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王都編
第83話 異世界格闘技レッスル
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「よしっ!」
「やった!」
「わーい!」
思わぬ形でフィールド戦闘初陣となったが、無事にオークを撃破!
サクラとセレーネが俺に駆け寄り、三人でハイタッチだ。
久しぶりの戦闘だったけれど、良い感じに連携出来たな。
大太鼓とトランペットの人が、俺たちに頭を下げ、世紀末伝説的な人が近づいて来た。
「よお! 新人! やるじゃねえか! 助かったぜ!」
余計な手出しだったかなと一瞬心配したのだけれど、先輩たちの表情を見た感じでは、そうでもなかったようだ。
「俺たちは王都第三冒険者ギルド所属の『王者の魂』だ! 俺はスコット、リーダーやってる。よろしくな!」
スコットさんが、ズイッと差し出して来た分厚い手を握る。
グローブを握っているみたいだ。
「ヒロトです。こっちがサクラで、弓を持ってるのがセレーネです」
スコットさんたちと自己紹介しあう。
スコットさんのパーティー『王者の魂』は、モンク3、バッファー2の珍しい編成だった。
バックドロップをかけていた黒いハーフパンツかジョアンさん。
タイガードライバーの緑色ズボンがレアルドさん。
大太鼓がボーナムさんで、トランペットみたいなのを吹いていたのがマイルズさん。
「モンクにあんなスキルありましたっけ?」
確かモンクは、戦士の上位ジョブで肉弾戦と自己回復が可能だ。
戦闘スキルは、殴る蹴る系のシンプルなスキルだったと思う。
投げ飛ばしたり、寝技をかけたり、ましてフランケンシュタイナーは、スキルになかったんじゃないかな。
「あれはスキルじゃねえ。俺たちが道場で身に着けたレッスルって技さ」
「「レッスル!」」
俺とサクラが思わず大きな声を上げる。
「おっ!? なんだレッスルに興味あるのか?」
「ええ……まあ……その……レッスルと言うのは?」
「おお。レッスルはな――」
スコットさんは、レッスルについて滔々と話し始めた。
スコットさんたちが修めた技レッスルは、前世記憶を持つ転生者『クレーン』と『エメラルド』と言う二人の男によって広められた異世界格闘技だ。
クレーン……英語で鶴だな……。
そして、エメラルド……。
もう、あの二人のプロレスラーしかいないだろう。
一人は内臓疾患が原因で引退しキャリアピークで亡くなり、もう一人はプロレスの試合中に観客の目の前で亡くなった。
二人ともまだまだこれからと言う時に死んでしまったのだ。
ニュースを聞いた時は、俺もショックを受けた。
だが、二人とも異世界に転生してプロレスを『異世界格闘技レッスル』として広めていたとは!
俺は一瞬で胸が熱くなった。
サクラも隣で涙ぐんでいる。
「お、おい。二人ともどうした?」
俺とサクラの様子を見て、スコットさんが困惑している。
いや、申し訳ない。
ただ、ちょっと……な……。
「いえ、何でもないです! そのクレーンさんとエメラルドさんは、まだ生きているのですか?」
「うーん、お亡くなりになったと思うがな……。はっきりした事はわからんのだ。二人で旅に出てしまったらしい。何せ二百年だか、三百年だか昔の話らしいからな」
「そんな昔の話ですか!」
そんな昔では、二人とも亡くなっているだろう。
どうやら伝説的レスラーに会えそうにない。
まあ、転生したのだから生前の姿とは違うだろうけど……それでも会ってみたかったな。
スコットさんは、レッスルの話を続ける。
レッスルには五聖と言う教えがあるそうだ。
一、鍛えた肉体で敵を撃砕せよ。
一、練り上げた技で敵を殲滅せよ。
一、スキルに依存するべからず。
一、己の力は、世の為人の為に振るえ。
一、女性に親切にせよ。
俺は五聖の最後の一つ『女性に親切にせよ』と言うのがひっかかった。
「スコットさん。最後の一つは、何か……ちょっと……変ですよね? 戦いとは関係ないですよね?」
「うーん。俺もそう思うが、開祖エメラルド様のお言葉らしいからな……」
「ははあ……エメラルドさんが言いましたか……」
俺は日本で活躍していた頃のエメラルドの顔が頭に浮かんだ。
そう言えば……エメラルドは巨乳好きだったな。
サクラがボソリとつぶやく。
「転生してもそこは変わらないですね……」
「ああ、ブレないと言うか……」
「良い雰囲気がぶち壊しです。ふふっ……、まあ、エメラルドさんらしいですけど」
「そうだな。生きていて欲しかったな。年食ってボケてお姉ちゃんのオッパイ追っ駆け回すだけのジジイで構わないから、生きていて欲しかった」
「ふふっ。そうですね。そんなでも良いから生きていて欲しかったですね」
「ああ、二人ともな」
俺とサクラは、両手を合わせて祈った。
そんな俺たちの様子をみてスコットさんは、さらに困惑する。
「お、おい! なんなんだ一体!?」
「あっ! 気にしないで下さい」
俺は話題を変えて、野原一面に倒れている魔物について聞いた。
「えっと、それで倒した魔物はどうしますか?」
「おう。オーガとオークは、素材が売れるから持ち帰るぞ。ゴブリンは一か所にまとめて焼く」
「ゴブリンは焼くんですか?」
「ああ、放っておくとアンデッドになるからな。そうだ! 新人なら覚えとけ! 魔物は倒したら持ち帰るか、焼くかしてくれ。魔の森の近くは、死んだ魔物がアンデッド化するんだ。アンデット化すると生前より強力な魔物になるからな」
「それは怖いですね。気を付けます」
「よーし! それじゃ、作業開始だ!」
みんなで野原に散らばり魔物の回収を始める。
俺はスコットさんと一緒にゴブリンを拾い集めながら、色々と話を聞いた。
情報収集は大事だ。
「そうか。ヒロトたちはルドルでダンジョンに潜ってたのか」
「はい。ダンジョンとフィールドじゃ勝手が違いそうですよね」
さっきの戦闘で色々と課題がありそうだと感じた。
しかし、ダンジョンとフィールドの違いを漠然と感じてはいるが、まだ上手く言語化出来ない。
先輩のスコットさんから、ちょっとでも教えを受けたい。
「そうだな……。フィールド戦闘では場所が大切だな」
「場所ですか?」
「そうだ。戦闘をする場所だ。ダンジョンは、どこで戦っても同じだろう? だが、フィールドは違う。ここみたいな野原もあれば、木が生い茂る森もある。足元の悪い湿地や沼地もあるしな。自分たちが戦いやすい場所で戦う事だな」
「自分たちが戦いやすい場所ですか。なるほど~」
確かにな。
先程の戦闘を思い出してみると、スコットさんたちは広いスペースがあった方が戦いやすいタイプなのだろう。
もし、スコットさんたちが森の中で戦ったら、ローリングクレイドルやバックドロップは木に引っかかってしまう。
だから、スコットさんたちは最初からこの野原で待ち構えていて、トランペットのマイルズさんが魔の森から魔物たちをおびき出して来たのだ。
自分たちに有利な地形を選ぶ……。
俺たちはどうだろう?
サクラの【飛行】を考えると、スコットさんと同じく野原のように見通しが良い地形が良い気がする。
しかし、俺たちはスコットさんのように大量の魔物を一気に屠れる技もスキルもない。
前衛がいないからセレーネを守ってくれる盾役もいない。
そうすると……森の中が相性良いか?
森の中なら木をブラインドにして、セレーネが弓で戦いやすい。
セレーネは森での戦闘にも慣れている。
けれどもそうすると……木の枝が邪魔になるのでサクラの【飛行】が活かしづらいか?
俺の【神速】も障害物があると避けなきゃならないしな。
うーん……。
考えながらゴブリンを運び一か所にまとめて行く。
大太鼓のボーナムさんが、マジックバッグから油壷を取り出し、手慣れた様子でゴブリンに油をかけ火をつけた。
スコットさんが俺を呼んでいる。
「オーイ! ヒロト! そっちが倒したオークは、そっちの取り分で良いぞ!」
「ありがとうございます!」
「俺たちのマジックバッグで運んでやろうか?」
「大丈夫です。ウチもマジックバッグがあるので」
「おっ!? 持ってるのか!? スゲエな。こりゃ新人って感じじゃねえな」
「いえいえ。フィールド戦闘の経験はないので、これからも色々教えてください」
「おう!」
俺はオークをマジックバッグへ放り込み、スコットさんたちと一緒に第三冒険者ギルドへ戻る事にした。
「やった!」
「わーい!」
思わぬ形でフィールド戦闘初陣となったが、無事にオークを撃破!
サクラとセレーネが俺に駆け寄り、三人でハイタッチだ。
久しぶりの戦闘だったけれど、良い感じに連携出来たな。
大太鼓とトランペットの人が、俺たちに頭を下げ、世紀末伝説的な人が近づいて来た。
「よお! 新人! やるじゃねえか! 助かったぜ!」
余計な手出しだったかなと一瞬心配したのだけれど、先輩たちの表情を見た感じでは、そうでもなかったようだ。
「俺たちは王都第三冒険者ギルド所属の『王者の魂』だ! 俺はスコット、リーダーやってる。よろしくな!」
スコットさんが、ズイッと差し出して来た分厚い手を握る。
グローブを握っているみたいだ。
「ヒロトです。こっちがサクラで、弓を持ってるのがセレーネです」
スコットさんたちと自己紹介しあう。
スコットさんのパーティー『王者の魂』は、モンク3、バッファー2の珍しい編成だった。
バックドロップをかけていた黒いハーフパンツかジョアンさん。
タイガードライバーの緑色ズボンがレアルドさん。
大太鼓がボーナムさんで、トランペットみたいなのを吹いていたのがマイルズさん。
「モンクにあんなスキルありましたっけ?」
確かモンクは、戦士の上位ジョブで肉弾戦と自己回復が可能だ。
戦闘スキルは、殴る蹴る系のシンプルなスキルだったと思う。
投げ飛ばしたり、寝技をかけたり、ましてフランケンシュタイナーは、スキルになかったんじゃないかな。
「あれはスキルじゃねえ。俺たちが道場で身に着けたレッスルって技さ」
「「レッスル!」」
俺とサクラが思わず大きな声を上げる。
「おっ!? なんだレッスルに興味あるのか?」
「ええ……まあ……その……レッスルと言うのは?」
「おお。レッスルはな――」
スコットさんは、レッスルについて滔々と話し始めた。
スコットさんたちが修めた技レッスルは、前世記憶を持つ転生者『クレーン』と『エメラルド』と言う二人の男によって広められた異世界格闘技だ。
クレーン……英語で鶴だな……。
そして、エメラルド……。
もう、あの二人のプロレスラーしかいないだろう。
一人は内臓疾患が原因で引退しキャリアピークで亡くなり、もう一人はプロレスの試合中に観客の目の前で亡くなった。
二人ともまだまだこれからと言う時に死んでしまったのだ。
ニュースを聞いた時は、俺もショックを受けた。
だが、二人とも異世界に転生してプロレスを『異世界格闘技レッスル』として広めていたとは!
俺は一瞬で胸が熱くなった。
サクラも隣で涙ぐんでいる。
「お、おい。二人ともどうした?」
俺とサクラの様子を見て、スコットさんが困惑している。
いや、申し訳ない。
ただ、ちょっと……な……。
「いえ、何でもないです! そのクレーンさんとエメラルドさんは、まだ生きているのですか?」
「うーん、お亡くなりになったと思うがな……。はっきりした事はわからんのだ。二人で旅に出てしまったらしい。何せ二百年だか、三百年だか昔の話らしいからな」
「そんな昔の話ですか!」
そんな昔では、二人とも亡くなっているだろう。
どうやら伝説的レスラーに会えそうにない。
まあ、転生したのだから生前の姿とは違うだろうけど……それでも会ってみたかったな。
スコットさんは、レッスルの話を続ける。
レッスルには五聖と言う教えがあるそうだ。
一、鍛えた肉体で敵を撃砕せよ。
一、練り上げた技で敵を殲滅せよ。
一、スキルに依存するべからず。
一、己の力は、世の為人の為に振るえ。
一、女性に親切にせよ。
俺は五聖の最後の一つ『女性に親切にせよ』と言うのがひっかかった。
「スコットさん。最後の一つは、何か……ちょっと……変ですよね? 戦いとは関係ないですよね?」
「うーん。俺もそう思うが、開祖エメラルド様のお言葉らしいからな……」
「ははあ……エメラルドさんが言いましたか……」
俺は日本で活躍していた頃のエメラルドの顔が頭に浮かんだ。
そう言えば……エメラルドは巨乳好きだったな。
サクラがボソリとつぶやく。
「転生してもそこは変わらないですね……」
「ああ、ブレないと言うか……」
「良い雰囲気がぶち壊しです。ふふっ……、まあ、エメラルドさんらしいですけど」
「そうだな。生きていて欲しかったな。年食ってボケてお姉ちゃんのオッパイ追っ駆け回すだけのジジイで構わないから、生きていて欲しかった」
「ふふっ。そうですね。そんなでも良いから生きていて欲しかったですね」
「ああ、二人ともな」
俺とサクラは、両手を合わせて祈った。
そんな俺たちの様子をみてスコットさんは、さらに困惑する。
「お、おい! なんなんだ一体!?」
「あっ! 気にしないで下さい」
俺は話題を変えて、野原一面に倒れている魔物について聞いた。
「えっと、それで倒した魔物はどうしますか?」
「おう。オーガとオークは、素材が売れるから持ち帰るぞ。ゴブリンは一か所にまとめて焼く」
「ゴブリンは焼くんですか?」
「ああ、放っておくとアンデッドになるからな。そうだ! 新人なら覚えとけ! 魔物は倒したら持ち帰るか、焼くかしてくれ。魔の森の近くは、死んだ魔物がアンデッド化するんだ。アンデット化すると生前より強力な魔物になるからな」
「それは怖いですね。気を付けます」
「よーし! それじゃ、作業開始だ!」
みんなで野原に散らばり魔物の回収を始める。
俺はスコットさんと一緒にゴブリンを拾い集めながら、色々と話を聞いた。
情報収集は大事だ。
「そうか。ヒロトたちはルドルでダンジョンに潜ってたのか」
「はい。ダンジョンとフィールドじゃ勝手が違いそうですよね」
さっきの戦闘で色々と課題がありそうだと感じた。
しかし、ダンジョンとフィールドの違いを漠然と感じてはいるが、まだ上手く言語化出来ない。
先輩のスコットさんから、ちょっとでも教えを受けたい。
「そうだな……。フィールド戦闘では場所が大切だな」
「場所ですか?」
「そうだ。戦闘をする場所だ。ダンジョンは、どこで戦っても同じだろう? だが、フィールドは違う。ここみたいな野原もあれば、木が生い茂る森もある。足元の悪い湿地や沼地もあるしな。自分たちが戦いやすい場所で戦う事だな」
「自分たちが戦いやすい場所ですか。なるほど~」
確かにな。
先程の戦闘を思い出してみると、スコットさんたちは広いスペースがあった方が戦いやすいタイプなのだろう。
もし、スコットさんたちが森の中で戦ったら、ローリングクレイドルやバックドロップは木に引っかかってしまう。
だから、スコットさんたちは最初からこの野原で待ち構えていて、トランペットのマイルズさんが魔の森から魔物たちをおびき出して来たのだ。
自分たちに有利な地形を選ぶ……。
俺たちはどうだろう?
サクラの【飛行】を考えると、スコットさんと同じく野原のように見通しが良い地形が良い気がする。
しかし、俺たちはスコットさんのように大量の魔物を一気に屠れる技もスキルもない。
前衛がいないからセレーネを守ってくれる盾役もいない。
そうすると……森の中が相性良いか?
森の中なら木をブラインドにして、セレーネが弓で戦いやすい。
セレーネは森での戦闘にも慣れている。
けれどもそうすると……木の枝が邪魔になるのでサクラの【飛行】が活かしづらいか?
俺の【神速】も障害物があると避けなきゃならないしな。
うーん……。
考えながらゴブリンを運び一か所にまとめて行く。
大太鼓のボーナムさんが、マジックバッグから油壷を取り出し、手慣れた様子でゴブリンに油をかけ火をつけた。
スコットさんが俺を呼んでいる。
「オーイ! ヒロト! そっちが倒したオークは、そっちの取り分で良いぞ!」
「ありがとうございます!」
「俺たちのマジックバッグで運んでやろうか?」
「大丈夫です。ウチもマジックバッグがあるので」
「おっ!? 持ってるのか!? スゲエな。こりゃ新人って感じじゃねえな」
「いえいえ。フィールド戦闘の経験はないので、これからも色々教えてください」
「おう!」
俺はオークをマジックバッグへ放り込み、スコットさんたちと一緒に第三冒険者ギルドへ戻る事にした。
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