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第18章 和平?それとも?
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倭国(日本国)との会談が終わり、モンゴル帝国の旗艦では、東路軍のヒンドゥ総帥、洪茶丘の2名。江南軍の范文虎、李庭、ナンギャダイ、カラダイの4名と郭が集まり合議が開かれていた。
「東路軍は、我が江南軍が来る前に対馬の島や壱岐の島を全て略奪占領し女を抱いている頃と思ったが…。」と范文虎は東路軍への嫌味を込めて言った。
江南軍の皆々はどっと笑いだした。
「同志たちよ。倭国(日本国)は約7百数十年後の未来から来た者達だ。下手をすると、モンゴル帝国の存亡がかかっているかも知れない。慎重に図らないと…。」洪茶丘は范文虎を睨みながら皆を説得しようとした。
「未来がら来た者(郭)はどう思うか。考えを教えてほしい。」ヒンドゥ総帥は皆を制しながら郭に言った。
「未来から来た倭国(日本国)は侮りがたい国。いや、世界を一年も経たずに征服できる武力を持った国です。東路軍や江南軍の全て船(4400艘)を倭国(日本国)の戦船(イージス艦)1船で沈めることができます。」
「ふざけるな!我がモンゴル帝国が負けるだと。」「おのれ。首を切ってやる。」ナンギャダイとカラダイが剣に手を当てて立ち上がった。
李庭が両手を下に振りながら「お二方。まあまあ。座って…下さい。この者(郭)の話の続きを聞きませんか。私は聞きたい。」と場を抑えにかかった。
「それこそ(不沈の戦船)が未来の力です。ですが、倭国(日本国)にも弱点があります。政治の在り方です。倭国(日本国)にはモンゴル帝国の素晴らしいクビライ皇帝と言う崇拝できる専制君主がないことです。倭国(日本国)では民主主義で政治が成り立っていて、愚かな橘田が倭国(日本国)の代表(総理大臣)になっているくらいです。
モンゴル帝国の兵器(弓矢、剣)に対して、倭国(日本国)が最新兵器を使い軍(自衛隊)を動かすことはありません。橘田はそんな器量はありませんし,橘田へある手を打っております。後、考えられるとしたら、警備隊(警察、海上保安庁)を動かすことぐらいですが、大した武器を持ってはいません。東路軍や江南軍の兵士14万人があれば勝てます。微力ですが最新の兵器を持った我が配下(慧国兵士4名)もいますので、ご安心下さい。」
「策について披露しろ。」
「ヒンドゥ総帥様、分かりました。皆様方お聞きください。明日昼に、既に上陸している3万5千人の兵士をもって、壱岐の島の主要施設(市役所、警察署、高校等)を占拠し、略奪を行い我が軍(モンゴル帝国軍)の恐ろしさを倭人たちに見せつけます。
その後、高校と言う建物いる10代の女を200人位を奪い人質にします。当初、島民1000人位を考えてましたが、船での面倒が大変なので200人もいれば大丈夫です。
我が軍(モンゴル帝国軍)はその人質を盾として、玄海にある熱源発生館(原子力発電所)へ向かい占拠すれば倭国(日本国)は手も足も出なくなり、倭国(日本国)はモンゴル帝国の意のままになります。」
「おい、郭。女を200人位で人質だと。笑わせるな。モンゴル帝国では千人の人質を取られても敵の言う事は聞かない。その後に敵を1万人殺すだけ。」
「倭国(日本国)の民主主義は人間一人の命は世界より重いと…考えております。笑わせますが。」
「よし、その作戦で行こう。但し、作戦の責任はお前(郭)に取ってもらうが、良いか。」
「ヒンドゥ総帥様、ははあ。分かりました。しかしながら成功した暁には、私を元帥のお仲間にお引き立てください。」
ヒンドゥは首を縦に振った。
俺(郭)の世界の大王となる事始めの戦いだ。
郭はほくそ笑んでいた。
「東路軍は、我が江南軍が来る前に対馬の島や壱岐の島を全て略奪占領し女を抱いている頃と思ったが…。」と范文虎は東路軍への嫌味を込めて言った。
江南軍の皆々はどっと笑いだした。
「同志たちよ。倭国(日本国)は約7百数十年後の未来から来た者達だ。下手をすると、モンゴル帝国の存亡がかかっているかも知れない。慎重に図らないと…。」洪茶丘は范文虎を睨みながら皆を説得しようとした。
「未来がら来た者(郭)はどう思うか。考えを教えてほしい。」ヒンドゥ総帥は皆を制しながら郭に言った。
「未来から来た倭国(日本国)は侮りがたい国。いや、世界を一年も経たずに征服できる武力を持った国です。東路軍や江南軍の全て船(4400艘)を倭国(日本国)の戦船(イージス艦)1船で沈めることができます。」
「ふざけるな!我がモンゴル帝国が負けるだと。」「おのれ。首を切ってやる。」ナンギャダイとカラダイが剣に手を当てて立ち上がった。
李庭が両手を下に振りながら「お二方。まあまあ。座って…下さい。この者(郭)の話の続きを聞きませんか。私は聞きたい。」と場を抑えにかかった。
「それこそ(不沈の戦船)が未来の力です。ですが、倭国(日本国)にも弱点があります。政治の在り方です。倭国(日本国)にはモンゴル帝国の素晴らしいクビライ皇帝と言う崇拝できる専制君主がないことです。倭国(日本国)では民主主義で政治が成り立っていて、愚かな橘田が倭国(日本国)の代表(総理大臣)になっているくらいです。
モンゴル帝国の兵器(弓矢、剣)に対して、倭国(日本国)が最新兵器を使い軍(自衛隊)を動かすことはありません。橘田はそんな器量はありませんし,橘田へある手を打っております。後、考えられるとしたら、警備隊(警察、海上保安庁)を動かすことぐらいですが、大した武器を持ってはいません。東路軍や江南軍の兵士14万人があれば勝てます。微力ですが最新の兵器を持った我が配下(慧国兵士4名)もいますので、ご安心下さい。」
「策について披露しろ。」
「ヒンドゥ総帥様、分かりました。皆様方お聞きください。明日昼に、既に上陸している3万5千人の兵士をもって、壱岐の島の主要施設(市役所、警察署、高校等)を占拠し、略奪を行い我が軍(モンゴル帝国軍)の恐ろしさを倭人たちに見せつけます。
その後、高校と言う建物いる10代の女を200人位を奪い人質にします。当初、島民1000人位を考えてましたが、船での面倒が大変なので200人もいれば大丈夫です。
我が軍(モンゴル帝国軍)はその人質を盾として、玄海にある熱源発生館(原子力発電所)へ向かい占拠すれば倭国(日本国)は手も足も出なくなり、倭国(日本国)はモンゴル帝国の意のままになります。」
「おい、郭。女を200人位で人質だと。笑わせるな。モンゴル帝国では千人の人質を取られても敵の言う事は聞かない。その後に敵を1万人殺すだけ。」
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「よし、その作戦で行こう。但し、作戦の責任はお前(郭)に取ってもらうが、良いか。」
「ヒンドゥ総帥様、ははあ。分かりました。しかしながら成功した暁には、私を元帥のお仲間にお引き立てください。」
ヒンドゥは首を縦に振った。
俺(郭)の世界の大王となる事始めの戦いだ。
郭はほくそ笑んでいた。
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