上 下
5 / 57
カウドゥール

【11年作】14歳くらいKさんと幼女R(※グロ/傷口に消毒液どっぱー)

しおりを挟む
「なんでそんなにボクの事、嫌うのさ、ばかぁぁぁぁぁぁ!!」

 Gが、そう泣きわめきながらばたばたと去って行った。

「……クソがぁっ!!! 死ねっ!!! このド変態がぁっ!!!」

 絨毯の上で、Kが血まみれの状態で這い回る。
 今、KはGに膝から下の両足を切られ、更に両手を縛られ、身動きがとれなくなっていた。

「マジ、キチガイが……クソがっ……!」
 下を向いてブツブツと呪いの言葉を吐いていると、布擦れの音が聞こえた。
 顔を上げると、そこにはGの娘のRが開きっ放しのドアから、こそっと顔を覗かせていた。

「……何、見てんだよ」
 KはギロリとRを下から睨みつけた。
「……あ、のっ……!」
 Rが口を開く。

「………痛い……?」
 Kは鼻で笑った。
「痛くなさそうに見えるか?」
 Rがビクッと身を縮める。

「ごめんなさっ……」
「うぜぇ、失せろ、消えろ」

 この忌々しいクソ変態野郎の娘は、なんでこうやってちょくちょく俺を見に来るんだ。
 そんなに、ひでぇ目に遭っている俺を見るのが楽しいのかよ、うぜぇ。ムカつく。
 むすっとしながらKは床に顔を突っ伏した。

 足が再生したら、速攻Gをブッ殺しに行ってやる。
 後ろから思いっきり曲刀で背中をブッ刺して、そのまま一気に尻の割れ目まで切り裂いて、その裂け目に両手を突っ込んで内蔵を剥き出して……。
 
 悶々とえげつない残酷なイメージトレーニングをしていると、不意に、足にまるで電流が走ったかのような強烈な痛みを感じた。

「ぎゃあああああああああ!!!!」

 思わず、床を転げ回る。
 何事かと、ばっ、と自分が寝ていた所を睨み付けると、そこにはRが、何か液体の入ったボトルを持っていた。
「ご、こめん……。染みた……?」
 そういえば、辺りが消毒液臭い。

「あの……ほら、ケガしたら、消毒しなきゃ……」
 Kは激昴した。
 
「てめぇ!!!! こんな傷口断面むき出しの所にいきなりそんなもんぶっかけやがったのか!!!! このクソガキが!!!!! 死ね!!!!!!」

 自分より小さな女の子に、容赦なく怒鳴りつける。
 Rが恐怖におののく。

「ごっ、ごめんなさっ……」
「失せろ! 消えろ!! 殺すぞ、このアマ!!!!」
 今にも、Rの喉元にでもかぶりつきそうないきおいで叫び散らす。

 Rは「ごめんなさいごめんなさい」と、泣きながら部屋を出て行った。

 Rが部屋を出てしばらくしてから、またいつもの後悔がKの胸中を襲った。
 あいつに悪気はない。知っている。
 あぁ、またやってしまった。
「……消毒、って……」
 笑えた。そんな無駄な行為、やさしさに。
 とりあえず、床にこぼれた消毒液がもったいないと思ったので、Kはそれをすすった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました

東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。 攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる! そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

処理中です...