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第1話 天の災厄
005 天の災厄Ⅴ
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馬にまたがりセントラルの外へ出る。さすがにこの世界に疎い俺はどうしてこの世界に飛ばされたのか、今、考えている暇なんてない。
馬はどんどん魔王軍の幹部が攻めてくる方向へと走ってゆく。
天候は晴れ。気温23℃。戦いにしては文句ない日である。
走り続ければ大体一日足らずで着く予定である。
地図で敵の戦力がどれくらいかを確認すると、大体一万の軍勢。それが今、セントラルに向かって進行中である。
本当にこんなのがイベントクエストだったらほぼ無理ゲーくらいだ。いくら高レベルの冒険者でも勝てる可能性が低い。
そう、可能性が低いってだけで手が無いわけではない。
自分の手持ちのアイテムには五年間眠り続けていたアイテムが多くある。
そんな貴重なアイテムを今の冒険者が持っているはずはない。
サービス開始から一年周年でもらった攻撃用のアイテム『エクスプロージョン』『流星群』『雷』を使用して、攻撃強化と経験値三倍を使えばせいぜい今よりはマシになるだろう。
そして、太陽は次第に西の方へと沈んでいき、辺りは暗くなっていく。さすがに今、ここで立ち止まるわけにはいかない。
この山を乗り越えれば魔王軍が通るだろう吊り橋付近に出る。
森の中を駆け巡り、深く入っていくほど周りに明かりが見えなくなってくる。人間の視界には見えにくいが、動物の目ではこの暗闇が明るく見えているのだ。
周りにはモンスターがどこにいるのかも分からない。
だが、それでも走り続ける。
「ん? 空気の流れが変わったのか? 急に寒くなってきたな……」
そう思いながら空を見上げる。
さっきまで星空が見えていた夜空には雲が覆いかぶさっていた。
西の空から暗く分厚い雲が流れ込んできている。
ウインドを開き、雲の流れを探知する。
すると、向こうから近づいてくる雲は雨雲だと判明した。
これは思っていたよりもやばいな……。
仕掛けるならあの谷底しかできないな。
せめて嵐が来る前に目的地にたどり着けるといいんだが……。
馬は足を止めずに走り続ける。
乗っている間にアイテムの整理と作戦を組み立てること日時をまたぐ。
山の天候は急に変わることがある。上空から小さな雨粒がポツリ、ポツリと落ちてきた。まだ、降りだす前の様子だ。
馬はどんどん魔王軍の幹部が攻めてくる方向へと走ってゆく。
天候は晴れ。気温23℃。戦いにしては文句ない日である。
走り続ければ大体一日足らずで着く予定である。
地図で敵の戦力がどれくらいかを確認すると、大体一万の軍勢。それが今、セントラルに向かって進行中である。
本当にこんなのがイベントクエストだったらほぼ無理ゲーくらいだ。いくら高レベルの冒険者でも勝てる可能性が低い。
そう、可能性が低いってだけで手が無いわけではない。
自分の手持ちのアイテムには五年間眠り続けていたアイテムが多くある。
そんな貴重なアイテムを今の冒険者が持っているはずはない。
サービス開始から一年周年でもらった攻撃用のアイテム『エクスプロージョン』『流星群』『雷』を使用して、攻撃強化と経験値三倍を使えばせいぜい今よりはマシになるだろう。
そして、太陽は次第に西の方へと沈んでいき、辺りは暗くなっていく。さすがに今、ここで立ち止まるわけにはいかない。
この山を乗り越えれば魔王軍が通るだろう吊り橋付近に出る。
森の中を駆け巡り、深く入っていくほど周りに明かりが見えなくなってくる。人間の視界には見えにくいが、動物の目ではこの暗闇が明るく見えているのだ。
周りにはモンスターがどこにいるのかも分からない。
だが、それでも走り続ける。
「ん? 空気の流れが変わったのか? 急に寒くなってきたな……」
そう思いながら空を見上げる。
さっきまで星空が見えていた夜空には雲が覆いかぶさっていた。
西の空から暗く分厚い雲が流れ込んできている。
ウインドを開き、雲の流れを探知する。
すると、向こうから近づいてくる雲は雨雲だと判明した。
これは思っていたよりもやばいな……。
仕掛けるならあの谷底しかできないな。
せめて嵐が来る前に目的地にたどり着けるといいんだが……。
馬は足を止めずに走り続ける。
乗っている間にアイテムの整理と作戦を組み立てること日時をまたぐ。
山の天候は急に変わることがある。上空から小さな雨粒がポツリ、ポツリと落ちてきた。まだ、降りだす前の様子だ。
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