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王国編
転入試験 剣技試験
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試験が終わり、クリアーノが次の試験の説明をした。
ほとんど聞いていた内容だったのでめんどくさかったが、試験の説明は5分ほど終わった。
次は俺と雪が『魔力測定』でともはるは『剣技』だ。
3人とも『魔力測定』でよかったのだが、ともはるが俺は剣技を選択するといったのでこういう結果になった。
最初は『剣技』の試験からなので俺と雪はともはるの試験を見ることにした。
クリアーノについていき3分くらいして、校庭らしきところについた。目の前には、藁人形のようなものが立っている。
試験の内容だが、すごく簡単だ。
目の前にあるこの藁人形を、真っ二つにすればいい。
ただそれだけだ。
クリアーノがその切れ目を見て試験の合否を決める。
「そろそろ始めてもらうぞ。準備をしろ。」
厳しい表情のクリアーノとは対称的にともはるはにこにこと
「俺はいつでもいけるっすよ。」
そう答えた。
「それでは試験を開始する。始め!」
その声と同時にともはるがしたこと。
それは腰に差した刀をすっ、と抜いて、腰についている鞘に戻しただけだ。
クリアーノは、?といった表情をしている。
そんなクリアーノにともはるは
「あの、切ったんですけど?」
そう言ったのだった。
その言葉でクリアーノは驚いたような怒ったようなそんな表情に変わる。
「見ろ!この藁人形はぴくりとも動いてないぞ!どこが切れているんだ!」
そんなクリアーノの言葉に
「まぁ見ててください。」
とともはるはいい、藁人形まで歩いて行くと
ぽんっ、と押した。
藁人形は、さいころ状にパラパラと地面に落ちた。
「なんだと...」
そんなクリアーノにともはるは
「あー。まだ終わってないです。」
クリアーノは
「は?」
とまの抜けた声を出した。
ともはるは地面の石を、藁人形の50mくらいうしろにあった2mくらいの岩に向かって投げた。
投げた石が、こつん、と岩に当たったとき、岩はサイコロ状に砕けちった。
ともはるは藁人形と岩を同時に切っていたのだ。
唖然とするクリアーノにともはるは
「以上で俺の試験を終わります。」
そう言ったのだった。
ほとんど聞いていた内容だったのでめんどくさかったが、試験の説明は5分ほど終わった。
次は俺と雪が『魔力測定』でともはるは『剣技』だ。
3人とも『魔力測定』でよかったのだが、ともはるが俺は剣技を選択するといったのでこういう結果になった。
最初は『剣技』の試験からなので俺と雪はともはるの試験を見ることにした。
クリアーノについていき3分くらいして、校庭らしきところについた。目の前には、藁人形のようなものが立っている。
試験の内容だが、すごく簡単だ。
目の前にあるこの藁人形を、真っ二つにすればいい。
ただそれだけだ。
クリアーノがその切れ目を見て試験の合否を決める。
「そろそろ始めてもらうぞ。準備をしろ。」
厳しい表情のクリアーノとは対称的にともはるはにこにこと
「俺はいつでもいけるっすよ。」
そう答えた。
「それでは試験を開始する。始め!」
その声と同時にともはるがしたこと。
それは腰に差した刀をすっ、と抜いて、腰についている鞘に戻しただけだ。
クリアーノは、?といった表情をしている。
そんなクリアーノにともはるは
「あの、切ったんですけど?」
そう言ったのだった。
その言葉でクリアーノは驚いたような怒ったようなそんな表情に変わる。
「見ろ!この藁人形はぴくりとも動いてないぞ!どこが切れているんだ!」
そんなクリアーノの言葉に
「まぁ見ててください。」
とともはるはいい、藁人形まで歩いて行くと
ぽんっ、と押した。
藁人形は、さいころ状にパラパラと地面に落ちた。
「なんだと...」
そんなクリアーノにともはるは
「あー。まだ終わってないです。」
クリアーノは
「は?」
とまの抜けた声を出した。
ともはるは地面の石を、藁人形の50mくらいうしろにあった2mくらいの岩に向かって投げた。
投げた石が、こつん、と岩に当たったとき、岩はサイコロ状に砕けちった。
ともはるは藁人形と岩を同時に切っていたのだ。
唖然とするクリアーノにともはるは
「以上で俺の試験を終わります。」
そう言ったのだった。
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