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21 形見
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令嬢たちが社交デビューする日がやって来た。
主に十代後半の娘たちのために開かれるものだが、公式なお見合いの場でもあるので若い男性も大勢集まる。王宮では朝からその準備に追われ、文官とメイド達は文字どおり走り回っていた。
今年の社交シーズンの交流は自粛するよう、ヨシュアは貴族たちへ通達を出している。長年の重税で国民が疲れきっているためだ。
だから舞踏会を催せるのはほんの数日で、貴族の若者たちは皆この機会を逃すまいと張り切っているのだった。
ヨシュアとシモンは舞踏会に合わせてなにかこそこそ企んでいる様子だったので、アイリスは気になって何をしているのかと尋ねたが教えてもらえなかった。ティオも「えへへ」と笑うだけで黙秘であった。
だからアイリスは少しすねている。ふんだ、いいもんねとむくれていると、マーサが「あらあら」と言ってアイリスの顔に化粧水をぬり、おしろいをはたく。
今日は昼まで国王の補佐をしたあとほとんど強制的に入浴させられた。アイリスは国王の婚約者だから、適当な格好はできないのだ。侍女たちの張り切りが伝わってくる。
マーサがアイリスにコルセットを着せ、ぎりぎりと締め上げた。
「うぅ、苦しっ……」
「次はペチコートですよ」
近年、コルセットは健康に悪影響があると分かって締め付けのゆるいタイプのものも増えたが、普段コルセットを使っていないアイリスからするとただの苦痛である。それでも侍女たちが見せてくれたドレスはうっとりするぐらい綺麗で、ようやくアイリスの不機嫌は直った。
夕暮れのような淡いオレンジ色のドレスだ。うしろには深い切れ込みがあり、何枚も重なったレースのペチコートが見えるようになっている。
「きれい……」
「陛下が姫さまのために用意してくださったんですよ」
ドレスを着たアイリスを見て、満足そうにマーサが言った。こんなに豪華なドレスを着るのは初めてだ。あとでお礼を伝えよう。
侍女が「仕上げですわ」と言い、アイリスの胸元に銀細工の薔薇をかたどったブローチをつける。大きな姿見の前に立つと、淡いオレンジ色のドレスに銀色の飾りはよく映えていた。銀は聖なる色、国王の色だ。
いつもは厄介な王様だけど、今日は彼のために頑張ってみせよう。
アイリスは束の間、頭の中でダンスのステップを確認した。メリンダのレッスンは受けているが、彼女はアイリスが間違っていても決して教えてくれない。だからパトラとティオに協力してもらって完成度を上げてきた。きっとヨシュアと踊っても違和感はないはずだ。
軽く足を動かすと、ドレスのスリットから覗くレースのペチコートがふわりと揺れた。
王様が待つ執務室へ移動する。ヴェルナードはまだ国内が安定していないので、ヨシュアは時間ギリギリまで仕事をしているのだった。
入室の許可と同時にドアを開けると、深緑のウエストコートの上に漆黒の上下をまとったヨシュアが見えた。銀灰色のタイにはエメラルドのタイピンをつけている。
銀の髪をサイドに流した彼はやけに色っぽく、アイリスは少し見とれてしまった。いつもは簡素な服を着ているから、着飾ったヨシュアの迫力に気圧される。
―――男の人でも色っぽく見えたりするんだ。
ぼうっと立っていると、王様が近寄ってきてアイリスの耳元にキスをした。無理やり頭が覚醒する。
「えっ? ええっ?」
「とても美しい。今夜の貴女は宵の女神のようだな」
ぐぅ、と変な声が口から飛び出した。美の化身みたいな人から大真面目に賛辞を言われ、何だか居たたまれない。
「あ、あなたも、とても素敵です。あの……ドレスを用意してくださって、ありがとうございました」
がちがちに固まりながら言うと王様はふっと笑った。そして彼は手に持った箱を開け、中から一式のジュエリーを取り出す。銀とトパーズを使ったネックレスにイヤリングだ。
「これは母上の形見なんだ。まだ後宮に残っていて本当に良かった」
長い指がアイリスの首元と耳を飾っていく。
形見という尊い品を預けられ、アイリスは密かに感動していた。そんな大切なものを貸してくれたのだ。ヨシュアは本当にアイリスを王妃に迎えるつもりなのだ。胸がじんと熱くなり、涙腺がゆるんでくる。
「では行こうか」
「……はい」
差し出された大きな手に、紗の手袋をはめた手をのせる。王の隣を歩きながらアイリスは決意を固めた。
―――わたしを選んでくれたこの人の期待に応えたい。だからもう、王妃に相応しくないと悩むのはやめよう。
今までは心のどこかで、選ばれたのだから仕方ない、という意識があった。でもそれでは駄目なのだ。自分から能動的に王妃を目指す意気込みがなければ、ヨシュアには釣り合わない。
心を決めたアイリスの周囲には凛とした空気が満ち、体の内側から金の光が溢れているようだった。宮廷人たちは思わず足を止め、銀の王と黄金の姫君の美しさに見とれた。
主に十代後半の娘たちのために開かれるものだが、公式なお見合いの場でもあるので若い男性も大勢集まる。王宮では朝からその準備に追われ、文官とメイド達は文字どおり走り回っていた。
今年の社交シーズンの交流は自粛するよう、ヨシュアは貴族たちへ通達を出している。長年の重税で国民が疲れきっているためだ。
だから舞踏会を催せるのはほんの数日で、貴族の若者たちは皆この機会を逃すまいと張り切っているのだった。
ヨシュアとシモンは舞踏会に合わせてなにかこそこそ企んでいる様子だったので、アイリスは気になって何をしているのかと尋ねたが教えてもらえなかった。ティオも「えへへ」と笑うだけで黙秘であった。
だからアイリスは少しすねている。ふんだ、いいもんねとむくれていると、マーサが「あらあら」と言ってアイリスの顔に化粧水をぬり、おしろいをはたく。
今日は昼まで国王の補佐をしたあとほとんど強制的に入浴させられた。アイリスは国王の婚約者だから、適当な格好はできないのだ。侍女たちの張り切りが伝わってくる。
マーサがアイリスにコルセットを着せ、ぎりぎりと締め上げた。
「うぅ、苦しっ……」
「次はペチコートですよ」
近年、コルセットは健康に悪影響があると分かって締め付けのゆるいタイプのものも増えたが、普段コルセットを使っていないアイリスからするとただの苦痛である。それでも侍女たちが見せてくれたドレスはうっとりするぐらい綺麗で、ようやくアイリスの不機嫌は直った。
夕暮れのような淡いオレンジ色のドレスだ。うしろには深い切れ込みがあり、何枚も重なったレースのペチコートが見えるようになっている。
「きれい……」
「陛下が姫さまのために用意してくださったんですよ」
ドレスを着たアイリスを見て、満足そうにマーサが言った。こんなに豪華なドレスを着るのは初めてだ。あとでお礼を伝えよう。
侍女が「仕上げですわ」と言い、アイリスの胸元に銀細工の薔薇をかたどったブローチをつける。大きな姿見の前に立つと、淡いオレンジ色のドレスに銀色の飾りはよく映えていた。銀は聖なる色、国王の色だ。
いつもは厄介な王様だけど、今日は彼のために頑張ってみせよう。
アイリスは束の間、頭の中でダンスのステップを確認した。メリンダのレッスンは受けているが、彼女はアイリスが間違っていても決して教えてくれない。だからパトラとティオに協力してもらって完成度を上げてきた。きっとヨシュアと踊っても違和感はないはずだ。
軽く足を動かすと、ドレスのスリットから覗くレースのペチコートがふわりと揺れた。
王様が待つ執務室へ移動する。ヴェルナードはまだ国内が安定していないので、ヨシュアは時間ギリギリまで仕事をしているのだった。
入室の許可と同時にドアを開けると、深緑のウエストコートの上に漆黒の上下をまとったヨシュアが見えた。銀灰色のタイにはエメラルドのタイピンをつけている。
銀の髪をサイドに流した彼はやけに色っぽく、アイリスは少し見とれてしまった。いつもは簡素な服を着ているから、着飾ったヨシュアの迫力に気圧される。
―――男の人でも色っぽく見えたりするんだ。
ぼうっと立っていると、王様が近寄ってきてアイリスの耳元にキスをした。無理やり頭が覚醒する。
「えっ? ええっ?」
「とても美しい。今夜の貴女は宵の女神のようだな」
ぐぅ、と変な声が口から飛び出した。美の化身みたいな人から大真面目に賛辞を言われ、何だか居たたまれない。
「あ、あなたも、とても素敵です。あの……ドレスを用意してくださって、ありがとうございました」
がちがちに固まりながら言うと王様はふっと笑った。そして彼は手に持った箱を開け、中から一式のジュエリーを取り出す。銀とトパーズを使ったネックレスにイヤリングだ。
「これは母上の形見なんだ。まだ後宮に残っていて本当に良かった」
長い指がアイリスの首元と耳を飾っていく。
形見という尊い品を預けられ、アイリスは密かに感動していた。そんな大切なものを貸してくれたのだ。ヨシュアは本当にアイリスを王妃に迎えるつもりなのだ。胸がじんと熱くなり、涙腺がゆるんでくる。
「では行こうか」
「……はい」
差し出された大きな手に、紗の手袋をはめた手をのせる。王の隣を歩きながらアイリスは決意を固めた。
―――わたしを選んでくれたこの人の期待に応えたい。だからもう、王妃に相応しくないと悩むのはやめよう。
今までは心のどこかで、選ばれたのだから仕方ない、という意識があった。でもそれでは駄目なのだ。自分から能動的に王妃を目指す意気込みがなければ、ヨシュアには釣り合わない。
心を決めたアイリスの周囲には凛とした空気が満ち、体の内側から金の光が溢れているようだった。宮廷人たちは思わず足を止め、銀の王と黄金の姫君の美しさに見とれた。
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