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第十八話 狸に手紙をもらった少年
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鶴は仕事上がりに、蔵書室に寄っていた。
狸は何が好きなのだろう、鍋狸も狸である。きっと同じものが好きだと思ったのだ。
狸を調べる際に、どういう物から調べようかと考えていた彼女は、動物などの図書がある場所で、狸に該当しそうな物を探していた。
だがどこから引けばいいのかわからない。うう、と唸り声をあげた時だ。
「ねー、おねーさん何うんうんうなってんの? まじうける」
けらけらと笑う明るい声が脇から響き、鶴は一瞬口が引きつった。
「探し物が見つからないの」
「何探してんの? 手伝ってあげよーか?」
「君が分かるかな……」
「お、失礼なおねーさんだね! 司書の資格は持ってんのよおれ」
笑ったのは明るい笑顔が特徴的な、髪を短く刈り上げた少年だ。鶴よりは絶対に年下である。
しかし司書というなら、この蔵書室の中身にも詳しいだろう。
何かあるかもしれない、からかわれているのかもしれないが、聞いてみてもいいだろう。
彼女はどうせ答えは返ってこないと思いながら、口を開いた。
「たぬき、を調べたいの」
「え、狸? おねーさん、そりゃこの棚じゃないから見つからないよ」
「動物でしょう」
「ああ、そういう勘違い? 狸は悪獣だよ。南の狸は悪獣に格が上がりやすいから、動物と違う棚に入ってんの」
「……」
鶴は沈黙した。確かに南の悪獣は、鍛冶鉄鎚の大狸、と舞が言っていたではないか。そんな事もすっかり忘れてしまったから、探し方を間違えたのだろう。
だがあんな会話の軽いノリの中で、言われた事を覚えていようというのも難しい。
「おねーさん狸被害に遭ったの? 一回山の中で迷子になっちゃった系?」
「いや、違う。何を好んで食べるのかな、と思って」
「へー、珍しい」
彼は先に歩いて鶴を案内しながら、喋り続ける。
「あいつら天ぷらとか脂っこいもの大好き。雑食だけどどっちかっていうと草食寄りなのが基本の生態で、肉より魚派だとかなんとか」
「君詳しい?」
鶴は、まるで相手が見てきたかのように喋るため、この少年は狸マニアなのだろうか、と思ってしまった。
彼女の考えに気が付いたのかいないのか、少年が首を横に振った。
「おれ遭難組なの。当時つるんでた不良集団で、馬鹿やって、そのあたりの村の人が止めるのも無視して、真冬の真夜中の夜に山に入ったの」
「よ、よく生きてたね……」
真冬の真夜中の山など、完全に自殺志願者ではないか。
よくまあここに生きて帰ってこれたものだ、と彼女が呆気にとられると、少年が腕を組んでいった。
「で、仲間たちともすぐにはぐれてさ。いや、雷気がない山の中って本当に真っ暗なのね! すぐに皆して迷子になって、石に躓いて足くじいて、馬鹿だったから防寒具とかも何にも持たないで山入ったから、寒くて」
彼は大きく身震いしてから、話を続ける。
「そんな時、行灯片手の狸の集団に出会ったんだ」
「行灯片手の狸の集団……」
鶴は想像しようとして、どう頑張ってもブンブクとその仲間たちが行灯を持って行進しているさましか思い浮かばなかった。
だがそれもかなり衝撃的な光景のはずだ。
「寒さで幻覚見てるのかと思ったら、そいつらが寄ってきて、びっくりしたぞ、喋るんだ。『坊主、こんな真冬にそんな格好で山なんか歩くんじゃねえ、今は夜だぞ、何してんだ』って。当時おれ、結構粋がってたから、
「うるせえ、ほっとけ!!」
って言ったんだけど、そいつらどっかから添え木とか持ってきて、いつの間にか近くに騎獣までやってきて、また聞いてきたんだ。『坊主、まだ子供だから優しくしてやるよ、駄賃はちょいとばかり貰うけど。ほら、この騎獣に乗って帰りたい場所を念じるんだ、そこに一番近い道まで送ってやる』とか言われて、もう幻覚なのか現実なのかわからないけど、足は痛いし寒いしお腹もすいたし、やってやろうじゃないかと思って、その毛むくじゃらの騎獣に乗って、家に帰るって思ったら……家に帰らなかった事と、山に行くって友達から聞きだした事からやってきていた捜索隊の、荷車に転がってた」
「それはよかったね……」
「その時、鞄の中に揚げせんべいとか入ってたんだけど、皆無くなってたんだ。それを聞いた捜索隊の人が、それは運がいい、南の悪獣は食べ物と引き換えに家に帰してくれるんだ、って教えてくれて。……その後、家に手紙が届いてさ」
「手紙?」
鶴が怪訝そうな顔をすると、彼は頷く。
「切手も消印も、住所も書かれていないどこにでもある茶封筒の中に、達筆で”あの揚げせんべいうまかった、あれはどこが製造元だか教えてほしい、次に会いたければ野菜の天ぷらを重箱一杯にしてくれるとなおよし“って書かれてて……」
「君まさか狸と文通しているの?」
「とりあえず郵便ポストに、揚げせんべいの製造元の住所とか調べて書いて、次は遭難しないから会いません、って書いたら、その返事がすぐにきて、あれから手紙は出してない」
「返事は?」
「製造元をありがとう。会わない方が幸せな人生かは誰もわからない。若者よ、無茶と勇敢は別物だと覚えておくといい」
「まるで人生の先輩のような手紙ね……」
「おれもそう思う。その後調べたら、鞄の中に食べ物が入ってた仲間は荷車に気付いたら乗せられていて、入ってなかった奴は糞だまりに落とされてて、って分かって、運がよかったなと」
「糞だまりはね……一生忘れられないからね」
「だからおねーさんが何で、狸の好きな物知りたいのか興味あるの」
「それはお姉さんの個人的な事だから、君には話さないよ」
「そっかー」
彼は意外とあっさりと引き、鶴を棚に案内すると受付の方に向っていった。
鶴はその棚を見て、南の悪獣対策やら、南の悪獣全集といった、いかにも悪獣対策の本ばかりであったため、調べられないな、とぼやいた。
これは狸と友好的になる方法が書かれている本ではない。
どちらかというと嫌っている方面の本である。
確かに先ほどの少年は、狸のことが書かれている棚を教えてくれたわけだが……彼女は鍋狸に何か好物を食べさせてやりたかったのだ。
「……天ぷら、天ぷら?」
あの鍋狸は総菜の天ぷらを食べるだろうか。別に食べなくても自分で食べればいい。
先ほどの少年が、あんな会話で嘘八百を並べる理由もない。
鶴はとりあえず、南地方お伽話集を一冊借りる事にして、いつもひいきにしていた総菜店に向かう事にした。
狸は何が好きなのだろう、鍋狸も狸である。きっと同じものが好きだと思ったのだ。
狸を調べる際に、どういう物から調べようかと考えていた彼女は、動物などの図書がある場所で、狸に該当しそうな物を探していた。
だがどこから引けばいいのかわからない。うう、と唸り声をあげた時だ。
「ねー、おねーさん何うんうんうなってんの? まじうける」
けらけらと笑う明るい声が脇から響き、鶴は一瞬口が引きつった。
「探し物が見つからないの」
「何探してんの? 手伝ってあげよーか?」
「君が分かるかな……」
「お、失礼なおねーさんだね! 司書の資格は持ってんのよおれ」
笑ったのは明るい笑顔が特徴的な、髪を短く刈り上げた少年だ。鶴よりは絶対に年下である。
しかし司書というなら、この蔵書室の中身にも詳しいだろう。
何かあるかもしれない、からかわれているのかもしれないが、聞いてみてもいいだろう。
彼女はどうせ答えは返ってこないと思いながら、口を開いた。
「たぬき、を調べたいの」
「え、狸? おねーさん、そりゃこの棚じゃないから見つからないよ」
「動物でしょう」
「ああ、そういう勘違い? 狸は悪獣だよ。南の狸は悪獣に格が上がりやすいから、動物と違う棚に入ってんの」
「……」
鶴は沈黙した。確かに南の悪獣は、鍛冶鉄鎚の大狸、と舞が言っていたではないか。そんな事もすっかり忘れてしまったから、探し方を間違えたのだろう。
だがあんな会話の軽いノリの中で、言われた事を覚えていようというのも難しい。
「おねーさん狸被害に遭ったの? 一回山の中で迷子になっちゃった系?」
「いや、違う。何を好んで食べるのかな、と思って」
「へー、珍しい」
彼は先に歩いて鶴を案内しながら、喋り続ける。
「あいつら天ぷらとか脂っこいもの大好き。雑食だけどどっちかっていうと草食寄りなのが基本の生態で、肉より魚派だとかなんとか」
「君詳しい?」
鶴は、まるで相手が見てきたかのように喋るため、この少年は狸マニアなのだろうか、と思ってしまった。
彼女の考えに気が付いたのかいないのか、少年が首を横に振った。
「おれ遭難組なの。当時つるんでた不良集団で、馬鹿やって、そのあたりの村の人が止めるのも無視して、真冬の真夜中の夜に山に入ったの」
「よ、よく生きてたね……」
真冬の真夜中の山など、完全に自殺志願者ではないか。
よくまあここに生きて帰ってこれたものだ、と彼女が呆気にとられると、少年が腕を組んでいった。
「で、仲間たちともすぐにはぐれてさ。いや、雷気がない山の中って本当に真っ暗なのね! すぐに皆して迷子になって、石に躓いて足くじいて、馬鹿だったから防寒具とかも何にも持たないで山入ったから、寒くて」
彼は大きく身震いしてから、話を続ける。
「そんな時、行灯片手の狸の集団に出会ったんだ」
「行灯片手の狸の集団……」
鶴は想像しようとして、どう頑張ってもブンブクとその仲間たちが行灯を持って行進しているさましか思い浮かばなかった。
だがそれもかなり衝撃的な光景のはずだ。
「寒さで幻覚見てるのかと思ったら、そいつらが寄ってきて、びっくりしたぞ、喋るんだ。『坊主、こんな真冬にそんな格好で山なんか歩くんじゃねえ、今は夜だぞ、何してんだ』って。当時おれ、結構粋がってたから、
「うるせえ、ほっとけ!!」
って言ったんだけど、そいつらどっかから添え木とか持ってきて、いつの間にか近くに騎獣までやってきて、また聞いてきたんだ。『坊主、まだ子供だから優しくしてやるよ、駄賃はちょいとばかり貰うけど。ほら、この騎獣に乗って帰りたい場所を念じるんだ、そこに一番近い道まで送ってやる』とか言われて、もう幻覚なのか現実なのかわからないけど、足は痛いし寒いしお腹もすいたし、やってやろうじゃないかと思って、その毛むくじゃらの騎獣に乗って、家に帰るって思ったら……家に帰らなかった事と、山に行くって友達から聞きだした事からやってきていた捜索隊の、荷車に転がってた」
「それはよかったね……」
「その時、鞄の中に揚げせんべいとか入ってたんだけど、皆無くなってたんだ。それを聞いた捜索隊の人が、それは運がいい、南の悪獣は食べ物と引き換えに家に帰してくれるんだ、って教えてくれて。……その後、家に手紙が届いてさ」
「手紙?」
鶴が怪訝そうな顔をすると、彼は頷く。
「切手も消印も、住所も書かれていないどこにでもある茶封筒の中に、達筆で”あの揚げせんべいうまかった、あれはどこが製造元だか教えてほしい、次に会いたければ野菜の天ぷらを重箱一杯にしてくれるとなおよし“って書かれてて……」
「君まさか狸と文通しているの?」
「とりあえず郵便ポストに、揚げせんべいの製造元の住所とか調べて書いて、次は遭難しないから会いません、って書いたら、その返事がすぐにきて、あれから手紙は出してない」
「返事は?」
「製造元をありがとう。会わない方が幸せな人生かは誰もわからない。若者よ、無茶と勇敢は別物だと覚えておくといい」
「まるで人生の先輩のような手紙ね……」
「おれもそう思う。その後調べたら、鞄の中に食べ物が入ってた仲間は荷車に気付いたら乗せられていて、入ってなかった奴は糞だまりに落とされてて、って分かって、運がよかったなと」
「糞だまりはね……一生忘れられないからね」
「だからおねーさんが何で、狸の好きな物知りたいのか興味あるの」
「それはお姉さんの個人的な事だから、君には話さないよ」
「そっかー」
彼は意外とあっさりと引き、鶴を棚に案内すると受付の方に向っていった。
鶴はその棚を見て、南の悪獣対策やら、南の悪獣全集といった、いかにも悪獣対策の本ばかりであったため、調べられないな、とぼやいた。
これは狸と友好的になる方法が書かれている本ではない。
どちらかというと嫌っている方面の本である。
確かに先ほどの少年は、狸のことが書かれている棚を教えてくれたわけだが……彼女は鍋狸に何か好物を食べさせてやりたかったのだ。
「……天ぷら、天ぷら?」
あの鍋狸は総菜の天ぷらを食べるだろうか。別に食べなくても自分で食べればいい。
先ほどの少年が、あんな会話で嘘八百を並べる理由もない。
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