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§ 泡沫 *
二
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異変を感じるのに、さほど時間はかからなかった。
毎日会っていたときでさえ、頻繁に送られてきたショートメールが来なくなったその夜には、寝る前にかけてきていた電話も途絶え。
なにか都合があるのだろうと数日待ってみたものの、さすがに不審に思いはじめて、亜弥の電話番号をタップしたが、応答したのは電源が入っていないか電波が届かない——と、人工の音声。時間を見計らって何度かけ直しても、応答したのは無機質なアナウンスだった。
ショートメールにしても状況は変わらず。連絡はぷつりと途絶えたままだ。
立ち寄りそうな場所にはすべて足を運んだ。
時間を作っては亜弥の住むマンションへも通ったが、外からではなにもわからず、それでも自動ドアの外に立ち尽くす日々。たまたま通りがかった住人らしき人に尋ねては、奇異な目で見られその場を立ち去った。
コンビニエンスストアで訊いても、亜弥はすでに退職したから知らないの一点張り。
やっと捕まえた亜弥の友人桃子も亜弥を探していたようで、どうして居場所を知らないのだ、と、逆に責め立てられてしまった。
克巳の様子を案じたのか、面白がったのか。同僚や先輩たちからは、慰めとも嘲笑ともつかぬ言葉で諭されもした。
『女なんて金と見た目で靡く生き物だ。きっと条件のいい男を見つけたんだよ』
『見た目凶悪な上に、いつも金欠だからなぁお前』
『遊ばれたのよ。ひと夏の恋なんて、女子高生の憧れじゃないの』
『所詮は見かけ倒しだったってこと。お前は騙されたんだよ』
ただ無駄に過ぎていくだけの日々。
外野からの無責任な言葉も、一因になったのだろう。錐揉み状態で為す術も無く地上へと落下する紙飛行機のように克巳の心は荒み、亜弥を想う心はいつしか憎しみへと塗り変わっていった。
遊ばれて、捨てられたのだ。
ひとたび開かれた無防備な心を守るには、そう思い込むほかに方法がなかっただけなのかもしれなかったが。
自棄を起こした克巳は、あれほど嫌っていた父親からの認知を承諾し、さらにそれまで名乗っていた母方の姓をも捨てた。
ただ、あの家は自分の住むところではない、と、それだけは頑なに譲らず。結果的には、大学卒業と同時に欧州へと、亜弥が消えた現実から逃げるように旅立った。
若かったから。そうするしかなかったから。
己の愚かさは、そんな言葉で片付けられるようなものじゃない。
自分本位で、欲望を満たすそれだけに夢中になっていたからこそ、思いやることも信じることもせず、亜弥への気持ちを怨みへと転じてしまった。
そして現実は、どれほど残酷なことか。
『始末しろ』
命令とともに送られてきた資料の一番上にある名を目にして、愕然とする。
宮藤亜弥。それは忘れもしないあの女の名だった。
資料をめくる。次から次へと書き連ねられた、その女に関する情報に目を通せば、仕事ぶりから弟との関係、社内での噂話に至るまで枚挙に遑がない。
同時に送られてきたファイルには、資料の内容を裏付けるように寄り添うふたりの写真があった。
そして、問題のその女はといえば、容姿は多少変わっているが、十年前の面影を色濃く残している。あの亜弥に間違いない。
『所詮は、地位や金に群がるそこらの女だ。おまえなら、どうとでもなるだろう。いつものように適当にうまくやってくれればいい』
電話の向こうであの男は嗤った。
昔のことはばあさんと当時婚約者だった敦史の母親が勝手にしたことであり、自分は関係ないと宣うあの男は、克巳の母親にした同じことを、亜弥にもするのだ。
あの男も一蓮托生、無関係は偽装に過ぎない。
はじめて愛した女に捨てられて、色褪せた未来。くだらない時間をくだらなく過ごし、溜飲を下げたつもりになる己を嘲笑った日々。
それでも心は、いつでも亜弥を求めていた。
もしも自分があの男の企みに乗って帰国しなければ、なにも知らない亜弥はどうなっていただろう。
亜弥が敦史のとなりで幸せになる未来は、無い。
断れば、他の男を宛がうのは、わかっていた。だから、あの男の企みに乗った。
そしていま亜弥はたしかに、この腕の中にいる。
己の手によって恍惚へと上り詰め、うっとりと微笑む亜弥を、克巳は見つめた。
幼さの微塵もない成熟した女性の身体。膨らんだ胸元も尻のまろみも、以前に増して魅力的になった。けれども、本来であれば艶やかなはずの肌には、大小の痛々しい疵痕がある。
突然両親を失った悲しみは想像に難く、心と身体の傷を癒やすのにどれほどの痛みや苦しみを味わったことか。
十年経ったいま、疵そのものの痛みが癒えたところで、入浴や着替えのたびに必然的に目に入るそれ。そのたびに辛い記憶を蘇らせ、心に新たなキズを負っているに違いないのだ。
そんな亜弥を罠に嵌め、さらに深く傷つけるところだった。
いや、ちがう。
あの男の企みどおりではなくとも、結果はそう変わらないのかも知れない。
克巳はついさっきまでの己を思い、三十を過ぎてもガキだな、と、衝動を抑えられずに亜弥を抱く己を自嘲する。それでも。
愛している。
二度とないと諦めていたこの女と、ふたたび愛し合う機会に恵まれたのだ。何処の誰が何れ程卑怯な手段で邪魔をしようとも、たとえそれが天の采配であったとしても、今度こそ絶対に守り通す。
二度と離さない。
真っ直ぐな瞳で己を見上げる亜弥へ、克巳は心の中で誓いを立てた。
毎日会っていたときでさえ、頻繁に送られてきたショートメールが来なくなったその夜には、寝る前にかけてきていた電話も途絶え。
なにか都合があるのだろうと数日待ってみたものの、さすがに不審に思いはじめて、亜弥の電話番号をタップしたが、応答したのは電源が入っていないか電波が届かない——と、人工の音声。時間を見計らって何度かけ直しても、応答したのは無機質なアナウンスだった。
ショートメールにしても状況は変わらず。連絡はぷつりと途絶えたままだ。
立ち寄りそうな場所にはすべて足を運んだ。
時間を作っては亜弥の住むマンションへも通ったが、外からではなにもわからず、それでも自動ドアの外に立ち尽くす日々。たまたま通りがかった住人らしき人に尋ねては、奇異な目で見られその場を立ち去った。
コンビニエンスストアで訊いても、亜弥はすでに退職したから知らないの一点張り。
やっと捕まえた亜弥の友人桃子も亜弥を探していたようで、どうして居場所を知らないのだ、と、逆に責め立てられてしまった。
克巳の様子を案じたのか、面白がったのか。同僚や先輩たちからは、慰めとも嘲笑ともつかぬ言葉で諭されもした。
『女なんて金と見た目で靡く生き物だ。きっと条件のいい男を見つけたんだよ』
『見た目凶悪な上に、いつも金欠だからなぁお前』
『遊ばれたのよ。ひと夏の恋なんて、女子高生の憧れじゃないの』
『所詮は見かけ倒しだったってこと。お前は騙されたんだよ』
ただ無駄に過ぎていくだけの日々。
外野からの無責任な言葉も、一因になったのだろう。錐揉み状態で為す術も無く地上へと落下する紙飛行機のように克巳の心は荒み、亜弥を想う心はいつしか憎しみへと塗り変わっていった。
遊ばれて、捨てられたのだ。
ひとたび開かれた無防備な心を守るには、そう思い込むほかに方法がなかっただけなのかもしれなかったが。
自棄を起こした克巳は、あれほど嫌っていた父親からの認知を承諾し、さらにそれまで名乗っていた母方の姓をも捨てた。
ただ、あの家は自分の住むところではない、と、それだけは頑なに譲らず。結果的には、大学卒業と同時に欧州へと、亜弥が消えた現実から逃げるように旅立った。
若かったから。そうするしかなかったから。
己の愚かさは、そんな言葉で片付けられるようなものじゃない。
自分本位で、欲望を満たすそれだけに夢中になっていたからこそ、思いやることも信じることもせず、亜弥への気持ちを怨みへと転じてしまった。
そして現実は、どれほど残酷なことか。
『始末しろ』
命令とともに送られてきた資料の一番上にある名を目にして、愕然とする。
宮藤亜弥。それは忘れもしないあの女の名だった。
資料をめくる。次から次へと書き連ねられた、その女に関する情報に目を通せば、仕事ぶりから弟との関係、社内での噂話に至るまで枚挙に遑がない。
同時に送られてきたファイルには、資料の内容を裏付けるように寄り添うふたりの写真があった。
そして、問題のその女はといえば、容姿は多少変わっているが、十年前の面影を色濃く残している。あの亜弥に間違いない。
『所詮は、地位や金に群がるそこらの女だ。おまえなら、どうとでもなるだろう。いつものように適当にうまくやってくれればいい』
電話の向こうであの男は嗤った。
昔のことはばあさんと当時婚約者だった敦史の母親が勝手にしたことであり、自分は関係ないと宣うあの男は、克巳の母親にした同じことを、亜弥にもするのだ。
あの男も一蓮托生、無関係は偽装に過ぎない。
はじめて愛した女に捨てられて、色褪せた未来。くだらない時間をくだらなく過ごし、溜飲を下げたつもりになる己を嘲笑った日々。
それでも心は、いつでも亜弥を求めていた。
もしも自分があの男の企みに乗って帰国しなければ、なにも知らない亜弥はどうなっていただろう。
亜弥が敦史のとなりで幸せになる未来は、無い。
断れば、他の男を宛がうのは、わかっていた。だから、あの男の企みに乗った。
そしていま亜弥はたしかに、この腕の中にいる。
己の手によって恍惚へと上り詰め、うっとりと微笑む亜弥を、克巳は見つめた。
幼さの微塵もない成熟した女性の身体。膨らんだ胸元も尻のまろみも、以前に増して魅力的になった。けれども、本来であれば艶やかなはずの肌には、大小の痛々しい疵痕がある。
突然両親を失った悲しみは想像に難く、心と身体の傷を癒やすのにどれほどの痛みや苦しみを味わったことか。
十年経ったいま、疵そのものの痛みが癒えたところで、入浴や着替えのたびに必然的に目に入るそれ。そのたびに辛い記憶を蘇らせ、心に新たなキズを負っているに違いないのだ。
そんな亜弥を罠に嵌め、さらに深く傷つけるところだった。
いや、ちがう。
あの男の企みどおりではなくとも、結果はそう変わらないのかも知れない。
克巳はついさっきまでの己を思い、三十を過ぎてもガキだな、と、衝動を抑えられずに亜弥を抱く己を自嘲する。それでも。
愛している。
二度とないと諦めていたこの女と、ふたたび愛し合う機会に恵まれたのだ。何処の誰が何れ程卑怯な手段で邪魔をしようとも、たとえそれが天の采配であったとしても、今度こそ絶対に守り通す。
二度と離さない。
真っ直ぐな瞳で己を見上げる亜弥へ、克巳は心の中で誓いを立てた。
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