551 / 1,536
第19章 結末
再開
しおりを挟む
スキップでもはじめそうなアイシャの後に誠は続いて進む。
「楽しそうですね」
「そう?」
軽快な足取りでアイシャはパーラの背後に回り胸に手を回す。そして両手でパーラの胸に手を回した。
「何すんのよ!」
パーラには叩かれてもアイシャは気にする様子も無くパーラの胸を揉みながらそのまま会議室に入る。
「よう、ラストは俺に任せろよ」
そう言いながら吉田は冊子をアイシャに渡す。そこでアイシャが明らかに不機嫌そうな顔になるのを誠は見つめていた。
「何よ、これ」
「台本だろ?他に何に見えるんだ?」
吉田はあっさりそう言うと誠とパーラにもそれを渡していつものモニターの並ぶところに腰掛ける。
「当然だな。これでかなりまともになる」
そのカウラの言葉にマリアまでもがうなづいていた。アイシャの台本を没にする。確かに思い出してみればシャムとランのキスシーンを入れると言うラストの案はさすがに無理があった。
「ちょっと!私の立場は!」
「好き勝手やったんだ。十分楽しめただろ?」
冊子を開いて視線も向けずにランがそう言い切った。肩を落とすアイシャ。
「とりあえず……台詞……」
「どうせ私の出番は無いわよ!」
誠が声をかけるが無視するアイシャは頬を膨らまして部屋の隅に向かう。
「あ、いじけた」
「しょうがないわよ」
サラとパーラもいつものようにはかばってくれないと知ってアイシャはさらに部屋の隅に座っていた椅子を寄せる。
「そう言えば西園寺は?一緒じゃないのか?」
そんな何気ないカウラの一言にアイシャが反応した。彼女はそのまま立ち上がるとパーラとサラの手をつかんで引っ張る。
「何すんの!」
サラが暴れているが寄せた耳にアイシャが一言二言。すぐにサラの目が輝いてくる。
「あのー?」
「ああ、誠ちゃんは聞いちゃ駄目!」
手を振るサラ。パーラも自然とアイシャのつぶやきに耳を貸す。
「なにがしたいんだか」
カウラはそう言うと一人カプセルの中に体を沈めた。誠もアイシャ達の奇妙な行動の意味を詮索するのが無理だと悟ってカプセルに体を横たえた。
「あ!そう言えば小夏ちゃんはどうするの?」
シャムの言葉に誠は吉田を見た。相変わらず目の前のモニターを凝視している。
「アイツのボイスサンプルは十分取れたからな。俺が編集で何とかするよ」
「だったら全員のでやってくれれば良かったんじゃないか?」
カウラが愚痴る。誠も苦笑いを浮かべながら一度ヘルメットをしたもののそれを外して起き上がる。
「そう言えば西園寺さんは……」
誠は戻る気配の無いかなめを思い出した。その言葉にアイシャとサラとパーラがいかにもうれしそうな顔で誠を見る。
「……どうしたんですか?」
明らかに変な妄想をはじめた時のアイシャ達の瞳が輝いている、誠は自然と背筋が寒くなる。
「そうだな、西園寺がいないとはじめられないな。アイシャ、呼んで来たらどうだ」
こちらも上半身をカプセルから持ち上げているカウラの声。今度はアイシャ達の視線はカウラに向く。
三人に浮かぶ明らかに何かをたくらんでいる笑い。
「……気味が悪いな。西園寺が何かやってるのか?」
「大丈夫。もうそろそろ来ると思うぞ」
突然そう言ったのは吉田だった。アイシャが特別うれしそうな顔をする。
「吉田くん!もしかして覗いてたの?一階の北側の女子トイレの奥から二番目」
「バーカ、勘だよ勘!それにしても細かい指定だな。いるところがわかるならお前等が連れて来いよ」
そう言う吉田をパーラが汚いものを見るような目で見ている。
「なんだよ!信用ねえな!見て無いって!女子トイレには監視カメラは無いから。付けてようものなら明華の姐御に殺されるよ」
「はいはい!わかりました」
手を叩くアイシャを吉田がにらみつける。
「本当に見てない……あっ来た」
吉田の言い訳にあわせるようにいつもよりも明らかにテンションの低いかなめが入ってくる。そしてかなめは誠を見るなりすぐに視線を落としてしまった。
「ねえ、何をしていたのかな?」
「タバコだよタバコ」
再びうれしそうな視線をかなめに向けるアイシャ達。
「あ、こんなところに!」
そう言ってかなめのスカートのすそを指差すサラ。かなめは慌てて視線を落とす。
「なんだよ!何も付いてないだろ!」
その言葉に飛び跳ねそうな反応を示すかなめ。誠とカウラはわけも分からず見守っていた。
「あのさー。人数そろったんだからはじめろよ」
奥のカプセルからの声。ランが痺れを切らしたのは間違いなかった。
「じゃあ深くは詮索しないからそこのカプセルに……」
「詮索しないならはじめから言うんじゃねえよ」
アイシャの言葉にうろたえて見えるかなめ。彼女はなんどかちらちらと誠を見ていた。その頬が赤く染まっているのを見て、誠はいつものように酒を飲んでいたのだろうと安心してヘルメットをかぶりバイザーを下ろした。
「でも本当に何をしていたんだ?」
カウラの言葉をかなめは完全に無視する。
バイザーを降ろした画面には夕暮れの河川敷が写されていた。魔法少女のコスチュームのシャム、小夏、ラン、そしてかなめ。その隣には悠然とパイプを吹かしている明石の姿がある。さらになぜかカウラ、リアナ、嵯峨の姿まであった。
「ランちゃん……」
夕焼けの中、シャムを見つめて立ち尽くしているラン。手を伸ばされてもしばらく躊躇していた。
「貴様も私も裏切り者ってわけだ」
そう言ってかなめはシャムとランの二人の手を握らせた。
「機械魔女が機械帝国に逆らうとは……いつか消されるぞ」
ランの搾り出した言葉にかなめは笑みを浮かべる。
「所詮アタシは機械だ。寿命がくれば壊れるものさ」
そう言うとかなめはランの手を握り締めた。
「よし、シャムだけじゃ心もとないものね!」
そう言って小夏がその手を上に載せる。
「プリンス!」
シャムが誠を見つめてくる。全身タイツの誠もそこに手を乗せた。
「いつか……きっと救えるよ。諦めなければ!」
シャムの言葉に全員の決意の表情が画面に映る。それを満足げに見つめる明石。そこで画面が途切れた。
「あれ?これだけ?」
シャムは起き上がって吉田を見つめた。
「あっさりしすぎてないか?それともいろいろといじるのか?」
シャムを無視して画面を見つめている吉田にランも声をかける。
「まあ、そんなところかな……」
「なんだよ、これだけならオメエが編集してつくりゃあ良いじゃねえか」
ようやくいつもの調子に戻ったかなめが愚痴る。
「さあ、それじゃあ見せてもらうわよ。吉田さんの実力と言う奴を」
挑発的な言葉のアイシャだが、吉田はまるでかまうつもりは無いと言うように相変わらず画面を覗いていた。
「そう言えば西園寺はさっき……」
「カウラ。何も言うな……ってその目はなんだ!アイシャ!」
かなめは再びニヤニヤしているアイシャを怒鳴る。
「寂しいのね、そうなのね、かなめちゃん」
その言葉を聞くと顔を真っ赤にしたかなめはカプセルから飛び起きた。部屋を出て逃げ出すアイシャ。猛然と襲い掛かるかなめ。
「元気があっていーねー」
もはや呆れたと言う状態を超えたと言うようにわらうランの姿がそこにはあった。誠はアイシャとかなめの行動の意味がわからずに呆然としている。
「何か言いたそうね」
顔を出すサラ。誠は頷くが口に手を添えて忍び笑いをするだけでサラは何一つ答えるつもりは無いように見えた。諦めた誠は廊下の外のかなめの叫び声を聞きながら苦笑いを浮かべていた。
「楽しそうですね」
「そう?」
軽快な足取りでアイシャはパーラの背後に回り胸に手を回す。そして両手でパーラの胸に手を回した。
「何すんのよ!」
パーラには叩かれてもアイシャは気にする様子も無くパーラの胸を揉みながらそのまま会議室に入る。
「よう、ラストは俺に任せろよ」
そう言いながら吉田は冊子をアイシャに渡す。そこでアイシャが明らかに不機嫌そうな顔になるのを誠は見つめていた。
「何よ、これ」
「台本だろ?他に何に見えるんだ?」
吉田はあっさりそう言うと誠とパーラにもそれを渡していつものモニターの並ぶところに腰掛ける。
「当然だな。これでかなりまともになる」
そのカウラの言葉にマリアまでもがうなづいていた。アイシャの台本を没にする。確かに思い出してみればシャムとランのキスシーンを入れると言うラストの案はさすがに無理があった。
「ちょっと!私の立場は!」
「好き勝手やったんだ。十分楽しめただろ?」
冊子を開いて視線も向けずにランがそう言い切った。肩を落とすアイシャ。
「とりあえず……台詞……」
「どうせ私の出番は無いわよ!」
誠が声をかけるが無視するアイシャは頬を膨らまして部屋の隅に向かう。
「あ、いじけた」
「しょうがないわよ」
サラとパーラもいつものようにはかばってくれないと知ってアイシャはさらに部屋の隅に座っていた椅子を寄せる。
「そう言えば西園寺は?一緒じゃないのか?」
そんな何気ないカウラの一言にアイシャが反応した。彼女はそのまま立ち上がるとパーラとサラの手をつかんで引っ張る。
「何すんの!」
サラが暴れているが寄せた耳にアイシャが一言二言。すぐにサラの目が輝いてくる。
「あのー?」
「ああ、誠ちゃんは聞いちゃ駄目!」
手を振るサラ。パーラも自然とアイシャのつぶやきに耳を貸す。
「なにがしたいんだか」
カウラはそう言うと一人カプセルの中に体を沈めた。誠もアイシャ達の奇妙な行動の意味を詮索するのが無理だと悟ってカプセルに体を横たえた。
「あ!そう言えば小夏ちゃんはどうするの?」
シャムの言葉に誠は吉田を見た。相変わらず目の前のモニターを凝視している。
「アイツのボイスサンプルは十分取れたからな。俺が編集で何とかするよ」
「だったら全員のでやってくれれば良かったんじゃないか?」
カウラが愚痴る。誠も苦笑いを浮かべながら一度ヘルメットをしたもののそれを外して起き上がる。
「そう言えば西園寺さんは……」
誠は戻る気配の無いかなめを思い出した。その言葉にアイシャとサラとパーラがいかにもうれしそうな顔で誠を見る。
「……どうしたんですか?」
明らかに変な妄想をはじめた時のアイシャ達の瞳が輝いている、誠は自然と背筋が寒くなる。
「そうだな、西園寺がいないとはじめられないな。アイシャ、呼んで来たらどうだ」
こちらも上半身をカプセルから持ち上げているカウラの声。今度はアイシャ達の視線はカウラに向く。
三人に浮かぶ明らかに何かをたくらんでいる笑い。
「……気味が悪いな。西園寺が何かやってるのか?」
「大丈夫。もうそろそろ来ると思うぞ」
突然そう言ったのは吉田だった。アイシャが特別うれしそうな顔をする。
「吉田くん!もしかして覗いてたの?一階の北側の女子トイレの奥から二番目」
「バーカ、勘だよ勘!それにしても細かい指定だな。いるところがわかるならお前等が連れて来いよ」
そう言う吉田をパーラが汚いものを見るような目で見ている。
「なんだよ!信用ねえな!見て無いって!女子トイレには監視カメラは無いから。付けてようものなら明華の姐御に殺されるよ」
「はいはい!わかりました」
手を叩くアイシャを吉田がにらみつける。
「本当に見てない……あっ来た」
吉田の言い訳にあわせるようにいつもよりも明らかにテンションの低いかなめが入ってくる。そしてかなめは誠を見るなりすぐに視線を落としてしまった。
「ねえ、何をしていたのかな?」
「タバコだよタバコ」
再びうれしそうな視線をかなめに向けるアイシャ達。
「あ、こんなところに!」
そう言ってかなめのスカートのすそを指差すサラ。かなめは慌てて視線を落とす。
「なんだよ!何も付いてないだろ!」
その言葉に飛び跳ねそうな反応を示すかなめ。誠とカウラはわけも分からず見守っていた。
「あのさー。人数そろったんだからはじめろよ」
奥のカプセルからの声。ランが痺れを切らしたのは間違いなかった。
「じゃあ深くは詮索しないからそこのカプセルに……」
「詮索しないならはじめから言うんじゃねえよ」
アイシャの言葉にうろたえて見えるかなめ。彼女はなんどかちらちらと誠を見ていた。その頬が赤く染まっているのを見て、誠はいつものように酒を飲んでいたのだろうと安心してヘルメットをかぶりバイザーを下ろした。
「でも本当に何をしていたんだ?」
カウラの言葉をかなめは完全に無視する。
バイザーを降ろした画面には夕暮れの河川敷が写されていた。魔法少女のコスチュームのシャム、小夏、ラン、そしてかなめ。その隣には悠然とパイプを吹かしている明石の姿がある。さらになぜかカウラ、リアナ、嵯峨の姿まであった。
「ランちゃん……」
夕焼けの中、シャムを見つめて立ち尽くしているラン。手を伸ばされてもしばらく躊躇していた。
「貴様も私も裏切り者ってわけだ」
そう言ってかなめはシャムとランの二人の手を握らせた。
「機械魔女が機械帝国に逆らうとは……いつか消されるぞ」
ランの搾り出した言葉にかなめは笑みを浮かべる。
「所詮アタシは機械だ。寿命がくれば壊れるものさ」
そう言うとかなめはランの手を握り締めた。
「よし、シャムだけじゃ心もとないものね!」
そう言って小夏がその手を上に載せる。
「プリンス!」
シャムが誠を見つめてくる。全身タイツの誠もそこに手を乗せた。
「いつか……きっと救えるよ。諦めなければ!」
シャムの言葉に全員の決意の表情が画面に映る。それを満足げに見つめる明石。そこで画面が途切れた。
「あれ?これだけ?」
シャムは起き上がって吉田を見つめた。
「あっさりしすぎてないか?それともいろいろといじるのか?」
シャムを無視して画面を見つめている吉田にランも声をかける。
「まあ、そんなところかな……」
「なんだよ、これだけならオメエが編集してつくりゃあ良いじゃねえか」
ようやくいつもの調子に戻ったかなめが愚痴る。
「さあ、それじゃあ見せてもらうわよ。吉田さんの実力と言う奴を」
挑発的な言葉のアイシャだが、吉田はまるでかまうつもりは無いと言うように相変わらず画面を覗いていた。
「そう言えば西園寺はさっき……」
「カウラ。何も言うな……ってその目はなんだ!アイシャ!」
かなめは再びニヤニヤしているアイシャを怒鳴る。
「寂しいのね、そうなのね、かなめちゃん」
その言葉を聞くと顔を真っ赤にしたかなめはカプセルから飛び起きた。部屋を出て逃げ出すアイシャ。猛然と襲い掛かるかなめ。
「元気があっていーねー」
もはや呆れたと言う状態を超えたと言うようにわらうランの姿がそこにはあった。誠はアイシャとかなめの行動の意味がわからずに呆然としている。
「何か言いたそうね」
顔を出すサラ。誠は頷くが口に手を添えて忍び笑いをするだけでサラは何一つ答えるつもりは無いように見えた。諦めた誠は廊下の外のかなめの叫び声を聞きながら苦笑いを浮かべていた。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 人造人間の誕生日又は恋人の居ない星のクリスマス
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
法術装甲隊ダグフェロン 第五部
遼州人の青年神前誠(しんぜんまこと)が司法局実働部隊機動部隊第一小隊に配属になってからほぼ半年の時が過ぎようとしていた。
訓練場での閉所室内戦闘訓練からの帰りの途中、誠は周りの見慣れない雪景色に目を奪われた。
そんな誠に小隊長のカウラ・ベルガー大尉は彼女がロールアウトした時も同じように雪が降っていたと語った。そして、その日が12月25日であることを告げた。そして彼女がロールアウトして今年で9年になる新しい人造人間であること誠は知った。
同行していた運用艦『ふさ』の艦長であるアメリア・クラウゼ中佐は、クリスマスと重なるこの機会に何かイベントをしようと第二小隊のもう一人の隊員西園寺かなめ大尉に語り掛けた。
こうしてアメリアの企画で誠の実家である『神前一刀流道場』でのカウラのクリスマス会が開催されることになった。
誠の家は母が道場主を務め、父である誠一は全寮制の私立高校の剣道教師としてほとんど家に帰らない家だった。
四人は休みを取り、誠の実家で待つ誠の母、神前薫(しんぜんかおる)のところを訪れた。
そこで待ち受けているのは上流貴族であるかなめのとんでもなく上品なプレゼントを買いに行く行事、誠の『許婚』を自称するかなめの妹で両刀遣いの変態マゾヒスト日野かえで少佐の訪問、アメリアの部下である運航部の面々による蟹パーティーなどの忙しい日々だった。
そんな中、誠はカウラへのプレゼントとしてイラストを描くことを思いつき、様々な妨害に会いながらもなんとか仕上げることが出来たのだが……。
SFお仕事ギャグロマン小説。
特殊装甲隊 ダグフェロン 『廃帝と永遠の世紀末』 第五部 『カウラ・ベルガー大尉の誕生日』
橋本 直
SF
遼州司法局実働部隊に課せられる訓練『閉所白兵戦訓練』
いつもの閉所白兵戦訓練で同時に製造された友人の話から実はクリスマスイブが誕生日と分かったカウラ。
そんな彼女をお祝いすると言う名目でアメリアとかなめは誠の実家でのパーティーを企画することになる。
予想通り趣味に走ったプレゼントを用意するアメリア。いかにもセレブな買い物をするかなめ。そんな二人をしり目に誠は独自でのプレゼントを考える。
誠はいかにも絵師らしくカウラを描くことになった。
閑話休題的物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

びるどあっぷ ふり〜と!
高鉢 健太
SF
オンライン海戦ゲームをやっていて自称神さまを名乗る老人に過去へと飛ばされてしまった。
どうやらふと頭に浮かんだとおりに戦前海軍の艦艇設計に関わることになってしまったらしい。
ライバルはあの譲らない有名人。そんな場所で満足いく艦艇ツリーを構築して現世へと戻ることが今の使命となった訳だが、歴史を弄ると予期せぬアクシデントも起こるもので、史実に存在しなかった事態が起こって歴史自体も大幅改変不可避の情勢。これ、本当に帰れるんだよね?
※すでになろうで完結済みの小説です。
銀河戦国記ノヴァルナ 第3章:銀河布武
潮崎 晶
SF
最大の宿敵であるスルガルム/トーミ宙域星大名、ギィゲルト・ジヴ=イマーガラを討ち果たしたノヴァルナ・ダン=ウォーダは、いよいよシグシーマ銀河系の覇権獲得へ動き出す。だがその先に待ち受けるは数々の敵対勢力。果たしてノヴァルナの運命は?
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

メトロポリス社へようこそ! ~「役立たずだ」とクビにされたおっさんの就職先は大企業の宇宙船を守る護衛官でした~
アンジェロ岩井
SF
「えっ、クビですか?」
中企業アナハイニム社の事務課に勤める大津修也(おおつしゅうや)は会社の都合によってクビを切られてしまう。
ろくなスキルも身に付けていない修也にとって再転職は絶望的だと思われたが、大企業『メトロポリス』からの使者が現れた。
『メトロポリス』からの使者によれば自身の商品を宇宙の植民星に運ぶ際に宇宙生物に襲われるという事態が幾度も発生しており、そのための護衛役として会社の顧問役である人工頭脳『マリア』が護衛役を務める適任者として選び出したのだという。
宇宙生物との戦いに用いるロトワングというパワードスーツには適性があり、その適性が見出されたのが大津修也だ。
大津にとっては他に就職の選択肢がなかったので『メトロポリス』からの選択肢を受けざるを得なかった。
『メトロポリス』の宇宙船に乗り込み、宇宙生物との戦いに明け暮れる中で、彼は護衛アンドロイドであるシュウジとサヤカと共に過ごし、絆を育んでいくうちに地球上にてアンドロイドが使用人としての扱いしか受けていないことを思い出す。
修也は戦いの中でアンドロイドと人間が対等な関係を築き、共存を行うことができればいいと考えたが、『メトロポリス』では修也とは対照的に人類との共存ではなく支配という名目で動き出そうとしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる