260 / 358
第十章 レッドアラート!
第260話 大人気! 異世界のソビエト連邦★
しおりを挟む
――十一月十日。キャランフィールド。
ミスル王国で共産主義革命が起きてから、一月が経過した。
色々と事態が進展した。
悪い方にだ……。
そこで、俺はグンマー連合王国の四人の代表者を集めた。
・俺(グンマー連合王国総長、アンジェロ・フリージア王国国王、北メロビクス王国国王、南メロビクス王国国王)
・アルドギスル兄上(アルド・フリージア王国国王)
・ギュイーズ侯爵(北メロビクス王国総督)
・フォーワ辺境伯(南メロビクス王国総督)
「それでは、四頭会議を開催いたします」
じいが会議の開始を告げた。
前回の会議と同じ、それぞれ一人、腹心を伴っている。
俺はじいを。
アルドギスル兄上は、ヒューガルデン伯爵を。
ギュイーズ侯爵とフォーワ辺境伯も、それぞれ一人連れている。
会議の場所は、キャランフィールドにある領主館の会議室だ。
大国トップの会議としては、いささか質素だが、儀式的な所に時間と金と労力をかける余裕なんてない。
今回は、オブザーバーがいる。
エルフ族を代表して、ルーナ先生。
冒険者ギルドを代表して、黒丸師匠。
商人の動向を知るジョバンニ。
合計十一人。
やっぱ会議室じゃ狭いな……。
会議冒頭、発言をしたのは、アルドギスル兄上だった。
「いや~。大変なことになっちゃったねえ~。せっかく、ノンビリ、まったりお酒でも飲んで王様ライフをエンジョイしようと思っていたのに~。これじゃあ、真面目に働かなくちゃならないじゃなーい」
「アルドギスル兄上……。後半は別として、前半は賛成しますよ。さあ、真面目に働きましょう!」
「はーい!」
アルドギスル兄上のフリーダムな発言に、思わずみんな苦笑いだ。
戦争が終わり、国の再編も済んだ。
『さあ、みんな! 内政や交易で儲けよう!』
と、思ったところに、今回の革命騒ぎ……。
出席者全員が、アルドギスル兄上と似たり寄ったりの気持ちだろう。
まず、じいから状況報告をしてもらった。
「共産主義革命が起こったのは、ミスル王国、ギガランド王国です。そしてマドロス王国のカタロニア地方、エウスコ地方、アラゴニア地方で、革命勢力が独立を宣言しました」
カタロニア地方のところで、ルーナ先生の耳がピクリと動いた。
サーベルタイガーテイマーのイネスのことを心配しているのだろう。
彼女の行方はわからない。
もし、カタロニア地方に戻っていれば、今回の政変に巻き込まれた可能性もある。
ルーナ先生としても、ケンカ友達の安否は心配なのだろう。
「そして、ミスル王国の共産主義革命組織は、国名『ソビエト連邦』の樹立を宣言しました。ソビエト連邦には、ギガランド王国、カタロニア地方、エウスコ地方、アラゴニア地方が参加しました」
じいが一呼吸置き、出席者を見回した。
アルドギスル兄上が肩をすくめる。
「つまり、僕たちは、その『ソビエト』って国に、半包囲された訳だ。ヤレヤレだねえ~」
「アルドギスル。ソビエトではなく、ソビエット!」
「えっ!? ルーナさん、そうなの? ソビエット?」
「ソビエトで、あっていますよー!」
ルーナ先生が、混ぜっ返そうとするので、慌てて訂正した。
ただ、アルドギスル兄上が言った『半包囲』は、間違ってない。
概ね正しい。
グンマー連合王国の西側と南側は、ソ連とびっちり接している。
----------------------
■雑なイメージ
海海海海海海
ソ
ソ グンマー
ソ
ソソソソソソ
---------------------
あまり愉快な事態ではない。
ギュイーズ侯爵が、手を上げた。
「それで、そのソビエト連邦は、どういう国なのかね? 交易相手になるのか、それとも覇権主義の超大国を目指す敵なのか……。そのあたりを情報部は、どう見ておられる?」
「後者に近いですじゃ。ソビエト連邦は、共産主義というのを掲げております。王や貴族による政治を否定し、私有財産まで否定しておりますじゃ」
「どうも、その共産主義というのが、わからないな……。私有財産の否定というが、それではどうやって交易をするのだ?」
ギュイーズ侯爵の疑問はもっともだ。
共産主義は、この異世界にはない概念、考え方、政治システムだから、理解が追いつかないのも無理はない。
ギュイーズ侯爵の疑問に、商業担当のジョバンニが回答した。
「ソビエト連邦に商人はいません。ミスル王国では、商人が財産を没収されました」
「いや、待ってくれ、ジョバンニ君。商人がいなければ、交易が出来ないではないか!」
「国が管理して行うそうです。これは、財産を没収された商人に聞いたのですが……、彼らも抗議したそうです。『誰が交易を行うのだ!』と……。すると、共産主義革命組織の人間が、『国が管理して行うので、問題ない』と答えたそうです」
「うーむ……」
ギュイーズ侯爵は、まったくイメージが出来ないようだ。
まあ、無理もない。
俺だって、なんとなくのイメージしかわかないのだ。
ソ連の役人が荷車を押してきて、『物々交換しましょう』みたいな感じなのかなあと。
そもそも私有財産を否定するのだから、経済発展するわけがないのだ。
「ギュイーズ侯爵。あなたの所も、そのうち亡命者で溢れますよ。そうすれば、嫌でもわかる」
フォーワ辺境伯が、ギュイーズ侯爵に涙目で話した。
フォーワ辺境伯の所――南メロビクス王国には、ミスル王国からの亡命者とカタロニア地方からの亡命者が、南と西から来たのだ。
受け入れで、混乱をきたしている。
ギュイーズ侯爵の北メロビクス王国は、エウスコ地方とアラゴニア地方に隣接しているが、両地方は最近ソ連に加入したので、これから亡命者が出るだろう。
亡命者は、日に日に数を増している。
最初は貴族と商人が逃げてきたが、今は平民がほとんどだ。
平民の中でも豊かな人が、共産主義革命組織に狙い撃ちされ、財産没収からの見せしめ処刑コース……。
それで、平民の亡命希望者が激増した。
亡命希望者は、約三万人だ。
・サイターマ領:約二万人
・南メロビクス王国:約一万人
ほぼ、一文無しで逃げてきた人たちだ。
もう、ほとんど難民だな……。
基本的に道路建設をやってもらっている。
現金、日払いだ。
特殊能力がある人は、その人に応じた仕事を斡旋している。
でもな。
三万人だぜ!
とてもさばききれなくて、毎日グースが『事務方増員希望(必死!)』の手紙を運んでくるのだ。
サイターマ領には、アリーさんを投入した。
抑えの切り札アリーさんが、なんとかしてくれるのを祈る。
会議は愚痴混じりの情報交換の場となった。
俺もグチグチした。
そして、愚痴が出尽くしたところで、じいが今日の議題を提示した。
「イタロスとマドロス王国が、グンマー連合王国に加入を希望しておりまじゃ」
ミスル王国で共産主義革命が起きてから、一月が経過した。
色々と事態が進展した。
悪い方にだ……。
そこで、俺はグンマー連合王国の四人の代表者を集めた。
・俺(グンマー連合王国総長、アンジェロ・フリージア王国国王、北メロビクス王国国王、南メロビクス王国国王)
・アルドギスル兄上(アルド・フリージア王国国王)
・ギュイーズ侯爵(北メロビクス王国総督)
・フォーワ辺境伯(南メロビクス王国総督)
「それでは、四頭会議を開催いたします」
じいが会議の開始を告げた。
前回の会議と同じ、それぞれ一人、腹心を伴っている。
俺はじいを。
アルドギスル兄上は、ヒューガルデン伯爵を。
ギュイーズ侯爵とフォーワ辺境伯も、それぞれ一人連れている。
会議の場所は、キャランフィールドにある領主館の会議室だ。
大国トップの会議としては、いささか質素だが、儀式的な所に時間と金と労力をかける余裕なんてない。
今回は、オブザーバーがいる。
エルフ族を代表して、ルーナ先生。
冒険者ギルドを代表して、黒丸師匠。
商人の動向を知るジョバンニ。
合計十一人。
やっぱ会議室じゃ狭いな……。
会議冒頭、発言をしたのは、アルドギスル兄上だった。
「いや~。大変なことになっちゃったねえ~。せっかく、ノンビリ、まったりお酒でも飲んで王様ライフをエンジョイしようと思っていたのに~。これじゃあ、真面目に働かなくちゃならないじゃなーい」
「アルドギスル兄上……。後半は別として、前半は賛成しますよ。さあ、真面目に働きましょう!」
「はーい!」
アルドギスル兄上のフリーダムな発言に、思わずみんな苦笑いだ。
戦争が終わり、国の再編も済んだ。
『さあ、みんな! 内政や交易で儲けよう!』
と、思ったところに、今回の革命騒ぎ……。
出席者全員が、アルドギスル兄上と似たり寄ったりの気持ちだろう。
まず、じいから状況報告をしてもらった。
「共産主義革命が起こったのは、ミスル王国、ギガランド王国です。そしてマドロス王国のカタロニア地方、エウスコ地方、アラゴニア地方で、革命勢力が独立を宣言しました」
カタロニア地方のところで、ルーナ先生の耳がピクリと動いた。
サーベルタイガーテイマーのイネスのことを心配しているのだろう。
彼女の行方はわからない。
もし、カタロニア地方に戻っていれば、今回の政変に巻き込まれた可能性もある。
ルーナ先生としても、ケンカ友達の安否は心配なのだろう。
「そして、ミスル王国の共産主義革命組織は、国名『ソビエト連邦』の樹立を宣言しました。ソビエト連邦には、ギガランド王国、カタロニア地方、エウスコ地方、アラゴニア地方が参加しました」
じいが一呼吸置き、出席者を見回した。
アルドギスル兄上が肩をすくめる。
「つまり、僕たちは、その『ソビエト』って国に、半包囲された訳だ。ヤレヤレだねえ~」
「アルドギスル。ソビエトではなく、ソビエット!」
「えっ!? ルーナさん、そうなの? ソビエット?」
「ソビエトで、あっていますよー!」
ルーナ先生が、混ぜっ返そうとするので、慌てて訂正した。
ただ、アルドギスル兄上が言った『半包囲』は、間違ってない。
概ね正しい。
グンマー連合王国の西側と南側は、ソ連とびっちり接している。
----------------------
■雑なイメージ
海海海海海海
ソ
ソ グンマー
ソ
ソソソソソソ
---------------------
あまり愉快な事態ではない。
ギュイーズ侯爵が、手を上げた。
「それで、そのソビエト連邦は、どういう国なのかね? 交易相手になるのか、それとも覇権主義の超大国を目指す敵なのか……。そのあたりを情報部は、どう見ておられる?」
「後者に近いですじゃ。ソビエト連邦は、共産主義というのを掲げております。王や貴族による政治を否定し、私有財産まで否定しておりますじゃ」
「どうも、その共産主義というのが、わからないな……。私有財産の否定というが、それではどうやって交易をするのだ?」
ギュイーズ侯爵の疑問はもっともだ。
共産主義は、この異世界にはない概念、考え方、政治システムだから、理解が追いつかないのも無理はない。
ギュイーズ侯爵の疑問に、商業担当のジョバンニが回答した。
「ソビエト連邦に商人はいません。ミスル王国では、商人が財産を没収されました」
「いや、待ってくれ、ジョバンニ君。商人がいなければ、交易が出来ないではないか!」
「国が管理して行うそうです。これは、財産を没収された商人に聞いたのですが……、彼らも抗議したそうです。『誰が交易を行うのだ!』と……。すると、共産主義革命組織の人間が、『国が管理して行うので、問題ない』と答えたそうです」
「うーむ……」
ギュイーズ侯爵は、まったくイメージが出来ないようだ。
まあ、無理もない。
俺だって、なんとなくのイメージしかわかないのだ。
ソ連の役人が荷車を押してきて、『物々交換しましょう』みたいな感じなのかなあと。
そもそも私有財産を否定するのだから、経済発展するわけがないのだ。
「ギュイーズ侯爵。あなたの所も、そのうち亡命者で溢れますよ。そうすれば、嫌でもわかる」
フォーワ辺境伯が、ギュイーズ侯爵に涙目で話した。
フォーワ辺境伯の所――南メロビクス王国には、ミスル王国からの亡命者とカタロニア地方からの亡命者が、南と西から来たのだ。
受け入れで、混乱をきたしている。
ギュイーズ侯爵の北メロビクス王国は、エウスコ地方とアラゴニア地方に隣接しているが、両地方は最近ソ連に加入したので、これから亡命者が出るだろう。
亡命者は、日に日に数を増している。
最初は貴族と商人が逃げてきたが、今は平民がほとんどだ。
平民の中でも豊かな人が、共産主義革命組織に狙い撃ちされ、財産没収からの見せしめ処刑コース……。
それで、平民の亡命希望者が激増した。
亡命希望者は、約三万人だ。
・サイターマ領:約二万人
・南メロビクス王国:約一万人
ほぼ、一文無しで逃げてきた人たちだ。
もう、ほとんど難民だな……。
基本的に道路建設をやってもらっている。
現金、日払いだ。
特殊能力がある人は、その人に応じた仕事を斡旋している。
でもな。
三万人だぜ!
とてもさばききれなくて、毎日グースが『事務方増員希望(必死!)』の手紙を運んでくるのだ。
サイターマ領には、アリーさんを投入した。
抑えの切り札アリーさんが、なんとかしてくれるのを祈る。
会議は愚痴混じりの情報交換の場となった。
俺もグチグチした。
そして、愚痴が出尽くしたところで、じいが今日の議題を提示した。
「イタロスとマドロス王国が、グンマー連合王国に加入を希望しておりまじゃ」
15
お気に入りに追加
4,060
あなたにおすすめの小説
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る(旧題|剣は光より速い-社畜異世界転生)
丁鹿イノ
ファンタジー
【ファンタジア文庫にて1巻発売中!】
深夜の職場で人生を終えた青桐 恒(25)は、気づいたらファンタジーな異世界に転生していた。
前世の社畜人生のお陰で圧倒的な精神力を持ち、生後から持ち前の社畜精神で頑張りすぎて魔力と気力を異常に成長させてしまう。
そのうち元Sクラス冒険者である両親も自重しなくなり、魔術と剣術もとんでもないことに……
異世界に転生しても働くのをやめられない!
剣と魔術が存在するファンタジーな異世界で持ち前の社畜精神で努力を積み重ね成り上がっていく、成長物語。
■カクヨムでも連載中です■
本作品をお読みいただき、また多く感想をいただき、誠にありがとうございます。
中々お返しできておりませんが、お寄せいただいたコメントは全て拝見し、執筆の糧にしています。
いつもありがとうございます。
◆
書籍化に伴いタイトルが変更となりました。
剣は光より速い - 社畜異世界転生 ~社畜は異世界でも無休で最強へ至る~
↓
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
伯爵家の三男は冒険者を目指す!
おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました!
佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。
彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった...
(...伶奈、ごめん...)
異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。
初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。
1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
転生したら妖精や精霊を統べる「妖精霊神王」だったが、暇なので幼女になって旅に出ます‼︎
月華
ファンタジー
21歳、普通の会社員として過ごしていた「狐風 空音」(こふう そらね)は、暴走したトラックにひかれそうになっていた子供を庇い死亡した。 次に目を覚ますとものすごい美形の男性がこちらを見、微笑んでいた。「初めまして、空音。 私はギレンフイート。全ての神々の王だ。 君の魂はとても綺麗なんだ。もし…君が良いなら、私の娘として生まれ変わってくれないだろうか?」えっ⁉︎この人の娘⁉︎ なんか楽しそう。優しそうだし…よしっ!「神様が良いなら私を娘として生まれ変わらせてください。」「‼︎! ほんとっ!やった‼︎ ありがとう。これから宜しくね。私の愛娘、ソルフイー。」ソルフィーって何だろう? あれ? なんか眠たくなってきた…? 「安心してお眠り。次に目を覚ますと、もう私の娘だからね。」「は、い…」
数年後…無事に父様(神様)の娘として転生した私。今の名前は「ソルフイー」。家族や他の神々に溺愛されたりして、平和に暮らしてたんだけど…今悩みがあります!それは…暇!暇なの‼︎ 暇すぎて辛い…………………という訳で下界に降りて幼女になって冒険しに行きます‼︎!
これはチートな幼女になったソルフイーが下界で色々とやらかしながらも、周りに溺愛されたりして楽しく歩んでいく物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです。月華です。初めての長編となります!誤字があったり色々と間違えたりするかもしれませんがよろしくお願いします。 1週間ずつ更新していけたらなと思っています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる