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「も、俺、金輪際莉沙のことは絶対後ろに乗せない!」
マックで莉沙と穂高と三人で無駄話、といういつもの状況。
木曜日は櫂斗もバイトがないし、二人が部活終わったタイミングで駅ビルの中にあるマックで喋るのが恒例になっているので、夏休みに入ったけれど当たり前のように櫂斗が出向くと二人が先に座っていた。
「えー、何それ?」
開口一番、人差し指を突き付けてそんな宣言をした櫂斗に、へらへら笑って莉沙が問う。
「こないださー、俺のケツ乗ってたじゃん? あれ、見られてたんだよ」
「大学生の彼女に?」
「ちょーヤキモチ焼かれた」
「ひゅーひゅー」
棒読みで穂高に冷やかされ、睨みつける。
「あの人意外に繊細なんだよ。俺絶対泣かせたくないしさ。誤解されるマネはしたくない!」
口を尖らせながら櫂斗が主張する。
が。
「ってゆー惚気を俺たちに聞かせたかった、と」
全く、幸せなヤツだなー、なんて莉沙と二人で頷き合う。
「ま、それもないこたーないけど」
当然、ノロけたいのはヤマヤマで。
本音を言うなら朋樹とのらぶらぶな日々を語って聞かせたいけれど、さすがにそれを総てオープンにしてしまえる程の度胸はないから。
「でもまじな話、俺莉沙と二人になるのはできるだけ避ける」
「あたしと並んだって彼氏彼女って雰囲気、ゼロだと思うんだけどなー」
「そんなん、俺だって思うさ。こんな色気ねーヤツ、オンナ扱いすんなっつの」
高身長でベリーショート、顔が整ってるだけにちょっとしたイケメンにしか見えない莉沙は、
「しつれーなヤツだな。あたしがオトコだったら櫂斗は確実に美少女だぜ?」
親指をぴっと立てて目を細める。
そんな仕草までがイケメンっぽいから、櫂斗はやっぱり腹が立つわけで。
「それな。去年のミスコン、櫂斗下手したら最終選考残ってたもんなー」穂高がそう首肯する。
文化祭において、通常のミスコンに一年男子を数人紛れ込ませるというイタズラが毎年行われるのだが、櫂斗は二次審査まで誰にも気づかれず通過し、最終選考で“ヤバイ”と思った一年の実行委員がバらしたという。
「今年も櫂斗、紛れろよ。まだまだイけるよ、おまえなら」
「ふざけてろ、ばーか」
「でも穂高と並んだらイイ感じのカップルに見えるんじゃないの?」
「莉沙が並べばいいだけの話だろ。俺、巻き込むなよ」
「今更今更。まあでもこのまま高校卒業するまでお互い相手が見つかんなかったら、そん時は付き合おうねー」
莉沙が言うと穂高も頷く。
これもいつものこと。
だから。
「どーゆー契約だよ?」
曖昧な関係に櫂斗は頭を抱えたくなるわけで。
「なんか面白くない? タイミングを逸し続けるとこうなるってゆー見本っつーか。あれ、小学校ん時に俺が頷いてたら今頃結婚してたかも」
「ないない。逆にこんなに一緒にいないと思うね、あたしは」
「俺いなきゃ、二人でイイ感じなんじゃねーのかよ」
「それも違うんだよお。あたし、櫂斗いないと穂高とまともに話せてないと思う」
「それって、マジで穂高に惚れてるってことだろ?」
櫂斗の言葉に、莉沙が腕組みして「うーーーん」と唸りながら悩み始める。
「しつれーなオンナだな。そこは頷くトコだろーがよ。おまえが最初に俺にコクったくせに」
「んな百年前の話、蒸し返すなよ。あん時はさ、足速いヤツってめっちゃカッコよく見えてたんだってば。小学生なんて大抵そんなもんでしょーが」
「俺、足だけ?」
「だけじゃないわよ。今は高身長ね。背、高いとそれだけでイケメンっぽく見える」
「ぽく、じゃなくて俺はイケメンなの。どっからどう見てもイケメンじゃん」
「あのさー、あんたら二人、イチャイチャしてるって気付いてる? 俺、置いてけぼりよ?」
苦笑しながら櫂斗が口出しすると。
「ほらねー。だから櫂斗が必要なんだよ。あたしたちがイチャ付いてるってのは、櫂斗がいないと証明できないの」
莉沙が腕組みして何やらわけのわからない屁理屈をこね始めた。
「俺じゃなくても証明はできるだろーがよ。傍から見りゃ、激アツだぜ?」
「うん。それは傍観者の意見ね。でもあたしたち当事者は確実に口喧嘩でしかないわけ。だから、櫂斗ってゆー傍目がいるわけよ」
「小難しいこと言ってんじゃねーよ。要は俺に見せつけたいってだけだろ?」
「違うわよ。櫂斗しかこの状況に突っ込んでくれるヤツがいないだけ」
「何だよ俺の存在って」
莉沙と櫂斗の会話は、穂高には微笑ましくて仕方なくて。
時々莉沙が“ナナメ”な発言をするから穂高にはうっとおしいのだが、櫂斗がそれを上手く処理してくれる。
結局三人でいることが一番いいバランスを保っているから。
穂高だって、健康な男子高校生なわけで、好きか嫌いかだと確実に前者である莉沙がすぐ傍にいて、キスの一つもしたいと思わないわけがない。
でも、じゃあちゃんと面と向かって“好きだから”とか、“付き合って”だとか、そんな甘いセリフが吐けるような存在ではもう、お互いがないから。
それなら一緒にいて楽しいって空間を作ろうと思った時に、櫂斗という存在に助けられているのは確かで。
「ったくよー、なん? おまえら俺がいないとちゅうの一つもできねーのかよ?」
「いやいや、櫂斗がいたら逆にそんなことできるわけないじゃん」
「穂高って人に見られながら興奮するタイプなんだ?」
莉沙がニヤニヤ嗤いながら穂高を見上げる。
「おいこら、人を変態扱いしてんなよ? 俺が言いたいのは、莉沙にはもちょっと櫂斗くらいの可愛げを身に着けて欲しいってだけ」
「うっわ、飛び火した。なん? 俺流れ弾当たって傷付いてんだけど?」
「よしよし、可哀想にねえ。櫂斗が美少女なばっかりに」
莉沙が櫂斗の頭をナデナデするから。
「だーかーらー! こゆの、見られたらまた、ジェラっちゃうでしょお」
「いいじゃん焼かせときなよー。そっちんが燃えるんじゃないの?」
「おまえなー、莉沙。見られて興奮すんのはおまえの方か!」
今度は櫂斗が仕返しとばかりに両拳で莉沙のこめかみをグリグリして。
「うん、どっからどう見ても、子犬が二匹じゃれてるようにしか、見えん」
穂高が腕組みして頷きながら呟いた。
何をどう誤解したら“彼女”がヤキモチやくのか不思議で仕方ないくらい、この二人に“らぶ”はないと思う。
制服だけでなく私服でもちゃんと“女子”な恰好はしている莉沙だけれど、穂高と櫂斗の前では小学生男子と変わらない行動しかとらないし、穂高としても小学校の頃から変わらないこのままの莉沙が一番好きなわけで。
櫂斗が彼女と“オトナ”な関係に進んでいるのは、なんとなく莉沙がいない時に聞いたけれど、自分と莉沙がソウイウ関係になるなんて、想像もつかない。
だからこそ櫂斗と莉沙が二人きりで会っていても自分は何とも思わないし。
ただ…………。
最終的に莉沙が櫂斗にヘッドロックをかけてきたから、さすがにそれは止めてやった。
マックで莉沙と穂高と三人で無駄話、といういつもの状況。
木曜日は櫂斗もバイトがないし、二人が部活終わったタイミングで駅ビルの中にあるマックで喋るのが恒例になっているので、夏休みに入ったけれど当たり前のように櫂斗が出向くと二人が先に座っていた。
「えー、何それ?」
開口一番、人差し指を突き付けてそんな宣言をした櫂斗に、へらへら笑って莉沙が問う。
「こないださー、俺のケツ乗ってたじゃん? あれ、見られてたんだよ」
「大学生の彼女に?」
「ちょーヤキモチ焼かれた」
「ひゅーひゅー」
棒読みで穂高に冷やかされ、睨みつける。
「あの人意外に繊細なんだよ。俺絶対泣かせたくないしさ。誤解されるマネはしたくない!」
口を尖らせながら櫂斗が主張する。
が。
「ってゆー惚気を俺たちに聞かせたかった、と」
全く、幸せなヤツだなー、なんて莉沙と二人で頷き合う。
「ま、それもないこたーないけど」
当然、ノロけたいのはヤマヤマで。
本音を言うなら朋樹とのらぶらぶな日々を語って聞かせたいけれど、さすがにそれを総てオープンにしてしまえる程の度胸はないから。
「でもまじな話、俺莉沙と二人になるのはできるだけ避ける」
「あたしと並んだって彼氏彼女って雰囲気、ゼロだと思うんだけどなー」
「そんなん、俺だって思うさ。こんな色気ねーヤツ、オンナ扱いすんなっつの」
高身長でベリーショート、顔が整ってるだけにちょっとしたイケメンにしか見えない莉沙は、
「しつれーなヤツだな。あたしがオトコだったら櫂斗は確実に美少女だぜ?」
親指をぴっと立てて目を細める。
そんな仕草までがイケメンっぽいから、櫂斗はやっぱり腹が立つわけで。
「それな。去年のミスコン、櫂斗下手したら最終選考残ってたもんなー」穂高がそう首肯する。
文化祭において、通常のミスコンに一年男子を数人紛れ込ませるというイタズラが毎年行われるのだが、櫂斗は二次審査まで誰にも気づかれず通過し、最終選考で“ヤバイ”と思った一年の実行委員がバらしたという。
「今年も櫂斗、紛れろよ。まだまだイけるよ、おまえなら」
「ふざけてろ、ばーか」
「でも穂高と並んだらイイ感じのカップルに見えるんじゃないの?」
「莉沙が並べばいいだけの話だろ。俺、巻き込むなよ」
「今更今更。まあでもこのまま高校卒業するまでお互い相手が見つかんなかったら、そん時は付き合おうねー」
莉沙が言うと穂高も頷く。
これもいつものこと。
だから。
「どーゆー契約だよ?」
曖昧な関係に櫂斗は頭を抱えたくなるわけで。
「なんか面白くない? タイミングを逸し続けるとこうなるってゆー見本っつーか。あれ、小学校ん時に俺が頷いてたら今頃結婚してたかも」
「ないない。逆にこんなに一緒にいないと思うね、あたしは」
「俺いなきゃ、二人でイイ感じなんじゃねーのかよ」
「それも違うんだよお。あたし、櫂斗いないと穂高とまともに話せてないと思う」
「それって、マジで穂高に惚れてるってことだろ?」
櫂斗の言葉に、莉沙が腕組みして「うーーーん」と唸りながら悩み始める。
「しつれーなオンナだな。そこは頷くトコだろーがよ。おまえが最初に俺にコクったくせに」
「んな百年前の話、蒸し返すなよ。あん時はさ、足速いヤツってめっちゃカッコよく見えてたんだってば。小学生なんて大抵そんなもんでしょーが」
「俺、足だけ?」
「だけじゃないわよ。今は高身長ね。背、高いとそれだけでイケメンっぽく見える」
「ぽく、じゃなくて俺はイケメンなの。どっからどう見てもイケメンじゃん」
「あのさー、あんたら二人、イチャイチャしてるって気付いてる? 俺、置いてけぼりよ?」
苦笑しながら櫂斗が口出しすると。
「ほらねー。だから櫂斗が必要なんだよ。あたしたちがイチャ付いてるってのは、櫂斗がいないと証明できないの」
莉沙が腕組みして何やらわけのわからない屁理屈をこね始めた。
「俺じゃなくても証明はできるだろーがよ。傍から見りゃ、激アツだぜ?」
「うん。それは傍観者の意見ね。でもあたしたち当事者は確実に口喧嘩でしかないわけ。だから、櫂斗ってゆー傍目がいるわけよ」
「小難しいこと言ってんじゃねーよ。要は俺に見せつけたいってだけだろ?」
「違うわよ。櫂斗しかこの状況に突っ込んでくれるヤツがいないだけ」
「何だよ俺の存在って」
莉沙と櫂斗の会話は、穂高には微笑ましくて仕方なくて。
時々莉沙が“ナナメ”な発言をするから穂高にはうっとおしいのだが、櫂斗がそれを上手く処理してくれる。
結局三人でいることが一番いいバランスを保っているから。
穂高だって、健康な男子高校生なわけで、好きか嫌いかだと確実に前者である莉沙がすぐ傍にいて、キスの一つもしたいと思わないわけがない。
でも、じゃあちゃんと面と向かって“好きだから”とか、“付き合って”だとか、そんな甘いセリフが吐けるような存在ではもう、お互いがないから。
それなら一緒にいて楽しいって空間を作ろうと思った時に、櫂斗という存在に助けられているのは確かで。
「ったくよー、なん? おまえら俺がいないとちゅうの一つもできねーのかよ?」
「いやいや、櫂斗がいたら逆にそんなことできるわけないじゃん」
「穂高って人に見られながら興奮するタイプなんだ?」
莉沙がニヤニヤ嗤いながら穂高を見上げる。
「おいこら、人を変態扱いしてんなよ? 俺が言いたいのは、莉沙にはもちょっと櫂斗くらいの可愛げを身に着けて欲しいってだけ」
「うっわ、飛び火した。なん? 俺流れ弾当たって傷付いてんだけど?」
「よしよし、可哀想にねえ。櫂斗が美少女なばっかりに」
莉沙が櫂斗の頭をナデナデするから。
「だーかーらー! こゆの、見られたらまた、ジェラっちゃうでしょお」
「いいじゃん焼かせときなよー。そっちんが燃えるんじゃないの?」
「おまえなー、莉沙。見られて興奮すんのはおまえの方か!」
今度は櫂斗が仕返しとばかりに両拳で莉沙のこめかみをグリグリして。
「うん、どっからどう見ても、子犬が二匹じゃれてるようにしか、見えん」
穂高が腕組みして頷きながら呟いた。
何をどう誤解したら“彼女”がヤキモチやくのか不思議で仕方ないくらい、この二人に“らぶ”はないと思う。
制服だけでなく私服でもちゃんと“女子”な恰好はしている莉沙だけれど、穂高と櫂斗の前では小学生男子と変わらない行動しかとらないし、穂高としても小学校の頃から変わらないこのままの莉沙が一番好きなわけで。
櫂斗が彼女と“オトナ”な関係に進んでいるのは、なんとなく莉沙がいない時に聞いたけれど、自分と莉沙がソウイウ関係になるなんて、想像もつかない。
だからこそ櫂斗と莉沙が二人きりで会っていても自分は何とも思わないし。
ただ…………。
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