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7 大ぼら
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翌日の日曜日、私は母が入院する病院を訪れた。ナースセンターで見知った看護士さんたちに会釈し、母の病室に行くと叔母がすでに来ていた。二人で楽しそうにお喋りしている。
「来たよ、お母さん。涼子おばさんもお久しぶりです」
「元気そうね、真梨花ちゃん。ちょうど良かったわ。退院後のことを姉さんと話してたの」
私はうなずきを返し、叔母の横に置かれた椅子に座る。母と叔母はよく似ているし、私の顔も母に酷似しているのでいかにも親族という雰囲気があった。
母は俊子で、叔母は涼子という。母の実家は京都で旅館を営んでおり、涼子おばさんはそこの女将さんなのだった。もうすぐ女将の座を娘さんに渡し、引退するつもりのようだ。
「雄二さんも了承してくれたし、お母さんは涼子のところでお世話になろうと思うわ。その方が真梨花の負担にもならないでしょ?」
「負担だなんて思ったことないよ。お母さんは頑張って私を育ててくれたんだから」
これは紛れもない本心だ。父も母も、人生ががらりと変わったのに泣き言ひとつ漏らさずに私を育ててくれた。本当に感謝している。
母は働き者の荒れた手で私の手を握った。
「私の方こそありがとうね。真梨花がいてくれたから、今まで頑張ってこれたんだわ……。でもね、そろそろあなたの幸せも考えたいのよ。ね、涼子」
「そうそう。母親とふたり暮らしだと、恋愛しにくいんじゃないかって姉さんと話してたのよ。真梨花ちゃんも今まで何か我慢してたんじゃない?」
「……え? いや、我慢なんかしてないよ」
話が妙な方向に進み、私は慌てて首を横に振った。先ほどまでしんみりしていたのに、どうして私の恋愛の話になっているのか。今は母のことを話したいのに。しかし二人の口は止まらない。
「そういうけど、真梨花ちゃんももう二十五歳でしょ。そろそろ結婚を考えてもいい年じゃないかしら? 私が結婚したのも二十五だったし」
「こういうのは焦っても仕方ないと分かってるけど、真梨花って浮いた話がひとつもなかったでしょう。私のせいだったんじゃないかって心配なのよ。お付き合いしてる男性とかいないの? 東京にひとり残すなんて心配だわ……」
「付き合ってる男性ぐらいいるよ。だから一人でも大丈夫!」
盛大な大ボラを吹いておきながら、この口はどうして勝手に動くのかと憎たらしくなった。どうしてこんな白々しい嘘をついてしまうんだろう。私は昔から、両親を心配させまいと空回りして余計な嘘をついてしまう。後から苦しむのは自分だと分かっているのに……。
私の心情とは裏腹に、母と叔母は嬉しそうな顔をした。
「あらまぁ、そうなの。お名前は? 何歳ぐらいの方? 結婚の約束はしてる?」
「ちょっと姉さん、一度に訊きすぎよ。で、どうなの真梨花ちゃん。今の部屋は出て、新しくどこかに部屋を借りるんでしょう? それともその彼と同棲する予定とか?」
矢継ぎ早の質問に、逃げ場がないと悟る。付き合ってる男性がいると言ったくせに、同棲の予定はないと言ったら母と叔母は落胆するだろうか。心配して実家に戻りにくくなるだろうか?
私は絞りだすような声で言った。
「ど、同棲……するかも。一緒に住んでもいいよって、言われてるから……。でも結婚の約束はしてないよ」
母と叔母は「まあぁっ」と沸き立った。一つの嘘が、また一つの嘘を生む。誰か止めてと思うのに、母と叔母の喜ぶ顔をみたら止められない。
北条さんのマンションに移ったとしたら、住所が変わったと母に知らせないといけないわけだ。今は住所を検索するだけでどんなマンションか分かるのだから、一人暮らしと嘘をつくのは無理に決まっている。あんな高級マンション、私一人で借りるのはどう足掻いても不可能だ。誰かと同棲すると伝えるしかないのは理解できるけど、あれを見たら二人は驚くだろうな……。
「とうとう娘の口から同棲のひと言が聞けたわ……。もう思い残すことはない」
「姉さんたら大げさよ。でもその感じだと、真梨花ちゃんの彼氏さん結婚も考えてくれてそうよね。本当に良かった。誠実そうな人?」
「うん。すごく優しくて、誠実な人」
優しそうに見えて、実はちょっと腹黒そうな人。二人が想像するような甘い同棲じゃなくて、私はただ家政婦として同居するんだよ――なんて口が裂けても言えない。
いずれは同棲じゃなかったとバレるだろうけど、母が安心して京都に行けるなら今はそれでいい。
「できれば写真でも見たいわねぇ。真梨花、その彼氏さんの写真をあとで送ってちょうだいよ」
「そうね、見たいわね。どんなお顔の人? イケメン?」
「イケメン……だけどさ。すごく恥ずかしがり屋だから、写真は嫌がると思う。それにまだ、結婚が決まったわけじゃないし。親に画像を送るなんて言ったら、重たいって思われるよ」
御曹子のプライベート写真なんて、そう簡単に撮れるわけがない。下手したら個人情報の漏洩になってしまうんじゃないだろうか。あとから訴えられても困るし、無理無理と念派を送ると母は分かってくれたようだった。
「それもそうね。結婚が決まったら顔合わせするんだから、焦らなくてもいいわよね。二人の邪魔をしないように、大人しく京都で待ってるわ」
「イケメンならお会いするのが楽しみねぇ。京都に来た際には、ウチの旅館に泊まってもらいましょう。露天つきのお部屋にするからね」
「う、うん……ありがとう。私そろそろ帰るね。退院のときにまた来るから」
どこまで話が大きくなるのかと怖くなり、私は逃げるように椅子から立った。そそくさと病室を後にし、ナースセンターの前で会釈し、病院の相談窓口を訪ねる。母の入院費用について相談すると、分割払いにして貰えるようでホッとした。病院の自動ドアを出た瞬間、どっと疲れが押し寄せる。
(お母さんたちに大ぼら吹いちゃったよ……。もう同居するしかないじゃないの。私ってば何やってんだろ)
ぼろアパートまでの帰り道、途切れることなくため息がもれた。私はいつも自分の嘘で首を絞めている。嘘はすぐに私を追い詰めるわけではないが、真綿で首を締めるようにじわじわと息苦しくなっていくのだ。
アパートに帰る前に、スーパーから段ボールを貰って帰宅した。箱を組み立てて私と母の私物を詰めていく。母は退院したその日に京都へ向かうと言っていたから、今のうちに荷造りしたほうがいいだろう。タンスなどの家具は引越し屋さんに処分を頼むことにする。食器や鍋類は少しずつ捨てていたのでほとんど残っていない。
私も母も無駄な買い物はしない主義だから荷物は驚くほど少なかった。コンビニから伝票をもらってきて京都の住所を書いておく。私の荷物の伝票は空欄のまま段ボールの上に置いた。
北条さんのマンションの住所は知っているけど、明日会社で会ったら「やっぱり同居はなしで」と言われる可能性もあるからだ。今ごろ冷静になって、あんな地味女と同居なんてとんでもないと考えを改めてるかもしれない。でもそう言われても困るんだけど。同居したいのかしたくないのか、自分でもよく分からない。
「来たよ、お母さん。涼子おばさんもお久しぶりです」
「元気そうね、真梨花ちゃん。ちょうど良かったわ。退院後のことを姉さんと話してたの」
私はうなずきを返し、叔母の横に置かれた椅子に座る。母と叔母はよく似ているし、私の顔も母に酷似しているのでいかにも親族という雰囲気があった。
母は俊子で、叔母は涼子という。母の実家は京都で旅館を営んでおり、涼子おばさんはそこの女将さんなのだった。もうすぐ女将の座を娘さんに渡し、引退するつもりのようだ。
「雄二さんも了承してくれたし、お母さんは涼子のところでお世話になろうと思うわ。その方が真梨花の負担にもならないでしょ?」
「負担だなんて思ったことないよ。お母さんは頑張って私を育ててくれたんだから」
これは紛れもない本心だ。父も母も、人生ががらりと変わったのに泣き言ひとつ漏らさずに私を育ててくれた。本当に感謝している。
母は働き者の荒れた手で私の手を握った。
「私の方こそありがとうね。真梨花がいてくれたから、今まで頑張ってこれたんだわ……。でもね、そろそろあなたの幸せも考えたいのよ。ね、涼子」
「そうそう。母親とふたり暮らしだと、恋愛しにくいんじゃないかって姉さんと話してたのよ。真梨花ちゃんも今まで何か我慢してたんじゃない?」
「……え? いや、我慢なんかしてないよ」
話が妙な方向に進み、私は慌てて首を横に振った。先ほどまでしんみりしていたのに、どうして私の恋愛の話になっているのか。今は母のことを話したいのに。しかし二人の口は止まらない。
「そういうけど、真梨花ちゃんももう二十五歳でしょ。そろそろ結婚を考えてもいい年じゃないかしら? 私が結婚したのも二十五だったし」
「こういうのは焦っても仕方ないと分かってるけど、真梨花って浮いた話がひとつもなかったでしょう。私のせいだったんじゃないかって心配なのよ。お付き合いしてる男性とかいないの? 東京にひとり残すなんて心配だわ……」
「付き合ってる男性ぐらいいるよ。だから一人でも大丈夫!」
盛大な大ボラを吹いておきながら、この口はどうして勝手に動くのかと憎たらしくなった。どうしてこんな白々しい嘘をついてしまうんだろう。私は昔から、両親を心配させまいと空回りして余計な嘘をついてしまう。後から苦しむのは自分だと分かっているのに……。
私の心情とは裏腹に、母と叔母は嬉しそうな顔をした。
「あらまぁ、そうなの。お名前は? 何歳ぐらいの方? 結婚の約束はしてる?」
「ちょっと姉さん、一度に訊きすぎよ。で、どうなの真梨花ちゃん。今の部屋は出て、新しくどこかに部屋を借りるんでしょう? それともその彼と同棲する予定とか?」
矢継ぎ早の質問に、逃げ場がないと悟る。付き合ってる男性がいると言ったくせに、同棲の予定はないと言ったら母と叔母は落胆するだろうか。心配して実家に戻りにくくなるだろうか?
私は絞りだすような声で言った。
「ど、同棲……するかも。一緒に住んでもいいよって、言われてるから……。でも結婚の約束はしてないよ」
母と叔母は「まあぁっ」と沸き立った。一つの嘘が、また一つの嘘を生む。誰か止めてと思うのに、母と叔母の喜ぶ顔をみたら止められない。
北条さんのマンションに移ったとしたら、住所が変わったと母に知らせないといけないわけだ。今は住所を検索するだけでどんなマンションか分かるのだから、一人暮らしと嘘をつくのは無理に決まっている。あんな高級マンション、私一人で借りるのはどう足掻いても不可能だ。誰かと同棲すると伝えるしかないのは理解できるけど、あれを見たら二人は驚くだろうな……。
「とうとう娘の口から同棲のひと言が聞けたわ……。もう思い残すことはない」
「姉さんたら大げさよ。でもその感じだと、真梨花ちゃんの彼氏さん結婚も考えてくれてそうよね。本当に良かった。誠実そうな人?」
「うん。すごく優しくて、誠実な人」
優しそうに見えて、実はちょっと腹黒そうな人。二人が想像するような甘い同棲じゃなくて、私はただ家政婦として同居するんだよ――なんて口が裂けても言えない。
いずれは同棲じゃなかったとバレるだろうけど、母が安心して京都に行けるなら今はそれでいい。
「できれば写真でも見たいわねぇ。真梨花、その彼氏さんの写真をあとで送ってちょうだいよ」
「そうね、見たいわね。どんなお顔の人? イケメン?」
「イケメン……だけどさ。すごく恥ずかしがり屋だから、写真は嫌がると思う。それにまだ、結婚が決まったわけじゃないし。親に画像を送るなんて言ったら、重たいって思われるよ」
御曹子のプライベート写真なんて、そう簡単に撮れるわけがない。下手したら個人情報の漏洩になってしまうんじゃないだろうか。あとから訴えられても困るし、無理無理と念派を送ると母は分かってくれたようだった。
「それもそうね。結婚が決まったら顔合わせするんだから、焦らなくてもいいわよね。二人の邪魔をしないように、大人しく京都で待ってるわ」
「イケメンならお会いするのが楽しみねぇ。京都に来た際には、ウチの旅館に泊まってもらいましょう。露天つきのお部屋にするからね」
「う、うん……ありがとう。私そろそろ帰るね。退院のときにまた来るから」
どこまで話が大きくなるのかと怖くなり、私は逃げるように椅子から立った。そそくさと病室を後にし、ナースセンターの前で会釈し、病院の相談窓口を訪ねる。母の入院費用について相談すると、分割払いにして貰えるようでホッとした。病院の自動ドアを出た瞬間、どっと疲れが押し寄せる。
(お母さんたちに大ぼら吹いちゃったよ……。もう同居するしかないじゃないの。私ってば何やってんだろ)
ぼろアパートまでの帰り道、途切れることなくため息がもれた。私はいつも自分の嘘で首を絞めている。嘘はすぐに私を追い詰めるわけではないが、真綿で首を締めるようにじわじわと息苦しくなっていくのだ。
アパートに帰る前に、スーパーから段ボールを貰って帰宅した。箱を組み立てて私と母の私物を詰めていく。母は退院したその日に京都へ向かうと言っていたから、今のうちに荷造りしたほうがいいだろう。タンスなどの家具は引越し屋さんに処分を頼むことにする。食器や鍋類は少しずつ捨てていたのでほとんど残っていない。
私も母も無駄な買い物はしない主義だから荷物は驚くほど少なかった。コンビニから伝票をもらってきて京都の住所を書いておく。私の荷物の伝票は空欄のまま段ボールの上に置いた。
北条さんのマンションの住所は知っているけど、明日会社で会ったら「やっぱり同居はなしで」と言われる可能性もあるからだ。今ごろ冷静になって、あんな地味女と同居なんてとんでもないと考えを改めてるかもしれない。でもそう言われても困るんだけど。同居したいのかしたくないのか、自分でもよく分からない。
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