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62 番外編 リョーシィ姫の結婚3 ※
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妻の恥ずかしい提案を聞いたイグニスは一瞬だけ意外そうな表情をみせたが、すぐにニヤリと口角を上げた。ひどく楽しげに。
「へぇ……。おまえがそんな大胆なことを言うなんてな。じゃあ有難く口で可愛がって貰おうか」
笑いながら下穿きの前をくつろげて、躊躇いなく怒張を外気にさらす。布地から出たそれはぶるりと揺れ、天を突くように反り返っていた。
赤黒くて滑らかな皮膚。血管が浮き、先端のくぼみからは透明な蜜が垂れている。
(ああ……)
ソレを舐めたときの感触を思い出し、ルルシェの口腔にじゅわりと唾液が溢れた。誘われるように雄根を握って先端を舌で舐め取ると、青臭い匂いと苦味が口の中に広がる。そうだ、この味だ。イグニスの雄の味。
「ん……んむ、ぅ……」
口を大きく開けて亀頭を咥え込む。舌のざらりとした部分でくびれを舐めると、快感によって男の腰がかすかに揺れた。呼吸するたびに雄の匂いが鼻腔に忍び込んでくる。頭の芯が溶けてしまいそう。
舌を伸ばして根元から先端まで舐め上げれば、頭上から色っぽいため息が聞こえてきた。かなりイイらしい。嚢にキスをして、何度も根元から先まで舌を走らせる。
くぼみから湧き出した先走りとルルシェの唾液で濡れ、テラテラと光る肉竿は禍々しい凶器のようだった。女を狂わせる凶器だ。
「ッ、はぁッ……」
イグニスが艶のある吐息を漏らし、紫銀の髪に手を差し込む。ぐっと引き寄せられ、根元まで咥えさせられた。
「んぐぅっ……!」
ぐっ、ぐっと何度も喉を突き上げてくる。嘔吐しそうになるのを必死でこらえていると怒張が口から抜け、豊かな乳房に白濁を掛けられた。
やった。出させる事ができた――。
顎が痺れるほど疲れていたが、ルルシェは満足してほっと息をついた。しかしイグニスは熱っぽい眼差しで妻の胸を見ている。
発情したルルシェの体は薄い桃色に染まり、胸の先端はぷっくりと勃って真っ赤だ。その上を白濁が垂れている。最高にいやらしい――見ている内にまた昂ぶり、萎えたはずのモノがルルシェの頬にツンと当たった。
「は……はぁ? なんで……!」
「なんでも何もない。おまえの体がいやらしいのが悪い」
なぜか怒ったような口調で言い、ルルシェの腕を取ってソファの座面にうつ伏せにさせる。膝は床についているから、夫に向かってお尻を突き出す格好だ。
何が起こるか瞬時に悟り、抵抗しようと腰を揺らしたが、それはむしろ男を煽るだけだった。
「そんなに腰を揺らして……。いい子だ。欲しいものをやろうな」
「あぁんっ……!」
漲る怒張が濡れた花弁を割り拓き、熟れた膣孔に侵入する。口淫によって快楽を得ていたルルシェの蜜路はすでに蕩けていた。熱くて柔らかい肉が絡み付いてくる。
「はぁッ……本当にいやらしい体だな。俺のに吸い付いてきて……ほら、もっと欲しいだろ」
「やぁっん、あ、あんっ……! ほ、欲しく、なんか……!」
イグニスが腰を揺らすたびに、じゅぷっじゅぷっと音がする。自分が濡れたせいであんな淫らな音がするのだ。分かっていても、素直に認めたくない。私はいやらしくなんかない。
「欲しくないのか? こんなに濡らして悦んでるくせに」
イグニスは意地悪い口調で呟くと、腰をぴたりと止めてしまった。驚いたルルシェが瞠目して振り返ると、ニヤニヤと笑う夫と視線が合う。
「な、んで……」
「要らないんだろ。俺が欲しいなら、自分から腰を振ってみろ」
「い、いじわるっ……」
「……そんな可愛い顔をしても駄目だ。今夜はおまえから動いてみろよ」
イグニスだって快楽に目元を染めているくせに。額に汗を滲ませて、動きたいのを我慢しているくせに。
(っ、あ……もう、無理…………)
胎の奥がきゅうきゅうと疼いて切ない。いちばん奥をガツガツと突いてもらわないと、高みまで昇れない。
ルルシェはおずおずと腰を揺らし始めた。最初は恥ずかしさに耐えるように小さく揺らしていたが、蜜路を擦られる快感で徐々に大胆になっていく。
「あぁ、ん、はぁう……! もっと、奥に……」
こんなに揺らしているのに、一番奥には届かない。もどかしさで狂ったように腰を振っていると、武骨な手がルルシェの腰を掴んだ。
「しょうがない奴だな。ほら、ここだろ」
ずん、と重い衝撃が全身を揺らす。亀頭が子宮口をずんずんと突き、待ち望んだ快感に口から甲高い声が上がった。
「あぁああっ……! あっ、あぁ、はぁんっ、ああ!」
気持ちいい。頭がおかしくなりそうなほど気持ちいい。
全身から汗が噴き出し、頂点を極めた蜜路がいやらしく雄根を絞る。イグニスは上体を倒して亀頭の先端を子宮口に密着させ、熱い射液を注ぎ込んだ。
しばらくして雄根を引き抜くと、絶頂からまだ降りられない妻の体を抱き上げて寝台へ運ぶ。
(ああ、やっぱり一度じゃ終わらなかった……)
ルルシェは半ば諦めの境地で覆いかぶさってくる夫の体を抱きしめた。予想通り、イグニスの行為は長かった。
隣国の王妃がひどい目にあっているとも知らず、リョーシィはニェーバの腕の中でうとうとしていた。予想よりも痛みを感じなかったし、今後もこの行為を続けられそうだ。
我も可愛い子を産むぞ、とほくそ笑みながら眠りにつく。ニェーバは紳士なので、初夜で妻に無理をさせるような男ではなかった。
翌年のほとんど同じ時期に、ルルシェとリョーシィは可愛い姫を産んだ。どちらも母親に似た愛くるしい女の子で、二人の夫は鼻の下を伸ばしながら腕に抱いてあやした。
両国の王子と姫たちはまるで兄弟のように仲良く育ち、友好国としての絆をますます深めていったのだった。
「へぇ……。おまえがそんな大胆なことを言うなんてな。じゃあ有難く口で可愛がって貰おうか」
笑いながら下穿きの前をくつろげて、躊躇いなく怒張を外気にさらす。布地から出たそれはぶるりと揺れ、天を突くように反り返っていた。
赤黒くて滑らかな皮膚。血管が浮き、先端のくぼみからは透明な蜜が垂れている。
(ああ……)
ソレを舐めたときの感触を思い出し、ルルシェの口腔にじゅわりと唾液が溢れた。誘われるように雄根を握って先端を舌で舐め取ると、青臭い匂いと苦味が口の中に広がる。そうだ、この味だ。イグニスの雄の味。
「ん……んむ、ぅ……」
口を大きく開けて亀頭を咥え込む。舌のざらりとした部分でくびれを舐めると、快感によって男の腰がかすかに揺れた。呼吸するたびに雄の匂いが鼻腔に忍び込んでくる。頭の芯が溶けてしまいそう。
舌を伸ばして根元から先端まで舐め上げれば、頭上から色っぽいため息が聞こえてきた。かなりイイらしい。嚢にキスをして、何度も根元から先まで舌を走らせる。
くぼみから湧き出した先走りとルルシェの唾液で濡れ、テラテラと光る肉竿は禍々しい凶器のようだった。女を狂わせる凶器だ。
「ッ、はぁッ……」
イグニスが艶のある吐息を漏らし、紫銀の髪に手を差し込む。ぐっと引き寄せられ、根元まで咥えさせられた。
「んぐぅっ……!」
ぐっ、ぐっと何度も喉を突き上げてくる。嘔吐しそうになるのを必死でこらえていると怒張が口から抜け、豊かな乳房に白濁を掛けられた。
やった。出させる事ができた――。
顎が痺れるほど疲れていたが、ルルシェは満足してほっと息をついた。しかしイグニスは熱っぽい眼差しで妻の胸を見ている。
発情したルルシェの体は薄い桃色に染まり、胸の先端はぷっくりと勃って真っ赤だ。その上を白濁が垂れている。最高にいやらしい――見ている内にまた昂ぶり、萎えたはずのモノがルルシェの頬にツンと当たった。
「は……はぁ? なんで……!」
「なんでも何もない。おまえの体がいやらしいのが悪い」
なぜか怒ったような口調で言い、ルルシェの腕を取ってソファの座面にうつ伏せにさせる。膝は床についているから、夫に向かってお尻を突き出す格好だ。
何が起こるか瞬時に悟り、抵抗しようと腰を揺らしたが、それはむしろ男を煽るだけだった。
「そんなに腰を揺らして……。いい子だ。欲しいものをやろうな」
「あぁんっ……!」
漲る怒張が濡れた花弁を割り拓き、熟れた膣孔に侵入する。口淫によって快楽を得ていたルルシェの蜜路はすでに蕩けていた。熱くて柔らかい肉が絡み付いてくる。
「はぁッ……本当にいやらしい体だな。俺のに吸い付いてきて……ほら、もっと欲しいだろ」
「やぁっん、あ、あんっ……! ほ、欲しく、なんか……!」
イグニスが腰を揺らすたびに、じゅぷっじゅぷっと音がする。自分が濡れたせいであんな淫らな音がするのだ。分かっていても、素直に認めたくない。私はいやらしくなんかない。
「欲しくないのか? こんなに濡らして悦んでるくせに」
イグニスは意地悪い口調で呟くと、腰をぴたりと止めてしまった。驚いたルルシェが瞠目して振り返ると、ニヤニヤと笑う夫と視線が合う。
「な、んで……」
「要らないんだろ。俺が欲しいなら、自分から腰を振ってみろ」
「い、いじわるっ……」
「……そんな可愛い顔をしても駄目だ。今夜はおまえから動いてみろよ」
イグニスだって快楽に目元を染めているくせに。額に汗を滲ませて、動きたいのを我慢しているくせに。
(っ、あ……もう、無理…………)
胎の奥がきゅうきゅうと疼いて切ない。いちばん奥をガツガツと突いてもらわないと、高みまで昇れない。
ルルシェはおずおずと腰を揺らし始めた。最初は恥ずかしさに耐えるように小さく揺らしていたが、蜜路を擦られる快感で徐々に大胆になっていく。
「あぁ、ん、はぁう……! もっと、奥に……」
こんなに揺らしているのに、一番奥には届かない。もどかしさで狂ったように腰を振っていると、武骨な手がルルシェの腰を掴んだ。
「しょうがない奴だな。ほら、ここだろ」
ずん、と重い衝撃が全身を揺らす。亀頭が子宮口をずんずんと突き、待ち望んだ快感に口から甲高い声が上がった。
「あぁああっ……! あっ、あぁ、はぁんっ、ああ!」
気持ちいい。頭がおかしくなりそうなほど気持ちいい。
全身から汗が噴き出し、頂点を極めた蜜路がいやらしく雄根を絞る。イグニスは上体を倒して亀頭の先端を子宮口に密着させ、熱い射液を注ぎ込んだ。
しばらくして雄根を引き抜くと、絶頂からまだ降りられない妻の体を抱き上げて寝台へ運ぶ。
(ああ、やっぱり一度じゃ終わらなかった……)
ルルシェは半ば諦めの境地で覆いかぶさってくる夫の体を抱きしめた。予想通り、イグニスの行為は長かった。
隣国の王妃がひどい目にあっているとも知らず、リョーシィはニェーバの腕の中でうとうとしていた。予想よりも痛みを感じなかったし、今後もこの行為を続けられそうだ。
我も可愛い子を産むぞ、とほくそ笑みながら眠りにつく。ニェーバは紳士なので、初夜で妻に無理をさせるような男ではなかった。
翌年のほとんど同じ時期に、ルルシェとリョーシィは可愛い姫を産んだ。どちらも母親に似た愛くるしい女の子で、二人の夫は鼻の下を伸ばしながら腕に抱いてあやした。
両国の王子と姫たちはまるで兄弟のように仲良く育ち、友好国としての絆をますます深めていったのだった。
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