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鶏を買ったら……知り合いが増えた。
お湯の出る泉
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「はぁ、はぁ、はぁ。これだけ寒いと動物と魔物が全然いないね。皆、寒いのが嫌いなのかな」
「どうだろうね。僕は魔物についてあまり詳しく知らないから、何も考えず進むのは危ないよ。あと、地面が滑りやすいから気を付けてね」
「私が滑って転ぶわけないでしょ。しっかり踏みしめて歩いているんだから、絶対に転ばない。靴をちゃんと履いてるから、絶対絶対転ばない」
「ルパ、絶対なんて言葉はあてにしない方がいよ。絶対なんてありえないんだ」
「ふん。ふん。ふん。んあっ!」
ルパは凍結した水の上に足を置いてしまい滑った。情けない声を発し、転んだ場面を見られてしまったルパは戸惑いながら立ち上がって歩きだす。
「ね、ルパ。絶対じゃなかったでしょ」
「う、うぅ……」
ルパは恥ずかしそうな顔で俯き、足を一歩一歩確かに進める。数ヶ月前、プルスと共に進んでいた道を歩いていたが、時間が掛かるので地面に積もった雪を溶かしてもらい、走りやすいようにしてもらう。
走りやすくなった地面を駆けていくと辺りが白い靄に包まれている場所に到着し、警戒しながらさらに進む。靄を抜けると大きな泉があり、泉の周りには雪が積もっていなかった。
「うわぁ~。凄い綺麗! なんか輝いてるよ」
「ダイヤモンドダスト……。なのか」
僕達は泉の中をみる。底は深くない。加えて掌を泉の中に入れてみると熱湯のように火傷するほどでもなかった。本当に丁度いい温度。これくらいのお湯に漬かりたかったんだと思える最適な温度で、僕達は待ちきれなかった。体の汗を流してから入ろうと思っていたのだが、いつの間にか全裸になって飛び込んでいた。
泉に二本の水柱が立ち、体がホカホカになっていくのを感じる。水面から顔を出し、手の平で顔に掛かった水を拭った。
「はぁ~。す、すごい……。気持ちィ……」
「ほんとだぁ、解けそうぉ……」
ルパと僕はヘロヘロになった顔を見合わせ、少し微笑んだあと温かいお湯の湧き出る泉を楽しんだ。あまりに気持ちがいいので全身が脱力してしまう。体の疲れが一気に抜け、活力が沸いてきた。
「ルパ……、ここ凄いね……」
「うん、すごい……。どんなに辛い鍛錬をしてもこの泉に来れば疲れを癒せそう。ニクスもそう思わない?」
「僕もそう思う。まさかお湯につかれる日が来るなんて思ってもみなかったよ。まだ入って数分しか経ってないけど、体の解れ具合が凄い。これだけ脱力できれば疲れなんて吹っ飛んじゃう。明日からもう少し厳しい鍛錬にしてもいいかもね。こんなにいい場所があるなんて。もっと早くから着ていればよかった」
僕はまったりしながらお風呂につかっている。温かいお湯に漬かるという行為がこれほどまで幸せを感じられると思わなかった。ルパの方も凄く幸せそうだ。
僕とルパは体を温めたあと、体を布で擦り、綺麗にしていく。綺麗にしたあとはプルスに全身の水を燃やしてもらい、肌質がさらっとしたあと服を着て炎の衣を身にまとう。ルパの体から白い湯気が立ち、僕の方からも現れている。手で仰ぐと涼しいくらいに体が温まった。
「はぁ、最高だった。明日も鍛錬し終わったらここに来よう! いい!」
ルパは僕の方に駆け寄って来て大きな声で叫ぶ。
「そんなに気に行ったんだ。まぁ、気にいったのは僕もだけどね」
「じゃあ、明日もこの泉に来るって約束ね。たとえ雨でも来るからね!」
「はいはい。一緒に入りに来ようね」
温かいお湯に入り終えた僕達は進んできた道を戻っていた。
その間。ケルウスの群れを見つけた。大きな角が生えた四足歩行の動物で臭みがなく美味しい肉が特徴だ。森に全然入らなかったので実際に見るのは初めてだが、露店で売られている時に購入し食べた経験がある。ルパも美味しいと言っていたし、夕食の調達はまだだったので丁度よかった。
雄が一頭と雌が三頭いて、子供が三頭。皆が中良さそうにしているところを襲おうとしていたが、殺すのはいたたまれなくなり、ケルウスを襲うのはやめた。
「ニクス、何で襲わないの? せっかくあれだけいるんだから一頭くらい殺してもいいじゃん」
「でもあの感じ……、家族だよ。家族の誰かを殺すなんてちょっと……」
「相手は動物だよ。自然は弱肉強食なの。弱い者が強い者に食われる。そんなの獣族の子供でも知っているよ。私達が戦ってあのケルウスに勝てたら食べてもいいんだよ」
「でもさ、僕達は角ウサギを食べれば満足するでしょ。わざわざ家族の中を引き裂いてまでケルウスの肉を食べたいとは思わないよ」
「はぁ……。優しいのか意気地なしなのか……。ニクス、そんな綺麗ごと言ってたらいつか後悔するんじゃないの」
「そうかもね。ルパの言う通り、綺麗ごとを言っていても現実は上手くいかない……」
「主、ブラックベアーが現れました。戦いますか?」
プルスは頭上で翼をはためかし、聞いてくる。
「え? こんなに雪が降っているのにブラックベアーが現れるの」
ルパと僕はブラックベアーに苦い思い出があるので抱き合い、恐怖に震える。
「ルパ、逃げよう。ブラックベアーに取ったら僕達が餌だ。僕達も鍛錬後だからヘトヘトだし、無理に戦う必要はない」
「う、うん。私、角ウサギでいい。どの肉を食べても角ウサギの肉を超えられないくらい好きだから、夕食は角ウサギの肉にする」
ルパは恐怖から僕の胸に顔を埋め、ぎゅっと抱き着いている。
白い雪が積もり重くしなびている枝から雪がばさりと落ちてくる。同時にブラックベアーが僕達に気づいたのか雪の森の中を普通の人ではあり得ないくらいの速度で走ってきた。
「プルス、炎の翼をお願い」
「了解です」
プルスは僕の背中にくっ付き、炎の翼を出現させた。僕はルパをぎゅっと抱きしめて跳躍する。すると、森の中を一瞬にして抜け、上空二〇メートル付近に浮遊した。
「うぅ……。ニクス、怖いよぉ。ブラックベアー怖いよぉ……」
「もう心配いらないよ。ブラックベアーは空を飛んでこれない。だから、ここにいれば絶対に安全だ。僕はルパを絶対に離さないから怖がらなくてもいい」
「うん……」
僕はルパを抱きかかえたまま家まで飛んで行った。滑空するだけであっという間に到着し、ことなきを得る。僕達は焚火を囲い、ルパの手料理を食べた。夜も深まり勉強の方もぼちぼち進み、ルパは眠ってしまった。
昨日と同じようにルパを布団のある枯れ草の上に乗せ布団をかぶせる。僕も中に入り、ルパの温もりを感じる。少しの間ルパの手を握っているとルパの方から僕に抱き着いてきた。
はじめてお湯の湧き出る泉に入ったが睡眠の質があまりにも違った。一瞬にして深い睡眠へと落ちていく。
「どうだろうね。僕は魔物についてあまり詳しく知らないから、何も考えず進むのは危ないよ。あと、地面が滑りやすいから気を付けてね」
「私が滑って転ぶわけないでしょ。しっかり踏みしめて歩いているんだから、絶対に転ばない。靴をちゃんと履いてるから、絶対絶対転ばない」
「ルパ、絶対なんて言葉はあてにしない方がいよ。絶対なんてありえないんだ」
「ふん。ふん。ふん。んあっ!」
ルパは凍結した水の上に足を置いてしまい滑った。情けない声を発し、転んだ場面を見られてしまったルパは戸惑いながら立ち上がって歩きだす。
「ね、ルパ。絶対じゃなかったでしょ」
「う、うぅ……」
ルパは恥ずかしそうな顔で俯き、足を一歩一歩確かに進める。数ヶ月前、プルスと共に進んでいた道を歩いていたが、時間が掛かるので地面に積もった雪を溶かしてもらい、走りやすいようにしてもらう。
走りやすくなった地面を駆けていくと辺りが白い靄に包まれている場所に到着し、警戒しながらさらに進む。靄を抜けると大きな泉があり、泉の周りには雪が積もっていなかった。
「うわぁ~。凄い綺麗! なんか輝いてるよ」
「ダイヤモンドダスト……。なのか」
僕達は泉の中をみる。底は深くない。加えて掌を泉の中に入れてみると熱湯のように火傷するほどでもなかった。本当に丁度いい温度。これくらいのお湯に漬かりたかったんだと思える最適な温度で、僕達は待ちきれなかった。体の汗を流してから入ろうと思っていたのだが、いつの間にか全裸になって飛び込んでいた。
泉に二本の水柱が立ち、体がホカホカになっていくのを感じる。水面から顔を出し、手の平で顔に掛かった水を拭った。
「はぁ~。す、すごい……。気持ちィ……」
「ほんとだぁ、解けそうぉ……」
ルパと僕はヘロヘロになった顔を見合わせ、少し微笑んだあと温かいお湯の湧き出る泉を楽しんだ。あまりに気持ちがいいので全身が脱力してしまう。体の疲れが一気に抜け、活力が沸いてきた。
「ルパ……、ここ凄いね……」
「うん、すごい……。どんなに辛い鍛錬をしてもこの泉に来れば疲れを癒せそう。ニクスもそう思わない?」
「僕もそう思う。まさかお湯につかれる日が来るなんて思ってもみなかったよ。まだ入って数分しか経ってないけど、体の解れ具合が凄い。これだけ脱力できれば疲れなんて吹っ飛んじゃう。明日からもう少し厳しい鍛錬にしてもいいかもね。こんなにいい場所があるなんて。もっと早くから着ていればよかった」
僕はまったりしながらお風呂につかっている。温かいお湯に漬かるという行為がこれほどまで幸せを感じられると思わなかった。ルパの方も凄く幸せそうだ。
僕とルパは体を温めたあと、体を布で擦り、綺麗にしていく。綺麗にしたあとはプルスに全身の水を燃やしてもらい、肌質がさらっとしたあと服を着て炎の衣を身にまとう。ルパの体から白い湯気が立ち、僕の方からも現れている。手で仰ぐと涼しいくらいに体が温まった。
「はぁ、最高だった。明日も鍛錬し終わったらここに来よう! いい!」
ルパは僕の方に駆け寄って来て大きな声で叫ぶ。
「そんなに気に行ったんだ。まぁ、気にいったのは僕もだけどね」
「じゃあ、明日もこの泉に来るって約束ね。たとえ雨でも来るからね!」
「はいはい。一緒に入りに来ようね」
温かいお湯に入り終えた僕達は進んできた道を戻っていた。
その間。ケルウスの群れを見つけた。大きな角が生えた四足歩行の動物で臭みがなく美味しい肉が特徴だ。森に全然入らなかったので実際に見るのは初めてだが、露店で売られている時に購入し食べた経験がある。ルパも美味しいと言っていたし、夕食の調達はまだだったので丁度よかった。
雄が一頭と雌が三頭いて、子供が三頭。皆が中良さそうにしているところを襲おうとしていたが、殺すのはいたたまれなくなり、ケルウスを襲うのはやめた。
「ニクス、何で襲わないの? せっかくあれだけいるんだから一頭くらい殺してもいいじゃん」
「でもあの感じ……、家族だよ。家族の誰かを殺すなんてちょっと……」
「相手は動物だよ。自然は弱肉強食なの。弱い者が強い者に食われる。そんなの獣族の子供でも知っているよ。私達が戦ってあのケルウスに勝てたら食べてもいいんだよ」
「でもさ、僕達は角ウサギを食べれば満足するでしょ。わざわざ家族の中を引き裂いてまでケルウスの肉を食べたいとは思わないよ」
「はぁ……。優しいのか意気地なしなのか……。ニクス、そんな綺麗ごと言ってたらいつか後悔するんじゃないの」
「そうかもね。ルパの言う通り、綺麗ごとを言っていても現実は上手くいかない……」
「主、ブラックベアーが現れました。戦いますか?」
プルスは頭上で翼をはためかし、聞いてくる。
「え? こんなに雪が降っているのにブラックベアーが現れるの」
ルパと僕はブラックベアーに苦い思い出があるので抱き合い、恐怖に震える。
「ルパ、逃げよう。ブラックベアーに取ったら僕達が餌だ。僕達も鍛錬後だからヘトヘトだし、無理に戦う必要はない」
「う、うん。私、角ウサギでいい。どの肉を食べても角ウサギの肉を超えられないくらい好きだから、夕食は角ウサギの肉にする」
ルパは恐怖から僕の胸に顔を埋め、ぎゅっと抱き着いている。
白い雪が積もり重くしなびている枝から雪がばさりと落ちてくる。同時にブラックベアーが僕達に気づいたのか雪の森の中を普通の人ではあり得ないくらいの速度で走ってきた。
「プルス、炎の翼をお願い」
「了解です」
プルスは僕の背中にくっ付き、炎の翼を出現させた。僕はルパをぎゅっと抱きしめて跳躍する。すると、森の中を一瞬にして抜け、上空二〇メートル付近に浮遊した。
「うぅ……。ニクス、怖いよぉ。ブラックベアー怖いよぉ……」
「もう心配いらないよ。ブラックベアーは空を飛んでこれない。だから、ここにいれば絶対に安全だ。僕はルパを絶対に離さないから怖がらなくてもいい」
「うん……」
僕はルパを抱きかかえたまま家まで飛んで行った。滑空するだけであっという間に到着し、ことなきを得る。僕達は焚火を囲い、ルパの手料理を食べた。夜も深まり勉強の方もぼちぼち進み、ルパは眠ってしまった。
昨日と同じようにルパを布団のある枯れ草の上に乗せ布団をかぶせる。僕も中に入り、ルパの温もりを感じる。少しの間ルパの手を握っているとルパの方から僕に抱き着いてきた。
はじめてお湯の湧き出る泉に入ったが睡眠の質があまりにも違った。一瞬にして深い睡眠へと落ちていく。
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