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第一章 王子への転生と冒険者修行
第7話 魔法の先生募集中!
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俺は二才になった。
目もはっきり見えて、言葉も喋れるようになり、ヨチヨチではあるが自力で歩ける。
飛行魔法で移動してばかりで足腰に筋力がつかないと困る。
なので、最近は意識して歩くようにしているのだ。
「アンジェロ様、書庫より本をお持ちいたしました」
お付きの猫耳侍女フランが、分厚い本を持って俺の部屋に入って来た。
この猫耳侍女フランに抱っこして貰いながら読書をするのが最近の日課だ。
まだ二才の子供だからね。
甘えた事をしても笑って許される。
子供の特権!
「フランの尻尾を触っても良い?」
「アンジェロ様、いけませんよ~。獣人の尻尾は敏感ですから触ると獣人は怒りますよ~」
「わかったぁ」
フランの尻尾のガードは堅いな。
いつかモフモフさせて貰えないかな。
この異世界には、人間以外の種族が沢山住んでいる。
動物が人化したような獣人、魔法の扱いに長け長命なエルフ、火と金属の扱いが得意で酒好きなドワーフなどだ。
彼らは亜人と呼ばれていて、我々人間と共存している。
ちなみに人間は人族と呼ばれている。
俺の住んでいるフリージア王国にもかなりの数の亜人がいて、王様が仕事する王宮や、ここ後宮で働いている者がいる。
「アンジェロ様は、難しい本がお好きですね~」
俺を膝の上で抱えながらフランが呟く。
フランは獣人の中でも身体能力の高い豹族だ。
耳と尻尾以外は人間と変わらない。
フランは俺の護衛も兼ねているのだろう。
やっぱ腹筋とか割れているのかな?
「この本は魔法の本だよ。そんなに難しくない……。と言うか、もう覚えてしまった内容だな……。フラン、ページをめくって」
「はい。……魔法の基本属性は火水風土?」
「うん、基本の四属性魔法について書いてあるけど、この辺はもう理解している。次のページへ」
「アンジェロ様は凄いですね! 私たち獣人は魔法が使えないので羨ましいです!」
もっと褒めて下さい!
俺は褒めて伸びるタイプです!
何でも獣人はみんな魔力が無いので、魔法が使えないそうだ。
女神ミネルヴァ様が俺にくれた例の魔力造血幹細胞ってやつを、種族として持っていないのだろうな。
と言っても、人族だって魔法が使えるのは十人に一人の割合らしい。
みんながみんな魔法を使えるわけじゃない。
この異世界には『魔力』と『魔法』がある。
まず『魔力』は、俺が女神ミネルヴァ様に授けてもらったやつで、魔法の素、魔法のエネルギー源だ。
そして『魔法』は、『魔力』を使って発動するのだけれど、仕組みは良くわからない。
正直な話、地球世界の常識とか物理法則とかは、まるっきり無視されている。
だって俺が赤ん坊の頃から使っている飛行魔法なんて、あきらかに物理法則を無視しているだろう。
魔力を放出して人間が空を飛ぶ……。
ニュートンが真っ赤になって、机をバンバン叩いて猛抗議しそうな話だよ。
リンゴとは一体……。
最初は色々と考えてしまったが、最近は『そういうものだ』と割り切って受け入れている。
「アンジェロ様は四属性魔法全部が使えるのですよね」
「そうだよ」
「じゃあ、このコップに水を入れてみて下さい」
「ほい。クリエイトウォーター!」
「うわあ! すごーい!」
コップに水魔法で水を注いだだけで、猫耳侍女のフランは大喜びだ。
獣人は喜怒哀楽の感情表現が、ストレートで良いね。
こっちも楽しくなってくる。
魔法本に書いてある初級の魔法を、俺はもう使いこなせている。
魔法の先生に中級以上の魔法を教わりたいのだけれど、魔法の先生が次々と辞めてしまうのだ。
今までの先生は――。
「では、アンジェロ王子。火属性魔法初級のファイヤーボールを……」
「出来るよ。ファイヤーボール!」
ちゅどーん! ドバーーーーーーン!
「すいません。辞職します」
初っぱなから威力が強すぎたらしい。
魔法訓練場を黒焦げにしてしまった。
俺の特大ファイヤーボールを見て自信を無くした先生は辞職してしまった。
何か月かして次の先生がやって来た。
「アンジェロ王子は、魔法が得意だそうですが、私は水魔法の権威と呼ばれており……」
「クリエイトウォーター!」
ゴゴゴゴゴゴゴ……、ザバーン!
「溺れる~! 助けて~!」
発生させた水の量が多すぎた。
今度は魔法訓練場を高波が荒れ狂うプールにしてしまい、魔法の先生を溺死させかけてしまった。
自信を無くした先生は辞職してしまった。
そしてまた次の先生がやって来た。
「俺は土魔法の……」
「アースウォール!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド! ドーン!
「辞めます」
そしてまた次の先生……。
「風魔法とは、つまり……」
「ウインド!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
「実家に帰ります。探さないで下さい」
おかしい。
俺は幼児で侍女たちにも人気の可愛いアンジェロ王子だ。
何故か先生たちは、一回の授業で辞めてしまう。
父上には、『魔法の先生を探すのにも、雇うのにも金がかかる。魔法訓練場を修理するのも金がかかる。もう勘弁してくれ!』と怒られてしまった。
いや、待って欲しい。
俺は悪くないよな?
先生にちょっと良い所を見せようと張り切っただけだ。
魔法の威力が想定外に大きくなってしまったというだけで……。
中級魔法や無属性の魔法、高度属性魔法の雷、光、闇なんかを教わりたいのだがな。
先生が辞めてしまうから、魔法の勉強が停滞気味だ。
「うーん、この本の内容は参考にならないな……」
この本は……、羊皮紙かな?
動物の皮に手書きで文字が書いてあるので、本の厚さはあるのだけれどページ数はたいしたことない。
魔法本の中身は既にマスターしている魔法初心者向けの内容だった。
難しい魔法は口伝。師匠から弟子に直接指導して口伝える物なんだろうね。
「申し訳ございません。もう魔法の本は、書庫にございません」
フランが恐縮している。
「うん。しょうがないね。フランは気にしないで。本は戻しておいて」
「かしこまりました」
どうもこの世界では本の流通量は少ないらしい。
王宮の書庫と言っても6畳くらいの部屋で蔵書量は少ない。現代日本ならば、王宮の書庫より沢山の本を持っている人は掃いて捨てるほどいるだろう。
女神ジュノー様が言っていたけれど、本当に文明が発達していない世界なのだ。
どうやってこの世界を発展させよう?
女神ジュノー様は『ゲーム感覚で気楽にやれ』と言っていたけれど……。むーん……。
こっちの世界に転生して二年たつし、そろそろ何かやらなきゃなあ。
*
天界では女神ミネルヴァと神メリクリウスが机に向かい書類仕事をしていた。
「ふー、これでひと段落だ。メリクリウスの方はどうだ?」
「まあ、だいたい片付いて来た。しかし、ジュノーは全然帰って来ないな……」
「ああ。今回は長いな……」
この世界の主神である女神ジュノーは地球世界に行ったきり帰ってこない。
その分、女神ミネルヴァと神メリクリウスに仕事の負担がかかっているのである。
神メリクリウスはあたりを見回した。
他の下級神はいない。
小さな声でミネルヴァに聞いた。
「あれだろ。地球世界からこっちの世界に連れてくる人間を探しに行ったんだろ?」
「そうだ」
「今のところアンジェロだけだよな?」
「うむ。これはという人物は、なかなかいないようだ」
「アンジェロは良いやつだよなあ」
「ふふ、そうだな。そろそろ会いに行くか。留守番を頼めるか?」
「ああ。留守は任せとけ。アンジェロによろしくな」
「伝えておこう」
女神ミネルヴァは黄金のフクロウに姿を変えると、天界から地上へ向けて羽ばたいて行った。
女神ミネルヴァがいなくなると、神メリクリウスは横長のソファーにゴロンと寝転がった。
「やーれやれ。やっと一人になれた! これで心置きなく昼寝が出来るぞ!」
目もはっきり見えて、言葉も喋れるようになり、ヨチヨチではあるが自力で歩ける。
飛行魔法で移動してばかりで足腰に筋力がつかないと困る。
なので、最近は意識して歩くようにしているのだ。
「アンジェロ様、書庫より本をお持ちいたしました」
お付きの猫耳侍女フランが、分厚い本を持って俺の部屋に入って来た。
この猫耳侍女フランに抱っこして貰いながら読書をするのが最近の日課だ。
まだ二才の子供だからね。
甘えた事をしても笑って許される。
子供の特権!
「フランの尻尾を触っても良い?」
「アンジェロ様、いけませんよ~。獣人の尻尾は敏感ですから触ると獣人は怒りますよ~」
「わかったぁ」
フランの尻尾のガードは堅いな。
いつかモフモフさせて貰えないかな。
この異世界には、人間以外の種族が沢山住んでいる。
動物が人化したような獣人、魔法の扱いに長け長命なエルフ、火と金属の扱いが得意で酒好きなドワーフなどだ。
彼らは亜人と呼ばれていて、我々人間と共存している。
ちなみに人間は人族と呼ばれている。
俺の住んでいるフリージア王国にもかなりの数の亜人がいて、王様が仕事する王宮や、ここ後宮で働いている者がいる。
「アンジェロ様は、難しい本がお好きですね~」
俺を膝の上で抱えながらフランが呟く。
フランは獣人の中でも身体能力の高い豹族だ。
耳と尻尾以外は人間と変わらない。
フランは俺の護衛も兼ねているのだろう。
やっぱ腹筋とか割れているのかな?
「この本は魔法の本だよ。そんなに難しくない……。と言うか、もう覚えてしまった内容だな……。フラン、ページをめくって」
「はい。……魔法の基本属性は火水風土?」
「うん、基本の四属性魔法について書いてあるけど、この辺はもう理解している。次のページへ」
「アンジェロ様は凄いですね! 私たち獣人は魔法が使えないので羨ましいです!」
もっと褒めて下さい!
俺は褒めて伸びるタイプです!
何でも獣人はみんな魔力が無いので、魔法が使えないそうだ。
女神ミネルヴァ様が俺にくれた例の魔力造血幹細胞ってやつを、種族として持っていないのだろうな。
と言っても、人族だって魔法が使えるのは十人に一人の割合らしい。
みんながみんな魔法を使えるわけじゃない。
この異世界には『魔力』と『魔法』がある。
まず『魔力』は、俺が女神ミネルヴァ様に授けてもらったやつで、魔法の素、魔法のエネルギー源だ。
そして『魔法』は、『魔力』を使って発動するのだけれど、仕組みは良くわからない。
正直な話、地球世界の常識とか物理法則とかは、まるっきり無視されている。
だって俺が赤ん坊の頃から使っている飛行魔法なんて、あきらかに物理法則を無視しているだろう。
魔力を放出して人間が空を飛ぶ……。
ニュートンが真っ赤になって、机をバンバン叩いて猛抗議しそうな話だよ。
リンゴとは一体……。
最初は色々と考えてしまったが、最近は『そういうものだ』と割り切って受け入れている。
「アンジェロ様は四属性魔法全部が使えるのですよね」
「そうだよ」
「じゃあ、このコップに水を入れてみて下さい」
「ほい。クリエイトウォーター!」
「うわあ! すごーい!」
コップに水魔法で水を注いだだけで、猫耳侍女のフランは大喜びだ。
獣人は喜怒哀楽の感情表現が、ストレートで良いね。
こっちも楽しくなってくる。
魔法本に書いてある初級の魔法を、俺はもう使いこなせている。
魔法の先生に中級以上の魔法を教わりたいのだけれど、魔法の先生が次々と辞めてしまうのだ。
今までの先生は――。
「では、アンジェロ王子。火属性魔法初級のファイヤーボールを……」
「出来るよ。ファイヤーボール!」
ちゅどーん! ドバーーーーーーン!
「すいません。辞職します」
初っぱなから威力が強すぎたらしい。
魔法訓練場を黒焦げにしてしまった。
俺の特大ファイヤーボールを見て自信を無くした先生は辞職してしまった。
何か月かして次の先生がやって来た。
「アンジェロ王子は、魔法が得意だそうですが、私は水魔法の権威と呼ばれており……」
「クリエイトウォーター!」
ゴゴゴゴゴゴゴ……、ザバーン!
「溺れる~! 助けて~!」
発生させた水の量が多すぎた。
今度は魔法訓練場を高波が荒れ狂うプールにしてしまい、魔法の先生を溺死させかけてしまった。
自信を無くした先生は辞職してしまった。
そしてまた次の先生がやって来た。
「俺は土魔法の……」
「アースウォール!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド! ドーン!
「辞めます」
そしてまた次の先生……。
「風魔法とは、つまり……」
「ウインド!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
「実家に帰ります。探さないで下さい」
おかしい。
俺は幼児で侍女たちにも人気の可愛いアンジェロ王子だ。
何故か先生たちは、一回の授業で辞めてしまう。
父上には、『魔法の先生を探すのにも、雇うのにも金がかかる。魔法訓練場を修理するのも金がかかる。もう勘弁してくれ!』と怒られてしまった。
いや、待って欲しい。
俺は悪くないよな?
先生にちょっと良い所を見せようと張り切っただけだ。
魔法の威力が想定外に大きくなってしまったというだけで……。
中級魔法や無属性の魔法、高度属性魔法の雷、光、闇なんかを教わりたいのだがな。
先生が辞めてしまうから、魔法の勉強が停滞気味だ。
「うーん、この本の内容は参考にならないな……」
この本は……、羊皮紙かな?
動物の皮に手書きで文字が書いてあるので、本の厚さはあるのだけれどページ数はたいしたことない。
魔法本の中身は既にマスターしている魔法初心者向けの内容だった。
難しい魔法は口伝。師匠から弟子に直接指導して口伝える物なんだろうね。
「申し訳ございません。もう魔法の本は、書庫にございません」
フランが恐縮している。
「うん。しょうがないね。フランは気にしないで。本は戻しておいて」
「かしこまりました」
どうもこの世界では本の流通量は少ないらしい。
王宮の書庫と言っても6畳くらいの部屋で蔵書量は少ない。現代日本ならば、王宮の書庫より沢山の本を持っている人は掃いて捨てるほどいるだろう。
女神ジュノー様が言っていたけれど、本当に文明が発達していない世界なのだ。
どうやってこの世界を発展させよう?
女神ジュノー様は『ゲーム感覚で気楽にやれ』と言っていたけれど……。むーん……。
こっちの世界に転生して二年たつし、そろそろ何かやらなきゃなあ。
*
天界では女神ミネルヴァと神メリクリウスが机に向かい書類仕事をしていた。
「ふー、これでひと段落だ。メリクリウスの方はどうだ?」
「まあ、だいたい片付いて来た。しかし、ジュノーは全然帰って来ないな……」
「ああ。今回は長いな……」
この世界の主神である女神ジュノーは地球世界に行ったきり帰ってこない。
その分、女神ミネルヴァと神メリクリウスに仕事の負担がかかっているのである。
神メリクリウスはあたりを見回した。
他の下級神はいない。
小さな声でミネルヴァに聞いた。
「あれだろ。地球世界からこっちの世界に連れてくる人間を探しに行ったんだろ?」
「そうだ」
「今のところアンジェロだけだよな?」
「うむ。これはという人物は、なかなかいないようだ」
「アンジェロは良いやつだよなあ」
「ふふ、そうだな。そろそろ会いに行くか。留守番を頼めるか?」
「ああ。留守は任せとけ。アンジェロによろしくな」
「伝えておこう」
女神ミネルヴァは黄金のフクロウに姿を変えると、天界から地上へ向けて羽ばたいて行った。
女神ミネルヴァがいなくなると、神メリクリウスは横長のソファーにゴロンと寝転がった。
「やーれやれ。やっと一人になれた! これで心置きなく昼寝が出来るぞ!」
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