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第111話 メルト村襲撃 5
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レバイドは目の前に現れた四体の精霊達が年端も行かない子供に跪き、嬉々として四方に消えて行く姿を見上げていた。
「あ、あれは・・・せ、精霊なのか?あ、あんなにはっきり存在が見える精霊・・相当上位の精霊だぞ・・・そ、それが四体も・・・」
騎士団長レバイドは過去に一度だけ精霊を見た事があった。
過去にエルフの住む村を襲ったが村を守る精霊達に返り討ちにあったのだ。レバイドの脳裏に苦い思い出が蘇った。
(こ、この村は何なんだ?!・・・一体どんな村なんだ?!・・・そ、それにあのガキは・・・だ、だが・・俺達は誇り高き帝国騎士団なんだ!・・・こうなったら・・外にいる奴らも呼んで・・・)
しかしレバイドが部下に命令をしようとした時であった・・・
「ぎやぁぁぁぁぁ!!!」
「誰かぁぁ!た、助けてくれぇぇぇ!!!」
「俺の腕がぁぁぁ!!足がぁぁぁ!!」
「寄るなぁぁぁ!!来るなぁぁ!!うぎぁぁぁ!!!」
「止めてくれぇぇぇ!!助けてぇぇ!!」
「森が!!!森がぁぁぁ!!!ぎゃぁぁぁぁ!!!」
突然、村の四方から同時に男達の悲痛な悲鳴が轟いた・・・
「な、何だ?!どうした?!何が起こってる?!・・・誰か!!誰かぁぁぁ!!報告しろ・・・ほ、報告しろぉぉぉぉぉぉ!!!」
レバイドはメルト村の住人達の魔力と闘気に膝をカタカタと震わせていた。そして部下のものであろう悲鳴が鼓膜を震わせ恐怖の余り張り上げた声がメルト村に響き渡るのであった・・・
「お母さん・・・悪い人達が来ているの?」
「そうね。だけど大丈夫よ。お父さんや村長さん達がやっつけてくれるわ!」
母親がアイラの頭を撫でながら微笑みかけて抱きしめた。
ばりぃぃぃん!!!
「えっ?!な、何?!誰?!」
静寂を打ち破るように窓ガラスが砕け散り男が家に入って来た。
母親はアイラ前に出て我が娘を守るように立ちはだかった。
「誰?!何者?!」
「ふん!そのガキは人質だ!!もらって行くぞ!!”闇の力を持って敵を拘束せよ!〈シャドーバインド〉!!!」
「きゃっ!!!な、何を?!」
どさぁ!!
「お母さん!!!」
ゼガルが放った黒い影が母親を包むと身動きが出来ずに床に転がった。
アイラは縋るように母親に駆け寄りゼガルを睨みつける!
「何をするの?!止めて!!お母さんに酷い事しないで!!大人の癖に悪い事が分からないの?!」
5歳のアイラの言葉に痛い所を突かれゼガルは眉間に皺を寄せる。
「な、生意気なガキだ!!どうせこの村はもう終わりだ!!とっとと来い!!」
「止めなさい!!娘に触らないで!!!」
ゼガルは母親が叫ぶのをお構いなしにアイラに手を伸ばした。
しかしその瞬間!温かい魔力の波と共にアイラと母親が蒼白い光に包まれた!
「何だ?!この凄まじい魔力は?!何が起こってる?!」
ゼガルがアイラから飛び退いた。
「な、何・・・?この魔力は・・・凄いよお母さん!!・・・力が・・・」
アイラは自分の両手を見つめながら湧き出る力に震えていた。
(この魔力は・・ミハエル君ね・・・助かったわ・・・取り敢えずこの魔法を解かないと・・・)
「うんっ・・・!!はぁぁっ!!!」
母親が床に転がったまま魔力を高め気合を入れると身体から蒼白い光が湧き上がり身体に纏わりつく黒いモヤが消えた。
そして母親はゆっくりと立ち上がりゼガルにニヤリと笑いかける。
「な、何ぃぃぃぃ!!!こ、こんな村の女ごときに俺の魔法が打ち消されただと?!こ、この村の奴等はどうなっているんだ?!」
そしてゼガルは森で会ったニーナ達の事を思い出していた・・・
(あ、あんな馬鹿げた強さのガキ共の親か・・・クソッ!こ、この村は・・・不味いぞ・・)
「ふふっ・・あんた達は運が良いのよ・・・メルト村の最高戦力が観られるのだから・・その子にしてみればあなた達なんて吹けば飛ぶ塵みたいな物よ・・・今なら遅くないわ。大人しく自分のした事を懺悔して謝れば許してもらえるわ。どうする?」
母親が一歩前に出るとゼガルは母親から立ち昇る魔力に圧倒されて後ずさる。そしてゼガルは母親の言葉に違和感を感じた。
「くっ!・・最高戦力だって?!・・・ん?!・・ちょっと待て・・その子?!・・ま、まさかこの村の最高戦力は子供だと言うのか?!」
「ふふ・・そうよ。名前はミハエル君よ。私の20歳下よ!ミハエル君がこの村の女性や子供達をあんた達みたいな者から守る為に力をくれたの。あんた達ごときが人質に取れる人間はこの村にいないわ!!さあ!大人しく謝るか痛い目を見てから謝るか・・それとも・・死ぬ?」
母親は魔力を溢れさせて仁王立ちになる!
(くそっ!!こ、この村に盗賊や山賊が手を出さない理由・・・それは俺達の思う弱者がいないんだ・・・そう・・目の前の女子供にでさえ・・俺は・・勝てんのだ・・クソッ!ここは・・退却・・・っ?!)
しかしアイラはゼガルが逃げ腰になったのを感じて一瞬でゼガルの目の前に現れた。
「なっ?!」
「あんたはお母さんに酷いことをした・・・それは謝っても私は許さない・・・更にあんたは私を人質にして村をめちゃくちゃにしようとした・・・絶対に許さない・・・あんた達みたいなクズは絶対に許さない・・・メルト村は・・・あんた達を絶対に許さない・・」
アイラの闘気と魔力がミハエルの魔法を受けて爆発的に高まる!
アイラの称号は〈聖闘士〉超レアな称号である。それは魔力を闘気に変え爆発的な攻撃力を得られるのである。
アイラの小さな身体から赤い闘気が溢れ出し身体を包み込むとアイラの怒りを象徴するように髪の毛が闘気の流れに乗って逆立ち靡いていた。
(な、何なんだこの力は?!可視化出来るほどの力だと?!そ、それも・・・こんなガキが・・・う、動けん・・ここで背を向けたら・・やられる・・・)
「ま、待て・・待ってくれ・・わ、分かった!謝る!!お、俺が悪かった!!!」
しかしゼガルのその場凌ぎの言葉はアイラの耳には届く事は無かった・・
「絶対に許さない・・お母さんを傷付ける奴を・・喰らえ!!これはぁぁぁぁ!!!お母さんを傷付けた分よぉぉぉぉぉ!!!」
アイラは膨大な闘気を乗せた小さな拳を怒りのままゼガルに放った!
そしてゼガルがアイラの拳に見たものは巨大なドラゴンが口を開き迫り来る光景であった・・・
「た、助け・・・」
ずどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
「ぐべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
(・・・や、やはり・・こ、この村に・・手を出すべきでは無かった・・・ごぶっ・・)
アイラの強烈なアッパーカットがゼガルの腹に突き刺さり家の屋根を突き破り吹っ飛んで行った。
「ふん!!大人の癖に大した事ないわね!」
アイラはパンパンと手を払い天井に空いた穴を眺めるのであった。
「ここだ!!行くよ!!・・うあっ!!」
「何だ?!何が起こった?!」
駆け付けたラルとイルグが何が壊れるような音を聞き見上げると屋根から打ち上げられ身体をくの字に曲げたまま吹っ飛んで行くゼガルの姿があった・・・
「あぁ・・・そうか・・ミハエル君の魔力をもらったアイラを・・怒らせたな・・・馬鹿な奴・・」
「はは・・ミハエル君の魔力を・・全て闘気に・・・はは・・少しだけ同情するよ・・・ぶるっ」
ラルとイルグは村の入り口の方へ飛んで行くゼガルを憐れみの目で見送るのであった。
「あ、あれは・・・せ、精霊なのか?あ、あんなにはっきり存在が見える精霊・・相当上位の精霊だぞ・・・そ、それが四体も・・・」
騎士団長レバイドは過去に一度だけ精霊を見た事があった。
過去にエルフの住む村を襲ったが村を守る精霊達に返り討ちにあったのだ。レバイドの脳裏に苦い思い出が蘇った。
(こ、この村は何なんだ?!・・・一体どんな村なんだ?!・・・そ、それにあのガキは・・・だ、だが・・俺達は誇り高き帝国騎士団なんだ!・・・こうなったら・・外にいる奴らも呼んで・・・)
しかしレバイドが部下に命令をしようとした時であった・・・
「ぎやぁぁぁぁぁ!!!」
「誰かぁぁ!た、助けてくれぇぇぇ!!!」
「俺の腕がぁぁぁ!!足がぁぁぁ!!」
「寄るなぁぁぁ!!来るなぁぁ!!うぎぁぁぁ!!!」
「止めてくれぇぇぇ!!助けてぇぇ!!」
「森が!!!森がぁぁぁ!!!ぎゃぁぁぁぁ!!!」
突然、村の四方から同時に男達の悲痛な悲鳴が轟いた・・・
「な、何だ?!どうした?!何が起こってる?!・・・誰か!!誰かぁぁぁ!!報告しろ・・・ほ、報告しろぉぉぉぉぉぉ!!!」
レバイドはメルト村の住人達の魔力と闘気に膝をカタカタと震わせていた。そして部下のものであろう悲鳴が鼓膜を震わせ恐怖の余り張り上げた声がメルト村に響き渡るのであった・・・
「お母さん・・・悪い人達が来ているの?」
「そうね。だけど大丈夫よ。お父さんや村長さん達がやっつけてくれるわ!」
母親がアイラの頭を撫でながら微笑みかけて抱きしめた。
ばりぃぃぃん!!!
「えっ?!な、何?!誰?!」
静寂を打ち破るように窓ガラスが砕け散り男が家に入って来た。
母親はアイラ前に出て我が娘を守るように立ちはだかった。
「誰?!何者?!」
「ふん!そのガキは人質だ!!もらって行くぞ!!”闇の力を持って敵を拘束せよ!〈シャドーバインド〉!!!」
「きゃっ!!!な、何を?!」
どさぁ!!
「お母さん!!!」
ゼガルが放った黒い影が母親を包むと身動きが出来ずに床に転がった。
アイラは縋るように母親に駆け寄りゼガルを睨みつける!
「何をするの?!止めて!!お母さんに酷い事しないで!!大人の癖に悪い事が分からないの?!」
5歳のアイラの言葉に痛い所を突かれゼガルは眉間に皺を寄せる。
「な、生意気なガキだ!!どうせこの村はもう終わりだ!!とっとと来い!!」
「止めなさい!!娘に触らないで!!!」
ゼガルは母親が叫ぶのをお構いなしにアイラに手を伸ばした。
しかしその瞬間!温かい魔力の波と共にアイラと母親が蒼白い光に包まれた!
「何だ?!この凄まじい魔力は?!何が起こってる?!」
ゼガルがアイラから飛び退いた。
「な、何・・・?この魔力は・・・凄いよお母さん!!・・・力が・・・」
アイラは自分の両手を見つめながら湧き出る力に震えていた。
(この魔力は・・ミハエル君ね・・・助かったわ・・・取り敢えずこの魔法を解かないと・・・)
「うんっ・・・!!はぁぁっ!!!」
母親が床に転がったまま魔力を高め気合を入れると身体から蒼白い光が湧き上がり身体に纏わりつく黒いモヤが消えた。
そして母親はゆっくりと立ち上がりゼガルにニヤリと笑いかける。
「な、何ぃぃぃぃ!!!こ、こんな村の女ごときに俺の魔法が打ち消されただと?!こ、この村の奴等はどうなっているんだ?!」
そしてゼガルは森で会ったニーナ達の事を思い出していた・・・
(あ、あんな馬鹿げた強さのガキ共の親か・・・クソッ!こ、この村は・・・不味いぞ・・)
「ふふっ・・あんた達は運が良いのよ・・・メルト村の最高戦力が観られるのだから・・その子にしてみればあなた達なんて吹けば飛ぶ塵みたいな物よ・・・今なら遅くないわ。大人しく自分のした事を懺悔して謝れば許してもらえるわ。どうする?」
母親が一歩前に出るとゼガルは母親から立ち昇る魔力に圧倒されて後ずさる。そしてゼガルは母親の言葉に違和感を感じた。
「くっ!・・最高戦力だって?!・・・ん?!・・ちょっと待て・・その子?!・・ま、まさかこの村の最高戦力は子供だと言うのか?!」
「ふふ・・そうよ。名前はミハエル君よ。私の20歳下よ!ミハエル君がこの村の女性や子供達をあんた達みたいな者から守る為に力をくれたの。あんた達ごときが人質に取れる人間はこの村にいないわ!!さあ!大人しく謝るか痛い目を見てから謝るか・・それとも・・死ぬ?」
母親は魔力を溢れさせて仁王立ちになる!
(くそっ!!こ、この村に盗賊や山賊が手を出さない理由・・・それは俺達の思う弱者がいないんだ・・・そう・・目の前の女子供にでさえ・・俺は・・勝てんのだ・・クソッ!ここは・・退却・・・っ?!)
しかしアイラはゼガルが逃げ腰になったのを感じて一瞬でゼガルの目の前に現れた。
「なっ?!」
「あんたはお母さんに酷いことをした・・・それは謝っても私は許さない・・・更にあんたは私を人質にして村をめちゃくちゃにしようとした・・・絶対に許さない・・・あんた達みたいなクズは絶対に許さない・・・メルト村は・・・あんた達を絶対に許さない・・」
アイラの闘気と魔力がミハエルの魔法を受けて爆発的に高まる!
アイラの称号は〈聖闘士〉超レアな称号である。それは魔力を闘気に変え爆発的な攻撃力を得られるのである。
アイラの小さな身体から赤い闘気が溢れ出し身体を包み込むとアイラの怒りを象徴するように髪の毛が闘気の流れに乗って逆立ち靡いていた。
(な、何なんだこの力は?!可視化出来るほどの力だと?!そ、それも・・・こんなガキが・・・う、動けん・・ここで背を向けたら・・やられる・・・)
「ま、待て・・待ってくれ・・わ、分かった!謝る!!お、俺が悪かった!!!」
しかしゼガルのその場凌ぎの言葉はアイラの耳には届く事は無かった・・
「絶対に許さない・・お母さんを傷付ける奴を・・喰らえ!!これはぁぁぁぁ!!!お母さんを傷付けた分よぉぉぉぉぉ!!!」
アイラは膨大な闘気を乗せた小さな拳を怒りのままゼガルに放った!
そしてゼガルがアイラの拳に見たものは巨大なドラゴンが口を開き迫り来る光景であった・・・
「た、助け・・・」
ずどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
「ぐべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
(・・・や、やはり・・こ、この村に・・手を出すべきでは無かった・・・ごぶっ・・)
アイラの強烈なアッパーカットがゼガルの腹に突き刺さり家の屋根を突き破り吹っ飛んで行った。
「ふん!!大人の癖に大した事ないわね!」
アイラはパンパンと手を払い天井に空いた穴を眺めるのであった。
「ここだ!!行くよ!!・・うあっ!!」
「何だ?!何が起こった?!」
駆け付けたラルとイルグが何が壊れるような音を聞き見上げると屋根から打ち上げられ身体をくの字に曲げたまま吹っ飛んで行くゼガルの姿があった・・・
「あぁ・・・そうか・・ミハエル君の魔力をもらったアイラを・・怒らせたな・・・馬鹿な奴・・」
「はは・・ミハエル君の魔力を・・全て闘気に・・・はは・・少しだけ同情するよ・・・ぶるっ」
ラルとイルグは村の入り口の方へ飛んで行くゼガルを憐れみの目で見送るのであった。
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