33 / 185
怒り
しおりを挟む
洗濯物を干して、水やり、収穫、朝ごはんなど、バタバタしてハルー村に急いだ。
放送で、体育館に集まってもらう。
「皆さん、おはようございます。今日から、ドワーフやエルフも一緒に働いてもらおうと思っています。どうしても嫌な人はいますか?」
全員が体育館に集まってから問いかけた。
「なんで俺らが奴隷なんかと一緒に働かなきゃなんねーんだよ!」
「そーだそーだ!ダンドンが来いって言うから来ただけだ!」
「お前ら人間が働けばいいだろ!」
3人の若そうなドワーフが怒鳴り出した。
「仕事は、ここで暮らす人には全員にしてもらいます。そしてここでの仕事の先輩はハルー村の人達です。指示に従えない人は迷惑です。」
「うるせー!来たくて来たんじゃねぇ!」
「こいつらに指示されるなんて、ごめんだ!俺らの方が上なんだ!俺らの為に働けばいいんだよ!」
「何にも出来ないくせに、偉そーにしやがって!」
プチン。……キレた!!
「出て行け!そんな考えは迷惑です。今すぐこの場所から出て行ってください。」
自分でビックリするくらい冷たい声が出た。
「ここで働いてくれている人達は大切な仲間……いや、家族です!誰一人貴方達に侮辱される事は無い!!ここの人達を下に見るよーなバカは、さっさと里に帰れ!ここには必要ない!」
ビックリしたような顔で、ハルー村の人が私を見ている……やっちまったかな……。
「すまない!!こいつらには、何度も説明したんだ。わしらがここで生活させてもらえるように頼んで来た事や、今までしてきた事は間違いだった事、……なんで理解できんのだ!お前達は出て行け!」
ダンドンさんが3人を怒鳴りつけた。他のドワーフも、
「ここでは、人間達がルールを決める。私達は、ここに住まわせてもらえるように努力しなければいけないんだ。今までしてきた事を無かった事にはできないが、これから一緒に暮らしていけるように、安心してもらえるように私達に出来る事はなんでもしようと話し合ってきたんだ。」
「俺達は、客じゃないし働くのは当たり前。」
「信用してもらう為には、まずは一所懸命働くしかない。」
口々に言ってくれる。エルフからも、
「私達は、新入りなのです。あのような傲慢な態度を取る者は、今すぐ出ていきなさい。今までの事があっても、昨日、私達に精一杯のおもてなしをしてくれた事を忘れてはいけません。」
「こんなに良くしてもらっているのに、恩を仇で返すなど恥ずかしい事だ。」
全員から責められ、ハルー村の人達からは睨まれた3人は、捨て台詞を吐いて出て行った。
「くそー!俺らは、里に戻る!」
「こんな所、こっちから出て行ってやる!」
「………。」
「ドワーフが迷惑かけてすまなかった。あいつらは、まだ若くてこの現状が理解出来ないんだ。ここに残った者は、心から受け入れてくれた事に感謝しているし、これから一緒に働ける事を嬉しく思っているんだ。本当にすまなかった。」
深々と頭を下げて謝るダンドンさん。ライルさんも頭を下げる。他のドワーフもエルフもハルー村の人達に向かって頭を下げてくれた。
許せないが、この事で残った人達は少し馴染んだような、ぽわんとした空気になった。
「私達は、信じてみようと思ってますよ。」
「早く一緒に働こうぜ!」
「解体も教えてほしいしな。」
ハルー村の人達が笑顔で言ってくれる。
「では、ここは畑仕事、あっちが牧場、こっちに果樹園、そっちに食堂、真ん中に銭湯、ステージの上にスーパーで品物を並べたりしてくる人がいたら集まってください。」
ハルー村の人達、ドワーフ、エルフが一緒になって動いた。
仕事毎に分かれてもらい、仕事内容などを話し合ってもらう。スーパーで働いてくれるドワーフの女性が10人ほど集まってくれた。
他にも、エルフから薬草畑の仕事がしたい、薬作りが得意だ、チーズの作り方なら知っている。ドワーフからは、鍛治仕事がしたい、酒が作りたい、などの意見が出た。
それぞれ、仕事の作業内容を確認したり、どの作業をするかを話し合ってもらい、それぞれの仕事場所に移動してもらった。
ドワーフの女性の皆さんは力持ちで、品出しをテキパキとしてくれ、届いた野菜や果物も運んで並べてくれた。ちなみに、ドワーフの女性は昔のモンゴルの人のような感じだ。
解体場も神様が作ってくれていたので問題ないし、チーズを作る場所もあった。ハムやソーセージなどの加工品を作る工場も建っている。どーやら、全ての場所を使えるようだ。
ザッと見た感じ、特にギクシャクした様子もなく、楽しそうに働いてくれている。
サーフ君とルイ君にお願いして、耕運機を動かしてもらい、川向こうに、薬草畑を作ってもらった。その横に、薬作りが出来る建物も希望を聞いて出した。
丘の下には、鍛治仕事が出来る工場をスマホを見ながら出した。新しい機械に目を輝かせて喜んでくれた。
酒米も、神様が出してくれていたので、さらに田んぼを広げて作る事にした。
酒蔵を出したり、ワインの酒蔵、他にも色んなお酒を作ると張り切っているので、お酒工場として広い建物も出した。大量の焼酎やホワイトリカーやらを出しておいた。果物を漬けたらだいたいお酒になりそうだ。氷砂糖も必要だと検索をしたら書いてあったので大量に出した。基本の梅酒の漬け方を写真で出して張り出しておいた。他の果実酒もだいたい一緒だろう。失敗は成功のもとって言うもんね!研究してもらおう。
放送で、体育館に集まってもらう。
「皆さん、おはようございます。今日から、ドワーフやエルフも一緒に働いてもらおうと思っています。どうしても嫌な人はいますか?」
全員が体育館に集まってから問いかけた。
「なんで俺らが奴隷なんかと一緒に働かなきゃなんねーんだよ!」
「そーだそーだ!ダンドンが来いって言うから来ただけだ!」
「お前ら人間が働けばいいだろ!」
3人の若そうなドワーフが怒鳴り出した。
「仕事は、ここで暮らす人には全員にしてもらいます。そしてここでの仕事の先輩はハルー村の人達です。指示に従えない人は迷惑です。」
「うるせー!来たくて来たんじゃねぇ!」
「こいつらに指示されるなんて、ごめんだ!俺らの方が上なんだ!俺らの為に働けばいいんだよ!」
「何にも出来ないくせに、偉そーにしやがって!」
プチン。……キレた!!
「出て行け!そんな考えは迷惑です。今すぐこの場所から出て行ってください。」
自分でビックリするくらい冷たい声が出た。
「ここで働いてくれている人達は大切な仲間……いや、家族です!誰一人貴方達に侮辱される事は無い!!ここの人達を下に見るよーなバカは、さっさと里に帰れ!ここには必要ない!」
ビックリしたような顔で、ハルー村の人が私を見ている……やっちまったかな……。
「すまない!!こいつらには、何度も説明したんだ。わしらがここで生活させてもらえるように頼んで来た事や、今までしてきた事は間違いだった事、……なんで理解できんのだ!お前達は出て行け!」
ダンドンさんが3人を怒鳴りつけた。他のドワーフも、
「ここでは、人間達がルールを決める。私達は、ここに住まわせてもらえるように努力しなければいけないんだ。今までしてきた事を無かった事にはできないが、これから一緒に暮らしていけるように、安心してもらえるように私達に出来る事はなんでもしようと話し合ってきたんだ。」
「俺達は、客じゃないし働くのは当たり前。」
「信用してもらう為には、まずは一所懸命働くしかない。」
口々に言ってくれる。エルフからも、
「私達は、新入りなのです。あのような傲慢な態度を取る者は、今すぐ出ていきなさい。今までの事があっても、昨日、私達に精一杯のおもてなしをしてくれた事を忘れてはいけません。」
「こんなに良くしてもらっているのに、恩を仇で返すなど恥ずかしい事だ。」
全員から責められ、ハルー村の人達からは睨まれた3人は、捨て台詞を吐いて出て行った。
「くそー!俺らは、里に戻る!」
「こんな所、こっちから出て行ってやる!」
「………。」
「ドワーフが迷惑かけてすまなかった。あいつらは、まだ若くてこの現状が理解出来ないんだ。ここに残った者は、心から受け入れてくれた事に感謝しているし、これから一緒に働ける事を嬉しく思っているんだ。本当にすまなかった。」
深々と頭を下げて謝るダンドンさん。ライルさんも頭を下げる。他のドワーフもエルフもハルー村の人達に向かって頭を下げてくれた。
許せないが、この事で残った人達は少し馴染んだような、ぽわんとした空気になった。
「私達は、信じてみようと思ってますよ。」
「早く一緒に働こうぜ!」
「解体も教えてほしいしな。」
ハルー村の人達が笑顔で言ってくれる。
「では、ここは畑仕事、あっちが牧場、こっちに果樹園、そっちに食堂、真ん中に銭湯、ステージの上にスーパーで品物を並べたりしてくる人がいたら集まってください。」
ハルー村の人達、ドワーフ、エルフが一緒になって動いた。
仕事毎に分かれてもらい、仕事内容などを話し合ってもらう。スーパーで働いてくれるドワーフの女性が10人ほど集まってくれた。
他にも、エルフから薬草畑の仕事がしたい、薬作りが得意だ、チーズの作り方なら知っている。ドワーフからは、鍛治仕事がしたい、酒が作りたい、などの意見が出た。
それぞれ、仕事の作業内容を確認したり、どの作業をするかを話し合ってもらい、それぞれの仕事場所に移動してもらった。
ドワーフの女性の皆さんは力持ちで、品出しをテキパキとしてくれ、届いた野菜や果物も運んで並べてくれた。ちなみに、ドワーフの女性は昔のモンゴルの人のような感じだ。
解体場も神様が作ってくれていたので問題ないし、チーズを作る場所もあった。ハムやソーセージなどの加工品を作る工場も建っている。どーやら、全ての場所を使えるようだ。
ザッと見た感じ、特にギクシャクした様子もなく、楽しそうに働いてくれている。
サーフ君とルイ君にお願いして、耕運機を動かしてもらい、川向こうに、薬草畑を作ってもらった。その横に、薬作りが出来る建物も希望を聞いて出した。
丘の下には、鍛治仕事が出来る工場をスマホを見ながら出した。新しい機械に目を輝かせて喜んでくれた。
酒米も、神様が出してくれていたので、さらに田んぼを広げて作る事にした。
酒蔵を出したり、ワインの酒蔵、他にも色んなお酒を作ると張り切っているので、お酒工場として広い建物も出した。大量の焼酎やホワイトリカーやらを出しておいた。果物を漬けたらだいたいお酒になりそうだ。氷砂糖も必要だと検索をしたら書いてあったので大量に出した。基本の梅酒の漬け方を写真で出して張り出しておいた。他の果実酒もだいたい一緒だろう。失敗は成功のもとって言うもんね!研究してもらおう。
0
お気に入りに追加
122
あなたにおすすめの小説
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
中七七三
恋愛
わたしっておかしいの?
小さいころからエッチなことが大好きだった。
そして、小学校のときに起こしてしまった事件。
「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」
その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。
エッチじゃいけないの?
でも、エッチは大好きなのに。
それでも……
わたしは、男の人と付き合えない――
だって、男の人がドン引きするぐらい
エッチだったから。
嫌われるのが怖いから。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
【完結】存在を消された『名無し』の私は、姫である双子の姉の代わりに隣国の狼王に嫁ぐことになりました。
蜜柑
恋愛
ルピア王国では双子は不吉な存在とされていた。姫リーゼロッテの双子の妹として生まれた少女は、名前を与えられず、存在を消され城の片隅で”口無し”と呼ばれながら下働きをしていた。一方、隣国テネス王国では、奴隷として扱われていた獣人族が反乱を起こし、王国を乗っ取った。その反乱王の狼族の王は、友好の証としてリーゼロッテを妻とするようにルピア王国に求めた。野蛮と噂される彼に嫁がせたくない国王は、「いない存在」である双子の妹を代わりに差し出すことにした。代わりに嫁いだ彼女は「リズ」と呼ばれ、隣国で生活するうちに本来の自分を取り戻していく。
二人静
幻夜
BL
せつなめ三角関係
“ 死がふたりを分かつまで ”
互いを唯一無二に必要とする焔のような愛を垣間みたい方いらっしゃいませ・・・
あわせて歴史(曲解)創作の長編BLですが
事前知識なしで もちろんだいじょぶです
必要なときはその時々で補足をいれてまいります
そして武闘集団『新選組』の面々なだけに 受けも攻めも男前です
江戸時代の(現代ではまだまだ足りない)男色にたいする積極的な価値観、
こと武家社会においては男色こそ自由恋愛の場であったことに触発された、
新選組の男前達をこよなく愛する作者による、偏愛に満ちあふれた“創作” ですので、
彼らの関係性は史実とは一切無関係でございます。その点を何卒お留め置きくださいませ。
同僚 × 同僚 (メインCP 沖田×斎藤)
☆親友未満はじまり
食えない男の代名詞みたいな攻めに、
はじめはひたすら振り回される受け(でも強気・・)
&
年下 × 兄貴分/上司 (沖田×土方)
☆恋仲はじまり
弟分にベタ惚れでちょっとむくわれない健気な受け
戯れてることも多いですが、いちおう、きほん切なめシリアスベースです
※いずれR18展開になるため、はじめから指定してあります
**********************
本小説での紹介事項
新選組・・・江戸時代幕末期の京都で活躍した、幕府側最強の剣客集団。
例外はあるものの、『局を脱するを許さず』が法度。
『士道に背きまじきこと』『違反した者は切腹』が大前提の、鉄の掟をもつ。
沖田総司・・・新選組一番隊組長(23)
当時は火の見櫓状態な五尺九寸(約一七八)
色黒で眼光鋭く肩の張り上がった筋骨型
斎藤一・・・新選組三番隊組長(21)
整って映える長身の五尺七寸(約一七三)
やや色白ですらりとした肉体美の涼やかな美丈夫
土方歳三・・・新選組副長(30)
美しく均等のとれた背丈の五尺五寸(約一六七)
色白で役者のように優美な美男子
※斎藤一に関しては実際には五番隊組長とされますが
ここでは通説となっている西村兼文の始末記に沿っています。
**********************
今更愛を告げられましても契約結婚は終わりでしょう?
SKYTRICK
BL
冷酷無慈悲な戦争狂α×虐げられてきたΩ令息
ユリアン・マルトリッツ(18)は男爵の父に命じられ、国で最も恐れられる冷酷無慈悲な軍人、ロドリック・エデル公爵(27)と結婚することになる。若く偉大な軍人のロドリック公爵にこれまで貴族たちが結婚を申し入れなかったのは、彼に関する噂にあった。ロドリックの顔は醜悪で性癖も異常、逆らえばすぐに殺されてしまう…。
そんなロドリックが結婚を申し入れたのがユリアン・マルトリッツだった。
しかしユリアンもまた、魔性の遊び人として名高い。
それは弟のアルノーの影響で、よなよな男達を誑かす弟の汚名を着せられた兄のユリアンは、父の命令により着の身着のままで公爵邸にやってくる。
そこでロドリックに突きつけられたのは、《契約結婚》の条件だった。
一、契約期間は二年。
二、互いの生活には干渉しない——……
『俺たちの間に愛は必要ない』
ロドリックの冷たい言葉にも、ユリアンは歓喜せざるを得なかった。
なぜなら結婚の条件は、ユリアンの夢を叶えるものだったからだ。
☆感想、ブクマなどとても励みになります!
もしも○○だったら~らぶえっちシリーズ
中村 心響
恋愛
もしもシリーズと題しまして、オリジナル作品の二次創作。ファンサービスで書いた"もしも、あのキャラとこのキャラがこうだったら~"など、本編では有り得ない夢の妄想短編ストーリーの総集編となっております。
※ 作品
「男装バレてイケメンに~」
「灼熱の砂丘」
「イケメンはずんどうぽっちゃり…」
こちらの作品を先にお読みください。
各、作品のファン様へ。
こちらの作品は、ノリと悪ふざけで作者が書き散らした、らぶえっちだらけの物語りとなっております。
故に、本作品のイメージが崩れた!とか。
あのキャラにこんなことさせないで!とか。
その他諸々の苦情は一切受け付けておりません。(。ᵕᴗᵕ。)
妖しさんたちは無駄に美形揃いでした。
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
恋愛
料理のセンスは0だが美味しいモノを食べるのが大好きなOL、神崎菜乃葉(かんざきなのは)(27)。
恋人に振られた原因が「感情のドライさ」というほど無表情なタイプだが、表情筋が死にかけているだけで人並みな感情はある。だが、確かに物事に余り動じないタイプではあった。
菜乃葉はランチで麻婆豆腐を食べようと中華料理屋に入った途端に躓いて異世界へ。
その国の王である十尾狐の常盤(ときわ)が、「もう扉が閉まったため来年の異界開きまで待て」と言うので諦めてひとまずお世話になる事になるが、いつの間にか隣の国との揉め事に巻き込まれていく。
長生きし過ぎて恋愛感情を忘れかけてる王と、真面目で無表情なクールビューティーがくっつくまでのお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる