にたい思いをする羽目になるだろう。
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