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第一章 ユースとエリー
第六話 資格無し
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金髪に水色のドレスを纏った美少女の名は、エリー・スチュアーテラート。
ブリデラント王国の第一王女で、王位継承者である。
父は国王にして氷結王、ヘンリー。幼少から英才教育を叩き込まれ、十二歳の時に神託を受けて氷結戦士になった。
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群の三拍子揃った、まさに王女の名に相応しい人物なのだが……
彼女は驚くほど口が悪かった。
「このエリー様に対してぶつかってくるなって、あんた良い度胸してるわね!」
ユースはそれくらい言われても動じない。
ユースは(本当に王女なのか?)という感情と(こいつひどい目にあえば良いのに。)と言う感情が混ざりあった顔をしていた。
だが、(こいつひどい目に遭えば良いのに。)の部分が強すぎたのか、エリーはさらに不機嫌になった。
「何よその顔! 王族に敬意も示せないなんて、自然戦士の資格無しね!!」
ユースは流石に怒っていた。なので、「殿下には王女たる資格が無いと思われますが。」と言ってやった。
「な……!!」これには流石のエリー王女もビックリしたようだ。
「王女たる私に向かってなんと言う口の聞き方! もう許さない! お父様に言いつけてやるんだから! 残念ね、おちびさん!あんたのせいでローマンド帝国は終わり」
「おお、ここにおられたか、姫君。」張りつめた空気の中、突然のんきな声が聞こえた。
エリーが振り返ってみると、そこにはローマンド帝国皇帝オクタヴィアヌスがいた。
ユースはまたひどい頭痛に襲われた。
(何故だ……!? 皇帝陛下にお会いする度に頭痛が……!)
しかし、何とか表情は変えずに、「陛下、この少女は何者なんですか?」と言った。
「これ、そんな口の聞き方をするでない。ブリデラント王国第一王女、エリー・スチュアーテラート殿であるぞ。」
やっぱり王女だったのか……ユースは「ブリデラント王国」とやらだけには絶対に行きたくないと思った。
ユースが心の中で面倒なことになっているのも気にせず、皇帝は続けた。
「丁度この城を案内しておったところじゃ。ユースには是非、このエリー殿には会って頂きたくてな。エリー殿も十六歳だから、同い年同士仲良くしてもらえんかのう。」
「はぁ!? ちょっと陛下!こんなムカつくちびと仲良くなれってどう言うこと……」
「おいお前、これ以上ちびって言ったら燃やすぞ。」
ユースはもはや相手が誰かなんてどうでも良かった。ただ、自分が一番気にしていることを ……背が低いことをバカにすることは、万死に値する!!! そう思っていた。
「まあ、ユース。こんなお転婆娘じゃが、仲良くしてやってくれな。」
「そういえば陛下、さっきこの人ローマンドは終わりだとかそんなこと言ってましたけど。」
「ほっほっほ、軽い冗談じゃよ。それより……ワイルド大隊長!」
「は!」近衛師団11大隊隊長、ロキ・F・ワイルドが駆けつけた。
「エリー殿に城を案内して差し上げなさい。」
「かしこまりました。さあエリー殿下、こちらへ……」
「待ちなさい! まだユースとの決着が……」
「さあ、こちらへ。」ロキはエリーの首根っこを掴むと、駄々っ子を連れて帰る母親のようにその場を去った。
「(軽い冗談ね……)良いんですか? あんな扱いで……」
「心配要らん。ヘンリー陛下、つまりエリー殿の父君から、容赦しないでほしいと言われておる。それよりユース、玉座の間に参れ。話がある。」
「は、はい!」
玉座の間にて。
「昨日の任命式にて、私を狙撃した愚か者を覚えておるか?」
「ああ、子ギートを召喚したアイツですか。」
昨日行われた任命式にて、謎の男が皇帝を狙撃する事件が起きた。
ユースの活躍によって皇帝は命を救われたが、それでも皇帝の命を奪おうとしたので、皇帝自らが変身して男に大ダメージを負わせた。
男は子ギートを三体召喚して逃げたが、子ギートは初めて変身したユースによって倒された。
「軍の諜報部に調べさせての。」と皇帝は一枚の写真を差し出した。
「……この人が、暗殺未遂事件の犯人?」
「その可能性が高い。」
……そこに写っていたのは、聖ミネルヴァ孤児院の院長で、ユースの育ての親だった。
「そやつの名はサンドロ・ポッティチェリ。表向きにはミラニアで孤児院を経営しておるが、その正体は育てた子供達を奴隷として植民地に売り払う、悪質な奴隷商人だったのじゃ。」
ユースは聞いたことが信じられなかった。……あの院長が奴隷商人?
そういえば、ユースはあの孤児院から旅立っていった子供の行く先を一切聞いたことが無かった。
「しかもそいつは、裏でギートとも繋がっておることが分かっておる。」
確かに子ギートを召喚したなら、裏でギートと繋がっていてもおかしくない。
「でも……だからと言って皇帝の命を奪おうとしますか?」
「それほどまでに、ユース、そなたを手放したくなかったんじゃろう。」
「そもそも、ギートって知能が低いはずじゃ……」
「ギートと言うのはな、何もああ言う知能の低い怪物だけじゃ無いんじゃ。百年ほど前からその勢力は急激に拡大しており、人間の言葉を話すものも現れ、今やテロ国家のようになっておる。」
「……それで、僕は何をすれば?」
皇帝はしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「ユース・A・ルーヴェよ、そなたにサンドロ・ポッティチェリの討伐を命ずる。」
第七話 ショッピングデート① に続く
あとがき:「自然戦士」登場人物紹介其の二
エリー・スチュアーテラート
今作のメインヒロイン。ブリデラント王国第一王女。身長156㎝、体重46㎏、金髪青目。私兵小隊長の資格を持つ。Fカップ。
基本的に周りの人間を見下しており、ユースに対しても激しい敵意を抱く。
だがしかし、次の回には態度がまあまあ軟化している(ネタバレ)。
戦闘では氷結銃を使用する。優れた技術と動体視力で、動く敵にも確実に弾丸を当てる。
ブリデラント王国の第一王女で、王位継承者である。
父は国王にして氷結王、ヘンリー。幼少から英才教育を叩き込まれ、十二歳の時に神託を受けて氷結戦士になった。
容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群の三拍子揃った、まさに王女の名に相応しい人物なのだが……
彼女は驚くほど口が悪かった。
「このエリー様に対してぶつかってくるなって、あんた良い度胸してるわね!」
ユースはそれくらい言われても動じない。
ユースは(本当に王女なのか?)という感情と(こいつひどい目にあえば良いのに。)と言う感情が混ざりあった顔をしていた。
だが、(こいつひどい目に遭えば良いのに。)の部分が強すぎたのか、エリーはさらに不機嫌になった。
「何よその顔! 王族に敬意も示せないなんて、自然戦士の資格無しね!!」
ユースは流石に怒っていた。なので、「殿下には王女たる資格が無いと思われますが。」と言ってやった。
「な……!!」これには流石のエリー王女もビックリしたようだ。
「王女たる私に向かってなんと言う口の聞き方! もう許さない! お父様に言いつけてやるんだから! 残念ね、おちびさん!あんたのせいでローマンド帝国は終わり」
「おお、ここにおられたか、姫君。」張りつめた空気の中、突然のんきな声が聞こえた。
エリーが振り返ってみると、そこにはローマンド帝国皇帝オクタヴィアヌスがいた。
ユースはまたひどい頭痛に襲われた。
(何故だ……!? 皇帝陛下にお会いする度に頭痛が……!)
しかし、何とか表情は変えずに、「陛下、この少女は何者なんですか?」と言った。
「これ、そんな口の聞き方をするでない。ブリデラント王国第一王女、エリー・スチュアーテラート殿であるぞ。」
やっぱり王女だったのか……ユースは「ブリデラント王国」とやらだけには絶対に行きたくないと思った。
ユースが心の中で面倒なことになっているのも気にせず、皇帝は続けた。
「丁度この城を案内しておったところじゃ。ユースには是非、このエリー殿には会って頂きたくてな。エリー殿も十六歳だから、同い年同士仲良くしてもらえんかのう。」
「はぁ!? ちょっと陛下!こんなムカつくちびと仲良くなれってどう言うこと……」
「おいお前、これ以上ちびって言ったら燃やすぞ。」
ユースはもはや相手が誰かなんてどうでも良かった。ただ、自分が一番気にしていることを ……背が低いことをバカにすることは、万死に値する!!! そう思っていた。
「まあ、ユース。こんなお転婆娘じゃが、仲良くしてやってくれな。」
「そういえば陛下、さっきこの人ローマンドは終わりだとかそんなこと言ってましたけど。」
「ほっほっほ、軽い冗談じゃよ。それより……ワイルド大隊長!」
「は!」近衛師団11大隊隊長、ロキ・F・ワイルドが駆けつけた。
「エリー殿に城を案内して差し上げなさい。」
「かしこまりました。さあエリー殿下、こちらへ……」
「待ちなさい! まだユースとの決着が……」
「さあ、こちらへ。」ロキはエリーの首根っこを掴むと、駄々っ子を連れて帰る母親のようにその場を去った。
「(軽い冗談ね……)良いんですか? あんな扱いで……」
「心配要らん。ヘンリー陛下、つまりエリー殿の父君から、容赦しないでほしいと言われておる。それよりユース、玉座の間に参れ。話がある。」
「は、はい!」
玉座の間にて。
「昨日の任命式にて、私を狙撃した愚か者を覚えておるか?」
「ああ、子ギートを召喚したアイツですか。」
昨日行われた任命式にて、謎の男が皇帝を狙撃する事件が起きた。
ユースの活躍によって皇帝は命を救われたが、それでも皇帝の命を奪おうとしたので、皇帝自らが変身して男に大ダメージを負わせた。
男は子ギートを三体召喚して逃げたが、子ギートは初めて変身したユースによって倒された。
「軍の諜報部に調べさせての。」と皇帝は一枚の写真を差し出した。
「……この人が、暗殺未遂事件の犯人?」
「その可能性が高い。」
……そこに写っていたのは、聖ミネルヴァ孤児院の院長で、ユースの育ての親だった。
「そやつの名はサンドロ・ポッティチェリ。表向きにはミラニアで孤児院を経営しておるが、その正体は育てた子供達を奴隷として植民地に売り払う、悪質な奴隷商人だったのじゃ。」
ユースは聞いたことが信じられなかった。……あの院長が奴隷商人?
そういえば、ユースはあの孤児院から旅立っていった子供の行く先を一切聞いたことが無かった。
「しかもそいつは、裏でギートとも繋がっておることが分かっておる。」
確かに子ギートを召喚したなら、裏でギートと繋がっていてもおかしくない。
「でも……だからと言って皇帝の命を奪おうとしますか?」
「それほどまでに、ユース、そなたを手放したくなかったんじゃろう。」
「そもそも、ギートって知能が低いはずじゃ……」
「ギートと言うのはな、何もああ言う知能の低い怪物だけじゃ無いんじゃ。百年ほど前からその勢力は急激に拡大しており、人間の言葉を話すものも現れ、今やテロ国家のようになっておる。」
「……それで、僕は何をすれば?」
皇帝はしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「ユース・A・ルーヴェよ、そなたにサンドロ・ポッティチェリの討伐を命ずる。」
第七話 ショッピングデート① に続く
あとがき:「自然戦士」登場人物紹介其の二
エリー・スチュアーテラート
今作のメインヒロイン。ブリデラント王国第一王女。身長156㎝、体重46㎏、金髪青目。私兵小隊長の資格を持つ。Fカップ。
基本的に周りの人間を見下しており、ユースに対しても激しい敵意を抱く。
だがしかし、次の回には態度がまあまあ軟化している(ネタバレ)。
戦闘では氷結銃を使用する。優れた技術と動体視力で、動く敵にも確実に弾丸を当てる。
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