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塩探し
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次の日、相談して海を探しに行く事にした。
もちろん見つからないかもしれないけど、行ってみようと言う事になった。
今日出発は急なので、明日の朝出る事にして準備をする。メンバーは、ルイ君とライルさん、ダンドンさん、ハゼドンだ。ハゼドンは、料理担当で来てもらう事にした。前回ハゼドンだけ留守番だった事もあり快諾してくれた。
サーフ君は、人間の可愛いお嫁さんをもらって新婚ラブラブ中なので今回は遠慮した。
ライルさんは奥様が妊娠中なので申し訳ないと思ったが、エルフは基本女性の家に男性が嫁ぐらしく、奥様の家族が一緒にいるから心配しなくて良いと言ってくれた。
ダンドンさんは独身で、お嫁さん募集中。声の素敵なアヤナンさんが気になっているようだが、自分からは恥ずかしくて話す事も出来ずにいる。
ドワーフも、エルフも見た目で年齢がいまいち分からないから、結婚適齢期もサッパリ分からない。同じくらいの年齢なのかなぁ??
子ども、青少年、大人、高齢者なのは分かるけど、大人期間が長過ぎて、いつ頃結婚するのが普通なのかよく分からない。
ファーナさんも、新しい旦那さんをゲットしていた。ファーファちゃんも大賛成で、なんとエルフの男性だ!先日、シェアハウスから住宅に移りたいと言いに来てくれ、結婚発表をしてくれた。ファーナさんも綺麗だし、美男のエルフはとてもお似合いだ。寿命問題が心配だけど、大好きな人と一緒にいたいと思うのは当たり前だよね!
その時に、大きなケーキをお願いして作ってもらい、ウエディングドレスとタキシードも出してケーキの前で結婚写真を撮ってプリンターで印刷した物を額に入れて渡した。
ケーキは、家族で食べてもらった。絵本などで誕生日の存在を知ったり、誕生日にケーキでお祝いをする事を知ったりして、これから生まれてくる子ども達は日本のカレンダーで誕生日にするのだそうだ。
結婚記念日というものがあり、年一回お祝いする事を提案すると、とても喜ばれた。
サーフ君の時も、もちろんお祝いをしたし、写真も撮った。
それから写真屋さんが出来て、貸衣装さんもできた。撮影スタジオまで作ってしまった。
妊娠した人も多く、そのうちベビーラッシュがくるだろう。
産婦人科が必要だ!医者は、いないけど産婆さんのように出産の手伝いをする人が、エルフにもドワーフにも人間にもいた。
エコーの機械に驚いたりしていたが、清潔にする事などは日本と変わらず、新しい医療機器にも興味津々だった。
まだ、ハルー村誕生のベビーはいないけど、私も立ち会ってみたいな。
医学生用の出産のDVDがあり、渡して器具の使い方なども勉強してもらっている。
結婚ラッシュに、妊娠ラッシュ。ちょっと羨ましい気持ちもあるけど、私は日本に帰りたい。ここも前よりずっと好きになったし、ここの人達も大切だけど、まだ帰る事を諦めてないから、ここで結婚はありえない。私を好きだと言ってくれる人も、好きになった人もいないけどね……。周りがイケメンだらけなのにも慣れてしまったし……。
少し前の事を思い出しながら、明日の準備をする。
キャンピングカーを出し、キャンプ用品を沢山積んでおく。食料も多めに積み込む。
普通のワゴン車も用意する。椅子を寝かせるとフラットになるし寝る事も可能だ。
準備が終わり、各自家に帰って着替えなんかを用意しておく。もちろん、おやつも鞄に入れた。
朝になり、見送りに来てくれる人達に、何かあればトイレを目印に辿ってきてほしいと伝えて出発する。
キャンピングカーに、ルイ君とハゼドン。ワゴン車に私とライルさんとダンドンさんだ。
ひたすらハルー村を背にして走って行く。
川が見えてきたので、川に沿って進む。川は海に続いているはずだ!
トイレ休憩をしたり、ご飯を作って食べたりしながら1日進むと山と山とに挟まれた谷に着いた。
川から少し離れた広い場所を探して、そこで一晩過ごす事にする。
外で焚き火をして、ハゼドンがカレーを作ってくれる。ご飯は、キャンピングカーから電源を取って炊飯器で炊く。
辺りに良い匂いが広がってきた。
ガサガサと音がしたと思ったら、突然人が出てきた。
「誰だ?」
ライルさんが、前に出てくれる。
「………僕は………オーガ……の…ターガ…だよ。」
小さな声で怯えながらこっちを見ている。身長は150センチくらいで、頭に角なのか、小さなたんこぶのようなものが2つある。
声とは反対に、ぐぅーーきゅるるるるーーーー!!と大音量でお腹がなっている。
「お腹空いてるの?」
「うん。……僕……ずっと川の水……飲んでるけど………ちっともお腹いっぱいにならないんだ。」
「ターガ君の家族は?お父さんやお母さんは?」
「僕……お父さんと狩に来て迷子になったんだ。」
「いつ迷子になったの?」
「……うんとねー……一回この川の近くで寝たよ。」
昨日はぐれたんだ。お腹も空くはずだ。
「こっちに来いよ!一緒に食べよう。」
ハゼドンが誘ってくれている。
「僕、食べてもいい?」
「おぅ!俺が作ったカレーは美味いぞ!」
「ありがとう!」
ハゼドンのカレーは絶品だった!人参が星やハートになっている。ハゼドンは可愛いのが好きみたいだ。
ターガ君は、夢中で食べていた。おかわりを2回もして、デザートのプリンまでペロリと食べてしまった。
さて、どーしよう。ダンドンさんがコッソリと教えてくれた情報によると、オーガは、短気で怒ると手がつけられない暴れん坊だと聞いた事があるらしい。今まで会った事はないけど、近づくなと教えられたそうだ。
もちろん見つからないかもしれないけど、行ってみようと言う事になった。
今日出発は急なので、明日の朝出る事にして準備をする。メンバーは、ルイ君とライルさん、ダンドンさん、ハゼドンだ。ハゼドンは、料理担当で来てもらう事にした。前回ハゼドンだけ留守番だった事もあり快諾してくれた。
サーフ君は、人間の可愛いお嫁さんをもらって新婚ラブラブ中なので今回は遠慮した。
ライルさんは奥様が妊娠中なので申し訳ないと思ったが、エルフは基本女性の家に男性が嫁ぐらしく、奥様の家族が一緒にいるから心配しなくて良いと言ってくれた。
ダンドンさんは独身で、お嫁さん募集中。声の素敵なアヤナンさんが気になっているようだが、自分からは恥ずかしくて話す事も出来ずにいる。
ドワーフも、エルフも見た目で年齢がいまいち分からないから、結婚適齢期もサッパリ分からない。同じくらいの年齢なのかなぁ??
子ども、青少年、大人、高齢者なのは分かるけど、大人期間が長過ぎて、いつ頃結婚するのが普通なのかよく分からない。
ファーナさんも、新しい旦那さんをゲットしていた。ファーファちゃんも大賛成で、なんとエルフの男性だ!先日、シェアハウスから住宅に移りたいと言いに来てくれ、結婚発表をしてくれた。ファーナさんも綺麗だし、美男のエルフはとてもお似合いだ。寿命問題が心配だけど、大好きな人と一緒にいたいと思うのは当たり前だよね!
その時に、大きなケーキをお願いして作ってもらい、ウエディングドレスとタキシードも出してケーキの前で結婚写真を撮ってプリンターで印刷した物を額に入れて渡した。
ケーキは、家族で食べてもらった。絵本などで誕生日の存在を知ったり、誕生日にケーキでお祝いをする事を知ったりして、これから生まれてくる子ども達は日本のカレンダーで誕生日にするのだそうだ。
結婚記念日というものがあり、年一回お祝いする事を提案すると、とても喜ばれた。
サーフ君の時も、もちろんお祝いをしたし、写真も撮った。
それから写真屋さんが出来て、貸衣装さんもできた。撮影スタジオまで作ってしまった。
妊娠した人も多く、そのうちベビーラッシュがくるだろう。
産婦人科が必要だ!医者は、いないけど産婆さんのように出産の手伝いをする人が、エルフにもドワーフにも人間にもいた。
エコーの機械に驚いたりしていたが、清潔にする事などは日本と変わらず、新しい医療機器にも興味津々だった。
まだ、ハルー村誕生のベビーはいないけど、私も立ち会ってみたいな。
医学生用の出産のDVDがあり、渡して器具の使い方なども勉強してもらっている。
結婚ラッシュに、妊娠ラッシュ。ちょっと羨ましい気持ちもあるけど、私は日本に帰りたい。ここも前よりずっと好きになったし、ここの人達も大切だけど、まだ帰る事を諦めてないから、ここで結婚はありえない。私を好きだと言ってくれる人も、好きになった人もいないけどね……。周りがイケメンだらけなのにも慣れてしまったし……。
少し前の事を思い出しながら、明日の準備をする。
キャンピングカーを出し、キャンプ用品を沢山積んでおく。食料も多めに積み込む。
普通のワゴン車も用意する。椅子を寝かせるとフラットになるし寝る事も可能だ。
準備が終わり、各自家に帰って着替えなんかを用意しておく。もちろん、おやつも鞄に入れた。
朝になり、見送りに来てくれる人達に、何かあればトイレを目印に辿ってきてほしいと伝えて出発する。
キャンピングカーに、ルイ君とハゼドン。ワゴン車に私とライルさんとダンドンさんだ。
ひたすらハルー村を背にして走って行く。
川が見えてきたので、川に沿って進む。川は海に続いているはずだ!
トイレ休憩をしたり、ご飯を作って食べたりしながら1日進むと山と山とに挟まれた谷に着いた。
川から少し離れた広い場所を探して、そこで一晩過ごす事にする。
外で焚き火をして、ハゼドンがカレーを作ってくれる。ご飯は、キャンピングカーから電源を取って炊飯器で炊く。
辺りに良い匂いが広がってきた。
ガサガサと音がしたと思ったら、突然人が出てきた。
「誰だ?」
ライルさんが、前に出てくれる。
「………僕は………オーガ……の…ターガ…だよ。」
小さな声で怯えながらこっちを見ている。身長は150センチくらいで、頭に角なのか、小さなたんこぶのようなものが2つある。
声とは反対に、ぐぅーーきゅるるるるーーーー!!と大音量でお腹がなっている。
「お腹空いてるの?」
「うん。……僕……ずっと川の水……飲んでるけど………ちっともお腹いっぱいにならないんだ。」
「ターガ君の家族は?お父さんやお母さんは?」
「僕……お父さんと狩に来て迷子になったんだ。」
「いつ迷子になったの?」
「……うんとねー……一回この川の近くで寝たよ。」
昨日はぐれたんだ。お腹も空くはずだ。
「こっちに来いよ!一緒に食べよう。」
ハゼドンが誘ってくれている。
「僕、食べてもいい?」
「おぅ!俺が作ったカレーは美味いぞ!」
「ありがとう!」
ハゼドンのカレーは絶品だった!人参が星やハートになっている。ハゼドンは可愛いのが好きみたいだ。
ターガ君は、夢中で食べていた。おかわりを2回もして、デザートのプリンまでペロリと食べてしまった。
さて、どーしよう。ダンドンさんがコッソリと教えてくれた情報によると、オーガは、短気で怒ると手がつけられない暴れん坊だと聞いた事があるらしい。今まで会った事はないけど、近づくなと教えられたそうだ。
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