彼の瞳に映らないように

奏 -sou-

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週二日のルーティン -継母の場合-

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※継母(男)x娘 の内容となります。
※R18ではございませんが片側の愛ゆえの無自覚CSA(child・sexual・abuse)を含みますので苦手な方はバックして下さい。
※小説は自由に書ける場なだけであり、CSAは現実問題許されることではありませんので発覚したら相談所もしくは警察へ行きましょう。ということで推奨してる訳では無いこと御理解ください。

▼大丈夫な方のみどうぞ。
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丸々とした大きな月が部屋の窓一面に広がる

雨の降る夜では無い限り、壁一面に等間隔に広がる窓をカーテンで閉じはしない

今日はいつもの様に部屋の出入口のドアをチェンや南京錠をいくつも使用して固定することも無く、もとからついていた鍵だけを1つ閉めて、その時が来ないことを願い優しい月の光を見つめる。


「イザベル」

その声の主が部屋の鍵を開けいつ入って来たのか

『やっぱり来たのね』

ため息が出そうになるが反応などせずに、ただ意識だけある人形の様に逃げも感情も顕にせず平和に朝を迎えれるよう願い開いていた目を閉じる。


ギシッ…

『このまま帰ってくれればいいのに』

その音と共に感じたのは今寝そべっている一人で使うにはとても大きなベッドの軋みと微かな振動

背後から人の温もりを感じる

「イザベル」

優しく低い声が名を呼ぶ

「…ふふ、可愛い私の天使」

私の顔にかかってる髪をそっと避けるのが分かる

『まずい!』

パッと目を開けたいところだけれど、そんなことをしては何かされると焦って目を開けたのがバレバレになる。

今、貴方のその言動であたかも起こされました。と言った風を装ってゆっくり瞼を開いて、流し目で声の主を映す。


「イザベル、おはよう」

チュッと小さく軽いリップ音を立てて頬にキスを落としてベッドから降りたのが振動でなんとなく理解する。

その軽さに、少しホッとした。
だけど、安全が守られたわけではない。

皆が寝静まったこの時間はやけに小さな音も大きく響いてるように聞こえるの。

その音は、シュルリ と布の擦れる音
パサリ と布が重力に負けて床に落ちていく音

あぁ、それらは聞きたくない音
1度開けた目をまた閉じた


ギシッ

聞きたくない音のあと、間も無くベッドの軋み音がし胸下からかけていた布を捲られ、温もりを宿していた場所に外気温が少し低いのか温もりを取られ少し寒さを感じる。

『…寒い』

すぐさま退けられた布を元の位置に戻したいけれど子どもじみた事をすれば過去の経験上、要らぬ会話に発展を遂げなおかつじゃれあいをする事に繋がる恐れがある。それは私の望む未来ではないわ。

不満を感じるが対抗などせず何も言わないことをいいことにマットに触れていない側の肩からゆっくりと私のラインをなぞるように指の腹を使い、胸、腰、太ももと撫で、それだけでは気が済まないのか、私の髪を軽く首元から避けて耳したから首下までキスを落としてくる上にピタリと動きが止まっていた筈の手が意地悪にも人の腰あたりのラインを手のひらを使って撫で まわし、お腹側にあるパンツの紐を解いて脱がしにかかってきた。

一切協力などしない、ビクとも動かない様に固まってる私から器用にパンツを脱がし終え、ショーツのみにさせる。

そのうえ、横向きが気に入らないのか
私を仰向けにするために 

「こっち向いて」

耳元で甘い声で囁いている声と裏腹に肩に手を置き乱暴に仰向けに扱われ、眉間にシワが寄ったもののすぐさま無表情で目の前の私の上に跨って膝立ちしている彼を見る


「おや、不服そうだね」

私がなぜ不服なのかわかっているはずなのにおとぼけ顔で見てくる。無言の私に対して


「ふふっ、かわいい。さぁ上も脱ごうね」

かわいい。は脱ぐ理由にはならないわよね。

返事をしてもしなくても結局は強制的に脱がされるので、最近は返信をすることなどせずにいる。

ランジェリーだけの姿になった私の体を指の腹でなぞりながらまじまじと月の光だけで見つめる、その目がまだ飢えた狼のような目をしていないから何も言わずに、その瞳が変わる時が来ないことをただ唯一願いながら彼を見つめる。


「何処も怪我をしていないようだね、安心した」

おでこ、まぶた、鼻、頬、と
キスを落としてくる

男の唇が私の唇に触れる数センチ

「お母様、眠たいの私」

裸体で私の上に跨ってる男みて母親だなんて発言馬鹿げてるようで、事実。

だけどあの日から彼はずっと私にとって母なの、だからこそこの名称が彼への歯止めであり、私のささやかな反抗

ピタリと顔と手が止まり、

「あぁ、ごめんなさい。私の愛しい天使、さぁ…寝ましょうか」

フッと微笑んで、当たり前のように私の横に寝そべり仰向けの私を今度は器用に自分の方に向けて、息ができる程度の距離はあるものの、脚を絡ませたりと、顔以外はぴったりとくっついてきていて、日頃は女性であることを貫き通して男を1ミリも感じさせない”彼女”が、今は薄いシルクの布上であろうと男性である事実を嫌でも理解させられる。


私の心情を知ってか知らずか、後頭部に回した手で髪を梳くように優しく撫でながら 

「おやすみ、愛しいイザベラ」

そう囁き、軽いキス1つ
おでこにして目を閉じるエッダ


今日はまだ穏やかに眠りにつくことができた。


こうやって夜な夜な静かに私の部屋へ訪れてはいつの日からか、服を脱がせて体のあちこちを月の光だけで満足ですまで確認してから抱きしめて眠りにつく。


どうしてこんなことが週二度習慣化されたのかなんてエッダに聞かないと分からないけど、何となく思うの、それを聞いた時ただでさえ薄くいとも簡単に割れそうなガラスの見えない壁を自ら割る行為になりかねないってこと。だから触れないのよ


そして、エッダが夜な夜な静かに
訪れるようになったきっかけは、、

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