8 / 12
迷宮『暗黒の世界』
しおりを挟む俺はそれから外に出た。昼だったので昼食を食べた。
そして街中でステラとシリアの軽装とステラには新しいレイピアでシリアには双剣を買った。
二人が「キリヤ様のは?」と聞いてきたが「俺は体術を使うからいい」と言うと物凄く心配されたがなんとか説得したら承諾してくれた。
俺たちが迷宮に行く目的はまずギルドメンバーのステータス強化。あと俺自身の強化だ。
そして俺たちは迷宮『暗黒の世界』に向かった。
『暗黒の世界』はアトランティスから西に位置する場所にある。
俺たちは街を出て少しの草原を歩くと開けた場所があり奥に洞窟の入り口があった。そして周りにはメンバー募集をしている冒険者や宿屋があった。
俺たちが奥の洞窟に向かうと兵士がいた。そこを通る時に兵士に話しかけないといけないようだ。
俺たちは早速奥の洞窟に向かうと思った通り兵士が、
「名前かギルド名を言ってください」
と言ってきたので
「ギルド名を『異端者』と言います。」
すると
「『異端者』か。聞かない名だな。」
「はい。今日作りましたから。」
「よし。通っていいぞ。」
そう言って道を開けてくれた。
俺たちが洞窟の入り口をくぐるとそこは空けた場所だった。
壁、天井、床全てが真っ白な石でできた広めの場所だった。
そこにはいろんな人がいた。
弓を持つ人、剣を持つ人、荷物を持つ人がいた。
この先に白い石でできた通路があった。俺たちはその通路を進んだ。途中道が何個か別れてたりまた空けた場所があったりといろいろあった。
そして少し進むとやっとモンスターが出てきた。
俺は(やっときたか!)と思ったが一応《真理の邪眼》で調べてみた。
ーーー魔物ーーー
ゴブリン
レベル1
HP49/49 MP28/28
能力値…アタック39 スピード31 耐久30
スキル 剣術レベル1
魔法…ゼロ
ーーーーーーーーー
あっ、こいつらステラやシリアより弱い。
こいつらはいいレベル上げになりそうだな。
「二人ともこのゴブリンは二人よりも弱い。いいレベル上げに使え。」
俺がそういうとステラが「はいっ!」と返事をしシリアが「キリヤ様頑張るね!」と言い駆けて行った。
すると10秒も経たずにゴブリンは息絶えた。
俺は二人の強さに素直に驚いた。いくらゴブリンが弱くてもこの速さで倒すのはちょっとやばすぎるだろと思った。
そして二人がゴブリンの素材を持って俺のとこまできた。
シリアは褒めて褒めて~と言わんばかりの顔をしていた。
ステラはちょっぴり恥ずかしそうに「どうでしょうか?」と聞いてきた。
俺は
「二人とも凄いな。いくら雑魚でもこんなに早いと驚くな。」
二人は幸せなそうに笑顔を向けてきた。
俺は二人からゴブリンの素材を貰って二人のステータスを見てみた。
ーーー獣人ーーー
ステラ・アスターク
レベル5
HP180/180 MP158/158
能力値…アタック200 スピード310 耐久200
スキル 剣術レベル2 瞬速レベル3
魔法 雷魔法レベル3
ーーーーーーーーー
ーーー獣人ーーー
シリア・アスターク
レベル5
HP160/160 MP160/160
能力値…アタック150 スピード170 耐久150
スキル 双剣術レベル5 肉体強化レベル5
魔法 風魔法
ーーーーーーーーー
二人とも能力値の上昇が速すぎやしないか?
やっぱ獣人だからかな。
そのあと何体か魔物を倒して2階層、3階層、4階層、と来て今から5階層だ。
5階層への階段を下りると1階層と同じく広めの空間が広がっていた。
真ん中には大人1人入れるぐらいのゲートと横に台座があった。
なんだと思い調べてみると、
ーーー魔道具ーーー
セーブゲート
説明
台座の上にギルドカードもしくは冒険者カードをかざし登録すればここからいつでも地上に戻れる。
ーーーーーーーーー
これは助かるな。ここからなら地上に戻れるのか。
だがこの迷宮はまだ10階層までしか攻略されてないんだろ?
ということはこのゲートは10階層までしかないのか。
あと、その後調べたことだがこのゲートは大昔の大魔法使いが作ったものらしい。
俺たちは迷宮初日とあって疲れていたので今日はここら辺にして1階層の出口へ向かった。
俺たちは迷宮から出ると右側にある宿屋で泊まる事にした。
銀髪の獣人は珍しのか、それとも単に二人が可愛すぎるのか分からないが何人もの探索者が二人を見ていていた。
俺は二人に近ずこうとする奴らがいたらぶっ潰そうと心に誓って宿の自室に着いた。
探索者から狙われないように三人で一つの部屋を取った。
そして二人が寝るのを待ってからちょっと出かけた。
俺は宿の隣の武器屋に行き、良い日本刀がないかどうかを探した。なぜ日本刀がいるかというともう前使っていた日本刀がボロボロだからだ。そして日本刀を探しても今回は良いのが見つからなかったのでがっくりしながら宿へ帰った。
宿に着いてベッドに潜るとまた二人に挟まれながら今回はぐっすり眠れた。
0
お気に入りに追加
107
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ツムギ ツナグ
みーな
ファンタジー
遥か気も遠くなるような昔、とある創始者の手によって、人と竜と神が共存するこの世界は創られた。
穏やかな平和な世界で、ある時起こった小さな事件を発端として、1人の少女が、紡がれた人生と絆を繋いでゆく。
※1年半ぶりに更新しました記憶ないです
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる