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58 まだまだ爆買い
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6軒ほど服屋を周り買い占めて、休憩でレンストランに入りお昼ご飯を食べて、その後、本屋で沢山の本や文房具を買って、最後に大量の食料品を購入した。
クロモは、とりあえず桃達と荷物の少しを家まで送り、もう一度荷物を取りに行った。
家の前に、段ボールや買い物袋の山ができている。
夏子や桃、三つ子達が服を選んで、残りをクロモに村まで持っていってもらった。
大きな公民館を建てていたので、そこで服を広げて好きなのを持って行ってもらった。
「明日も行こう!まだ足りないよ!」
「そうだな……。」
次の日、デパートに連れて行ってもらい、桃は張り切って買い物をした。
大狸や大熊の村にも服を届けてほしいし、村にも人が増えた分まだまだ服が足りない。
白狐の村から来た人達は、まだ着物を着ていて、村の人から少しづつ分けてもらった服を着ているが、もぅ穴の空いたズボンや、擦り切れてしまった服をなんとか着ている状態だ。
今日は、庭の石も数個拾ってきたから、まだまだ買い物はできる。
今日も豪快に買い物をして、デパートの店員さんが冷や汗を流しながら対応していた。
最初は、まだ若い女の子がこの金額を払えるのか?と怪しそうに見ていたが、現金でドーーンと買い物をする桃に、他の店の店員も急に態度を変えて倉庫に在庫を確認するために走り回って対応してくれた。
「クロモ様、もぅ他にお店ないの?」
「…………うーん、個人商店も回ってみようか。」
「うん。行こう!それに帰りにもう一度ここに来たい!!下にケーキのお店あったから、お土産に沢山買って帰ろうよ。」
「そ、そうだな……。」
クロモは、デパートが売るものがなくなって潰れるのではと心配したが、どうやら大丈夫なようだ。
個人商店もほぼ買い占め、3軒ある本屋の本も3分の2ほど購入して、デパートに戻りケーキを買い占め、電化製品も大量に購入して店に置かせてもらった。
クロモは、また行ったり帰ったりしながら荷物運びをして、大狸の村や、大熊の村にも3日かけて全ての荷物を届け終わった。
「クロモ様、もし春に買い物に1人で行く時は、私のように買って来てね!今までのじゃ足りないから。」
「わかった。」
「一通り一年分の服が揃ったら、店の半分くらい買ってくるくらいでいいかなぁ?」
「そ、そうだな。でもな、桃。他にも服が欲しい人がいると思うんだ。全部買うのは、ちょっと…。」
「そう思って一組づつは残しておいたよ。」
「そうか……。」
「父様、春に行く時は、行く前にお店にいつ行くかを知らせて、沢山置いてもらったらいいんじゃない?」
「そうだな!はづきは頭が良いなぁ。」
「えへへ、勉強は1番出来るんだよ!」
「そうか、偉いぞ!!」
「あっズルい!!さつきは、字が綺麗に書けるんだよ!」
「みつきだって、お歌が母様の次に上手だよ!」
「そうかそうか、さつきもみつきも凄いな!よーし、ほら、買ってきた本だ。どれにする?村にも持って行くから先に選んでおけ。」
「「「やったー!!」」」
本は、村の公民館に置く事にして冬の間の楽しみにする事にした。秋男と秋夜が公民館の管理をしてくれていて、冬の間は毎日、部屋を暖かくして村の人達が集まれるようにする事になった。
女性達は、料理を教え合ったり編み物をしたり、男性達は、雪掻きの休憩に公民館に寄る事になった。子ども達は、広い公民館で遊んで過ごすそうだ。
夏子は、椿を連れて雪が本格的に降る前に帰って行った。大量の服と本を持ってクロモに送っていってもらった。
大狸の家に呼ばれてクロモが行くと、村ばっかりズルい!!と大狸の嫁達がうるさいから、服と本を分けてほしいと頼まれた。
夏子が気を利かせて用意していたから、その分を渡すと御礼だと言って、古狸が焼いた茶碗や湯飲みなどを沢山くれた。
なかなかの物らしく、町に売るとかなりの金額になるそうだ。有名な陶芸家の作品として売れていると嫁の1人が自慢していた。
クロモは、とりあえず桃達と荷物の少しを家まで送り、もう一度荷物を取りに行った。
家の前に、段ボールや買い物袋の山ができている。
夏子や桃、三つ子達が服を選んで、残りをクロモに村まで持っていってもらった。
大きな公民館を建てていたので、そこで服を広げて好きなのを持って行ってもらった。
「明日も行こう!まだ足りないよ!」
「そうだな……。」
次の日、デパートに連れて行ってもらい、桃は張り切って買い物をした。
大狸や大熊の村にも服を届けてほしいし、村にも人が増えた分まだまだ服が足りない。
白狐の村から来た人達は、まだ着物を着ていて、村の人から少しづつ分けてもらった服を着ているが、もぅ穴の空いたズボンや、擦り切れてしまった服をなんとか着ている状態だ。
今日は、庭の石も数個拾ってきたから、まだまだ買い物はできる。
今日も豪快に買い物をして、デパートの店員さんが冷や汗を流しながら対応していた。
最初は、まだ若い女の子がこの金額を払えるのか?と怪しそうに見ていたが、現金でドーーンと買い物をする桃に、他の店の店員も急に態度を変えて倉庫に在庫を確認するために走り回って対応してくれた。
「クロモ様、もぅ他にお店ないの?」
「…………うーん、個人商店も回ってみようか。」
「うん。行こう!それに帰りにもう一度ここに来たい!!下にケーキのお店あったから、お土産に沢山買って帰ろうよ。」
「そ、そうだな……。」
クロモは、デパートが売るものがなくなって潰れるのではと心配したが、どうやら大丈夫なようだ。
個人商店もほぼ買い占め、3軒ある本屋の本も3分の2ほど購入して、デパートに戻りケーキを買い占め、電化製品も大量に購入して店に置かせてもらった。
クロモは、また行ったり帰ったりしながら荷物運びをして、大狸の村や、大熊の村にも3日かけて全ての荷物を届け終わった。
「クロモ様、もし春に買い物に1人で行く時は、私のように買って来てね!今までのじゃ足りないから。」
「わかった。」
「一通り一年分の服が揃ったら、店の半分くらい買ってくるくらいでいいかなぁ?」
「そ、そうだな。でもな、桃。他にも服が欲しい人がいると思うんだ。全部買うのは、ちょっと…。」
「そう思って一組づつは残しておいたよ。」
「そうか……。」
「父様、春に行く時は、行く前にお店にいつ行くかを知らせて、沢山置いてもらったらいいんじゃない?」
「そうだな!はづきは頭が良いなぁ。」
「えへへ、勉強は1番出来るんだよ!」
「そうか、偉いぞ!!」
「あっズルい!!さつきは、字が綺麗に書けるんだよ!」
「みつきだって、お歌が母様の次に上手だよ!」
「そうかそうか、さつきもみつきも凄いな!よーし、ほら、買ってきた本だ。どれにする?村にも持って行くから先に選んでおけ。」
「「「やったー!!」」」
本は、村の公民館に置く事にして冬の間の楽しみにする事にした。秋男と秋夜が公民館の管理をしてくれていて、冬の間は毎日、部屋を暖かくして村の人達が集まれるようにする事になった。
女性達は、料理を教え合ったり編み物をしたり、男性達は、雪掻きの休憩に公民館に寄る事になった。子ども達は、広い公民館で遊んで過ごすそうだ。
夏子は、椿を連れて雪が本格的に降る前に帰って行った。大量の服と本を持ってクロモに送っていってもらった。
大狸の家に呼ばれてクロモが行くと、村ばっかりズルい!!と大狸の嫁達がうるさいから、服と本を分けてほしいと頼まれた。
夏子が気を利かせて用意していたから、その分を渡すと御礼だと言って、古狸が焼いた茶碗や湯飲みなどを沢山くれた。
なかなかの物らしく、町に売るとかなりの金額になるそうだ。有名な陶芸家の作品として売れていると嫁の1人が自慢していた。
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