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オーガ達
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ジガが涙を流していた。
「そんな風に言ってもらったのは、初めてだ。ワーガやナナガが言う通り陽菜様は優しい人です。俺達は陽菜様に忠誠を誓います!!」
「いや、そんなたいそうな……。様もいらないから。あっ、今夜寝れるようにマンション出して来るからジガ、ゆきちゃん抱っこしててくれる?」
「えっ、俺なんかに子どもを任せてくれるんですか??」
「うん。もちろん!よろしく。」
ゆきちゃんを慣れない手つきで抱っこしてくれる。横からルイ君が抱っこ指導している。
ゆきちゃんが泣き出し、大慌てで揺らしたり歌ったり変顔したりとあやしてくれていた。
その間に外に出てマンションを出して、暖房のスイッチを入れて布団やらこたつやら必要な物を大量に出しておいた。運ぶのは自分達でしてもらおう。朝になったら温室出して畑も作らなきゃ!!
公民館に戻るとゆきちゃんは寝ていた。ルイ君がジガがオムツも替えて寝かしつけてくれたんだと教えてくれた。
ジガには仲間の所に行って、自分達の好きな部屋を見つけて、布団などを運んで住めるようにしてもらう。
ワーガやナナガが家電などの使い方を教えてくれていた。
だいたい片付いたら、廊下で繋がった公民館まで来てもらい、机を出したりと宴会の用意を手伝ってもらう。私が出したご馳走を並べるのも目をキラキラさせながら手伝ってくれた。ちょっとヨダレが垂れていた……。
オーガ達だから、机に乗り切らないくらい沢山出しておいた。
ゆきちゃんが寝てるから最初に挨拶だけして戻る事にして、ルイ君にゆきちゃんを見てもらってる。
「皆さん、私が陽菜です。明日は畑仕事などをしてもらって、自分達で生活できるように頑張ってくださいね。ここにあるものは全て食べても大丈夫ですからお腹いっぱい食べてください。私は娘のお世話に戻りますが、ワーガとナナガが一緒にいてくれるので、困った事や聞きたい事は2人に聞いてください。あっ、後片付けも皆んなで協力してお願いします。」
フォークを持って次々に食べ始める。皆んな夢中だ!泣きながら食べてるオーガも数人。食べる事を我慢してきたから、凄く幸せそうだ。
3階の部屋に戻ると、ゆきちゃんにミルクを飲ませてくれていた。
交代して、ルイ君には先にお風呂に入ってもらい、ご飯を食べてもらう。
その後は、私がお風呂に入ってご飯を食べてルイ君と交代だ。
「ルイ君のお父さんじゃないけど、本当に夫婦みたいだね。」
「お、おぅ。俺は本当にゆきちゃんの父親になってもいいと思ってる。」
「えっ?ゆきちゃんを引き取ってルイ君が育てるの?」
「……そーじゃなくて、俺と陽菜でゆきちゃんを育てていくのも良いかなと……思ってる。」
「家族ごっこみたいな感じ?それも楽しそうだね!」
「…………はぁーーー。」
「ん??」
「なんでもない。」
よく分からないけど、なんとなくルイ君が落ち込んでる気がする。
「俺が先に寝る。交代するから起こして。」
「うん、わかった。おやすみ。」
ゆきちゃんを抱っこして寝かしつけながら私も一緒に寝てしまった。
夜中にゆきちゃんが泣いて、ミルクを作って飲ませて、また同じ布団で横になって、気づいたら朝だった。
ゆきちゃんが夜中に一回起きただけで、ぐっすり寝てくれた。
ミルクをしっかりと飲めるようになってきたから寝る時間も増えたのかもしれない。久しぶりにぐっすりと寝れた。本当に良い子だ。
ルイ君も気付いたら朝でビックリしていた。
ワーガとナナガに昨夜の事を聞いたら10時ごろには、片付けも終わって自分達の部屋に帰って寝たそうだ。
さて、今日は畑作りだ!
夜しっかり寝たからか、ご機嫌で起きてるゆきちゃんを抱っこ紐で抱っこして、温室を出してワーガとルイ君に耕運機で耕してもらう。
オーガ達は、力も強いから果物の木を植える穴もすぐに掘ってくれる。
どんどん野菜や果物を植えていると、バスでマンションファーナやマンションスミスから、エルフやドワーフ、獣人族、ハルー村の人達も数人到着して、手伝ってくれる。
ここで一緒に生活してくれる人達だ。紹介すると誰も怖がる人がいないとジガが安心していた。
仲良くやっていけそうだ。
ゆきちゃんが泣き出したので、ミルクを作るのにマンション1階の食堂に行き、お湯をもらう。
食堂も沢山の人達が仕事をしてくれていた。料理のDVDを見ながら頑張ってくれている。
ミルクを飲ませて、抱っこして食料や衣料など沢山出して次に進む用意をする。
その日の夜、ワーガとナナガ、ルイ君にそろそろ次に進もうと思うと伝える。
さて、そろそろ寝ようとしていたら、ジガが来て外に沢山人が集まってると走って来てくれた。
ルイ君にゆきちゃんをお願いして、ワーガとナナガと外の様子を見に行ってみる。
外にはエルフやドワーフが集まっていた。
外に出ようとしたら弓矢のような物が飛んできた。ガラスの自動ドアに当たって壊れて落ちたけど、私を狙っていたようだ。
「あいつら!!ここを乗っ取るつもりだ!!」
ジガが怒っている。とりあえず自動ドアのスイッチを切って、マンションの入り口も開かないようにしてある。
「そんな風に言ってもらったのは、初めてだ。ワーガやナナガが言う通り陽菜様は優しい人です。俺達は陽菜様に忠誠を誓います!!」
「いや、そんなたいそうな……。様もいらないから。あっ、今夜寝れるようにマンション出して来るからジガ、ゆきちゃん抱っこしててくれる?」
「えっ、俺なんかに子どもを任せてくれるんですか??」
「うん。もちろん!よろしく。」
ゆきちゃんを慣れない手つきで抱っこしてくれる。横からルイ君が抱っこ指導している。
ゆきちゃんが泣き出し、大慌てで揺らしたり歌ったり変顔したりとあやしてくれていた。
その間に外に出てマンションを出して、暖房のスイッチを入れて布団やらこたつやら必要な物を大量に出しておいた。運ぶのは自分達でしてもらおう。朝になったら温室出して畑も作らなきゃ!!
公民館に戻るとゆきちゃんは寝ていた。ルイ君がジガがオムツも替えて寝かしつけてくれたんだと教えてくれた。
ジガには仲間の所に行って、自分達の好きな部屋を見つけて、布団などを運んで住めるようにしてもらう。
ワーガやナナガが家電などの使い方を教えてくれていた。
だいたい片付いたら、廊下で繋がった公民館まで来てもらい、机を出したりと宴会の用意を手伝ってもらう。私が出したご馳走を並べるのも目をキラキラさせながら手伝ってくれた。ちょっとヨダレが垂れていた……。
オーガ達だから、机に乗り切らないくらい沢山出しておいた。
ゆきちゃんが寝てるから最初に挨拶だけして戻る事にして、ルイ君にゆきちゃんを見てもらってる。
「皆さん、私が陽菜です。明日は畑仕事などをしてもらって、自分達で生活できるように頑張ってくださいね。ここにあるものは全て食べても大丈夫ですからお腹いっぱい食べてください。私は娘のお世話に戻りますが、ワーガとナナガが一緒にいてくれるので、困った事や聞きたい事は2人に聞いてください。あっ、後片付けも皆んなで協力してお願いします。」
フォークを持って次々に食べ始める。皆んな夢中だ!泣きながら食べてるオーガも数人。食べる事を我慢してきたから、凄く幸せそうだ。
3階の部屋に戻ると、ゆきちゃんにミルクを飲ませてくれていた。
交代して、ルイ君には先にお風呂に入ってもらい、ご飯を食べてもらう。
その後は、私がお風呂に入ってご飯を食べてルイ君と交代だ。
「ルイ君のお父さんじゃないけど、本当に夫婦みたいだね。」
「お、おぅ。俺は本当にゆきちゃんの父親になってもいいと思ってる。」
「えっ?ゆきちゃんを引き取ってルイ君が育てるの?」
「……そーじゃなくて、俺と陽菜でゆきちゃんを育てていくのも良いかなと……思ってる。」
「家族ごっこみたいな感じ?それも楽しそうだね!」
「…………はぁーーー。」
「ん??」
「なんでもない。」
よく分からないけど、なんとなくルイ君が落ち込んでる気がする。
「俺が先に寝る。交代するから起こして。」
「うん、わかった。おやすみ。」
ゆきちゃんを抱っこして寝かしつけながら私も一緒に寝てしまった。
夜中にゆきちゃんが泣いて、ミルクを作って飲ませて、また同じ布団で横になって、気づいたら朝だった。
ゆきちゃんが夜中に一回起きただけで、ぐっすり寝てくれた。
ミルクをしっかりと飲めるようになってきたから寝る時間も増えたのかもしれない。久しぶりにぐっすりと寝れた。本当に良い子だ。
ルイ君も気付いたら朝でビックリしていた。
ワーガとナナガに昨夜の事を聞いたら10時ごろには、片付けも終わって自分達の部屋に帰って寝たそうだ。
さて、今日は畑作りだ!
夜しっかり寝たからか、ご機嫌で起きてるゆきちゃんを抱っこ紐で抱っこして、温室を出してワーガとルイ君に耕運機で耕してもらう。
オーガ達は、力も強いから果物の木を植える穴もすぐに掘ってくれる。
どんどん野菜や果物を植えていると、バスでマンションファーナやマンションスミスから、エルフやドワーフ、獣人族、ハルー村の人達も数人到着して、手伝ってくれる。
ここで一緒に生活してくれる人達だ。紹介すると誰も怖がる人がいないとジガが安心していた。
仲良くやっていけそうだ。
ゆきちゃんが泣き出したので、ミルクを作るのにマンション1階の食堂に行き、お湯をもらう。
食堂も沢山の人達が仕事をしてくれていた。料理のDVDを見ながら頑張ってくれている。
ミルクを飲ませて、抱っこして食料や衣料など沢山出して次に進む用意をする。
その日の夜、ワーガとナナガ、ルイ君にそろそろ次に進もうと思うと伝える。
さて、そろそろ寝ようとしていたら、ジガが来て外に沢山人が集まってると走って来てくれた。
ルイ君にゆきちゃんをお願いして、ワーガとナナガと外の様子を見に行ってみる。
外にはエルフやドワーフが集まっていた。
外に出ようとしたら弓矢のような物が飛んできた。ガラスの自動ドアに当たって壊れて落ちたけど、私を狙っていたようだ。
「あいつら!!ここを乗っ取るつもりだ!!」
ジガが怒っている。とりあえず自動ドアのスイッチを切って、マンションの入り口も開かないようにしてある。
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