道理恋慕

華子

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守護と殺人

守護と殺人1

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 夢を見た。

 寄り道嫌いな芽衣が、ランドセルを背負ったまま俺の家に遊びに来ていて、内田家皆と一緒にカレーを食べているんだ。

「このカレーはレトルトですか?スパイスですか?」

 と、変てこな質問をする彼女には、母親が「レトルトに決まってるじゃない」と笑いながら返す。
 初めは照れ臭そうにしていた父親だったが、カレーの皿が空になる頃には「芽衣ちゃん芽衣ちゃん」と、滅多矢鱈めったやたらに話しかけていた。
 桜子は、食後のトランプで彼女とペアになり、神経衰弱で勝つとご満悦。
 俺はそんな花畑みたいな光景を、幸せに浸りながら眺めていた。

 芽衣が自宅へ帰る頃には、彼女は何故だか今の中学生の姿になっていた。玄関で靴を履き、彼女は言う。

「うっちゃんの家族って素敵だね。私もいつか、うっちゃんの家族になりたいな」

 それを聞いた内田家の面々は、声が揃った。

「もちろん!」
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