株式投資勝利の法則

(1)私の投資スタイルについて

11.米国株式インデックスファンドについて

※2022.02.07に公開した記事です。

最近よく聞かれる、米国株式インデックスファンドについて。
（よく聞かれるようになったのが最近なだけで、前から存在します）

私の場合、個人的に思うところが二点あって、米国インデックスにはあまり資金を振り分けておりません。

まず一つは、国内の個別銘柄メインで回しているほうが私の場合は基本的にパフォーマンスが良いという単純な理由です。
前に書いたとおり日経暴落時に国内の割安優良銘柄を買うというスタイルでずっとやっておりますが、そのほうが資産が効率よく増えています。よってそれをメインにしている感じです。

もう一つは、去年（2021年）の後半あたりから、SNSなどでインフルエンサーがしきりに米国株式インデックスへの投資を勧めている点です。買い煽りと言っても良いレベルです。
その影響で、ツイッターなどを見ていましても、あまり資産を持っていない個人投資家が続々と米国株式インデックスへの投資を新しく始めているようです。
そんな状況で、市場は素直に彼らの資産形成を許すでしょうか？　私は少し怪しいと思っています。

当たり前ですが、米国株式インデックス投資は、米国株が上がり続けることを前提にしています。
当然米国株が下落すればファンドの基準価額は下がりますし、米国株が膠着すればファンドの基準価額は膠着します。

たしかに過去を見ますと米国株は長期上昇トレンドで右肩上がりですが、あくまでも今までの話です。
これからも永遠にそうだという保証はありません。このあとすぐにリーマンショック級の指数暴落がある可能性もゼロではありませんし、指数が右肩上がりではなく膠着する可能性だってあります。為替リスクだってあるでしょう。

米国株式インデックスファンドが比較的安全であり、複利効果などの面からも超長期の投資に向いていることは間違いありません。
ですが、「何も考えずに今すぐ全財産を突っ込む」ようなことはやめたほうがいいのではないか。私はそう考えています。