140 / 358
第八章 メロビクス戦争2
第140話 鋼鉄のクラウス~青池先生へ愛をこめて
しおりを挟む
「何かの間違いじゃないのか?」
「……」
じいは、フリージア王国に敵の間諜――つまりスパイがいると言う。
だが、俺は反射的に否定してしまった。
あまり身内を疑いたくない。
じいは、俺から視線を外し何も答えない。
すると、情報部長の隣に座る体格の良い男が答えた。
「随分と甘い考えだな」
ズケズケした言い方に、俺はむっとする。
普段は無礼を咎めないが……。
俺は思わず声を荒げた。
「甘いとは、どういう意味だ!」
「そのままの意味だ。フリージア王国には百を超える貴族がいる。その中の一人や二人が裏切っていても不思議はない」
王子の俺が声を荒げているにもかかわらず、男は眉一つ動かさず平然と答えた。
じいが、小声で男の名を告げる。
「あれは情報部のエーベルバッハ男爵です。クラウス・デルモント・フォン・デム・エーベルバッハ男爵。第一騎士団にいたのですが、情報部に引っ張ってきました」
「名前からするとブルムント地方の出か?」
「はい。お父上が戦に敗れ、幼い頃我が国に亡命してきたそうですじゃ」
「では、領地のない法衣貴族か?」
「そうです。なかなかのやり手で第一騎士団では、『鋼鉄《はがね》のクラウス』と呼ばれておりました。あれがしっかりしておるので、ワシもアンジェロ様のもとに戻れましたわい」
「鋼鉄のクラウスね……」
鋼鉄のクラウス――エーベルバッハ男爵は、黒髪強面のイケメン。
年は三十才をちょっと過ぎた位だろうか?
ブルムント人らしく、長身でガッチリした体格をしている。
目つきが鋭く、なるほど仕事が出来そうだ。
情報部長を見た時は、『この人で、情報部は大丈夫かな?』と少し心配したけれど、エーベルバッハ男爵がいるなら情報部は大丈夫そうだ。
俺とじいが小声で話している間に、情報部長とエーベルバッハ男爵が、やり合い始めた。
「エーベルバッハ君! 控えたまえ! 相手はアンジェロ王子だ! 少しは、わきまえたまえ!」
「部長、俺はわきまえていますよ。これが部下なら、即アララト地方へ左遷です」
「君には……、部下の失敗を許す寛容さが必要だぞ!」
「無能な上司を許す寛容さの方が先に身につきそうですよ、部長!」
情報部長とエーベルバッハ男爵は、激しくにらみ合っている。
さすがは鋼鉄のクラウス!
皮肉も一流だ!
「じい! この二人は、大丈夫なのか?」
「今ひとつ自信が持てません……」
見かねたヒューガルデン伯爵が、二人の間に割って入った。
アルドギスル兄上のお守りといい、この人も苦労人だな。
笑顔だけれど、頬が引きつっているぞ。
「まあまあ……。エーベルバッハ男爵! それよりアンジェロ様に、間諜について説明を――」
「そうでしたな。部下アイン! 部下ツヴァイ!」
アイン、ツヴァイは、ブルムント地方の訛りで、数字の一と二だ。
この人は、部下を数字で呼んでいるのか!
部下一号、部下二号、みたいな?
そのセンスは理解できない!
エーベルバッハ男爵が大声で部下を呼ぶと、扉が開き書類の束を抱えた部下が二人入ってきた。
「ご苦労。部下アイン! アンジェロ王子の前に書類を置け! 部下ツヴァイは、ヒューガルデン伯爵の前だ!」
「「はっ!」」
部下アインと呼ばれた男はテキパキと動き、部下ツヴァイはややもっさりと動く。
俺の目の前にドサリと書類の束が置かれた。
「アンジェロ王子。その書類は、あんたの周りで怪しいヤツの調査記録だ。確認してくれ」
「……」
書類は人物ごとに束ねられていた。
メロビクス王大国から来た冒険者パーティー『エスカルゴ』のメンバー……。
第二騎士団のポニャトフスキ騎士爵……。
ハジメ・マツバヤシに使えていた女魔法使いのミオ……。
じいや白狼族のサラの書類もある!
「じいやサラも調べたのか!?」
「あんたの周りにいる人間は全てだ」
「なぜだ?」
「ここは情報部だ。機密に接する可能性がある人物に注意するのは当然だ」
「じゃあ、俺も疑うのか?」
「調査済みでシロだ」
「エーベルバッハ君!」
エーベルバッハ男爵のあまりな言いように、情報部長が注意をしたが、エーベルバッハ男爵は涼しい顔をしている。
隣に座るじいが、これまた涼しい顔でキツイ事実を告げてきた。
「エーベルバッハ男爵と情報部長の調査はワシがやりました。二人ともシロですじゃ」
「相互にチェックしているのか……」
「アンジェロ様……。情報を扱うということは、綺麗事では、すまされんのですじゃ。情報部が、こうして安全な人物かどうか、きちんとチェックをするから、ワシらは枕を高くして眠れるのです」
「それはわかるが……」
理屈ではわかるが、気持ちが受け付けない。
俺は戸惑いつつ、次の書類の束をつかんだ。
「アリー・ギュイーズ……って、彼女は俺の婚約者だぞ! 大物貴族ギュイーズ侯爵の孫娘だぞ! 疑うとは、無礼が過ぎる!」
「礼儀を守って国が守れるなら、いくらでも守りますよ、王子」
「彼女は、そんな人じゃない!」
「まず、人を信じるですか? 王子のご立派なお人柄は、尊ぶべきだとは思いますが、情報部としては真っ先に疑うべきでしょう? 悲劇のヒロインさながらのプロフィールは、男の同情を買い、庇護欲を刺激しますな」
「このっ――」
「ご安心を。彼女はシロだ。もちろん、ギュイーズ侯爵にアンジェロ領の事を手紙で伝えてはいるが、機密に関する事はぼやかしとる」
俺はいつの間にか立ち上がり、エーベルバッハ男爵をにらみつけていた。
頭ではわかっている……わかっているのだが……。
どうも、イカン……感情的になってしまう。
彼は、疑うのが仕事なのだ。
悪気はないのだ。
「落ち着け、アンジェロ」
「アンジェロ少年。座るのである。エーベルバッハ男爵は、プロとして仕事をしているのである」
俺は、ルーナ先生と黒丸師匠に促されて席に座り直す。
「ご苦労だった……。エーベルバッハ男爵……。それで、これは、どうやって調べて、シロかクロか判断するのだ?」
情報部長が、咳払いをして説明を始めた。
これ以上、エーベルバッハ男爵にしゃべらせたくないらしい。
俺の機嫌を損ね過ぎると判断したのだろう。
「基本は身上調査です。各国各地に散らばるエルキュール族が、片端から情報を集めて来ます。それをここで整理し、矛盾点はないか? おかしな経歴はないか? 普段はどんな行動をしているのか? 時間をかけて確認作業を行います」
「なるほど」
「それと……場合によっては、手紙などを盗み見る場合もございます……」
「……」
「何卒、お許しを……」
見たのだろうな。
アリーさんの手紙を。
しかし、怒るわけにもいかない。
彼らは仕事をしているのだ。
国を守っているのだ。
「わかった。ご苦労だった。手段は問わないから、引き続きよろしく頼む……。それで、俺の関係者は、全員シロだな?」
「それが……。一名、まだはっきりしない人物がおります……」
部長が目配せするとエーベルバッハ男爵は、一枚のメモ書きをこちらに寄越した。
俺に近しい人物のリストだ。
アリーさん、エルハムさん、サラ、ボイチェフ、キュー、ジョバンニ……。
名前には、横線が引かれている。
シロと言うことだろう。
「王子、一番下だ」
「……」
エーベルバッハ男爵が、リストの一番下を見ろと言う。
リストの下の人物には、横線が入っていなかった。
まだ、シロか、クロか、はっきりしない人物。
間諜、スパイの可能性がある人物ということだ。
――ウォーカー船長。
リストの下には、そう名が記されていた。
「……」
じいは、フリージア王国に敵の間諜――つまりスパイがいると言う。
だが、俺は反射的に否定してしまった。
あまり身内を疑いたくない。
じいは、俺から視線を外し何も答えない。
すると、情報部長の隣に座る体格の良い男が答えた。
「随分と甘い考えだな」
ズケズケした言い方に、俺はむっとする。
普段は無礼を咎めないが……。
俺は思わず声を荒げた。
「甘いとは、どういう意味だ!」
「そのままの意味だ。フリージア王国には百を超える貴族がいる。その中の一人や二人が裏切っていても不思議はない」
王子の俺が声を荒げているにもかかわらず、男は眉一つ動かさず平然と答えた。
じいが、小声で男の名を告げる。
「あれは情報部のエーベルバッハ男爵です。クラウス・デルモント・フォン・デム・エーベルバッハ男爵。第一騎士団にいたのですが、情報部に引っ張ってきました」
「名前からするとブルムント地方の出か?」
「はい。お父上が戦に敗れ、幼い頃我が国に亡命してきたそうですじゃ」
「では、領地のない法衣貴族か?」
「そうです。なかなかのやり手で第一騎士団では、『鋼鉄《はがね》のクラウス』と呼ばれておりました。あれがしっかりしておるので、ワシもアンジェロ様のもとに戻れましたわい」
「鋼鉄のクラウスね……」
鋼鉄のクラウス――エーベルバッハ男爵は、黒髪強面のイケメン。
年は三十才をちょっと過ぎた位だろうか?
ブルムント人らしく、長身でガッチリした体格をしている。
目つきが鋭く、なるほど仕事が出来そうだ。
情報部長を見た時は、『この人で、情報部は大丈夫かな?』と少し心配したけれど、エーベルバッハ男爵がいるなら情報部は大丈夫そうだ。
俺とじいが小声で話している間に、情報部長とエーベルバッハ男爵が、やり合い始めた。
「エーベルバッハ君! 控えたまえ! 相手はアンジェロ王子だ! 少しは、わきまえたまえ!」
「部長、俺はわきまえていますよ。これが部下なら、即アララト地方へ左遷です」
「君には……、部下の失敗を許す寛容さが必要だぞ!」
「無能な上司を許す寛容さの方が先に身につきそうですよ、部長!」
情報部長とエーベルバッハ男爵は、激しくにらみ合っている。
さすがは鋼鉄のクラウス!
皮肉も一流だ!
「じい! この二人は、大丈夫なのか?」
「今ひとつ自信が持てません……」
見かねたヒューガルデン伯爵が、二人の間に割って入った。
アルドギスル兄上のお守りといい、この人も苦労人だな。
笑顔だけれど、頬が引きつっているぞ。
「まあまあ……。エーベルバッハ男爵! それよりアンジェロ様に、間諜について説明を――」
「そうでしたな。部下アイン! 部下ツヴァイ!」
アイン、ツヴァイは、ブルムント地方の訛りで、数字の一と二だ。
この人は、部下を数字で呼んでいるのか!
部下一号、部下二号、みたいな?
そのセンスは理解できない!
エーベルバッハ男爵が大声で部下を呼ぶと、扉が開き書類の束を抱えた部下が二人入ってきた。
「ご苦労。部下アイン! アンジェロ王子の前に書類を置け! 部下ツヴァイは、ヒューガルデン伯爵の前だ!」
「「はっ!」」
部下アインと呼ばれた男はテキパキと動き、部下ツヴァイはややもっさりと動く。
俺の目の前にドサリと書類の束が置かれた。
「アンジェロ王子。その書類は、あんたの周りで怪しいヤツの調査記録だ。確認してくれ」
「……」
書類は人物ごとに束ねられていた。
メロビクス王大国から来た冒険者パーティー『エスカルゴ』のメンバー……。
第二騎士団のポニャトフスキ騎士爵……。
ハジメ・マツバヤシに使えていた女魔法使いのミオ……。
じいや白狼族のサラの書類もある!
「じいやサラも調べたのか!?」
「あんたの周りにいる人間は全てだ」
「なぜだ?」
「ここは情報部だ。機密に接する可能性がある人物に注意するのは当然だ」
「じゃあ、俺も疑うのか?」
「調査済みでシロだ」
「エーベルバッハ君!」
エーベルバッハ男爵のあまりな言いように、情報部長が注意をしたが、エーベルバッハ男爵は涼しい顔をしている。
隣に座るじいが、これまた涼しい顔でキツイ事実を告げてきた。
「エーベルバッハ男爵と情報部長の調査はワシがやりました。二人ともシロですじゃ」
「相互にチェックしているのか……」
「アンジェロ様……。情報を扱うということは、綺麗事では、すまされんのですじゃ。情報部が、こうして安全な人物かどうか、きちんとチェックをするから、ワシらは枕を高くして眠れるのです」
「それはわかるが……」
理屈ではわかるが、気持ちが受け付けない。
俺は戸惑いつつ、次の書類の束をつかんだ。
「アリー・ギュイーズ……って、彼女は俺の婚約者だぞ! 大物貴族ギュイーズ侯爵の孫娘だぞ! 疑うとは、無礼が過ぎる!」
「礼儀を守って国が守れるなら、いくらでも守りますよ、王子」
「彼女は、そんな人じゃない!」
「まず、人を信じるですか? 王子のご立派なお人柄は、尊ぶべきだとは思いますが、情報部としては真っ先に疑うべきでしょう? 悲劇のヒロインさながらのプロフィールは、男の同情を買い、庇護欲を刺激しますな」
「このっ――」
「ご安心を。彼女はシロだ。もちろん、ギュイーズ侯爵にアンジェロ領の事を手紙で伝えてはいるが、機密に関する事はぼやかしとる」
俺はいつの間にか立ち上がり、エーベルバッハ男爵をにらみつけていた。
頭ではわかっている……わかっているのだが……。
どうも、イカン……感情的になってしまう。
彼は、疑うのが仕事なのだ。
悪気はないのだ。
「落ち着け、アンジェロ」
「アンジェロ少年。座るのである。エーベルバッハ男爵は、プロとして仕事をしているのである」
俺は、ルーナ先生と黒丸師匠に促されて席に座り直す。
「ご苦労だった……。エーベルバッハ男爵……。それで、これは、どうやって調べて、シロかクロか判断するのだ?」
情報部長が、咳払いをして説明を始めた。
これ以上、エーベルバッハ男爵にしゃべらせたくないらしい。
俺の機嫌を損ね過ぎると判断したのだろう。
「基本は身上調査です。各国各地に散らばるエルキュール族が、片端から情報を集めて来ます。それをここで整理し、矛盾点はないか? おかしな経歴はないか? 普段はどんな行動をしているのか? 時間をかけて確認作業を行います」
「なるほど」
「それと……場合によっては、手紙などを盗み見る場合もございます……」
「……」
「何卒、お許しを……」
見たのだろうな。
アリーさんの手紙を。
しかし、怒るわけにもいかない。
彼らは仕事をしているのだ。
国を守っているのだ。
「わかった。ご苦労だった。手段は問わないから、引き続きよろしく頼む……。それで、俺の関係者は、全員シロだな?」
「それが……。一名、まだはっきりしない人物がおります……」
部長が目配せするとエーベルバッハ男爵は、一枚のメモ書きをこちらに寄越した。
俺に近しい人物のリストだ。
アリーさん、エルハムさん、サラ、ボイチェフ、キュー、ジョバンニ……。
名前には、横線が引かれている。
シロと言うことだろう。
「王子、一番下だ」
「……」
エーベルバッハ男爵が、リストの一番下を見ろと言う。
リストの下の人物には、横線が入っていなかった。
まだ、シロか、クロか、はっきりしない人物。
間諜、スパイの可能性がある人物ということだ。
――ウォーカー船長。
リストの下には、そう名が記されていた。
17
お気に入りに追加
4,060
あなたにおすすめの小説
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る(旧題|剣は光より速い-社畜異世界転生)
丁鹿イノ
ファンタジー
【ファンタジア文庫にて1巻発売中!】
深夜の職場で人生を終えた青桐 恒(25)は、気づいたらファンタジーな異世界に転生していた。
前世の社畜人生のお陰で圧倒的な精神力を持ち、生後から持ち前の社畜精神で頑張りすぎて魔力と気力を異常に成長させてしまう。
そのうち元Sクラス冒険者である両親も自重しなくなり、魔術と剣術もとんでもないことに……
異世界に転生しても働くのをやめられない!
剣と魔術が存在するファンタジーな異世界で持ち前の社畜精神で努力を積み重ね成り上がっていく、成長物語。
■カクヨムでも連載中です■
本作品をお読みいただき、また多く感想をいただき、誠にありがとうございます。
中々お返しできておりませんが、お寄せいただいたコメントは全て拝見し、執筆の糧にしています。
いつもありがとうございます。
◆
書籍化に伴いタイトルが変更となりました。
剣は光より速い - 社畜異世界転生 ~社畜は異世界でも無休で最強へ至る~
↓
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
伯爵家の三男は冒険者を目指す!
おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました!
佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。
彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった...
(...伶奈、ごめん...)
異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。
初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。
誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。
1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。
異世界転生したのだけれど。〜チート隠して、目指せ! のんびり冒険者 (仮)
ひなた
ファンタジー
…どうやら私、神様のミスで死んだようです。
流行りの異世界転生?と内心(神様にモロバレしてたけど)わくわくしてたら案の定!
剣と魔法のファンタジー世界に転生することに。
せっかくだからと魔力多めにもらったら、多すぎた!?
オマケに最後の最後にまたもや神様がミス!
世界で自分しかいない特殊個体の猫獣人に
なっちゃって!?
規格外すぎて親に捨てられ早2年経ちました。
……路上生活、そろそろやめたいと思います。
異世界転生わくわくしてたけど
ちょっとだけ神様恨みそう。
脱路上生活!がしたかっただけなのに
なんで無双してるんだ私???
お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)
いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。
---------
掲載は不定期になります。
追記
「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。
お知らせ
カクヨム様でも掲載中です。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
転生したら妖精や精霊を統べる「妖精霊神王」だったが、暇なので幼女になって旅に出ます‼︎
月華
ファンタジー
21歳、普通の会社員として過ごしていた「狐風 空音」(こふう そらね)は、暴走したトラックにひかれそうになっていた子供を庇い死亡した。 次に目を覚ますとものすごい美形の男性がこちらを見、微笑んでいた。「初めまして、空音。 私はギレンフイート。全ての神々の王だ。 君の魂はとても綺麗なんだ。もし…君が良いなら、私の娘として生まれ変わってくれないだろうか?」えっ⁉︎この人の娘⁉︎ なんか楽しそう。優しそうだし…よしっ!「神様が良いなら私を娘として生まれ変わらせてください。」「‼︎! ほんとっ!やった‼︎ ありがとう。これから宜しくね。私の愛娘、ソルフイー。」ソルフィーって何だろう? あれ? なんか眠たくなってきた…? 「安心してお眠り。次に目を覚ますと、もう私の娘だからね。」「は、い…」
数年後…無事に父様(神様)の娘として転生した私。今の名前は「ソルフイー」。家族や他の神々に溺愛されたりして、平和に暮らしてたんだけど…今悩みがあります!それは…暇!暇なの‼︎ 暇すぎて辛い…………………という訳で下界に降りて幼女になって冒険しに行きます‼︎!
これはチートな幼女になったソルフイーが下界で色々とやらかしながらも、周りに溺愛されたりして楽しく歩んでいく物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お久しぶりです。月華です。初めての長編となります!誤字があったり色々と間違えたりするかもしれませんがよろしくお願いします。 1週間ずつ更新していけたらなと思っています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる