92 / 185
作戦実行
しおりを挟む
トンネル村と川向こう村からリーダーやまとめ役などをしていたドワーフやエルフに来てもらう。
「この場所でも洗脳されているドワーフやエルフの里があるそうです。そこに食べ物を持って行って、仲良くなってほしいんです。」
「俺達に出来る事ならなんでもする!本当に反省してるんだ……なんであんな酷い事をしてしまったんだろう……。」
「信用してもらえるなら、絶対やり遂げる!!」
皆んなやる気だ!
ただ頭と足のツルツルの2人には遠慮してもらった……。あきらかに怪しい。……まぁやったのは私だけど……。
しっかりと打ち合わせをする。
2つ隣の山から来た事にして、 最近良い畑を見つけて、食べ物も余っているから同族を助けようと探していた。まだまだあるから、また持ってくる。畑仕事に奴隷が必要だから少し貸してくれないか?と奴隷を数人づつ連れて帰ってくる。
この設定でいくことにした。
次の日、男の子の里にドワーフに行ってもらう事になった。もともと着ていた服を洗濯して着てもらった。
数人のドワーフと、オーガも奴隷として使っている事にして荷物運びをしてもらう。
男の子に道案内をしてもらい山裾まで車で行く。
食べ物を沢山詰めたリュックをそれぞれ背負って、オーガには両手に袋に入った食べ物を持ってもらう。
男の子は車で待機。見つかったら大変だ。だいたいの方向を聞いて向かってくれた。
男の子の名前はマサドン。妹には名前をつけてないそうだ。生きていけるかも分からないから名前はつけなかったとお母さんが話していたそうだ。
マサドン君が、お母さんが連れて行かれるかもしれないから助けてほしいとお願いしていた。多分、この里からも女性から魔力を奪う為に連れて行かれてる。
車に乗ったまま半日ほど待機していると帰ってきた。
奴隷だろう人もオーガに背負われている。
「どうだった?うまくいった?」
「最初は信用出来ないようだったが、俺達が果物を食べて見せると安心して一緒に食べ出した。こんなに美味い物をくれるなら奴隷も使ってくれと思ったより多く助ける事ができた。」
ドワーフのリーダーが上手くいったと報告してくれる。
マサドンのお父さんも助け出されていて会えた事に大喜びしていた。
お母さんは、何処にいるかわからず今回は無理だったようだ。
今回は、マサドンのお父さん以外そのまま車に乗って中間の村に運んでもらう。
私も一緒に行き、シェアハウスを沢山出した。
ワーガとハルー村まで行きシェアハウスも増やしておいた。
ドーガに連絡を入れていたから迎えに来てくれて家を出す場所などを考えてくれていた。
大急ぎでマサドンがいる公民館に戻る。
お父さんのワータンさんが始めて娘に出会えて、それからずっと抱っこしているそうだ。
「もぅ会えないと思ってた。マサドンにもこの子にも。本当に本当にありがとう!!」
ワータンさんがお礼を何度も言ってくれる。
マサドン君も嬉しそうだ。
ミルクの作り方とかオムツの替え方などを教えてもらう為にもぅ少し公民館で過ごしてもらう事になった。
私やドワーフやエルフのリーダー達、オーガにワータンさんにも参加してもらい会議室でこれからの事を話し合う。
食堂から手伝いに来てくれている人達特製のお弁当を食べながらの会議にした。
「まず、どんな状態だったかを今日行ったドワーフのヤマドン、報告してください。」
「ははははははい!あっあああの~ささささ」
「ヤマドンさん、落ち着いて!そんなに緊張しなくても大丈夫です。普通に話してください。」
「は、はい。えーっと、難しい事は言えないから簡単に話す。山の真ん中辺りでまぁまぁ大きな里だった。家は俺達と同じような家だ。食べ物には困ってるように見えた。俺達と同じで若い女はほとんどいなかったな。」
「他にも里や村がありそうだった?」
「そこまで聞けるほど信用してないようだった。また明日にでも行って食べ物を置いてくる。食べ終わると俺達と同じように落ち着いて話せるようになった。」
「ワータンさん、辛いでしょうが奴隷の事を教えてください。」
「わかった。俺は妻のアナナンと同じ家に住んで、マサドンが産まれても同じように一緒に住んでいた。他の奴隷も今みたいに酷い事をされる事もなく、同じような家に住んでいたしドワーフと一緒に働いていた。少しづつ様子が変わって来て、最初は奴隷を家から追い出し檻に入れるようになった。それでも俺はアナナンと一緒に暮らせていたんだ。それからドワーフは働かなくなり、人間にだけ働かせ、逆らうと叩いたり蹴ったりするようになった。その頃からドワーフの女の子達を何処かに連れて行くようになり、その子達は帰って来なかった。俺も人間だからとアナナンと引き離され、妊娠中だったからマサドンだけはアナナンと一緒にいられたが、他のドワーフとの子どもは小さくても皆んな檻に入れられていた。小さな子や人間の女は別の檻に入れられていた。」
「他の里や村の話しを聞いた事はないですか?」
「ある。隣の山にも、その隣にもいくつかの里や村があってエルフやオーガも暮らしていると聞いた事がある。」
「そうですか。ありがとうございます。その情報はとても助かります。」
「いや、正確な場所までは知らない。こんな事なら、もっと色々聞いておくんだった。他にも沢山の奴隷がいる。アナナンのように人間に味方してくれていたドワーフもいる。頼む、助けてくれ!!」
「もちろんですよ!必ず助けます!アナナンさんもきっと助け出しますから!」
「この場所でも洗脳されているドワーフやエルフの里があるそうです。そこに食べ物を持って行って、仲良くなってほしいんです。」
「俺達に出来る事ならなんでもする!本当に反省してるんだ……なんであんな酷い事をしてしまったんだろう……。」
「信用してもらえるなら、絶対やり遂げる!!」
皆んなやる気だ!
ただ頭と足のツルツルの2人には遠慮してもらった……。あきらかに怪しい。……まぁやったのは私だけど……。
しっかりと打ち合わせをする。
2つ隣の山から来た事にして、 最近良い畑を見つけて、食べ物も余っているから同族を助けようと探していた。まだまだあるから、また持ってくる。畑仕事に奴隷が必要だから少し貸してくれないか?と奴隷を数人づつ連れて帰ってくる。
この設定でいくことにした。
次の日、男の子の里にドワーフに行ってもらう事になった。もともと着ていた服を洗濯して着てもらった。
数人のドワーフと、オーガも奴隷として使っている事にして荷物運びをしてもらう。
男の子に道案内をしてもらい山裾まで車で行く。
食べ物を沢山詰めたリュックをそれぞれ背負って、オーガには両手に袋に入った食べ物を持ってもらう。
男の子は車で待機。見つかったら大変だ。だいたいの方向を聞いて向かってくれた。
男の子の名前はマサドン。妹には名前をつけてないそうだ。生きていけるかも分からないから名前はつけなかったとお母さんが話していたそうだ。
マサドン君が、お母さんが連れて行かれるかもしれないから助けてほしいとお願いしていた。多分、この里からも女性から魔力を奪う為に連れて行かれてる。
車に乗ったまま半日ほど待機していると帰ってきた。
奴隷だろう人もオーガに背負われている。
「どうだった?うまくいった?」
「最初は信用出来ないようだったが、俺達が果物を食べて見せると安心して一緒に食べ出した。こんなに美味い物をくれるなら奴隷も使ってくれと思ったより多く助ける事ができた。」
ドワーフのリーダーが上手くいったと報告してくれる。
マサドンのお父さんも助け出されていて会えた事に大喜びしていた。
お母さんは、何処にいるかわからず今回は無理だったようだ。
今回は、マサドンのお父さん以外そのまま車に乗って中間の村に運んでもらう。
私も一緒に行き、シェアハウスを沢山出した。
ワーガとハルー村まで行きシェアハウスも増やしておいた。
ドーガに連絡を入れていたから迎えに来てくれて家を出す場所などを考えてくれていた。
大急ぎでマサドンがいる公民館に戻る。
お父さんのワータンさんが始めて娘に出会えて、それからずっと抱っこしているそうだ。
「もぅ会えないと思ってた。マサドンにもこの子にも。本当に本当にありがとう!!」
ワータンさんがお礼を何度も言ってくれる。
マサドン君も嬉しそうだ。
ミルクの作り方とかオムツの替え方などを教えてもらう為にもぅ少し公民館で過ごしてもらう事になった。
私やドワーフやエルフのリーダー達、オーガにワータンさんにも参加してもらい会議室でこれからの事を話し合う。
食堂から手伝いに来てくれている人達特製のお弁当を食べながらの会議にした。
「まず、どんな状態だったかを今日行ったドワーフのヤマドン、報告してください。」
「ははははははい!あっあああの~ささささ」
「ヤマドンさん、落ち着いて!そんなに緊張しなくても大丈夫です。普通に話してください。」
「は、はい。えーっと、難しい事は言えないから簡単に話す。山の真ん中辺りでまぁまぁ大きな里だった。家は俺達と同じような家だ。食べ物には困ってるように見えた。俺達と同じで若い女はほとんどいなかったな。」
「他にも里や村がありそうだった?」
「そこまで聞けるほど信用してないようだった。また明日にでも行って食べ物を置いてくる。食べ終わると俺達と同じように落ち着いて話せるようになった。」
「ワータンさん、辛いでしょうが奴隷の事を教えてください。」
「わかった。俺は妻のアナナンと同じ家に住んで、マサドンが産まれても同じように一緒に住んでいた。他の奴隷も今みたいに酷い事をされる事もなく、同じような家に住んでいたしドワーフと一緒に働いていた。少しづつ様子が変わって来て、最初は奴隷を家から追い出し檻に入れるようになった。それでも俺はアナナンと一緒に暮らせていたんだ。それからドワーフは働かなくなり、人間にだけ働かせ、逆らうと叩いたり蹴ったりするようになった。その頃からドワーフの女の子達を何処かに連れて行くようになり、その子達は帰って来なかった。俺も人間だからとアナナンと引き離され、妊娠中だったからマサドンだけはアナナンと一緒にいられたが、他のドワーフとの子どもは小さくても皆んな檻に入れられていた。小さな子や人間の女は別の檻に入れられていた。」
「他の里や村の話しを聞いた事はないですか?」
「ある。隣の山にも、その隣にもいくつかの里や村があってエルフやオーガも暮らしていると聞いた事がある。」
「そうですか。ありがとうございます。その情報はとても助かります。」
「いや、正確な場所までは知らない。こんな事なら、もっと色々聞いておくんだった。他にも沢山の奴隷がいる。アナナンのように人間に味方してくれていたドワーフもいる。頼む、助けてくれ!!」
「もちろんですよ!必ず助けます!アナナンさんもきっと助け出しますから!」
53
お気に入りに追加
285
あなたにおすすめの小説
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる