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雪の島
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朝になると、子ども達が外に出て今日も元気に雪遊びをしていた。
ソリやミニスキー、子ども用のスコップなどを出す。大人達は、こたつから出られないとダラダラしている。
ルイ君のお父さんが雪山を作ってくれてソリ遊びをしてしている。
「きゃーーーーー!!」
「早ーい!!」
「もう一回やって!!」
子どもは風の子。本当に元気いっぱいだ!ルイ君のお父さんも元気いっぱいだ!!
時々家に入って休憩するように言って私とルイ君、ワーガで探索する事にした。
道路を出しながら進むと、ひょこっと地面から顔を出す人を見つけた。
車から降りて、その辺りを見ると地面に穴が空いている。
穴の周りは土が落ちないように綺麗に固められている。雪が積もっているからよーく見ないと分からない。
「すみませーん!!誰かいますか?ここは、お家ですか?」
「…………………。」
「こんにちはー!!一緒に美味しいご飯を食べませんか?」
「……………た…んぐっ………。」
「今、おにぎりを降ろしますね!」
縄でおにぎりの入ったタッパーを括って、そーっと下ろしてみた。
「………………んーーーー!!」
ガタッ、ムシャムシャ。
食べている音が聞こえる。お腹空いているのかなぁ?
「もっと色々ありますよ!出て来ませんか??あったかいスープもありますよ~!」
「行く!!」
「あっ、こら待て!!ダメだ!!!」
ドンっ!!タタタタタタッ!!
梯子がかかったと思ったら、男の子が登って来た。
人間の中学生くらいの男の子だ。
「美味しいの、くれ!!」
「とりあえず出ておいでよ。そんな所じゃ食べられないでしょ。」
「嫌だ!外は寒いからダメだ!!」
「確かに、寒いよね。よし、分かった!ちょっと待っててね!」
3階建ての一軒家を出した。
エアコンをつけて部屋を温める。さらにこたつも出してスイッチを入れて、ストーブも出す。
これで大丈夫だ!穴のすぐ横だから家まで一歩。
「暖かくしたからどーぞ!」
男の子はビックリしていたが、思い切って家の中に入ってきた。
ぼろぼろの布や毛皮のような物を体中に巻き付けていて、陽に当たってないからか肌が白い。白いから余計に土の汚れが目立ってしまう。
とりあえずレジャーシートを敷いて上がってもらい、カップスープを作って出す。少し飲んで、ニコッと笑ってゴクゴクと飲み干してしまう。
暖かいココアも目をキラキラさせながら飲んでいた。
少し落ち着いたようだから、ルイ君にお願いしてお風呂に入ってもらう。
一応、着ていた服は手洗いしてから、洗濯機で洗った。
家の中の湿度を上げる為にも室内に物干しを出して干しておいた。
ストーブにもヤカンに水を入れてかけておく。
ルイ君と男の子がお風呂から出てきた。めっちゃ色白の美少年だった。
こたつに入ってもらってココアとお茶菓子、蜜柑を出す。
「誰と暮らしているの?」
「父さん。」
「他にもこの辺りには、家があるの?」
「あるよ。」
「皆んな地面の中にいるの?」
「うん。穴の中は寒くないから。」
「食べ物はある?」
「あんまりない。穴の中に沢山食べ物を入れておいて、春になるまで少しづつ少しづつ食べて我慢する。あまり食べ物無くて、お腹空いてた。まだ冬が始まった所なのに……。」
「お父さんも呼んで来て。一緒にご飯食べよう!」
「いいの??分かった!!」
しばらくしたら、お父さんと一緒に家に入ってきた。お父さんは恐々しながら家中をキョロキョロ見ていた。
「何もしませんから、どうぞ。ワーガ、お風呂に一緒に入ってあげて。」
「分かった。こっちだ。」
何をされるのかビクビクしながらお風呂に入って行ったが、中から「はぁーーーーー…。」と幸せそうな声が響いてきた。
お風呂から上がって来る前に、鍋を作る事にした。もちろん、鍋の素を出して適当に野菜を切って、鶏肉やつみれをどんどん入れていく。
こたつで食べる事にして、取り皿や、箸やフォークなどを用意する。
今夜はここに泊まると電話をかけておいた。
男の子の名前は、スミス君。お父さんはダイスさん。
皆んなで鍋を囲んでお腹いっぱい食べた。
夜はふかふかの布団を出して2階の部屋に私。3階に男性チームがそれぞれの部屋で寝る事にした。
しっかりと鍵をかけてストーブも切って、夜は冷え込むから暖房をつけて寝る事にした。
あったかい布団の中で最高に気持ち良くウトウトしていたら、外から物音が聞こえてきた。
ワーガやルイ君も起きてきて、外を見ると家が珍しいからか、数人が取り囲んで叩いたり押したりしている。
スミス君とダイスさんは久々の暖かい布団で爆睡しているようで全く起きて来なかった。
「なんか、俺達の時を思い出すよ。」
「そーだったね。ファーナさんのテントを皆んな取り囲んで大騒ぎだったもんね。」
「そうそう。初めて陽菜に出会った時だったよな。」
「なんだか懐かしいね~!」
2人で思い出に浸っているとワーガが、これからどーするんだ?と聞いてくる。
そーだなぁ。外に出るのは寒いから嫌だし、ここからまずは温泉を出そう!
窓から見える1番遠い場所に露天風呂を出した。一応屋根付きにした。
急に湯の池が現れたと大騒ぎしていたが、1人が中に入ったのを見ると次々に服を脱いで入っていく。
皆んな入ったのを見て、脱衣所を出した。さらにシャワーや湯桶、シャンプーやボディーソープもどんどん出していく。
タオルなども沢山出したけど、持って行くのが嫌だなぁ~。
ソリやミニスキー、子ども用のスコップなどを出す。大人達は、こたつから出られないとダラダラしている。
ルイ君のお父さんが雪山を作ってくれてソリ遊びをしてしている。
「きゃーーーーー!!」
「早ーい!!」
「もう一回やって!!」
子どもは風の子。本当に元気いっぱいだ!ルイ君のお父さんも元気いっぱいだ!!
時々家に入って休憩するように言って私とルイ君、ワーガで探索する事にした。
道路を出しながら進むと、ひょこっと地面から顔を出す人を見つけた。
車から降りて、その辺りを見ると地面に穴が空いている。
穴の周りは土が落ちないように綺麗に固められている。雪が積もっているからよーく見ないと分からない。
「すみませーん!!誰かいますか?ここは、お家ですか?」
「…………………。」
「こんにちはー!!一緒に美味しいご飯を食べませんか?」
「……………た…んぐっ………。」
「今、おにぎりを降ろしますね!」
縄でおにぎりの入ったタッパーを括って、そーっと下ろしてみた。
「………………んーーーー!!」
ガタッ、ムシャムシャ。
食べている音が聞こえる。お腹空いているのかなぁ?
「もっと色々ありますよ!出て来ませんか??あったかいスープもありますよ~!」
「行く!!」
「あっ、こら待て!!ダメだ!!!」
ドンっ!!タタタタタタッ!!
梯子がかかったと思ったら、男の子が登って来た。
人間の中学生くらいの男の子だ。
「美味しいの、くれ!!」
「とりあえず出ておいでよ。そんな所じゃ食べられないでしょ。」
「嫌だ!外は寒いからダメだ!!」
「確かに、寒いよね。よし、分かった!ちょっと待っててね!」
3階建ての一軒家を出した。
エアコンをつけて部屋を温める。さらにこたつも出してスイッチを入れて、ストーブも出す。
これで大丈夫だ!穴のすぐ横だから家まで一歩。
「暖かくしたからどーぞ!」
男の子はビックリしていたが、思い切って家の中に入ってきた。
ぼろぼろの布や毛皮のような物を体中に巻き付けていて、陽に当たってないからか肌が白い。白いから余計に土の汚れが目立ってしまう。
とりあえずレジャーシートを敷いて上がってもらい、カップスープを作って出す。少し飲んで、ニコッと笑ってゴクゴクと飲み干してしまう。
暖かいココアも目をキラキラさせながら飲んでいた。
少し落ち着いたようだから、ルイ君にお願いしてお風呂に入ってもらう。
一応、着ていた服は手洗いしてから、洗濯機で洗った。
家の中の湿度を上げる為にも室内に物干しを出して干しておいた。
ストーブにもヤカンに水を入れてかけておく。
ルイ君と男の子がお風呂から出てきた。めっちゃ色白の美少年だった。
こたつに入ってもらってココアとお茶菓子、蜜柑を出す。
「誰と暮らしているの?」
「父さん。」
「他にもこの辺りには、家があるの?」
「あるよ。」
「皆んな地面の中にいるの?」
「うん。穴の中は寒くないから。」
「食べ物はある?」
「あんまりない。穴の中に沢山食べ物を入れておいて、春になるまで少しづつ少しづつ食べて我慢する。あまり食べ物無くて、お腹空いてた。まだ冬が始まった所なのに……。」
「お父さんも呼んで来て。一緒にご飯食べよう!」
「いいの??分かった!!」
しばらくしたら、お父さんと一緒に家に入ってきた。お父さんは恐々しながら家中をキョロキョロ見ていた。
「何もしませんから、どうぞ。ワーガ、お風呂に一緒に入ってあげて。」
「分かった。こっちだ。」
何をされるのかビクビクしながらお風呂に入って行ったが、中から「はぁーーーーー…。」と幸せそうな声が響いてきた。
お風呂から上がって来る前に、鍋を作る事にした。もちろん、鍋の素を出して適当に野菜を切って、鶏肉やつみれをどんどん入れていく。
こたつで食べる事にして、取り皿や、箸やフォークなどを用意する。
今夜はここに泊まると電話をかけておいた。
男の子の名前は、スミス君。お父さんはダイスさん。
皆んなで鍋を囲んでお腹いっぱい食べた。
夜はふかふかの布団を出して2階の部屋に私。3階に男性チームがそれぞれの部屋で寝る事にした。
しっかりと鍵をかけてストーブも切って、夜は冷え込むから暖房をつけて寝る事にした。
あったかい布団の中で最高に気持ち良くウトウトしていたら、外から物音が聞こえてきた。
ワーガやルイ君も起きてきて、外を見ると家が珍しいからか、数人が取り囲んで叩いたり押したりしている。
スミス君とダイスさんは久々の暖かい布団で爆睡しているようで全く起きて来なかった。
「なんか、俺達の時を思い出すよ。」
「そーだったね。ファーナさんのテントを皆んな取り囲んで大騒ぎだったもんね。」
「そうそう。初めて陽菜に出会った時だったよな。」
「なんだか懐かしいね~!」
2人で思い出に浸っているとワーガが、これからどーするんだ?と聞いてくる。
そーだなぁ。外に出るのは寒いから嫌だし、ここからまずは温泉を出そう!
窓から見える1番遠い場所に露天風呂を出した。一応屋根付きにした。
急に湯の池が現れたと大騒ぎしていたが、1人が中に入ったのを見ると次々に服を脱いで入っていく。
皆んな入ったのを見て、脱衣所を出した。さらにシャワーや湯桶、シャンプーやボディーソープもどんどん出していく。
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