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第22章 壱岐学園高校の戦士達の戦い
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壱岐学園高校の正門を通って悪鬼共(モンゴル帝国兵)が校舎の周りを取り囲んだ。
兵数約1000人。
校舎内部では、1~3階の全ての入り口や窓のバリケードが何とか終わり、4階の窓には、弓道部(弓矢)、野球部(硬式球)、陸上部(投てき物)科学部(劇薬)が各々武器になりそうな物を持ち待ち構えていた。
光月は、全生徒390人を守って見せると心に誓ったが、何故かアーチェリーの武藤の優しい姿が目に浮かんだ。
モンゴル帝国兵達から発せられた銅鑼の音が鳴り響き下から上へ向け矢が次々と飛んできた。
「ガシャーン。」窓ガラスが割れ、各部の戦うメンバー達は怖さのため頭を押さえ座り込んでしまった。
光月は4階の窓から無心で弓を弾き鋭い矢を下に向け放った。
「ブス。ア・イ・ヤ…。」モンゴル兵の右目に突き刺さっていた。
それを見て部員の一人が立ち、また一人と全ての部員が武器を取り抵抗をし始めた。
梯子をかけ登ろうとするモンゴル兵へ、矢、球、劇薬が降りかかり遮っていた。
それでも多くのモンゴル兵がじりじりとよじ登って来ていて、その内に右端にある4階の窓にモンゴル兵の手が届き
部屋に入ろうとしていた。
その時、「ぴぃう…。どすうん。ぴぃう…。どすうん。」「あいや~。」「ひいぇ~。」モンゴル兵2人が1階へ落下して行った。
集団でいた敵兵(モンゴル兵)の更に後ろの方に男が二人、アーチェリーを構え立っていた。
その男共は、なんと、武藤公嗣と追慕壮馬(試合を邪魔した後輩)だった。
武藤は壱岐の島にいる光月のことが無性に心配になり神奈川県から出てきていた。
追慕は、武藤がアーチェリーの練習を数日休むと言った時に、事情を聞き、「私も連れていって下さい。光月さんへ直接謝りたい。是非にも。」と言い引き下がれなかったので、「じぁあ、一緒に行くか。光月さんと練習も一緒にしたいのでアーチェリー一式も持っていくので、追慕君も持ってきてな。」と同行を許した。
光月は遠くに住んでいる武藤さんが何で(危ないのに)ここにいるの?と心の中で叫びながら目頭が熱くなっていた。
兵数約1000人。
校舎内部では、1~3階の全ての入り口や窓のバリケードが何とか終わり、4階の窓には、弓道部(弓矢)、野球部(硬式球)、陸上部(投てき物)科学部(劇薬)が各々武器になりそうな物を持ち待ち構えていた。
光月は、全生徒390人を守って見せると心に誓ったが、何故かアーチェリーの武藤の優しい姿が目に浮かんだ。
モンゴル帝国兵達から発せられた銅鑼の音が鳴り響き下から上へ向け矢が次々と飛んできた。
「ガシャーン。」窓ガラスが割れ、各部の戦うメンバー達は怖さのため頭を押さえ座り込んでしまった。
光月は4階の窓から無心で弓を弾き鋭い矢を下に向け放った。
「ブス。ア・イ・ヤ…。」モンゴル兵の右目に突き刺さっていた。
それを見て部員の一人が立ち、また一人と全ての部員が武器を取り抵抗をし始めた。
梯子をかけ登ろうとするモンゴル兵へ、矢、球、劇薬が降りかかり遮っていた。
それでも多くのモンゴル兵がじりじりとよじ登って来ていて、その内に右端にある4階の窓にモンゴル兵の手が届き
部屋に入ろうとしていた。
その時、「ぴぃう…。どすうん。ぴぃう…。どすうん。」「あいや~。」「ひいぇ~。」モンゴル兵2人が1階へ落下して行った。
集団でいた敵兵(モンゴル兵)の更に後ろの方に男が二人、アーチェリーを構え立っていた。
その男共は、なんと、武藤公嗣と追慕壮馬(試合を邪魔した後輩)だった。
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追慕は、武藤がアーチェリーの練習を数日休むと言った時に、事情を聞き、「私も連れていって下さい。光月さんへ直接謝りたい。是非にも。」と言い引き下がれなかったので、「じぁあ、一緒に行くか。光月さんと練習も一緒にしたいのでアーチェリー一式も持っていくので、追慕君も持ってきてな。」と同行を許した。
光月は遠くに住んでいる武藤さんが何で(危ないのに)ここにいるの?と心の中で叫びながら目頭が熱くなっていた。
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