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洗脳の恐怖
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今日はトンネルを抜けて車で奥まで行ってみる事になった。半分以上のオーガが行ってくれるらしい。前に会った時、すごく攻撃的になっていて何をするかわからない状態だったそうだ。
私はすみれ村に残って家を増やす。
オーガが沢山来た事で空いた家が少なくなってきた。
わかっているだけで数カ所里があるから、足りなくなる可能性が高い。
スマホ片手に家を次々と出していく。車で移動しながら、道路や家、公民館、休憩所も出していく。
少し飽きてきたから意味もなくスマホで検索してスカイツリーとか出してみた。なかなかの迫力!
調子に乗って雷門とか、五重の塔、奈良の大仏、金閣寺、エッフェル塔なんかも出してみた……。
どうでもいい事をしてしまった……。ワーガが呆れている。
「ご主人様、この建物はどのように使うんだ?」
「………使わない……見るだけ……。」
「……………。」
「……………。」
さぁ、気分転換もできたし家を出していこう!!
昼に一度すみれ村食堂に戻り、昼ごはんを食べて、昼からも頑張るぞー!と気合いを入れて外に出ると、縄でぐるぐる巻きにされ、殴られたような痕があるエルフやドワーフが車の荷台に山積みになっている。
もしや……と思いヤダガに話しを聞くと、とても許せるような状況ではなく、奴隷に酷い事をしてやめようとしなかったそうだ。我慢ができず、おもわず殴ってしまった。洗脳の恐ろしさがよくわかったと苦しそうな顔をしていた。
続々と車に乗せられたエルフとドワーフが運ばれてくる。
到着するとすぐにハルー産の米で作った一口おにぎりを口に詰め込まれていた。
喉に詰まりそうになり、ハルー産の麦茶を飲ませてもらったりと大騒ぎだ。渡してあった携帯で電話して大量のおにぎりを用意してもらっていた。
ギャーギャー騒いで、汚い言葉で喚き散らしていたエルフやドワーフも少しづつ静かになってきた。
まだまだ運ばれてきている。
ラガが話し合おうとしたが無理だったようだ。話す前に奴隷を殴って蹴ってナイフで切りつけたりが始まってしまい仕方なく縛り上げたようだ。
エルフとドワーフを先に村に連れて行き洗脳を解く事にしたと話してくれた。
大人数で行ってもらって良かったぁ~。そうじゃないと、この数を相手にするのは流石のオーガも大変だっただろう。
皆んな総出でおにぎりを口に詰め込んで食べさせる。5個ほど食べると大人しくなってきて、縄を解いても大丈夫。その後は自分で料理を食べてもらった。
しばらくすると、人間や獣人族が車に乗せられて運ばれてきた。怪我が酷く動けない人が沢山いる。
小さな子も怪我をしている。すみれ村の人達が抱きかかえて病院に運んでいる。体育館を病院にしたような状態な物を出しておいた。
かなり広い場所に沢山出したベットが満床になる。同じ物を5棟出して運んでもらう。
病院村からもハルー村からも看病ができる人に来てもらうことにした。オーガの里からはルール一家に来てもらう。到着は夜になるだろう。他の村からも来れる人は来てもらった。
私も包帯や消毒液、ガーゼ、化膿止めの薬や、鎮痛剤などを次々に出していく。
ハルー村からはドーガがキガとラナガを連れて帰って来てくれた。
キガもラナガも、あまりにも酷い状態の人達を見て固まってしまっていたが、自分達にできる事はあるかと聞きに来てくれ、汚れを拭いたり水を飲ませたりと手伝ってくれた。
食べられそうな人にはご飯を食べてもらったり、お粥を食べさせてあげたり、する事は沢山ある。
私も清潔なタオルや、前開きのパジャマなどを次々と出していく。
全員が走り回って看病してくれている。オーガの子ども達も自分の出来る事を探して、タオルを運んだり、汚れた服やシーツを運んだりと頑張ってくれている。
私も頑張らなきゃ!!外に大量の物干しを出したりランドリーも出したりと、ひたすら出し続けた。
まだまだ足りない。
辺りが暗くなる頃、ルール一家が到着。おばあちゃんとルールとヒュールは他の村から離れられないから、おじいちゃんがテキパキと指示を出してくれる。ルールのお母さんやお父さんも、どの薬をどれだけ飲ませるかなどを指示してくれる。
今夜が峠だ。と思われる人達も数人いて、1箇所にベットを並べてもらった。
今夜は付きっきりで看病をする事になった。
ハゼドン達は夜食や病人食をひたすら作ってくれている。
ヤダガが中心になって、エルフとドワーフを避難所の2階に連れて行きここで一晩見張り付きで寝てもらうそうだ。
今はエルフやドワーフに構う時間がないから、ありがたい。
応援も続々と到着して、看病してもらう。
交代でご飯を食べたり、仮眠を取ったりしながら朝まで必死に看病を続けた。
私は、なぜかスカイツリーを思い出し、スカイツリーをライトアップする。色が七色に次々に変わる。
またすぐに戻って、薬や包帯などを出し続けた。
なんとか全員助かった。まだ意識は戻ってないけど呼吸は安定してきているとルールのおじいちゃんが言っていた。
交代で朝ご飯を食べ、休む。しばらく、この生活が続くだろう。
やはり人手が足りない。
どこの村も怪我人がいたり、生活に慣れない人達がいるからこれ以上手伝いに来てもらう事は難しい……。
こんな生活が長く続くと元気なオーガ達も疲れてしまうだろう。
私はすみれ村に残って家を増やす。
オーガが沢山来た事で空いた家が少なくなってきた。
わかっているだけで数カ所里があるから、足りなくなる可能性が高い。
スマホ片手に家を次々と出していく。車で移動しながら、道路や家、公民館、休憩所も出していく。
少し飽きてきたから意味もなくスマホで検索してスカイツリーとか出してみた。なかなかの迫力!
調子に乗って雷門とか、五重の塔、奈良の大仏、金閣寺、エッフェル塔なんかも出してみた……。
どうでもいい事をしてしまった……。ワーガが呆れている。
「ご主人様、この建物はどのように使うんだ?」
「………使わない……見るだけ……。」
「……………。」
「……………。」
さぁ、気分転換もできたし家を出していこう!!
昼に一度すみれ村食堂に戻り、昼ごはんを食べて、昼からも頑張るぞー!と気合いを入れて外に出ると、縄でぐるぐる巻きにされ、殴られたような痕があるエルフやドワーフが車の荷台に山積みになっている。
もしや……と思いヤダガに話しを聞くと、とても許せるような状況ではなく、奴隷に酷い事をしてやめようとしなかったそうだ。我慢ができず、おもわず殴ってしまった。洗脳の恐ろしさがよくわかったと苦しそうな顔をしていた。
続々と車に乗せられたエルフとドワーフが運ばれてくる。
到着するとすぐにハルー産の米で作った一口おにぎりを口に詰め込まれていた。
喉に詰まりそうになり、ハルー産の麦茶を飲ませてもらったりと大騒ぎだ。渡してあった携帯で電話して大量のおにぎりを用意してもらっていた。
ギャーギャー騒いで、汚い言葉で喚き散らしていたエルフやドワーフも少しづつ静かになってきた。
まだまだ運ばれてきている。
ラガが話し合おうとしたが無理だったようだ。話す前に奴隷を殴って蹴ってナイフで切りつけたりが始まってしまい仕方なく縛り上げたようだ。
エルフとドワーフを先に村に連れて行き洗脳を解く事にしたと話してくれた。
大人数で行ってもらって良かったぁ~。そうじゃないと、この数を相手にするのは流石のオーガも大変だっただろう。
皆んな総出でおにぎりを口に詰め込んで食べさせる。5個ほど食べると大人しくなってきて、縄を解いても大丈夫。その後は自分で料理を食べてもらった。
しばらくすると、人間や獣人族が車に乗せられて運ばれてきた。怪我が酷く動けない人が沢山いる。
小さな子も怪我をしている。すみれ村の人達が抱きかかえて病院に運んでいる。体育館を病院にしたような状態な物を出しておいた。
かなり広い場所に沢山出したベットが満床になる。同じ物を5棟出して運んでもらう。
病院村からもハルー村からも看病ができる人に来てもらうことにした。オーガの里からはルール一家に来てもらう。到着は夜になるだろう。他の村からも来れる人は来てもらった。
私も包帯や消毒液、ガーゼ、化膿止めの薬や、鎮痛剤などを次々に出していく。
ハルー村からはドーガがキガとラナガを連れて帰って来てくれた。
キガもラナガも、あまりにも酷い状態の人達を見て固まってしまっていたが、自分達にできる事はあるかと聞きに来てくれ、汚れを拭いたり水を飲ませたりと手伝ってくれた。
食べられそうな人にはご飯を食べてもらったり、お粥を食べさせてあげたり、する事は沢山ある。
私も清潔なタオルや、前開きのパジャマなどを次々と出していく。
全員が走り回って看病してくれている。オーガの子ども達も自分の出来る事を探して、タオルを運んだり、汚れた服やシーツを運んだりと頑張ってくれている。
私も頑張らなきゃ!!外に大量の物干しを出したりランドリーも出したりと、ひたすら出し続けた。
まだまだ足りない。
辺りが暗くなる頃、ルール一家が到着。おばあちゃんとルールとヒュールは他の村から離れられないから、おじいちゃんがテキパキと指示を出してくれる。ルールのお母さんやお父さんも、どの薬をどれだけ飲ませるかなどを指示してくれる。
今夜が峠だ。と思われる人達も数人いて、1箇所にベットを並べてもらった。
今夜は付きっきりで看病をする事になった。
ハゼドン達は夜食や病人食をひたすら作ってくれている。
ヤダガが中心になって、エルフとドワーフを避難所の2階に連れて行きここで一晩見張り付きで寝てもらうそうだ。
今はエルフやドワーフに構う時間がないから、ありがたい。
応援も続々と到着して、看病してもらう。
交代でご飯を食べたり、仮眠を取ったりしながら朝まで必死に看病を続けた。
私は、なぜかスカイツリーを思い出し、スカイツリーをライトアップする。色が七色に次々に変わる。
またすぐに戻って、薬や包帯などを出し続けた。
なんとか全員助かった。まだ意識は戻ってないけど呼吸は安定してきているとルールのおじいちゃんが言っていた。
交代で朝ご飯を食べ、休む。しばらく、この生活が続くだろう。
やはり人手が足りない。
どこの村も怪我人がいたり、生活に慣れない人達がいるからこれ以上手伝いに来てもらう事は難しい……。
こんな生活が長く続くと元気なオーガ達も疲れてしまうだろう。
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