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第16話 知っていれば
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『何故だ!!何故こんな事になっているんだ!!バイザックはどうしたんだ!!!』
ロゼルドが馬車の中で呻く男達を見て憤慨して部下の胸ぐらを掴んで揺らす。
『や、奴は作戦は失敗したと・・それと、奴らには手を出さない方がいいと言い残して消えました・・・』
『な、何だと!!奴は逃げ帰って来たって事か?!
くそっ!!女子供相手に逃げ帰るとは〈神の使人〉が聞いて呆れるわ!!』
ロゼルドは部下の胸ぐらを掴んだままこ眉間に皺を寄せる。
・・・くそっ!〈真実の剣〉のアンリルにやられたな・・・〈神の使人〉でもS級の魔法使いには分が悪いのか・・・でもまずいぞ・・もうすぐミランドがここへ来るんだぞ・・・どうすれば・・・
『こんにちは!あんたがミランド?』
突然後ろから声を掛けられてロゼルドが焦って振り返るとアンリルと目が合う。
『げげっ!ア、アンリル!!・・・』
あの馬鹿!付けられたのか!!ま、まずい・・・どうすれば・・・
ロゼルドが目線を落とすと見上げるミハエルと目が合った。
ん?このガキは・・・ま、まさか例の・・・くくっ!そっちからやって来やがった!
そうだ・・・この至近距離だ・・魔法詠唱をさせなければ勝てる・・・
ロゼルドは口元を緩ませながら剣を抜き放ちアンリルに突き付ける!
『ふん!馬鹿な奴だ!!そっちからやって来るとはな!!
おらぁぁ!!大人しく来てもらおうか!!』
アンリルは剣を突きつけられても怯む事もなくロゼルドを憐れんだ目で見る。
『分かりやすくて助かったわ。でもあんたが警戒するのは私じゃ無いのよ?』
『何だと?!』
『喰らえ!!』
ロゼルドが気を抜いた瞬間、ミハエルの怒りの篭ったローキックがロゼルドの左膝に突き刺さる!
ずばきっ!!!
『くがっぁぁぁ!!!』
突然ロゼルドの左膝に激痛が走る!たまらず膝を付くと同時に顔面に拳がめり込んだ!
ぐしぁっ!!!
『ぐべばぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
ずざぁぁぁぁぁぁ!!!!
ロゼルドは前歯を撒き散らしながら転がって行く。
そして辛うじて意識を繋ぎ止めて、だらしなく脚を開いたまま上体を起こした。
ぐっ・・・がっ・・・な、何だ?!何が起こった?!
『よくも母さんを危険に晒したな?!』
ミハエルがトコトコとロゼルドに近づいて行くと部下の男が背後から襲い掛かる!
『このガキがぁぁぁ!!』
しかしミハエルは振り返る事なく上段回し蹴りを放ち男の側頭部を蹴り飛ばす!
ずがん!!!
『ぐがぁぁぁぁぁぁ!!!!』
ばきぃぃぃぃ!!
男は店の壁に突き刺さり力無くぶら下がる。
ミハエルは構わずロゼルドに近づいて行く。
ま、まずい!このガキ・・・普通じゃ無いぞ・・・俺だって〈神の使人〉なんだぞ・・くそっ!!ここは仕方ない・・・
ロゼルドは素早く土下座体勢になる。
『ま、待ってくれ!!俺はミランドに依頼されただけなんだ!!だから助けてくr・・・』
しかし流れるようにミハエルの前蹴りが顔面にめり込んだ。
すばぁぁぁぁん!!!
『ぶげぇぇぇぇぇぇ!!!』
ずさぁぁぁぁぁぁ!!!
『うるさいよ!母さんを危険に晒したんだよ。許すわけないだろう?
お前たちの組織ごと掃除してやるよ。』
更に追い討ちを掛けようとすると〈悪意感知〉に反応が出る。
・・・ん?この気配は・・・
ミハエルが振り返ると何も状況が分かっていないミランドが立ち尽くしていた。
『ど、どうしたんだ・・・?あれは・・ロゼルド!?何があったんだ?!』
ボロ雑巾の様に転がるロゼルドに駆け寄るとロゼルドは声に反応してゆっくりと上体を起こした。
『あ・・・う・・・げほっ!・・ミランドか・・あ、あれが・・お前の息子だ・・・普通じゃ無いぞ・・俺は戻って人を集めて来る・・・油断するなよ・・』
ロゼルドはそう言い残してふらふらと路地へ消えて行った。
まさか!あれがミハエルだと?!この子供とは思えない威圧感・・・一体何があったんだ・・・
『あんたがミランドか?』
突然ミハエルに声を掛けられてビクッとする。
『そ、そうだ。ミハエル・・・大きくなったな。俺がお前の父親だ。』
『母さんと僕を捨てておいて父親なんて言うんじゃない!!
その上あいつらを使って襲わせて何がしたいんだ?!母さんにこれ以上関わるなら僕が許さない!!!』
ミハエルは拳を握り締めてミランドに突きつける。
ミハエルは母の苦労を1番近くて見ていたのだ。幼い自分を抱えながら朝から晩まで休みなく働きそれでも毎日まともにご飯は食べれなかった。
それでも笑顔でいた母の横顔がミハエルの目に焼き付いているのだ。
『ふん!生意気な!!俺はソフィアが王との事を黙っていたせいで男爵まで落とされたんだ!!当然の報いだ!!
これからお前は奴隷生活が待っているぞ!』
『それは自業自得だろう!!逆恨みもいい加減にしてくれ!!
さあ、これで挨拶は終わりだよ。だから最後に見せてあげるよ・・・
これが・・・あんたが無能だと捨てた僕の力だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
ミハエルは全力で力を解放するとミハエルを中心に辺り一面が眩い光に包まれ空高く雲を突き抜ける!
皆が眩しさのあまり目を覆う。
そして光が収まり目を開けると分厚い光のオーラに包まれたミハエルが立っていた。
ミランドは腰を抜かしてミハエルを驚愕の目で見ていた。
『こ、この力は何なんだ・・・お前は魔力も称号も無い無能だった筈だ!!
なのに・・・なのに・・何故だぁぁぁぁぁぁ!!!』
するとアンリルが納得したかの様に口を開く。
『はぁ、馬鹿な男ね。神力よ!私も最初はまさかと思ったけど今ので確信したわ!
約1200年前、膨大な魔力を神力へと昇華させた者が居たわ!それが神話に出てくる〈闇のイルバイス〉と〈光のメイシス〉よ。古い文献にも出てくるわ!
そしてミハエル君の称号は〈光の末裔〉・・偶然とは思えないわよね?』
ミランドは口をパクパクさせながらミハエルに手を伸ばす。
『ミ、ミハエルが〈光の末裔〉?!俺の息子が・・・何故教えてくれなかった・・・知っていれば・・・知っていれば・・・いや!今からでも遅くは無い!
ミハエル!父さんが悪かった!!ソフィアと戻って来い!!また3人でやり直そう!きっと今度は上手くいく!だから・・・』
『勝手な事言うなぁぁぁぁぁぁ!!』
ずばぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
『ぐえぇぇぇっ!!!!!』
ミハエルを抱きしめようとした瞬間!ミハエルが手を横凪に払うとその衝撃でミランドが吹き飛び壁に叩き付けられた!!
『どれだけ母さんが苦労したか!!どれだけ辛い思いをしたか!!どれだけひもじい思いをしたか!!お前に分かるか?!それでも笑っていた母さんの気持ちが分かるか!!
僕には父親は居ない!!僕には母さんしかいないんだ!!
許さないよ・・・母さんに辛い思いをさせた奴・・悲しい思いをさせた奴・・・絶対に許さない!!』
するとミハエルの頭上に巨大な炎の槍が現れる。更に力を注ぎ込みどんどん巨大化していく!!
『おい!!ミランド!大丈夫か!?仲間を連れて・・来た・・・z・・・なんじゃありぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
仲間を引き連れて来たロゼルドが目にしたものは町の教会をそのまま槍にした様な巨大な炎の槍であった。
ロゼルドが馬車の中で呻く男達を見て憤慨して部下の胸ぐらを掴んで揺らす。
『や、奴は作戦は失敗したと・・それと、奴らには手を出さない方がいいと言い残して消えました・・・』
『な、何だと!!奴は逃げ帰って来たって事か?!
くそっ!!女子供相手に逃げ帰るとは〈神の使人〉が聞いて呆れるわ!!』
ロゼルドは部下の胸ぐらを掴んだままこ眉間に皺を寄せる。
・・・くそっ!〈真実の剣〉のアンリルにやられたな・・・〈神の使人〉でもS級の魔法使いには分が悪いのか・・・でもまずいぞ・・もうすぐミランドがここへ来るんだぞ・・・どうすれば・・・
『こんにちは!あんたがミランド?』
突然後ろから声を掛けられてロゼルドが焦って振り返るとアンリルと目が合う。
『げげっ!ア、アンリル!!・・・』
あの馬鹿!付けられたのか!!ま、まずい・・・どうすれば・・・
ロゼルドが目線を落とすと見上げるミハエルと目が合った。
ん?このガキは・・・ま、まさか例の・・・くくっ!そっちからやって来やがった!
そうだ・・・この至近距離だ・・魔法詠唱をさせなければ勝てる・・・
ロゼルドは口元を緩ませながら剣を抜き放ちアンリルに突き付ける!
『ふん!馬鹿な奴だ!!そっちからやって来るとはな!!
おらぁぁ!!大人しく来てもらおうか!!』
アンリルは剣を突きつけられても怯む事もなくロゼルドを憐れんだ目で見る。
『分かりやすくて助かったわ。でもあんたが警戒するのは私じゃ無いのよ?』
『何だと?!』
『喰らえ!!』
ロゼルドが気を抜いた瞬間、ミハエルの怒りの篭ったローキックがロゼルドの左膝に突き刺さる!
ずばきっ!!!
『くがっぁぁぁ!!!』
突然ロゼルドの左膝に激痛が走る!たまらず膝を付くと同時に顔面に拳がめり込んだ!
ぐしぁっ!!!
『ぐべばぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
ずざぁぁぁぁぁぁ!!!!
ロゼルドは前歯を撒き散らしながら転がって行く。
そして辛うじて意識を繋ぎ止めて、だらしなく脚を開いたまま上体を起こした。
ぐっ・・・がっ・・・な、何だ?!何が起こった?!
『よくも母さんを危険に晒したな?!』
ミハエルがトコトコとロゼルドに近づいて行くと部下の男が背後から襲い掛かる!
『このガキがぁぁぁ!!』
しかしミハエルは振り返る事なく上段回し蹴りを放ち男の側頭部を蹴り飛ばす!
ずがん!!!
『ぐがぁぁぁぁぁぁ!!!!』
ばきぃぃぃぃ!!
男は店の壁に突き刺さり力無くぶら下がる。
ミハエルは構わずロゼルドに近づいて行く。
ま、まずい!このガキ・・・普通じゃ無いぞ・・・俺だって〈神の使人〉なんだぞ・・くそっ!!ここは仕方ない・・・
ロゼルドは素早く土下座体勢になる。
『ま、待ってくれ!!俺はミランドに依頼されただけなんだ!!だから助けてくr・・・』
しかし流れるようにミハエルの前蹴りが顔面にめり込んだ。
すばぁぁぁぁん!!!
『ぶげぇぇぇぇぇぇ!!!』
ずさぁぁぁぁぁぁ!!!
『うるさいよ!母さんを危険に晒したんだよ。許すわけないだろう?
お前たちの組織ごと掃除してやるよ。』
更に追い討ちを掛けようとすると〈悪意感知〉に反応が出る。
・・・ん?この気配は・・・
ミハエルが振り返ると何も状況が分かっていないミランドが立ち尽くしていた。
『ど、どうしたんだ・・・?あれは・・ロゼルド!?何があったんだ?!』
ボロ雑巾の様に転がるロゼルドに駆け寄るとロゼルドは声に反応してゆっくりと上体を起こした。
『あ・・・う・・・げほっ!・・ミランドか・・あ、あれが・・お前の息子だ・・・普通じゃ無いぞ・・俺は戻って人を集めて来る・・・油断するなよ・・』
ロゼルドはそう言い残してふらふらと路地へ消えて行った。
まさか!あれがミハエルだと?!この子供とは思えない威圧感・・・一体何があったんだ・・・
『あんたがミランドか?』
突然ミハエルに声を掛けられてビクッとする。
『そ、そうだ。ミハエル・・・大きくなったな。俺がお前の父親だ。』
『母さんと僕を捨てておいて父親なんて言うんじゃない!!
その上あいつらを使って襲わせて何がしたいんだ?!母さんにこれ以上関わるなら僕が許さない!!!』
ミハエルは拳を握り締めてミランドに突きつける。
ミハエルは母の苦労を1番近くて見ていたのだ。幼い自分を抱えながら朝から晩まで休みなく働きそれでも毎日まともにご飯は食べれなかった。
それでも笑顔でいた母の横顔がミハエルの目に焼き付いているのだ。
『ふん!生意気な!!俺はソフィアが王との事を黙っていたせいで男爵まで落とされたんだ!!当然の報いだ!!
これからお前は奴隷生活が待っているぞ!』
『それは自業自得だろう!!逆恨みもいい加減にしてくれ!!
さあ、これで挨拶は終わりだよ。だから最後に見せてあげるよ・・・
これが・・・あんたが無能だと捨てた僕の力だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
ミハエルは全力で力を解放するとミハエルを中心に辺り一面が眩い光に包まれ空高く雲を突き抜ける!
皆が眩しさのあまり目を覆う。
そして光が収まり目を開けると分厚い光のオーラに包まれたミハエルが立っていた。
ミランドは腰を抜かしてミハエルを驚愕の目で見ていた。
『こ、この力は何なんだ・・・お前は魔力も称号も無い無能だった筈だ!!
なのに・・・なのに・・何故だぁぁぁぁぁぁ!!!』
するとアンリルが納得したかの様に口を開く。
『はぁ、馬鹿な男ね。神力よ!私も最初はまさかと思ったけど今ので確信したわ!
約1200年前、膨大な魔力を神力へと昇華させた者が居たわ!それが神話に出てくる〈闇のイルバイス〉と〈光のメイシス〉よ。古い文献にも出てくるわ!
そしてミハエル君の称号は〈光の末裔〉・・偶然とは思えないわよね?』
ミランドは口をパクパクさせながらミハエルに手を伸ばす。
『ミ、ミハエルが〈光の末裔〉?!俺の息子が・・・何故教えてくれなかった・・・知っていれば・・・知っていれば・・・いや!今からでも遅くは無い!
ミハエル!父さんが悪かった!!ソフィアと戻って来い!!また3人でやり直そう!きっと今度は上手くいく!だから・・・』
『勝手な事言うなぁぁぁぁぁぁ!!』
ずばぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
『ぐえぇぇぇっ!!!!!』
ミハエルを抱きしめようとした瞬間!ミハエルが手を横凪に払うとその衝撃でミランドが吹き飛び壁に叩き付けられた!!
『どれだけ母さんが苦労したか!!どれだけ辛い思いをしたか!!どれだけひもじい思いをしたか!!お前に分かるか?!それでも笑っていた母さんの気持ちが分かるか!!
僕には父親は居ない!!僕には母さんしかいないんだ!!
許さないよ・・・母さんに辛い思いをさせた奴・・悲しい思いをさせた奴・・・絶対に許さない!!』
するとミハエルの頭上に巨大な炎の槍が現れる。更に力を注ぎ込みどんどん巨大化していく!!
『おい!!ミランド!大丈夫か!?仲間を連れて・・来た・・・z・・・なんじゃありぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
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