陶器の鎧のパラディン

『主人公以外の人物がチートだったら』をテーマにした、ヒロイックファンタジー。

 ある日、セシルは念願だった騎士叙任の打診を受けた。ただ、この街で正式な騎士になるためには、高価な手造りの金属鎧(プレートメイル)を用意しなければならない。ところが、セシルのために金属鎧を造ってくれる職人は、どうしても見つからなかった。悩むセシルに手が差し伸べられたのは、ふらりと立ち寄った『奇跡の酒場』でのこと。セシルは酒場の主人から、金属鎧を作ることができる人物の紹介を受け、期待を胸にその人物を訪ねた。
 だが、その人物が手掛ける鎧は、普通の鎧ではなかったのである――。

 これは、とある街の騎士団を舞台に繰り広げられる、勇気と情愛の物語。

※他サイトにも掲載。
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