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第12章  真理の行き先

133  真理の行き先Ⅵ

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「きょう未明、予測される進路をかなり大幅に遅れて進行している恐れあり。距離から計算をして、明日も演習を行い、戦闘は明後日以降となる予想だ」


 教師はそう告げると、生徒たちは各自、自分たちの場所へと移動する。


 ――――やはり、何かおかしいですね。


 ――――昨日、少し職員室や地下道、地下室を探った甲斐がありました。



     ×     ×     ×



 昨日————


 エミリーは、職員室に潜り込んでいた。


「人がいませんね。教師は……そうですか、皆さん外に出ているのですね。だから、扉に鍵がかかっていたんですか……」


 鍵穴をヘアピンで簡単に開け、職員室に入ったエミリーは教師たちの資料を勝手に見ていた。


「それにしてもこんな物騒な時に良く職員室を空にできますね」


 エミリーは様々な資料を探している中、一枚の紙に目が止まった。


 ――――これは錬成陣? それとも魔法陣かしら?


 ――――一応、メモに取っておきましょう。


 エミリーは手帳にその陣を描き写し、教師たちが戻ってくる前に職員室を後にした。


 ――――それにしてもこの陣、なんでこんなのが職員室にあったのでしょうか?


 ――――この学園の地下に潜ってみましょう。


 エミリーは階段を伝って、一般の地下道を通る。


 やはり、地下は外よりも気温が低く寒い。


 地下水道は、何もなく自然に普通と流れていた。


 ――――どうやらここには何も変な場所が無いようですね。


 ――――どこからどこまで同じ形になっています。


 ――――奥まで来た意味が無かったようですね。帰りますか……。


 エミリーは、灯りを小さくして、元来た道を戻ろうとした。


「あれ? なんだか、ここの手触り変ですね?」


 エミリーは何かに気づく。


 右手に触れる感覚が何かおかしい。


 灯りをその壁に当てる。


 一見、普通の壁に見えるが、何かあった後には間違いない。


 足元を見ると、どこかで見たことのあるような跡。


 錬成された後だ。
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