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第二章 謀略の復活祭
第二十五話 ただいま準備中
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深夜、ジョン・F・カーネギー空港。
アメリゴ最大の空港に、雰囲気の違うジャンボジェットが一機。
機体に描かれたユニオンジャック、そして王冠を被った獅子と黄金のアクセサリーを身にまとった一角獣に挟まれた盾の紋章。
ブリデラント王室が所有するプライベートジェットである。
内装はファインガム宮殿をそのままコピーしたような作りで、価格は一般的なジャンボジェットの約四十倍の7800億円。
そんな世界一高価な航空機内で事件は起きた。
被害者(?)はユース・A・ルーヴェ、16歳。
容疑者(?)はエリー・スチュアーテラート、16歳。
罪名は強制わいせつ未遂である。
容疑者の父親、ヘンリー氏の証言によると、深夜未明、スチュアーテラート容疑者(?)はルーヴェさんが寝ている寝室に忍び込み、寝ているルーヴェさんにわいせつ行為を行おうとしたとのこと。
しかし、物音に気づいたルーヴェさんが目を覚まし状況は一変。
激しい攻防の末、スチュアーテラート容疑者(?)はルーヴェさんの銃射撃によって吹っ飛ばされ、ドアを突き破って廊下の壁に激突した。
これではどっちが被害者かわからないので、「容疑者(?)」「被害者(?)」としている。
……その後、ユースは「何にも変わってないじゃないかっっ!!!」と言い残してローマに帰ってしまった。
ちなみにユースを責める者も、エリーの肩を持つものもいなかった。
ユースは夜が明けるとすぐに「水の都」ヴェネータへ向かった。
理由はもちろん、五日後に行われる「謝肉祭《カルネヴァーレ》」の下見である。
ヴェネータは、ローマから480kmほど北に離れたところにあるベネトの都市である。
大小数十の島から成り立ち、街のあちらこちらに水路があることから、「水の都」の異名を持つ。
そして、この都市最大の魅力こそが、毎年春に行われるカルネヴァーレ、そして「復活祭」なのである。
ユースは空をゆっくり飛びながら、市民が準備に励んでいる様子を見ていた。
家の屋根に上って装飾を施している人、ダンスの練習をしている人、どの仮面にしようか迷っている人……
ユースが向かったのは、ヴェネータ本島の中心広場。
広場の中心には巨大な噴水があって、そこから放射状に街が建設されている。
「噴水から南門まで……約3㎞くらいかな?……南門から東門と西門が同じ距離に見えるな。この角度だと大体5㎞と少し……つまり中央広場は約6㎞四方ってことか。」自然戦士の基本装備、ロジスティックコンパスでおおよその距離をつかむユース。
そうして広場の面積をつかんだところで、ユースは重大な事実に気づく。
「……これ、一個大隊プラス自然戦士一人で守り切れる範囲じゃないね?」
6㎞四方の広場の面積は36㎢=36,000,000㎡。
兵士一人が守る面積は36,000,000÷500=72,000㎡≒コロセウム二十四個分以上。
「絶対無理だ!どうするんだよこれで広範囲な爆弾テロとか仕掛けられたら!!え、まさか僕と近衛師団第十一大隊だけじゃないよね!!? 地元警察とか来てくれるよね!!?」
空中でスペースジャイロをやっているがごとく焦りが体に表れているユース。
「そ、そうだ!レシーバーに任務の詳細が配られていたはず……!」
空中で接続バングルにつけられっぱなしのレシーバーを操作する。
ユースが確認したのはメールの受信フォルダ。
皇帝オクタヴィアヌスから届いたメールは全部スター付きである。
「三月四日
for Ottaviano_Augusto@******.com
to youth_arpeggio@*******.com
件名:謝肉祭護衛任務の詳細
来るべき謝肉祭護衛任務に向けて、詳細な説明を送る。
〇六〇〇 ヴェネータ中央広場集合、準備運動、各諸連絡
〇六二〇 配置につく
北部 近衛師団第一一一中隊125人 指揮 ロキ・Fワイルド
東部 同上第一一二中隊125人 指揮 フランク・ワースリー
西部 同上第一一三中隊125人 指揮 フランク・ハーレー
南部 同上第一一四中隊125人 指揮 フランク・T・クリーン
中央部 自然戦士1人 ユース・A・ルーヴェ」
この後ももちろん任務についての重要事項はあるが、ユースはここの部分を二十六回読んだ。
十九回目あたりからユースの顔から血の気が引いていくのを感じた。
気が付いたとき、ユースは時速720㎞の速度で首都・ローマに向かっていた。
「ユース・ルーヴェです! 皇帝陛下に会わせてください!」ユースはローマンド城のロビーにいた。
「申し訳ありません。皇帝陛下は留守にしております。今アメリゴで首脳会談がありまして。」受付の騎士が言った。
ちょうど夕日が差し掛かってきたころ、ユースは自室に座り込んでいた。
(どうしよう……あれ絶対人数足りないじゃん。)
その翌日、ユースはローマンド城の地下にある訓練場にいた。
薄暗い空間で静かに目を閉じている。
目を閉じたままゆっくりと右手を柄に移動させる。
刹那、銀色に光る剣が空を切った。
振り上げられた剣は反動のまま振り下ろされた。
ユースの手がひらめくと、順手に持っていた剣が逆手に代わる。
そのまま先ほど描いた軌道を反対からなぞった。
そして満身の力を切っ先に込めて刺突を繰り出した。
さらに剣がまた順手に変わる。
剣を持つ腕が折り曲げられると同時に左足を引く。
足を引いた勢いのまま刃で弧を描く。
最後に反動をつけて、剣を体ごと一回転させた。
「ふぅ……」と溜め息をついて剣を鞘に納める。
作中で語られていない空白の二ヶ月のあいだで、ユースの剣術も想像力も大きく成長している。
今のユースの戦力は一個中隊を超え得るだろう。
しかもまだ成長の余地がある。
だが、先日のメールの件を受けて、ユースは相当焦っていた。
表情からは読み取れないかもしれないが、確かに焦っていた。
昨日以来皇帝からの連絡もない。
そんな状況でユースが出した結論は一つ。
「自分一人で、あの広大なエリアを守ってみせる!!」
はっきり言おう。無理である。
その翌日、ユースは自室でパソコンのキーボードをたたいていた。
「親愛なる聖ミネルヴァ孤児院の皆さま
いやそんな堅苦しい書き方はなしだ。それよりも三日後に行われる謝肉祭の話だ。
孤児院生28人と先生二人分の電子チケットを同封します。
久しぶりに会えるのを楽しみにしています。
まあ、僕は仕事だから遊べないと思うが、それでも良かったらどうぞ。
敬具 ユース・A・ルーヴェ」
感謝祭の招待状を送っていた。
「これで孤児院のみんなとブリデラント王室には送った……あとはそうだなぁ……そうだ。」
ユースは一息つくとまたモニターに文字を打ち込み始めた。
「そこまで親愛ないジェームズ・M・グラナハン殿……」
ちょうど同時刻、ローマンド帝国北部、ベネト州のヴェネータ。
三日後の謝肉祭に向けて、住民の忙しさは最高潮に達していた。
噴水にLEDを取り付けたり、屋台を準備したり。
特に仮面を販売する店は大忙しだった。
仮面はローマ語でマスケアと言い、カルネヴァーレでは夜に仮面舞踏会を行うことが伝統だった。
そんなヴェネータの南端に、とある旅館があった。
そこに、ある大男が泊まっていた。
カーテンに隠れて窓の外を見ながら、こんなことを言っている。
「のんきな民どもよ……何も知らずに浮かれ続けているがよい……!」
そしてその隣には、黒いマントを着て姿を隠した男がいた。
「この調子なら、あの計画が事前に漏れることはないでしょう……」
ケケケ……と不快な笑い声をあげている。
「……エリー・スチュアーテラート……そしてユース・A・ルーヴェ……このヴェネータが、貴様らの墓場だ!!」
そして二人揃って笑うのだった。
アラーム音が部屋中に鳴り響く。
布団の中でもごもごしている少年が一人。
布団の中から手だけが出てきて目覚まし時計をたたいた。
「う……ん……もう朝か?」ゆっくりと顔を持ち上げて時計をよく見る。
三月九日。午後五時半。
「しまった! もうこんな時間だ!!」ユースは跳ね起きて急いで支度し始めた。
たった五分で着替えを済ませたユースは、ジェットパックでヴェネータへ飛ぶ。
「ついに来るんだ。ついに来るんだ……!待ちに待った謝肉祭が!!」
水平線の向こうから音楽が聞こえてくるようだ。
Finalmente e arrivato il carnevale. ついに謝肉祭がやってきた。
Gli uomini escono in citta e strimpellano il liuto. 男たちは街に出てリュートをかき鳴らす。
Le donne cantano e ballano con i fiori in mano. 女たちは花々を手に歌い踊る。
Prega Cristo. キリストに祈りをささげよ。
Prega gli spiriti. 精霊に祈りをささげよ。
Grazie per le benedizioni della preziosa terra. 尊き大地の恵みに感謝せよ。
E l'ultima e una mascherata. そして最後は仮面舞踏会。
Nascondi il tuo viso con maschere colorate. 色とりどりの仮面で顔を隠そう。
Bevi, mangia, canta e balla. 飲み、食べ、歌い、踊れ。
Oggi e; un giorno speciale che stavi aspettando! 今日は待ちに待った特別な日なのだから!
…… Ora, iniziamo il carnevale. ……さあ、謝肉祭を始めよう。
第二十六話 私はこの謝肉祭期間中決して面倒ごとを起こさないと誓います。 に続く
アメリゴ最大の空港に、雰囲気の違うジャンボジェットが一機。
機体に描かれたユニオンジャック、そして王冠を被った獅子と黄金のアクセサリーを身にまとった一角獣に挟まれた盾の紋章。
ブリデラント王室が所有するプライベートジェットである。
内装はファインガム宮殿をそのままコピーしたような作りで、価格は一般的なジャンボジェットの約四十倍の7800億円。
そんな世界一高価な航空機内で事件は起きた。
被害者(?)はユース・A・ルーヴェ、16歳。
容疑者(?)はエリー・スチュアーテラート、16歳。
罪名は強制わいせつ未遂である。
容疑者の父親、ヘンリー氏の証言によると、深夜未明、スチュアーテラート容疑者(?)はルーヴェさんが寝ている寝室に忍び込み、寝ているルーヴェさんにわいせつ行為を行おうとしたとのこと。
しかし、物音に気づいたルーヴェさんが目を覚まし状況は一変。
激しい攻防の末、スチュアーテラート容疑者(?)はルーヴェさんの銃射撃によって吹っ飛ばされ、ドアを突き破って廊下の壁に激突した。
これではどっちが被害者かわからないので、「容疑者(?)」「被害者(?)」としている。
……その後、ユースは「何にも変わってないじゃないかっっ!!!」と言い残してローマに帰ってしまった。
ちなみにユースを責める者も、エリーの肩を持つものもいなかった。
ユースは夜が明けるとすぐに「水の都」ヴェネータへ向かった。
理由はもちろん、五日後に行われる「謝肉祭《カルネヴァーレ》」の下見である。
ヴェネータは、ローマから480kmほど北に離れたところにあるベネトの都市である。
大小数十の島から成り立ち、街のあちらこちらに水路があることから、「水の都」の異名を持つ。
そして、この都市最大の魅力こそが、毎年春に行われるカルネヴァーレ、そして「復活祭」なのである。
ユースは空をゆっくり飛びながら、市民が準備に励んでいる様子を見ていた。
家の屋根に上って装飾を施している人、ダンスの練習をしている人、どの仮面にしようか迷っている人……
ユースが向かったのは、ヴェネータ本島の中心広場。
広場の中心には巨大な噴水があって、そこから放射状に街が建設されている。
「噴水から南門まで……約3㎞くらいかな?……南門から東門と西門が同じ距離に見えるな。この角度だと大体5㎞と少し……つまり中央広場は約6㎞四方ってことか。」自然戦士の基本装備、ロジスティックコンパスでおおよその距離をつかむユース。
そうして広場の面積をつかんだところで、ユースは重大な事実に気づく。
「……これ、一個大隊プラス自然戦士一人で守り切れる範囲じゃないね?」
6㎞四方の広場の面積は36㎢=36,000,000㎡。
兵士一人が守る面積は36,000,000÷500=72,000㎡≒コロセウム二十四個分以上。
「絶対無理だ!どうするんだよこれで広範囲な爆弾テロとか仕掛けられたら!!え、まさか僕と近衛師団第十一大隊だけじゃないよね!!? 地元警察とか来てくれるよね!!?」
空中でスペースジャイロをやっているがごとく焦りが体に表れているユース。
「そ、そうだ!レシーバーに任務の詳細が配られていたはず……!」
空中で接続バングルにつけられっぱなしのレシーバーを操作する。
ユースが確認したのはメールの受信フォルダ。
皇帝オクタヴィアヌスから届いたメールは全部スター付きである。
「三月四日
for Ottaviano_Augusto@******.com
to youth_arpeggio@*******.com
件名:謝肉祭護衛任務の詳細
来るべき謝肉祭護衛任務に向けて、詳細な説明を送る。
〇六〇〇 ヴェネータ中央広場集合、準備運動、各諸連絡
〇六二〇 配置につく
北部 近衛師団第一一一中隊125人 指揮 ロキ・Fワイルド
東部 同上第一一二中隊125人 指揮 フランク・ワースリー
西部 同上第一一三中隊125人 指揮 フランク・ハーレー
南部 同上第一一四中隊125人 指揮 フランク・T・クリーン
中央部 自然戦士1人 ユース・A・ルーヴェ」
この後ももちろん任務についての重要事項はあるが、ユースはここの部分を二十六回読んだ。
十九回目あたりからユースの顔から血の気が引いていくのを感じた。
気が付いたとき、ユースは時速720㎞の速度で首都・ローマに向かっていた。
「ユース・ルーヴェです! 皇帝陛下に会わせてください!」ユースはローマンド城のロビーにいた。
「申し訳ありません。皇帝陛下は留守にしております。今アメリゴで首脳会談がありまして。」受付の騎士が言った。
ちょうど夕日が差し掛かってきたころ、ユースは自室に座り込んでいた。
(どうしよう……あれ絶対人数足りないじゃん。)
その翌日、ユースはローマンド城の地下にある訓練場にいた。
薄暗い空間で静かに目を閉じている。
目を閉じたままゆっくりと右手を柄に移動させる。
刹那、銀色に光る剣が空を切った。
振り上げられた剣は反動のまま振り下ろされた。
ユースの手がひらめくと、順手に持っていた剣が逆手に代わる。
そのまま先ほど描いた軌道を反対からなぞった。
そして満身の力を切っ先に込めて刺突を繰り出した。
さらに剣がまた順手に変わる。
剣を持つ腕が折り曲げられると同時に左足を引く。
足を引いた勢いのまま刃で弧を描く。
最後に反動をつけて、剣を体ごと一回転させた。
「ふぅ……」と溜め息をついて剣を鞘に納める。
作中で語られていない空白の二ヶ月のあいだで、ユースの剣術も想像力も大きく成長している。
今のユースの戦力は一個中隊を超え得るだろう。
しかもまだ成長の余地がある。
だが、先日のメールの件を受けて、ユースは相当焦っていた。
表情からは読み取れないかもしれないが、確かに焦っていた。
昨日以来皇帝からの連絡もない。
そんな状況でユースが出した結論は一つ。
「自分一人で、あの広大なエリアを守ってみせる!!」
はっきり言おう。無理である。
その翌日、ユースは自室でパソコンのキーボードをたたいていた。
「親愛なる聖ミネルヴァ孤児院の皆さま
いやそんな堅苦しい書き方はなしだ。それよりも三日後に行われる謝肉祭の話だ。
孤児院生28人と先生二人分の電子チケットを同封します。
久しぶりに会えるのを楽しみにしています。
まあ、僕は仕事だから遊べないと思うが、それでも良かったらどうぞ。
敬具 ユース・A・ルーヴェ」
感謝祭の招待状を送っていた。
「これで孤児院のみんなとブリデラント王室には送った……あとはそうだなぁ……そうだ。」
ユースは一息つくとまたモニターに文字を打ち込み始めた。
「そこまで親愛ないジェームズ・M・グラナハン殿……」
ちょうど同時刻、ローマンド帝国北部、ベネト州のヴェネータ。
三日後の謝肉祭に向けて、住民の忙しさは最高潮に達していた。
噴水にLEDを取り付けたり、屋台を準備したり。
特に仮面を販売する店は大忙しだった。
仮面はローマ語でマスケアと言い、カルネヴァーレでは夜に仮面舞踏会を行うことが伝統だった。
そんなヴェネータの南端に、とある旅館があった。
そこに、ある大男が泊まっていた。
カーテンに隠れて窓の外を見ながら、こんなことを言っている。
「のんきな民どもよ……何も知らずに浮かれ続けているがよい……!」
そしてその隣には、黒いマントを着て姿を隠した男がいた。
「この調子なら、あの計画が事前に漏れることはないでしょう……」
ケケケ……と不快な笑い声をあげている。
「……エリー・スチュアーテラート……そしてユース・A・ルーヴェ……このヴェネータが、貴様らの墓場だ!!」
そして二人揃って笑うのだった。
アラーム音が部屋中に鳴り響く。
布団の中でもごもごしている少年が一人。
布団の中から手だけが出てきて目覚まし時計をたたいた。
「う……ん……もう朝か?」ゆっくりと顔を持ち上げて時計をよく見る。
三月九日。午後五時半。
「しまった! もうこんな時間だ!!」ユースは跳ね起きて急いで支度し始めた。
たった五分で着替えを済ませたユースは、ジェットパックでヴェネータへ飛ぶ。
「ついに来るんだ。ついに来るんだ……!待ちに待った謝肉祭が!!」
水平線の向こうから音楽が聞こえてくるようだ。
Finalmente e arrivato il carnevale. ついに謝肉祭がやってきた。
Gli uomini escono in citta e strimpellano il liuto. 男たちは街に出てリュートをかき鳴らす。
Le donne cantano e ballano con i fiori in mano. 女たちは花々を手に歌い踊る。
Prega Cristo. キリストに祈りをささげよ。
Prega gli spiriti. 精霊に祈りをささげよ。
Grazie per le benedizioni della preziosa terra. 尊き大地の恵みに感謝せよ。
E l'ultima e una mascherata. そして最後は仮面舞踏会。
Nascondi il tuo viso con maschere colorate. 色とりどりの仮面で顔を隠そう。
Bevi, mangia, canta e balla. 飲み、食べ、歌い、踊れ。
Oggi e; un giorno speciale che stavi aspettando! 今日は待ちに待った特別な日なのだから!
…… Ora, iniziamo il carnevale. ……さあ、謝肉祭を始めよう。
第二十六話 私はこの謝肉祭期間中決して面倒ごとを起こさないと誓います。 に続く
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