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第十一章 文明開化
第328話 出発進行!
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「出発進行!」
俺のかけ声で、異世界初の蒸気機関車がゆっくり動き出した。
ポーッ! と汽笛が鳴り、鉄製の車輪がレールをきしませる。
「「「「「「「「おおおお!」」」」」」」」
ホレック工房の中が歓声に包まれた。
拍手をしている人。
涙を流している人。
飛び跳ねる人。
みんなの興奮が蒸気機関車の運転席まで伝わってくる。
シュッ……!
シュッ……!
シュッ……!
ゆったりとしたペースで、蒸気機関車はホレック工房から外へ向かう。
試運転用のレールは、キャランフィールドの南側に広がる荒れ地に敷設済みだ。
「おーし! 外へ出たらスピードをあげるぜ!」
ホレックのおっちゃんは上機嫌だ。
俺は各所をチェックして、ホレックのおっちゃんに報告する。
「ここまで順調だよ! 釜も正常に動いているし、ピストンも問題なし、異音もしない」
「あったりめーよ! 俺とアンジェロの兄ちゃんが、作ったんじゃねーか! 壊れるもんか! ガハハハ!」
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
ホレックのおっちゃんが、レバーを操作すると機関車のスピードが上がった。
ピストンが動き、吐き出す蒸気の音が徐々にリズミカルになる。
黒丸師匠が車輪をのぞき込みしきりに感心する。
「ほう! 大した物であるな! これが蒸気機関車であるか!」
「今日は試運転だから機関車単体で走っているけど、後ろに貨物車や客車をつなげて引っ張るんですよ」
「ホウホウ! 力持ちであるな! まるで、ホレックみたいである!」
「ガハハ! 黒丸! 上手いこと言うじゃねえか!」
黒丸師匠のヨイショに気を良くしたホレックのおっちゃんが、レバーを操作して更にスピードをあげる。
シュッ! シュッ! シュッ! シュッ!
シュッ! シュッ! シュッ! シュッ!
軽快なリズムで、蒸気機関車が走る。
体感だが、時速四十キロは越え、五十キロに迫る速度だ。
平地で客車の牽引なしとはいえ、これだけスピードが出れば十分だ。
「おおお! 早いのである!」
黒丸師匠は、子供みたいにはしゃいでいる。
蒸気機関車は、童心に帰れるよね。
現在、軽便鉄道が時速三十キロから時速四十キロで運転している。
軽便鉄道なので、レール幅は狭い。
今回、試作した蒸気機関車は、時速四十キロから時速五十キロで運転出来そうだ。
そして、レール幅は広い。
蒸気機関車を改良して、新型を投入すれば速度はもっと上る。
これなら大量輸送が実現するだろう。
「アンジェロ。これなら馬の方が早い」
ルーナ先生が、真面目な顔で俺に質問をして来た。
真面目なルーナ先生は珍しいな。
「そうですね。最高速度だけなら馬の方が早いです。でも、馬のトップスピードは数分しか維持できないでしょう? それに二時間に一回は、馬を休ませなくちゃならないです。しかし――」
「そうか。この蒸気機関車は休みなしで、この速度を維持できる」
さすがルーナ先生! 理解が早い!
競走馬なら時速六十キロ以上で走ることが出来る。
けど、そんな速度で走り続けたら、馬が死んでしまう。
日本でやっていた競馬だって、長いレースでも二千メートルや三千メートルだ。
馬を全力で走らせトップスピードを維持させるのは、二、三千メートルが限界なのだろう。
一方で、機械は違う。
燃料さえ補給すれば、いくらでも走り続ける。
時速五十キロで六時間走り続ければ、三百キロ走れるのだ。
馬で一日三百キロ移動するのは無理だ。
馬が疲労して動けなくなってしまう。
パワーのある蒸気機関車なら大量の人員や荷物を、素早く遠方へ送ることが出来る。
これこそが鉄道の強みであり、これからのグンマー連合王国に必要なテクノロジーなのだ!
ルーナ先生も察したようで、腕を組んで深くうなずいた。
これで全て丸く収まるかと思ったら、ホレックのおっちゃんが余計な一言を口にした。
「どうした? 負けを認めるか?」
「おっちゃん!」
すぐに俺が注意するが、ルーナ先生の目は好戦的になっている。
やばい……。
負けず嫌いのルーナ先生は、今の一言で怒り出したぞ……。
知らないぞ、おっちゃん!
「エール樽は、頭の中にもエールが詰まっている。この速度なら、我らエルフが作った魔導エンジを積んだグースの方が早い!」
「なんだと! 見てろ!」
ルーナ先生にあおられて、ホレックのおっちゃんの闘志に火がついた。
いや、だが、待って欲しい。
異世界飛行機グースと蒸気機関車では、目指している方向が違う。
早さがあり小回りが利く異世界飛行機グースは、伝令や重要人物の移動、小さくて高額な商品の輸送に活躍する。
一方で、それなりの早さと大量輸送可能なパワーを持つ蒸気機関車は、一般市民や兵士の移動、重量物やかさばる商品の輸送の主力を担う。
比較することが、間違っているのだ。
だが、仲の悪いドワーフとエルフの間には、そんな理屈の入り込む余地はない。
ホレックのおっちゃんは、レバーを操作して蒸気機関車の速度を上げた。
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
スチームの音が大きくなり、リズムが小刻みになる。
線路から伝わる振動も徐々に大きくなってきた。
「ちょっと! おっちゃん! 飛ばしすぎじゃない!?」
「大丈夫だ! 見てろ!」
ホレックのおっちゃんは、自信満々だが、俺は嫌な予感がして仕方がなかった。
俺のかけ声で、異世界初の蒸気機関車がゆっくり動き出した。
ポーッ! と汽笛が鳴り、鉄製の車輪がレールをきしませる。
「「「「「「「「おおおお!」」」」」」」」
ホレック工房の中が歓声に包まれた。
拍手をしている人。
涙を流している人。
飛び跳ねる人。
みんなの興奮が蒸気機関車の運転席まで伝わってくる。
シュッ……!
シュッ……!
シュッ……!
ゆったりとしたペースで、蒸気機関車はホレック工房から外へ向かう。
試運転用のレールは、キャランフィールドの南側に広がる荒れ地に敷設済みだ。
「おーし! 外へ出たらスピードをあげるぜ!」
ホレックのおっちゃんは上機嫌だ。
俺は各所をチェックして、ホレックのおっちゃんに報告する。
「ここまで順調だよ! 釜も正常に動いているし、ピストンも問題なし、異音もしない」
「あったりめーよ! 俺とアンジェロの兄ちゃんが、作ったんじゃねーか! 壊れるもんか! ガハハハ!」
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
ホレックのおっちゃんが、レバーを操作すると機関車のスピードが上がった。
ピストンが動き、吐き出す蒸気の音が徐々にリズミカルになる。
黒丸師匠が車輪をのぞき込みしきりに感心する。
「ほう! 大した物であるな! これが蒸気機関車であるか!」
「今日は試運転だから機関車単体で走っているけど、後ろに貨物車や客車をつなげて引っ張るんですよ」
「ホウホウ! 力持ちであるな! まるで、ホレックみたいである!」
「ガハハ! 黒丸! 上手いこと言うじゃねえか!」
黒丸師匠のヨイショに気を良くしたホレックのおっちゃんが、レバーを操作して更にスピードをあげる。
シュッ! シュッ! シュッ! シュッ!
シュッ! シュッ! シュッ! シュッ!
軽快なリズムで、蒸気機関車が走る。
体感だが、時速四十キロは越え、五十キロに迫る速度だ。
平地で客車の牽引なしとはいえ、これだけスピードが出れば十分だ。
「おおお! 早いのである!」
黒丸師匠は、子供みたいにはしゃいでいる。
蒸気機関車は、童心に帰れるよね。
現在、軽便鉄道が時速三十キロから時速四十キロで運転している。
軽便鉄道なので、レール幅は狭い。
今回、試作した蒸気機関車は、時速四十キロから時速五十キロで運転出来そうだ。
そして、レール幅は広い。
蒸気機関車を改良して、新型を投入すれば速度はもっと上る。
これなら大量輸送が実現するだろう。
「アンジェロ。これなら馬の方が早い」
ルーナ先生が、真面目な顔で俺に質問をして来た。
真面目なルーナ先生は珍しいな。
「そうですね。最高速度だけなら馬の方が早いです。でも、馬のトップスピードは数分しか維持できないでしょう? それに二時間に一回は、馬を休ませなくちゃならないです。しかし――」
「そうか。この蒸気機関車は休みなしで、この速度を維持できる」
さすがルーナ先生! 理解が早い!
競走馬なら時速六十キロ以上で走ることが出来る。
けど、そんな速度で走り続けたら、馬が死んでしまう。
日本でやっていた競馬だって、長いレースでも二千メートルや三千メートルだ。
馬を全力で走らせトップスピードを維持させるのは、二、三千メートルが限界なのだろう。
一方で、機械は違う。
燃料さえ補給すれば、いくらでも走り続ける。
時速五十キロで六時間走り続ければ、三百キロ走れるのだ。
馬で一日三百キロ移動するのは無理だ。
馬が疲労して動けなくなってしまう。
パワーのある蒸気機関車なら大量の人員や荷物を、素早く遠方へ送ることが出来る。
これこそが鉄道の強みであり、これからのグンマー連合王国に必要なテクノロジーなのだ!
ルーナ先生も察したようで、腕を組んで深くうなずいた。
これで全て丸く収まるかと思ったら、ホレックのおっちゃんが余計な一言を口にした。
「どうした? 負けを認めるか?」
「おっちゃん!」
すぐに俺が注意するが、ルーナ先生の目は好戦的になっている。
やばい……。
負けず嫌いのルーナ先生は、今の一言で怒り出したぞ……。
知らないぞ、おっちゃん!
「エール樽は、頭の中にもエールが詰まっている。この速度なら、我らエルフが作った魔導エンジを積んだグースの方が早い!」
「なんだと! 見てろ!」
ルーナ先生にあおられて、ホレックのおっちゃんの闘志に火がついた。
いや、だが、待って欲しい。
異世界飛行機グースと蒸気機関車では、目指している方向が違う。
早さがあり小回りが利く異世界飛行機グースは、伝令や重要人物の移動、小さくて高額な商品の輸送に活躍する。
一方で、それなりの早さと大量輸送可能なパワーを持つ蒸気機関車は、一般市民や兵士の移動、重量物やかさばる商品の輸送の主力を担う。
比較することが、間違っているのだ。
だが、仲の悪いドワーフとエルフの間には、そんな理屈の入り込む余地はない。
ホレックのおっちゃんは、レバーを操作して蒸気機関車の速度を上げた。
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
シュッ!
スチームの音が大きくなり、リズムが小刻みになる。
線路から伝わる振動も徐々に大きくなってきた。
「ちょっと! おっちゃん! 飛ばしすぎじゃない!?」
「大丈夫だ! 見てろ!」
ホレックのおっちゃんは、自信満々だが、俺は嫌な予感がして仕方がなかった。
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