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第1話  アレイスター・テイル

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 すると、いきなり床が光った。

 漫画に出てくる魔法陣の様なものがいつの間にか床に現れた。白い陣が構築されて、その中から一人の少女が姿を現した。

「…………」

 それは美しいというよりも静かで真っすぐな目をしていた。赤髪が腰の位置まで伸びており、腰には銃と剣を付けている。白いワイシャツに短い黒のスカート。黒のソックスに靴を履いていた。

「ふぅ……。やっと着いた」

 少女は、何も動じずそのまま魔法陣を消した。

「……って、なんでこんな所に人が現れているんだ!」

 和哉は飛び起きて、大声で叫んだ。

「あれ? おかしいですね……。私の魔力だったらこんな変な場所に移動することはないんですが……」

「おかしいじゃねぇ‼ さっきの魔法陣は一体何なんだよ! それにそのエロい服は何だ! どこかのデリバリーか!」
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