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第157話 魔人ドラガベル
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「・・・許さんぞ・・遊び半分でこのわしに楯突いた事を後悔させてやる・・・絶対に許さんぞ・・・許さんぞ・・・クククッ・・思い知るがいい・・・」
ドルビナ皇帝が虚で怒りを口にしながら城の地下へと降りて行く。地下に降りる階段は大人二人が並べる程の広さで深部に早く行く為か急勾配になっていた。そして両脇の壁には魔力で灯る魔灯が等間隔で暗闇を照らしていた。
ドルビナ皇帝の後から門兵の男がキョロキョロと辺りを警戒しながら地下へと向かって行く。
(城にこんな避難通路が地下があったなんて知らなかった・・・一体どこに繋がっているんだ?)
どれぐらい降りただろうか。先が見えない階段をひたすら降りて行く。そして気が遠くなりそうになったその時、灯りに照らされた赤い頑丈そうな扉が見えて来た。
(や、やっと着いた・・・?だけど・・かなり深い所に来たぞ・・・これは・・避難通路じゃ・・・無いのか・・・?)
「クククッ・・・ここへ来るのは久しいな・・・」
ドルビナ皇帝は懐から掌大のメダルのような物を取り出し扉の中央にある凹みに嵌め込んだ。
ガチャッ!ガチャッ!ガチャッ!ガチャッ!
皇帝がメダルを掴み半時計周りに回すと扉に付いている大きな四つの鉄の間抜きが機械音と共に外された。
「あ、あの・・・陛下・・ここは・・・」
門兵の男は思わず心の声が漏れた。すると皇帝が驚いたように振り返る。
「何だ?!貴様は!!何故こんな所に居る!!ここは立ち入り禁止区域だぞ!!」
(えーーっ!!ずっと居ましたけど!!気付いてなかった?!)
「あ・・その・・・へ、陛下がし、心配で・・付いて参りました・・・も、申し訳ありません・・・」
「・・ふん・・・まあ良い・・これから皆が知る事になる・・・」
皇帝は上目遣いで肩を小さく寄せる門兵の男を一瞥して口元を歪めると赤い扉を押し開き中へと歩を進める。そして門兵の男は入口から溢れ出る空気を全身に受けて笑みを溢す。
(な・・何だ・・・この肩の力が抜ける感覚は・・・あぁ・・気持ちが軽くなる・・)
ドルビナ皇帝の後に付いて門兵の男は清々しい気持ちで扉を潜って行く・・・中へ入ると外よりも明るく空気が澄んでいた。円形に広がる部屋には魔灯が幾つも灯り部屋の中央には大きな人型の像が鎮座しているのが見えた。
(あ、あれは何だ・・・人か・・?)
門兵の男は皇帝の後について像に近づくとそれが像ではない事に気付いた・・・間近で見ると五つの大きな魔石の中央に今にも動き出しそうな男が両膝を付き悲痛な表情で天を仰いでいた。男は両膝を付いているが見上げる程背が高くその浅黒い肉体は男の強さを象徴するようにはち切れんばかりの鋼のような筋肉に覆われていた。そして男の額からは二本の雄牛のような立派な角が伸びていた・・・
「こ、これは・・ま、魔族?!」
「そうだ・・・此奴は魔人ドラガベル。600年前の大戦でこのドルビナ帝国を壊滅寸前まで追い込んだ奴だ・・・」
ドルビナ皇帝は魔人ドラガベルを見上げながら伝え聞いた口伝を思い出すのであった。
約600年前・・・
「な、何をするのじゃ!!」
「ふん!魔族なんぞと平和協定?本気でそんな事を信じるとはな!!馬鹿め!!貴様は我らの罠に嵌ったのだ!!死ねぇ!!」
「うぐっ!!」
女性の胸から五本の刀身が現れた・・女性は命の灯が消えるのを感じながらドルビナ皇帝の顔を憐れみの表情で見据える。
「に、人間は・・・こ、ここまで・・・愚かであったか・・・自ら・・破滅の道を・・選ぶとは・・・ぐっ・・ふっ・・・」
女性はそう言い残すと目を閉じ自分を貫いた剣に身を預けて事切れた・・・
「ふん!破滅の道を進むのは貴様等魔族だ!!そいつを森にでも捨ててこい!!」
「はっ!」
皇帝が吐き捨てると護衛の男達が女性を引き摺り部屋を出て行くのだった・・・
「何だとぉぉ?!メルベリア様が人間共に平和協定を?!それも敵地に赴いただと?!な、何という無謀な事を・・・今すぐお迎えに上がるぞ!!」
「はっ!!」
ドラガベルは胸騒ぎを抑えられず部下達を連れて翼を広げると魔王城を飛び出し帝国領へと急いだ。
メルベリア様・・・無事でいてください・・奴等を信じてはいけません・・・
「ドラガベル様!!あの馬車!!微かですがメルベリア様の気配がします!!」
「何?!あれか!!」
ドラガベルが部下のリカベルが指差す方を見据え速度を上げる!!
メルベリアを乗せた馬車の操作席で二人の男が揺られていた。
「・・・なんか・・この魔族の女・・哀れだよな・・本当に単身で来るなんてな・・・」
「あぁ・・世間知らずにも程があるぜ。人間と魔族が平和協定なんて無理に決まってるぜ!」
「・・・だけどよ・・平和協定を本気で望んで俺達人間を信じて来たんだぜ?・・・それをこんな風に・・・本当にこれで良かったのか・・・んっ?!お、おい!!あれは!?」
異変を感じ空を仰いだ男の目には鬼の形相で巨体とは思えない程の速度で迫り来るドラガベルの姿であった。
「や、やばい!!あれは魔族だ!!逃げ・・・」
どぉぉぉぉぉん!!!
男二人が馬車から飛び降りるがそれと同時に目の前にドラガベルが爆音と共に着地した。
「ひぃっ!!!」
「あ、あ、あうぅぅ・・・」
男達はドラガベルの迫力と衝撃に絶望感に襲われ股間を濡らして腰を抜かした。
「メ、メルベリア様!!!!」
部下の悲痛な叫びにドラガベルはただ事では無いと唇を噛み締め身を屈めて馬車の中を覗く・・・そこには大量の血溜まりの中で横たわるメルベリアの姿であった・・・
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!メルベリア様ぁぁぁぁぁ!!!は、早く城へお連れしろぉぉぉぉ!!魔力を流し続けろぉぉぉ!!!」
部下達もドラガベルの指示を待たずに行動していた。皆にとってメルベリアの存在は優しく聡明な母親のような存在であった。部下達は涙を流しながらメルベリアを抱き抱えると急いで飛び立って行った。
ドラガベルは飛び立った部下達の背中にメルベリアの無事を願うと全身から闘気を立ち昇らせて怯えながら後ずさる人間の男達を見下した・・・
「貴様等ぁぁぁ・・・平和を願ったメルベリア様を・・・よくも・・・よくも・・・これが・・・貴様らの・・答えかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ドラガベルは感情のままに闘気を解放するとその衝撃に男達が吹き飛ばされ地面に叩きつけられ転がった。
「がはっ!・・ひ、ひぃ・・・お、俺じゃ・・俺じゃない・・・」
「ぐっ・・ち、違う・・・お、俺は・・・」
「許さんぞ・・・許さんぞぉぉぉぉぉぉ!!」
ドラガベルは男達の言葉など耳にも入らず地べたに転がる男を踏みつける!
ずぅん!!
ぐちゃ・・・
男は全身を一度に踏まれ声も出せずに大地のシミとなった・・ドラガベルの足と大地の間からはみ出した腕が虚しく転がる・・・
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!!お、お助けをおぉぉぉぉ!!お、俺じゃない!!俺じゃないんだ・・・あぐっ!!や、やめっ・・・」
ドラガベルには怒りのあまり人間の言葉など届く事は無かった・・そのまま男の頭を掴み持ち上げると躊躇なく力を込める。
ぐきゃっ・・・
「ぷぎゃっ・・・」
男は呆気なくドラガベルの手の中で生涯を終えた・・・ドラガベルはそれをゴミでも捨てるように森へ投げ捨てた。
「許さんぞ・・・人間なんぞ今から直ぐに皆殺しだ・・・」
ドラガベルが翼を広げた。
「お待ち下さい!!我らも共に行きます!!」
振り向けば五人の部下が跪いていた・・・
「我らも!メルベリア様の無念を晴らしたいのです!!」
ドラガベルは五人の忠臣に怒りの中に少しだけ口元を緩めると頷き飛び立った。その後ろを五人の忠臣が想いを胸に飛び立つのだった。
ドルビナ皇帝が虚で怒りを口にしながら城の地下へと降りて行く。地下に降りる階段は大人二人が並べる程の広さで深部に早く行く為か急勾配になっていた。そして両脇の壁には魔力で灯る魔灯が等間隔で暗闇を照らしていた。
ドルビナ皇帝の後から門兵の男がキョロキョロと辺りを警戒しながら地下へと向かって行く。
(城にこんな避難通路が地下があったなんて知らなかった・・・一体どこに繋がっているんだ?)
どれぐらい降りただろうか。先が見えない階段をひたすら降りて行く。そして気が遠くなりそうになったその時、灯りに照らされた赤い頑丈そうな扉が見えて来た。
(や、やっと着いた・・・?だけど・・かなり深い所に来たぞ・・・これは・・避難通路じゃ・・・無いのか・・・?)
「クククッ・・・ここへ来るのは久しいな・・・」
ドルビナ皇帝は懐から掌大のメダルのような物を取り出し扉の中央にある凹みに嵌め込んだ。
ガチャッ!ガチャッ!ガチャッ!ガチャッ!
皇帝がメダルを掴み半時計周りに回すと扉に付いている大きな四つの鉄の間抜きが機械音と共に外された。
「あ、あの・・・陛下・・ここは・・・」
門兵の男は思わず心の声が漏れた。すると皇帝が驚いたように振り返る。
「何だ?!貴様は!!何故こんな所に居る!!ここは立ち入り禁止区域だぞ!!」
(えーーっ!!ずっと居ましたけど!!気付いてなかった?!)
「あ・・その・・・へ、陛下がし、心配で・・付いて参りました・・・も、申し訳ありません・・・」
「・・ふん・・・まあ良い・・これから皆が知る事になる・・・」
皇帝は上目遣いで肩を小さく寄せる門兵の男を一瞥して口元を歪めると赤い扉を押し開き中へと歩を進める。そして門兵の男は入口から溢れ出る空気を全身に受けて笑みを溢す。
(な・・何だ・・・この肩の力が抜ける感覚は・・・あぁ・・気持ちが軽くなる・・)
ドルビナ皇帝の後に付いて門兵の男は清々しい気持ちで扉を潜って行く・・・中へ入ると外よりも明るく空気が澄んでいた。円形に広がる部屋には魔灯が幾つも灯り部屋の中央には大きな人型の像が鎮座しているのが見えた。
(あ、あれは何だ・・・人か・・?)
門兵の男は皇帝の後について像に近づくとそれが像ではない事に気付いた・・・間近で見ると五つの大きな魔石の中央に今にも動き出しそうな男が両膝を付き悲痛な表情で天を仰いでいた。男は両膝を付いているが見上げる程背が高くその浅黒い肉体は男の強さを象徴するようにはち切れんばかりの鋼のような筋肉に覆われていた。そして男の額からは二本の雄牛のような立派な角が伸びていた・・・
「こ、これは・・ま、魔族?!」
「そうだ・・・此奴は魔人ドラガベル。600年前の大戦でこのドルビナ帝国を壊滅寸前まで追い込んだ奴だ・・・」
ドルビナ皇帝は魔人ドラガベルを見上げながら伝え聞いた口伝を思い出すのであった。
約600年前・・・
「な、何をするのじゃ!!」
「ふん!魔族なんぞと平和協定?本気でそんな事を信じるとはな!!馬鹿め!!貴様は我らの罠に嵌ったのだ!!死ねぇ!!」
「うぐっ!!」
女性の胸から五本の刀身が現れた・・女性は命の灯が消えるのを感じながらドルビナ皇帝の顔を憐れみの表情で見据える。
「に、人間は・・・こ、ここまで・・・愚かであったか・・・自ら・・破滅の道を・・選ぶとは・・・ぐっ・・ふっ・・・」
女性はそう言い残すと目を閉じ自分を貫いた剣に身を預けて事切れた・・・
「ふん!破滅の道を進むのは貴様等魔族だ!!そいつを森にでも捨ててこい!!」
「はっ!」
皇帝が吐き捨てると護衛の男達が女性を引き摺り部屋を出て行くのだった・・・
「何だとぉぉ?!メルベリア様が人間共に平和協定を?!それも敵地に赴いただと?!な、何という無謀な事を・・・今すぐお迎えに上がるぞ!!」
「はっ!!」
ドラガベルは胸騒ぎを抑えられず部下達を連れて翼を広げると魔王城を飛び出し帝国領へと急いだ。
メルベリア様・・・無事でいてください・・奴等を信じてはいけません・・・
「ドラガベル様!!あの馬車!!微かですがメルベリア様の気配がします!!」
「何?!あれか!!」
ドラガベルが部下のリカベルが指差す方を見据え速度を上げる!!
メルベリアを乗せた馬車の操作席で二人の男が揺られていた。
「・・・なんか・・この魔族の女・・哀れだよな・・本当に単身で来るなんてな・・・」
「あぁ・・世間知らずにも程があるぜ。人間と魔族が平和協定なんて無理に決まってるぜ!」
「・・・だけどよ・・平和協定を本気で望んで俺達人間を信じて来たんだぜ?・・・それをこんな風に・・・本当にこれで良かったのか・・・んっ?!お、おい!!あれは!?」
異変を感じ空を仰いだ男の目には鬼の形相で巨体とは思えない程の速度で迫り来るドラガベルの姿であった。
「や、やばい!!あれは魔族だ!!逃げ・・・」
どぉぉぉぉぉん!!!
男二人が馬車から飛び降りるがそれと同時に目の前にドラガベルが爆音と共に着地した。
「ひぃっ!!!」
「あ、あ、あうぅぅ・・・」
男達はドラガベルの迫力と衝撃に絶望感に襲われ股間を濡らして腰を抜かした。
「メ、メルベリア様!!!!」
部下の悲痛な叫びにドラガベルはただ事では無いと唇を噛み締め身を屈めて馬車の中を覗く・・・そこには大量の血溜まりの中で横たわるメルベリアの姿であった・・・
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!メルベリア様ぁぁぁぁぁ!!!は、早く城へお連れしろぉぉぉぉ!!魔力を流し続けろぉぉぉ!!!」
部下達もドラガベルの指示を待たずに行動していた。皆にとってメルベリアの存在は優しく聡明な母親のような存在であった。部下達は涙を流しながらメルベリアを抱き抱えると急いで飛び立って行った。
ドラガベルは飛び立った部下達の背中にメルベリアの無事を願うと全身から闘気を立ち昇らせて怯えながら後ずさる人間の男達を見下した・・・
「貴様等ぁぁぁ・・・平和を願ったメルベリア様を・・・よくも・・・よくも・・・これが・・・貴様らの・・答えかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ドラガベルは感情のままに闘気を解放するとその衝撃に男達が吹き飛ばされ地面に叩きつけられ転がった。
「がはっ!・・ひ、ひぃ・・・お、俺じゃ・・俺じゃない・・・」
「ぐっ・・ち、違う・・・お、俺は・・・」
「許さんぞ・・・許さんぞぉぉぉぉぉぉ!!」
ドラガベルは男達の言葉など耳にも入らず地べたに転がる男を踏みつける!
ずぅん!!
ぐちゃ・・・
男は全身を一度に踏まれ声も出せずに大地のシミとなった・・ドラガベルの足と大地の間からはみ出した腕が虚しく転がる・・・
「ひ、ひぃぃぃぃ!!!!お、お助けをおぉぉぉぉ!!お、俺じゃない!!俺じゃないんだ・・・あぐっ!!や、やめっ・・・」
ドラガベルには怒りのあまり人間の言葉など届く事は無かった・・そのまま男の頭を掴み持ち上げると躊躇なく力を込める。
ぐきゃっ・・・
「ぷぎゃっ・・・」
男は呆気なくドラガベルの手の中で生涯を終えた・・・ドラガベルはそれをゴミでも捨てるように森へ投げ捨てた。
「許さんぞ・・・人間なんぞ今から直ぐに皆殺しだ・・・」
ドラガベルが翼を広げた。
「お待ち下さい!!我らも共に行きます!!」
振り向けば五人の部下が跪いていた・・・
「我らも!メルベリア様の無念を晴らしたいのです!!」
ドラガベルは五人の忠臣に怒りの中に少しだけ口元を緩めると頷き飛び立った。その後ろを五人の忠臣が想いを胸に飛び立つのだった。
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