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懺悔と離別
懺悔と離別2
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翌日。芽衣のテンションが高ければ高いほど、固く結んだ靴紐が容易く解けていく。
「ねえねえうっちゃん。私受験が終わったらさ、行きたいとこあるんだ」
「行きたいとこ?」
「うん。お兄ちゃんの友達がゲレンデでバイトしてるらしくって。あ、うっちゃん知ってる?リゾートバイトっていうやつ。そのゲレンデね、すんごくパウダースノーでふわふわしてるんだって!」
「そうなんだ」
「だから、合格祝い記念に行こうよ、スノボ。多分お兄ちゃんが車出してくれると思うから」
キャッキャと未来を語る芽衣に、俺は怖気付く。彼女を傷付けるのは、切腹よりも勇気がいる。
「…あ~、うん。そう、だね」
芽衣にもうすぐ別れを告げると知っていて、今は知らん振り。こんな俺は、きっとサイコパスなのだと思う。
「ねえねえうっちゃん。私受験が終わったらさ、行きたいとこあるんだ」
「行きたいとこ?」
「うん。お兄ちゃんの友達がゲレンデでバイトしてるらしくって。あ、うっちゃん知ってる?リゾートバイトっていうやつ。そのゲレンデね、すんごくパウダースノーでふわふわしてるんだって!」
「そうなんだ」
「だから、合格祝い記念に行こうよ、スノボ。多分お兄ちゃんが車出してくれると思うから」
キャッキャと未来を語る芽衣に、俺は怖気付く。彼女を傷付けるのは、切腹よりも勇気がいる。
「…あ~、うん。そう、だね」
芽衣にもうすぐ別れを告げると知っていて、今は知らん振り。こんな俺は、きっとサイコパスなのだと思う。
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