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シェアハウス

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 よし、じゃあシェアハウスを出そう。何部屋必要かなぁ?2つくらい出しちゃおう。もぅ魔力も数えることが出来ない数字になってるし、思いっきり使っても大丈夫だ!

 キッチンとダイニングを大きくして、部屋は10部屋。一部屋16畳で各部屋にトイレはつけよう、クローゼットも必要だ!部屋に鍵がかけれるようにした方がいいかなぁ?お風呂どうしよう、銭湯みたいに男湯と女湯にして大きな湯船を作ろうかなぁ~。

 んー、シェアハウスじゃない人達も大きなお風呂入りたいかなぁ?私は入りたいなぁ、温泉がいい!よし、出しちゃえ!!

 丘の下辺りに、銭湯を出した。かなり大きな施設にした。もちろん温泉が出るようにイメージした。一度に20人くらいは入れるだろう。サウナに水風呂、気泡風呂、外湯も完備!誰かに管理してもらおう。ここに冷蔵庫も置いて、牛乳を冷やして飲めるようにしよう!最高だ~!忘れずに待合所にマッサージ機も完備だ!テンション上がってきた~!オムツ替え用のベットに、ドライヤー、体重計もバッチリ!どこかのスーパー銭湯の紹介画像を参考にさせてもらった。スマホ様様だ!

 そのままの勢いで、銭湯の裏にシェアハウスを2つドドーンと出した。中に入って細々とした家具や家電、食器など次々に出した。部屋に冷蔵庫もあったほうがいいよね~。
 後は住んでもらう人に必要な物を聞いて出そう。

 どれくらいの人がここに来るんだろう……。家が足りるかなぁ?奴隷になってたんだから、1人身の人が多いのかなぁ?アパートを出そうかなぁ。ワンルームにして1人暮らしの若者専用みたいにして、結婚して家族増えたら住宅に引っ越してもらえばいいか!住む人がいなくても、誰か来る事があったら宿泊施設として使えばいいし。……誰か来る事なんてあるんだろうか??まだ分からない所も沢山ある世界だから、予備があって困る事はないよね!
 銭湯の横に、アパートを出す。一部屋8畳で、トイレとキッチン、クローゼット完備!ベランダもある。ベランダに洗濯機と物干しを出しておいた。お風呂は、隣の銭湯へ行ってもらおう。大きめのベットも最初から出しておいた。アパートは二階建てにした!下に10軒、上に10軒で20人住む事が出来る。もう一つアパートを出す。これで40人住める。
 シェアハウスに越してくる人達の住宅が空くから、そこに家族がいれば入ってもらって、足りなければ一晩くらい公民館で寝てもらおう。その後、人数を見て考えよう。
 一応、奴隷だった人に話しを聞いてみたけど、産まれてしばらく経つと子育てを専門にしている人間の奴隷が数人いて、働けるようになるまでそこで暮すらしい。地球で言うと乳母のような人が何人かいるらしく、もの心付く前に母親とは離れる為、親が誰か知らないし、男の子は働けるようになると住む場所が変わり、どれだけの人がいるのか分からないと言っていた。
 昼ごはんを食べに帰って来る人達にシェアハウスが出来た事を伝え、引っ越しをしてもらった。
 服と冷蔵庫の物や、使った布団だけを運ぶ簡単な引っ越しで、すぐに終了。赤ちゃんは、手の空いた人が抱っこしてくれていた。
 ファーナさんとファーファちゃんもシェアハウスに引っ越して来た。おじいさんとお孫さん、赤ちゃんと2人だった人、ナーサさん親子、他にも数人が引っ越してきて、7部屋が使われる事になった。
 一部屋づつ確認して、必要な物を出していく。
 後は、お風呂の説明をした。男湯と女湯を間違えないように気をつけてもらわなきゃ!部屋の鍵はかけてもいいし、かけなくてもいい。いざと言う時用に、私が合鍵を持つ事にした。後は、ここに住む人達で相談しながらルールを決めて暮らしやすいようにしてもらおう。困った事があったら相談してほしいと伝え、それぞれ仕事に戻ってもらう。
 
 夕方、仕事から戻ってきた人達に、銭湯を紹介した。お湯も温泉を入れ、ここの牛乳を瓶に入れて冷やしてある。珈琲牛乳も牛乳で割るだけ~の素を出して瓶に入れて冷やしてある!完璧~!!
 男湯と女湯があるから、間違えないように入り口を赤色と青色に分けた。
 バスタオルや、体を洗うタオル、フェイスタオルを沢山出して、使ったものは持ち帰って洗濯して次に使う時に持ってきてもらうようにした。
 さすがに全員で入る事は出来ない。最初にここに住んでた人達が先に入る事になって、私も便乗。脱衣所の使い方も、絵で張り出してある。
 はぁーーーー、気持ち良い。ゆっくりとお湯に浸かる。まさかこっちの世界で温泉に入れるなんて思ってなかったな、幸せ!!
 風呂上がりには、もちろん手を腰に当てて牛乳を一気飲み!そのまま待合所でマッサージ機に座る。
 さすが温泉、体が芯から温まる。他の人も喜んでくれてる様子。出して良かったぁ。
 後は、ここの管理が大変だ。掃除もしなきゃダメだし、牛乳の補充も必要……。やっぱり人手が足りないよね。明日、どれくらいの人が来てくれるんだろう。

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