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第四章
気付いてくれた
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守りが薄くなったと肌で感じる。
アンジェリカがやって来てから更に数日が経過した。当然ながらこんな場所に外からの情報が入ってくる筈もなく、まるで罪人のように両手に掛けられた手錠が外れることもない。時間の経過を知らせるのは小さな窓から入る日差しのみだ。
こんなにも時間を持て余すことは初めてだった。
「おい」
「あああもう話しかけんなよお」
そういうのならば返事を返さなければ良いのにと思うのだがアルフレッドは言わない。
ここに幽閉されてからというものアルフレッドの話し相手はこの男だけだった。
扉の前で座っているのだろう男は相変わらず情けない声を上げた。けれど今日は心なしかいつもより声が大きい気がする。
「今日はお前一人か」
「…そ、そんなことねえし」
「嘘が下手すぎるだろ。城で何かあるのか」
食事を運んだりアルフレッドの身体を拭いたりと何かと世話を焼いてくれる扉の前の男はどうにも嘘が下手で本当に騎士なのかと疑うところもあるが、貴族の三男坊と聞いて納得した。大した目的もなく流されるままに騎士をしている奴は大抵こうなのだ。
「……まあ言ったところでお前関係無いしな」
本来どれだけ関係がなくともこんな捕虜同然の扱いを受けている人間に情報を流すわけにはいかない筈なのだが。この男にはそんなこともわからないらしい。
「外国からお偉いさんが来るんだよ。それのパーティーの準備でここに人を寄越すわけにいかねえんだって。そもそも王女様、ここのこと王様にも言ってねえしなぁ。下手に人が少なかったら怪しまれるじゃん?だから何日かはオレだけだよ」
「じゃああの女も来ないのか」
「だから、アンジェリカ様だって言ってんだろ」
棘のある声で訂正を求めてくる声を無視してアルフレッドは目を伏せた。思い出すのは数日前の出来事だ。
その日の夜は涼しかった。といっても夜は気温が落ち着いていつでも似たような温度だ。けれど耳を澄ませば木々が風に揺れる音と虫の声が聞こえてここに大きな窓でもあれば心地が良かったのだろうなと思う。
何をするでもなくただ目を閉じて睡魔が襲ってくるのを待っていた頃、馬の蹄の音を聞いた。車輪の音もする。
アルフレッドは寝台から起き上がった。扉の側に近づき、耳を押し当てて音を拾う。
さすがに内容までは聞き取れないが外の様子がざわめいたことからようやく来たかと溜息を吐き、再び寝台へと戻りどかっと腰を下ろした。そのまま目を伏せて待っていれば階段を上がる靴の音が聞こえ、やがて扉の前にいる騎士の情けない声が聞こえた。
「お、王女様っ⁉︎」
声が裏返っていた。それに「遅くまでありがとう」なんて殊勝な言葉を投げかけた女の言葉で扉が開き、松明の炎がゆらりと揺れたのを見た。だがその光も扉が閉まると同時に消え失せ、月明かりも魔術も届かない暗がりの中に閉じ込められる。
あまりの暗さに驚いたのだろう。アンジェリカはその場から動かず、もうすっかり暗闇に目が慣れているアルフレッドはその姿を観察した。
「…ようやく来たな」
出た声は自身が思っている以上に低く、威圧感があった。
「……こんなところに閉じ込めてしまってごめんなさい」
「謝るなら出せ、と言いたいところだが、…まあそんな簡単なことじゃねえよな」
アンジェリカの方も目が慣れたのかしっかりとアルフレッドを見ていた。その何かを責めているような、訴えるような視線はやはり覚えがあってアルフレッドは眉間に皺を寄せた。
目の前にいるのは女だ。顔も、年齢も、見た目も、何もかもが違う。それなのにどうしても重なって見えてしょうがないのだ。
アルフレッドは深く息を吐いた。有り得ないと何度も捨てた思考をまた拾い上げて、固く縛っていた紐を解く。
「…お前に聞きたいことがある」
アンジェリカの肩が揺れた。怯えるように揺れて、眉尻を少し下げる。
ああ、同じだ。その次にはきっと服をぎゅっと強く握るのだ。下唇を噛んで、目を潤ませて、何もしていないのにまるでこちらが悪いと訴えてくるような顔をする。
幼い頃から変わらないその仕草を、アルフレッドは何度も見てきた。そしてその度に不快に思っていた。
「言いたいことがあるならはっきり言え」
記憶の中ではそう言われるとその人物は顔を俯かせて黙りこくり、そして逃げていく。なんだアイツと不審がって、いつも通り師匠と剣の稽古をしていると決まって自分の部屋からアルフレッドを見下ろしていた。
だが今日はそうではないらしい。はっと目を丸くし、その表情が喜びで綻ぶのを確かにアルフレッドは見た。頬を紅潮させて一歩踏み出そうとしたアンジェリカにアルフレッドは口を開いた。
「お前、ラファエルか」
ぴたりと王女は足を止め、両手で口を覆って大きな瞳からはらはらと大粒の涙を流した。感動の涙であるなんてことはわかりきっていて、その問いにアンジェリカは何度も首を縦に振った。
問いかけたのはアルフレッドで、その問いの答えを求めていた筈なのに、いざその答えが目の前に差し出されるとアルフレッドは困惑した。言葉を失ったと言ってもいい。
「っ、気付いて、くれた…っ」
感極まったアンジェリカの声がする。
「ずっと、ずっとあなたと話したかった…。でも、勇気がなくて、私に想いを寄せられているって知ったら、きっと嫌われるって思ってっ」
しゃくり上げながらぽつぽつと思いの丈を語るアンジェリカの姿をアルフレッドは無感動に見つめていた。当時のラファエルの視線も行動の意味も成長した今ならわかる。確かにアンジェリカの言う通り、幼い頃から自分は想われていたのだろう。
「私ずっと、なんで自分が男の人なんだろうって、思ってた。私は女性なのにって、ずっと、でも…っ」
アンジェリカは床に座り込んだ。
「そんなの誰にも言えなかった…っ!言ったらもっと嫌われる、マリアだって、お父様だって私を嫌いになる、ただでさえ、私は出来損ないだったのに…っ」
蝶よ花よと育てられたまるで令嬢のような男。
剣も武術も嗜まず、楽器や刺繍にばかり興味を持って社交会にも出ようとしない深窓の令嬢。自らの美しさを損なうことを嫌い、他人と言葉を交わすことも嫌がる変わり者。
それがアルフレッドの知るかつてのラファエルの印象だ。
「だけどこの姿なら」
顔を上げたアンジェリカは涙に濡れていてもそれでも尚美しいといえる女性だった。
「…この姿なら、私は正しくいられる。誰にも後ろ指を刺されない。誰も、私の想いを否定したりしない。私は私のままでいられる」
濡れた瞳がアルフレッドを見つめる。真っ直ぐな瞳がアルフレッドを貫いた。
「…ずっとあなたが好きだった。騎士になってなんて言わない。だけど、側にいて欲しい」
縋るように伸ばされた腕がアルフレッドに触れた。
それを振り払うことはアルフレッドにはできなかった。
アンジェリカがやって来てから更に数日が経過した。当然ながらこんな場所に外からの情報が入ってくる筈もなく、まるで罪人のように両手に掛けられた手錠が外れることもない。時間の経過を知らせるのは小さな窓から入る日差しのみだ。
こんなにも時間を持て余すことは初めてだった。
「おい」
「あああもう話しかけんなよお」
そういうのならば返事を返さなければ良いのにと思うのだがアルフレッドは言わない。
ここに幽閉されてからというものアルフレッドの話し相手はこの男だけだった。
扉の前で座っているのだろう男は相変わらず情けない声を上げた。けれど今日は心なしかいつもより声が大きい気がする。
「今日はお前一人か」
「…そ、そんなことねえし」
「嘘が下手すぎるだろ。城で何かあるのか」
食事を運んだりアルフレッドの身体を拭いたりと何かと世話を焼いてくれる扉の前の男はどうにも嘘が下手で本当に騎士なのかと疑うところもあるが、貴族の三男坊と聞いて納得した。大した目的もなく流されるままに騎士をしている奴は大抵こうなのだ。
「……まあ言ったところでお前関係無いしな」
本来どれだけ関係がなくともこんな捕虜同然の扱いを受けている人間に情報を流すわけにはいかない筈なのだが。この男にはそんなこともわからないらしい。
「外国からお偉いさんが来るんだよ。それのパーティーの準備でここに人を寄越すわけにいかねえんだって。そもそも王女様、ここのこと王様にも言ってねえしなぁ。下手に人が少なかったら怪しまれるじゃん?だから何日かはオレだけだよ」
「じゃああの女も来ないのか」
「だから、アンジェリカ様だって言ってんだろ」
棘のある声で訂正を求めてくる声を無視してアルフレッドは目を伏せた。思い出すのは数日前の出来事だ。
その日の夜は涼しかった。といっても夜は気温が落ち着いていつでも似たような温度だ。けれど耳を澄ませば木々が風に揺れる音と虫の声が聞こえてここに大きな窓でもあれば心地が良かったのだろうなと思う。
何をするでもなくただ目を閉じて睡魔が襲ってくるのを待っていた頃、馬の蹄の音を聞いた。車輪の音もする。
アルフレッドは寝台から起き上がった。扉の側に近づき、耳を押し当てて音を拾う。
さすがに内容までは聞き取れないが外の様子がざわめいたことからようやく来たかと溜息を吐き、再び寝台へと戻りどかっと腰を下ろした。そのまま目を伏せて待っていれば階段を上がる靴の音が聞こえ、やがて扉の前にいる騎士の情けない声が聞こえた。
「お、王女様っ⁉︎」
声が裏返っていた。それに「遅くまでありがとう」なんて殊勝な言葉を投げかけた女の言葉で扉が開き、松明の炎がゆらりと揺れたのを見た。だがその光も扉が閉まると同時に消え失せ、月明かりも魔術も届かない暗がりの中に閉じ込められる。
あまりの暗さに驚いたのだろう。アンジェリカはその場から動かず、もうすっかり暗闇に目が慣れているアルフレッドはその姿を観察した。
「…ようやく来たな」
出た声は自身が思っている以上に低く、威圧感があった。
「……こんなところに閉じ込めてしまってごめんなさい」
「謝るなら出せ、と言いたいところだが、…まあそんな簡単なことじゃねえよな」
アンジェリカの方も目が慣れたのかしっかりとアルフレッドを見ていた。その何かを責めているような、訴えるような視線はやはり覚えがあってアルフレッドは眉間に皺を寄せた。
目の前にいるのは女だ。顔も、年齢も、見た目も、何もかもが違う。それなのにどうしても重なって見えてしょうがないのだ。
アルフレッドは深く息を吐いた。有り得ないと何度も捨てた思考をまた拾い上げて、固く縛っていた紐を解く。
「…お前に聞きたいことがある」
アンジェリカの肩が揺れた。怯えるように揺れて、眉尻を少し下げる。
ああ、同じだ。その次にはきっと服をぎゅっと強く握るのだ。下唇を噛んで、目を潤ませて、何もしていないのにまるでこちらが悪いと訴えてくるような顔をする。
幼い頃から変わらないその仕草を、アルフレッドは何度も見てきた。そしてその度に不快に思っていた。
「言いたいことがあるならはっきり言え」
記憶の中ではそう言われるとその人物は顔を俯かせて黙りこくり、そして逃げていく。なんだアイツと不審がって、いつも通り師匠と剣の稽古をしていると決まって自分の部屋からアルフレッドを見下ろしていた。
だが今日はそうではないらしい。はっと目を丸くし、その表情が喜びで綻ぶのを確かにアルフレッドは見た。頬を紅潮させて一歩踏み出そうとしたアンジェリカにアルフレッドは口を開いた。
「お前、ラファエルか」
ぴたりと王女は足を止め、両手で口を覆って大きな瞳からはらはらと大粒の涙を流した。感動の涙であるなんてことはわかりきっていて、その問いにアンジェリカは何度も首を縦に振った。
問いかけたのはアルフレッドで、その問いの答えを求めていた筈なのに、いざその答えが目の前に差し出されるとアルフレッドは困惑した。言葉を失ったと言ってもいい。
「っ、気付いて、くれた…っ」
感極まったアンジェリカの声がする。
「ずっと、ずっとあなたと話したかった…。でも、勇気がなくて、私に想いを寄せられているって知ったら、きっと嫌われるって思ってっ」
しゃくり上げながらぽつぽつと思いの丈を語るアンジェリカの姿をアルフレッドは無感動に見つめていた。当時のラファエルの視線も行動の意味も成長した今ならわかる。確かにアンジェリカの言う通り、幼い頃から自分は想われていたのだろう。
「私ずっと、なんで自分が男の人なんだろうって、思ってた。私は女性なのにって、ずっと、でも…っ」
アンジェリカは床に座り込んだ。
「そんなの誰にも言えなかった…っ!言ったらもっと嫌われる、マリアだって、お父様だって私を嫌いになる、ただでさえ、私は出来損ないだったのに…っ」
蝶よ花よと育てられたまるで令嬢のような男。
剣も武術も嗜まず、楽器や刺繍にばかり興味を持って社交会にも出ようとしない深窓の令嬢。自らの美しさを損なうことを嫌い、他人と言葉を交わすことも嫌がる変わり者。
それがアルフレッドの知るかつてのラファエルの印象だ。
「だけどこの姿なら」
顔を上げたアンジェリカは涙に濡れていてもそれでも尚美しいといえる女性だった。
「…この姿なら、私は正しくいられる。誰にも後ろ指を刺されない。誰も、私の想いを否定したりしない。私は私のままでいられる」
濡れた瞳がアルフレッドを見つめる。真っ直ぐな瞳がアルフレッドを貫いた。
「…ずっとあなたが好きだった。騎士になってなんて言わない。だけど、側にいて欲しい」
縋るように伸ばされた腕がアルフレッドに触れた。
それを振り払うことはアルフレッドにはできなかった。
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