8 / 67
§ 悪魔降臨
01
しおりを挟む
ノーメイクに見せかけるため、ベースのファンデーションと口紅は塗らない。目の下は、アイシャドーで薄く色付けし、顔の中央、両頬から鼻筋には、そばかすを密集させる。そして、右のこめかみから頬にかけての広範囲に、青味を帯びた紅い痣を薄く描き、仕上げにパウダーを叩き込む。
地味な黒縁眼鏡をかけ、痣を隠すように前髪を下ろし、飾り気のない黒いゴムで髪を束ねれば、誰でもひと目見たら目を逸らさずにはいられない完全武装のできあがり。
服装は、流行を一切無視したシンプル・イズ・ベスト。体のラインを覆い隠す、もったりとしたデザインの白、または、アイボリーのブラウス。それに、濃紺、チャコールグレー、黒、何れかの、膝下丈のセミタイトスカートや、ロングパンツをコーディネート。
秋から冬にかけては、やはり地味な色形のカーディガンとコートが加わる。
最後に、黒い靴下と黒いローヒールは鉄板だ。
外出用の基本スタイルであるこの装いは、ただの変身アイテムではない。機能性よし、コストパフォーマンスよし。特筆すべきは、毎朝、その日の服装を選ばなくて済むお手軽さ。素晴らしい。
一通りの支度を調え、小夜が入れてくれたコーヒーを飲みつつ、メールをチェックしていると、正面から私の顔をマジマジと見ている小夜が、言った。
「その変装、好い加減止めたら? 瑞稀って素は超絶美人なのに、ホント、もったいない」
一緒に出社する日はいつでもこうして、小夜にため息をつかれる。
「だって、面倒くさいんだもの」
仕事は顔でするわけじゃなし。
「あんた、顔がコンプレックスだもんねぇ。私には信じられないけど」
「そう?」
「だって、そうでしょう? 美人はお得よ? たとえばさぁ……スーパーへ行くじゃない? 男性店員の目を見てニッコリ笑うだけで、三百グラムのお肉が三百五十グラムに増えちゃうのよ。払う金額は一緒なのにさ」
それは、小夜さんだからこその技ですよ。
「ばかばかしい。私がそんなことしても、料理くらいしなさいってお説教されるのがオチだわ」
そう。美人と称される女は、得をする美人と損をする美人という、ふたつのカテゴリーに分類される。
私は、まさしく後者。背が高く、人目を引く派手な面立ちは、男に媚を売るだけの中身のないバカだと決めつけられる。反対に、実力ありと評価されたら、今度はお高くとまって生意気だとの虐めが、さらに追加されるのだ。
たしかに、変装を止めれば、近寄ってくる男は後を絶たない。けれども、奴等の興味は所詮、顔と身体。褒められ、持ち上げられても、下心が透けて見えるだけだ。
この容姿のおかげで、私がこれまでどれほど酷い目に遭遇してきたことか。とてもではないが、枚挙に遑がない。
「そうよねぇ。あんたって美人は美人でも、人間離れしてるもん」
そりゃ、人形扱いしかされてきませんでしたが。
「間違ってはいないけれど、人間離れはあんまりよ。まあさ、人って結局のところ、見た目がすべてなのは認めるわ。でもね、だからこそ、この顔のほうが楽なの。批判されるのは見た目だけで済むでしょう? ああ、ほんと。小夜が羨ましいわ。私は便利に使われるだけのお人形で、小夜はどこから見ても守ってあげたいって思っちゃう、貞淑なかわいいお嫁さん。同じように美人って言われるのに、この差はなんなの?」
「そうね、やっぱり人徳?」
「…………」
「冗談よ」
「ホント、面倒くさいわ。見た目なんてどうでもいいのにね。小夜も私も、見た目と中身はぜんぜん違うのに」
「そんなの当たり前でしょう? あんたはちゃんと人間してるし、貞淑なかわいいお嫁さんも、ただの幻想。見た目と中身が同じ女なんて、この世に存在するはずないって」
小夜は私を横目で見ながら、世の中すべての男を軽蔑するが如く、フフンと鼻で笑い、コーヒーを啜った。
「でもさ、あんたの話を聞いてたら、やっぱり同情しちゃうわ。もしも私がその手の顔だったら、あんたほどじゃなくても、似たような変装をすると思う。身を守るためにはあしらうよりはじめから寄りつかせない方が、手っ取り早いもの。だから私も協力してるじゃない? あ、でも、プライベートで私と一緒の時は、変装禁止よ。私が面倒くさくなるもの」
「うん。わかってるよ」
ふたり、顔を見合わせて、にやりと笑う。
小夜は、策士だ。
タイプの違う美人がふたり並んでいると、相互作用が生じ、男が声をかけにくいのだ、とこれは、小夜の弁。
小夜を好む男は、私を恐がり、私を好む男は、小夜に嫌われたくない。つまり、ふたりでいれば、小夜は変な男に付き纏われなくて済むし、素顔の私に浴びせられる批判や嫌みも、鳴りを潜める。
これは、小夜に提案され、ふたりで外出するようになってから、初めて知ったこと。実際に効果も絶大だった。
「おっと。くだらない長話をしている場合じゃなかったわ。遅刻しちゃう。あ、瑞稀は今日から客先常駐だったっけ?」
「うん。気は乗らないけれど社長命令だからさ、断れないのよ。時々は会社へ戻れると思うけれど、最悪年末まで客先かな?」
今日からの仕事場は別々。プロジェクトの進行具合によっては、夜の時間を確保できなくなる場合もある。私だって寂しいけれど、仕方がない。
「一緒にお昼ご飯食べられないの、つまんなぁい」
「なにを言っているんだか! あんたがつまんないのは、大好きな社長さんと一緒にご飯が食べられないからってだけでしょうが! まったく! 人を当てにしないで自分で誘えばいいじゃない」
小夜が大好きな社長さんは、林啓司という。私の米国留学時代からの親友だ。四年前、先に帰国した彼が起業した折に誘われて、彼の会社に入った。一緒に働くようになっても、私たちの関係は相変わらずで、しょっちゅう一緒にランチをする。他人の男女のあれこれについて、偉そうに講釈を垂れる小夜は、自分のこととなると案外奥手。だから、いつも私を出しに使っている。
今日から暫くの間、その出しがいない。小夜には、ほんのちょっぴりお気の毒だが、我慢してもらわなくては。
「えへへっ! じゃあね」
逃げ足の速い小夜は、入谷駅に向かって走って行った。
小夜を見送り、少し離れた稲荷町駅へ向かう。数歩足を進めたところで、はたと気づく。
あの男はどの路線で通勤しているのだろう。
もしも、同じ時間に同じ道を歩いて同じ方向の電車に乗ったら……。
いや、このメイクだ。気づかれることはまずないと思う。でも、偶然の可能性を否定はできない。万が一ばったり会ってしまったら、平常心でいられる自信が無い。けれども、あの男がどの路線で通勤をしているのかは知らないから、遠回りも無意味だ。
今日だけだ。今日だけ、運を天に任せてみよう。
仕事に遅れるわけにはいかないから、と、駅への道を急いだ。
地味な黒縁眼鏡をかけ、痣を隠すように前髪を下ろし、飾り気のない黒いゴムで髪を束ねれば、誰でもひと目見たら目を逸らさずにはいられない完全武装のできあがり。
服装は、流行を一切無視したシンプル・イズ・ベスト。体のラインを覆い隠す、もったりとしたデザインの白、または、アイボリーのブラウス。それに、濃紺、チャコールグレー、黒、何れかの、膝下丈のセミタイトスカートや、ロングパンツをコーディネート。
秋から冬にかけては、やはり地味な色形のカーディガンとコートが加わる。
最後に、黒い靴下と黒いローヒールは鉄板だ。
外出用の基本スタイルであるこの装いは、ただの変身アイテムではない。機能性よし、コストパフォーマンスよし。特筆すべきは、毎朝、その日の服装を選ばなくて済むお手軽さ。素晴らしい。
一通りの支度を調え、小夜が入れてくれたコーヒーを飲みつつ、メールをチェックしていると、正面から私の顔をマジマジと見ている小夜が、言った。
「その変装、好い加減止めたら? 瑞稀って素は超絶美人なのに、ホント、もったいない」
一緒に出社する日はいつでもこうして、小夜にため息をつかれる。
「だって、面倒くさいんだもの」
仕事は顔でするわけじゃなし。
「あんた、顔がコンプレックスだもんねぇ。私には信じられないけど」
「そう?」
「だって、そうでしょう? 美人はお得よ? たとえばさぁ……スーパーへ行くじゃない? 男性店員の目を見てニッコリ笑うだけで、三百グラムのお肉が三百五十グラムに増えちゃうのよ。払う金額は一緒なのにさ」
それは、小夜さんだからこその技ですよ。
「ばかばかしい。私がそんなことしても、料理くらいしなさいってお説教されるのがオチだわ」
そう。美人と称される女は、得をする美人と損をする美人という、ふたつのカテゴリーに分類される。
私は、まさしく後者。背が高く、人目を引く派手な面立ちは、男に媚を売るだけの中身のないバカだと決めつけられる。反対に、実力ありと評価されたら、今度はお高くとまって生意気だとの虐めが、さらに追加されるのだ。
たしかに、変装を止めれば、近寄ってくる男は後を絶たない。けれども、奴等の興味は所詮、顔と身体。褒められ、持ち上げられても、下心が透けて見えるだけだ。
この容姿のおかげで、私がこれまでどれほど酷い目に遭遇してきたことか。とてもではないが、枚挙に遑がない。
「そうよねぇ。あんたって美人は美人でも、人間離れしてるもん」
そりゃ、人形扱いしかされてきませんでしたが。
「間違ってはいないけれど、人間離れはあんまりよ。まあさ、人って結局のところ、見た目がすべてなのは認めるわ。でもね、だからこそ、この顔のほうが楽なの。批判されるのは見た目だけで済むでしょう? ああ、ほんと。小夜が羨ましいわ。私は便利に使われるだけのお人形で、小夜はどこから見ても守ってあげたいって思っちゃう、貞淑なかわいいお嫁さん。同じように美人って言われるのに、この差はなんなの?」
「そうね、やっぱり人徳?」
「…………」
「冗談よ」
「ホント、面倒くさいわ。見た目なんてどうでもいいのにね。小夜も私も、見た目と中身はぜんぜん違うのに」
「そんなの当たり前でしょう? あんたはちゃんと人間してるし、貞淑なかわいいお嫁さんも、ただの幻想。見た目と中身が同じ女なんて、この世に存在するはずないって」
小夜は私を横目で見ながら、世の中すべての男を軽蔑するが如く、フフンと鼻で笑い、コーヒーを啜った。
「でもさ、あんたの話を聞いてたら、やっぱり同情しちゃうわ。もしも私がその手の顔だったら、あんたほどじゃなくても、似たような変装をすると思う。身を守るためにはあしらうよりはじめから寄りつかせない方が、手っ取り早いもの。だから私も協力してるじゃない? あ、でも、プライベートで私と一緒の時は、変装禁止よ。私が面倒くさくなるもの」
「うん。わかってるよ」
ふたり、顔を見合わせて、にやりと笑う。
小夜は、策士だ。
タイプの違う美人がふたり並んでいると、相互作用が生じ、男が声をかけにくいのだ、とこれは、小夜の弁。
小夜を好む男は、私を恐がり、私を好む男は、小夜に嫌われたくない。つまり、ふたりでいれば、小夜は変な男に付き纏われなくて済むし、素顔の私に浴びせられる批判や嫌みも、鳴りを潜める。
これは、小夜に提案され、ふたりで外出するようになってから、初めて知ったこと。実際に効果も絶大だった。
「おっと。くだらない長話をしている場合じゃなかったわ。遅刻しちゃう。あ、瑞稀は今日から客先常駐だったっけ?」
「うん。気は乗らないけれど社長命令だからさ、断れないのよ。時々は会社へ戻れると思うけれど、最悪年末まで客先かな?」
今日からの仕事場は別々。プロジェクトの進行具合によっては、夜の時間を確保できなくなる場合もある。私だって寂しいけれど、仕方がない。
「一緒にお昼ご飯食べられないの、つまんなぁい」
「なにを言っているんだか! あんたがつまんないのは、大好きな社長さんと一緒にご飯が食べられないからってだけでしょうが! まったく! 人を当てにしないで自分で誘えばいいじゃない」
小夜が大好きな社長さんは、林啓司という。私の米国留学時代からの親友だ。四年前、先に帰国した彼が起業した折に誘われて、彼の会社に入った。一緒に働くようになっても、私たちの関係は相変わらずで、しょっちゅう一緒にランチをする。他人の男女のあれこれについて、偉そうに講釈を垂れる小夜は、自分のこととなると案外奥手。だから、いつも私を出しに使っている。
今日から暫くの間、その出しがいない。小夜には、ほんのちょっぴりお気の毒だが、我慢してもらわなくては。
「えへへっ! じゃあね」
逃げ足の速い小夜は、入谷駅に向かって走って行った。
小夜を見送り、少し離れた稲荷町駅へ向かう。数歩足を進めたところで、はたと気づく。
あの男はどの路線で通勤しているのだろう。
もしも、同じ時間に同じ道を歩いて同じ方向の電車に乗ったら……。
いや、このメイクだ。気づかれることはまずないと思う。でも、偶然の可能性を否定はできない。万が一ばったり会ってしまったら、平常心でいられる自信が無い。けれども、あの男がどの路線で通勤をしているのかは知らないから、遠回りも無意味だ。
今日だけだ。今日だけ、運を天に任せてみよう。
仕事に遅れるわけにはいかないから、と、駅への道を急いだ。
0
お気に入りに追加
578
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
同居離婚はじめました
仲村來夢
恋愛
大好きだった夫の優斗と離婚した。それなのに、世間体を保つためにあたし達はまだ一緒にいる。このことは、親にさえ内緒。
なりゆきで一夜を過ごした職場の後輩の佐伯悠登に「離婚して俺と再婚してくれ」と猛アタックされて…!?
二人の「ゆうと」に悩まされ、更に職場のイケメン上司にも迫られてしまった未央の恋の行方は…
性描写はありますが、R指定を付けるほど多くはありません。性描写があるところは※を付けています。
冷徹御曹司と極上の一夜に溺れたら愛を孕みました
せいとも
恋愛
旧題:運命の一夜と愛の結晶〜裏切られた絶望がもたらす奇跡〜
神楽坂グループ傘下『田崎ホールディングス』の創業50周年パーティーが開催された。
舞台で挨拶するのは、専務の田崎悠太だ。
専務の秘書で彼女の月島さくらは、会場で挨拶を聞いていた。
そこで、今の瞬間まで彼氏だと思っていた悠太の口から、別の女性との婚約が発表された。
さくらは、訳が分からずショックを受け会場を後にする。
その様子を見ていたのが、神楽坂グループの御曹司で、社長の怜だった。
海外出張から一時帰国して、パーティーに出席していたのだ。
会場から出たさくらを追いかけ、忘れさせてやると一夜の関係をもつ。
一生をさくらと共にしようと考えていた怜と、怜とは一夜の関係だと割り切り前に進むさくらとの、長い長いすれ違いが始まる。
再会の日は……。
【完結】もう一度やり直したいんです〜すれ違い契約夫婦は異国で再スタートする〜
四片霞彩
恋愛
「貴女の残りの命を私に下さい。貴女の命を有益に使います」
度重なる上司からのパワーハラスメントに耐え切れなくなった日向小春(ひなたこはる)が橋の上から身投げしようとした時、止めてくれたのは弁護士の若佐楓(わかさかえで)だった。
事情を知った楓に会社を訴えるように勧められるが、裁判費用が無い事を理由に小春は裁判を断り、再び身を投げようとする。
しかし追いかけてきた楓に再度止められると、裁判を無償で引き受ける条件として、契約結婚を提案されたのだった。
楓は所属している事務所の所長から、孫娘との結婚を勧められて困っており、 それを断る為にも、一時的に結婚してくれる相手が必要であった。
その代わり、もし小春が相手役を引き受けてくれるなら、裁判に必要な費用を貰わずに、無償で引き受けるとも。
ただ死ぬくらいなら、最後くらい、誰かの役に立ってから死のうと考えた小春は、楓と契約結婚をする事になったのだった。
その後、楓の結婚は回避するが、小春が会社を訴えた裁判は敗訴し、退職を余儀なくされた。
敗訴した事をきっかけに、裁判を引き受けてくれた楓との仲がすれ違うようになり、やがて国際弁護士になる為、楓は一人でニューヨークに旅立ったのだった。
それから、3年が経ったある日。
日本にいた小春の元に、突然楓から離婚届が送られてくる。
「私は若佐先生の事を何も知らない」
このまま離婚していいのか悩んだ小春は、荷物をまとめると、ニューヨーク行きの飛行機に乗る。
目的を果たした後も、契約結婚を解消しなかった楓の真意を知る為にもーー。
❄︎
※他サイトにも掲載しています。
隣人はクールな同期でした。
氷萌
恋愛
それなりに有名な出版会社に入社して早6年。
30歳を前にして
未婚で恋人もいないけれど。
マンションの隣に住む同期の男と
酒を酌み交わす日々。
心許すアイツとは
”同期以上、恋人未満―――”
1度は愛した元カレと再会し心を搔き乱され
恋敵の幼馴染には刃を向けられる。
広報部所属
●七星 セツナ●-Setuna Nanase-(29歳)
編集部所属 副編集長
●煌月 ジン●-Jin Kouduki-(29歳)
本当に好きな人は…誰?
己の気持ちに向き合う最後の恋。
“ただの恋愛物語”ってだけじゃない
命と、人との
向き合うという事。
現実に、なさそうな
だけどちょっとあり得るかもしれない
複雑に絡み合う人間模様を描いた
等身大のラブストーリー。
極上の一夜で懐妊したらエリートパイロットの溺愛新婚生活がはじまりました
白妙スイ@書籍&電子書籍発刊!
恋愛
早瀬 果歩はごく普通のOL。
あるとき、元カレに酷く振られて、1人でハワイへ傷心旅行をすることに。
そこで逢見 翔というパイロットと知り合った。
翔は果歩に素敵な時間をくれて、やがて2人は一夜を過ごす。
しかし翌朝、翔は果歩の前から消えてしまって……。
**********
●早瀬 果歩(はやせ かほ)
25歳、OL
元カレに酷く振られた傷心旅行先のハワイで、翔と運命的に出会う。
●逢見 翔(おうみ しょう)
28歳、パイロット
世界を飛び回るエリートパイロット。
ハワイへのフライト後、果歩と出会い、一夜を過ごすがその後、消えてしまう。
翌朝いなくなってしまったことには、なにか理由があるようで……?
●航(わたる)
1歳半
果歩と翔の息子。飛行機が好き。
※表記年齢は初登場です
**********
webコンテンツ大賞【恋愛小説大賞】にエントリー中です!
完結しました!
不埒な一級建築士と一夜を過ごしたら、溺愛が待っていました
入海月子
恋愛
有本瑞希
仕事に燃える設計士 27歳
×
黒瀬諒
飄々として軽い一級建築士 35歳
女たらしと嫌厭していた黒瀬と一緒に働くことになった瑞希。
彼の言動は軽いけど、腕は確かで、真摯な仕事ぶりに惹かれていく。
ある日、同僚のミスが発覚して――。
私の心の薬箱~痛む胸を治してくれたのは、鬼畜上司のわかりづらい溺愛でした~
景華
恋愛
顔いっぱいの眼鏡をかけ、地味で自身のない水無瀬海月(みなせみつき)は、部署内でも浮いた存在だった。
そんな中初めてできた彼氏──村上優悟(むらかみゆうご)に、海月は束の間の幸せを感じるも、それは罰ゲームで告白したという残酷なもの。
真実を知り絶望する海月を叱咤激励し支えたのは、部署の鬼主任、和泉雪兎(いずみゆきと)だった。
彼に支えられながら、海月は自分の人生を大切に、自分を変えていこうと決意する。
自己肯定感が低いけれど芯の強い海月と、わかりづらい溺愛で彼女をずっと支えてきた雪兎。
じれながらも二人の恋が動き出す──。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる