179 / 1,410
第13章 満足な海風と波乱
守護天使登場
しおりを挟む
「つまり交渉決裂と言うわけですか」
『そうみたいですわね』
三人の頭の中に言葉が響く。男は周りを見回している。
「この声……茜(あかね)?」
かなめがつぶやくその視線の前に金色の干渉空間が拡がる。
そこから現れたのは黒い髪。それは肩にかからない程度に切りそろえられなびいている。まとっているのは軍服か警察の制服か、凛々しい顔立ちの女性が金色の干渉空間から現れようとしていた。
アロハの男は突然表情を変えて走り始めた。逃げている、誠達が男の状況を把握したとき、かなめに茜と呼ばれた女性はそのまま腰に下げていた軍刀を抜いた。そのまま彼女は大地をすべるように滑空して男に迫る。
男が銀色の干渉空間を形成し、茜の剣を凌いだ。
「違法法術使用の現行犯で逮捕させていただきますわ!」
そう叫んだ茜が再び剣を振り上げたとき、男の後ろに干渉空間が展開され、その中に引き込まれるようにして男は消えた。
「逃げましたわね」
その場に立ち止まった茜は剣を収める。誠は突然の出来事と極度の緊張でその場にへたり込んだ。
「茜さん?もしかして、師範代の娘さんの……」
近づいてくる東都警察の制服を着た女性を誠は見上げた。
「お久しぶりですわね、誠君。それとかなめお姉さま」
「その呼び方止め!気持ちわりいから呼び捨てにしろ!」
頭をかきながらかなめがそう言った。
「それよりその制服は?」
誠の言葉に茜は自分の着ている制服を見回す。青を基調とした東都警察の制服に茜の後ろにまとめた長い髪がなびいていた。
「ああ、これですね。かなめさん、私一応、司法局法術特捜の筆頭捜査官を拝命させていただきましたの」
誠とかなめはその言葉に思わず顔を見合わせた。
「マジで?」
明らかにあきれているようにかなめがつぶやく。
「嘘をついても得になりませんわ。まあお父様が推薦したとか聞きましたけど」
淡々と答える茜に、かなめは天を見上げた。
「最悪だぜ……叔父貴の奴」
かなめの叫びがむなしく傾いた日差しが照らす岬の公園に響いた。
「話が読めないんですけど……?」
「誠君には子供のころ会ったっきりですものね。自己紹介をしましょう。私は嵯峨茜ですわ。誠君の部隊の隊長、嵯峨惟基は父に当たりますの」
「そう、そしてアタシの従姉妹」
茜はにこやかに笑う。かなめはそれを見てどっと疲れたようにつぶやく。誠はまた現れた女性の上官に敬礼をする。
「かなめお姉さまの彼氏の割にちゃんとしているんですのね」
「誰の彼氏だ誰の」
「え?お父様からそう聞いているんですけど……」
「あのおっさんいつかシメる」
かなめは力強く右手を握り締めた。誠はただ二人の会話を聞いて苦笑いを浮かべていた。
「それにしてもかなめ様の水着姿って初めて見ましたわ。たぶんクラウゼ少佐は写真を撮られているでしょうからかえでさんに送ってあげましょうかしら?」
ポツリと茜がつぶやく。銃をホルスターにしまっていたかなめが鬼の形相で茜をにらみつける。
「おい、茜!そんなことしたらどうなるかわかってるだろ?」
こめかみをひく付かせてかなめが答える。日は大きく傾き始めていた。夕日がこの海岸を彩る時間もそう先ではないだろう。
「でも、茜さんの剣裁き、見事でしたよ」
ようやく平静を取り戻して誠は立ち上がった。茜は誠の言葉に笑みを残すとそのまま歩き始める。
「待てよ!」
かなめはそう言って茜を追いかける。誠もその後に続いて早足で歩く茜に追いついた。
そこにもう着替えを済ませたのかカウラとアイシャが走ってくる。
「何してたのよ!」
「発砲音があったろ。心配したぞ」
肩で息をしながら二人は誠達の前に立ちはだかった。そして二人は先頭を歩く東都警察の制服を着た茜
に驚いた表情を浮かべていた。
「なあに。奇特なテロリストとお話してたんだよ」
かなめが吐いたその言葉にカウラとアイシャは理解できないというように顔を見合わせた。
「そして私がそれを追い払っただけですわ」
茜は得意げに話す。初対面では無いものの、東都警察の制服を着た彼女に違和感を感じているような二人の面差しが誠にも見えた。
「何で茜お嬢様がここにいるの?」
アイシャは怪訝そうな顔をして誠の方を見る。
「そうね、お二人の危機を知って宇宙の果てからやってきたと言うことにでもしましょうか?」
さすがに嵯峨の娘である。とぼけてみせる話題の振り方がそのまんまだと誠は感心した。
「まじめに答えてくださいよ。しかもその制服は?」
人のペースを崩すことには慣れていても、自分が崩されることには慣れていない。そんな感じでアイシャが茜の顔を見た。
「法術特捜の主席捜査官と言うお仕事が見つかったんですもの。同盟機構の後ろ盾つきの安定したお仕事ですわ。弁護士のお仕事は収入にムラがあるのがどうしても気になるものですから」
そう言うと茜は四人を置いて浜辺に向かう道を進む。どこまでもそれが嵯峨の娘らしいと感じられて思わずにやけそうになる誠を誤解したかなめが叩く。
「早く行かないと海の家閉まってしまいますわよ。すぐに着替えないといけないんじゃなくて?」
茜にそう言われて、気づいたかなめと誠は走り出さずにはいられなかった。
「そんなに急がなくても大丈夫よ!海の家の人には話しといたから!」
叫ぶアイシャの声を背中に受けて誠とかなめは走り出した。
「あいつの世話にはなりたくねえからな」
走るかなめが誠にそう漏らした。
「西園寺さんならもっと早く走れるんじゃないですか?」
誠はビーチサンダルと言うこともあって普段の四割くらいの速度で走った。
「良いじゃねえか。さっきもそうだけど今回も一緒に走りたかっただけなんだ」
余裕の表情でかなめは答える。砂浜が始まると、重い義体で砂に足を取られて速度を落とすかなめにあわせて誠も走る。
「オメエこそ早く行ったらどうだ」
そう言うかなめに誠はいつも見せられているいたずらっぽい笑顔を浮かべて答えた。
「僕も一緒に走りたかったんです」
二人は店の前に置かれた自分のバッグをひったくると、海の家の更衣室に飛び込んだ。
誰もいない更衣室。シャワーを浴び、海水パンツを脱いでタオルで体を拭う。
「いつ見ても全裸だな」
「なに?なんですか!島田先輩!」
全裸の誠を呆れたような表情で島田が見ている。
「お前さんが全裸で暴れたりすると大変だから見て来いってお姉さんに言われて来てみれば……」
島田が来ることは予想が出来てもその指示が穏やかなリアナのものだと知って落ち込みながら誠はパンツを履く。
「クラウゼ少佐の指示じゃないんですか?」
「違うよ。まあすっかりそう言うキャラに認識されたみたいだなあ……ご愁傷様」
にんまりと笑いながら島田は入り口の柱に寄りかかっている。誠はすばやくズボンを履いてシャツにそでを通した。
『そうみたいですわね』
三人の頭の中に言葉が響く。男は周りを見回している。
「この声……茜(あかね)?」
かなめがつぶやくその視線の前に金色の干渉空間が拡がる。
そこから現れたのは黒い髪。それは肩にかからない程度に切りそろえられなびいている。まとっているのは軍服か警察の制服か、凛々しい顔立ちの女性が金色の干渉空間から現れようとしていた。
アロハの男は突然表情を変えて走り始めた。逃げている、誠達が男の状況を把握したとき、かなめに茜と呼ばれた女性はそのまま腰に下げていた軍刀を抜いた。そのまま彼女は大地をすべるように滑空して男に迫る。
男が銀色の干渉空間を形成し、茜の剣を凌いだ。
「違法法術使用の現行犯で逮捕させていただきますわ!」
そう叫んだ茜が再び剣を振り上げたとき、男の後ろに干渉空間が展開され、その中に引き込まれるようにして男は消えた。
「逃げましたわね」
その場に立ち止まった茜は剣を収める。誠は突然の出来事と極度の緊張でその場にへたり込んだ。
「茜さん?もしかして、師範代の娘さんの……」
近づいてくる東都警察の制服を着た女性を誠は見上げた。
「お久しぶりですわね、誠君。それとかなめお姉さま」
「その呼び方止め!気持ちわりいから呼び捨てにしろ!」
頭をかきながらかなめがそう言った。
「それよりその制服は?」
誠の言葉に茜は自分の着ている制服を見回す。青を基調とした東都警察の制服に茜の後ろにまとめた長い髪がなびいていた。
「ああ、これですね。かなめさん、私一応、司法局法術特捜の筆頭捜査官を拝命させていただきましたの」
誠とかなめはその言葉に思わず顔を見合わせた。
「マジで?」
明らかにあきれているようにかなめがつぶやく。
「嘘をついても得になりませんわ。まあお父様が推薦したとか聞きましたけど」
淡々と答える茜に、かなめは天を見上げた。
「最悪だぜ……叔父貴の奴」
かなめの叫びがむなしく傾いた日差しが照らす岬の公園に響いた。
「話が読めないんですけど……?」
「誠君には子供のころ会ったっきりですものね。自己紹介をしましょう。私は嵯峨茜ですわ。誠君の部隊の隊長、嵯峨惟基は父に当たりますの」
「そう、そしてアタシの従姉妹」
茜はにこやかに笑う。かなめはそれを見てどっと疲れたようにつぶやく。誠はまた現れた女性の上官に敬礼をする。
「かなめお姉さまの彼氏の割にちゃんとしているんですのね」
「誰の彼氏だ誰の」
「え?お父様からそう聞いているんですけど……」
「あのおっさんいつかシメる」
かなめは力強く右手を握り締めた。誠はただ二人の会話を聞いて苦笑いを浮かべていた。
「それにしてもかなめ様の水着姿って初めて見ましたわ。たぶんクラウゼ少佐は写真を撮られているでしょうからかえでさんに送ってあげましょうかしら?」
ポツリと茜がつぶやく。銃をホルスターにしまっていたかなめが鬼の形相で茜をにらみつける。
「おい、茜!そんなことしたらどうなるかわかってるだろ?」
こめかみをひく付かせてかなめが答える。日は大きく傾き始めていた。夕日がこの海岸を彩る時間もそう先ではないだろう。
「でも、茜さんの剣裁き、見事でしたよ」
ようやく平静を取り戻して誠は立ち上がった。茜は誠の言葉に笑みを残すとそのまま歩き始める。
「待てよ!」
かなめはそう言って茜を追いかける。誠もその後に続いて早足で歩く茜に追いついた。
そこにもう着替えを済ませたのかカウラとアイシャが走ってくる。
「何してたのよ!」
「発砲音があったろ。心配したぞ」
肩で息をしながら二人は誠達の前に立ちはだかった。そして二人は先頭を歩く東都警察の制服を着た茜
に驚いた表情を浮かべていた。
「なあに。奇特なテロリストとお話してたんだよ」
かなめが吐いたその言葉にカウラとアイシャは理解できないというように顔を見合わせた。
「そして私がそれを追い払っただけですわ」
茜は得意げに話す。初対面では無いものの、東都警察の制服を着た彼女に違和感を感じているような二人の面差しが誠にも見えた。
「何で茜お嬢様がここにいるの?」
アイシャは怪訝そうな顔をして誠の方を見る。
「そうね、お二人の危機を知って宇宙の果てからやってきたと言うことにでもしましょうか?」
さすがに嵯峨の娘である。とぼけてみせる話題の振り方がそのまんまだと誠は感心した。
「まじめに答えてくださいよ。しかもその制服は?」
人のペースを崩すことには慣れていても、自分が崩されることには慣れていない。そんな感じでアイシャが茜の顔を見た。
「法術特捜の主席捜査官と言うお仕事が見つかったんですもの。同盟機構の後ろ盾つきの安定したお仕事ですわ。弁護士のお仕事は収入にムラがあるのがどうしても気になるものですから」
そう言うと茜は四人を置いて浜辺に向かう道を進む。どこまでもそれが嵯峨の娘らしいと感じられて思わずにやけそうになる誠を誤解したかなめが叩く。
「早く行かないと海の家閉まってしまいますわよ。すぐに着替えないといけないんじゃなくて?」
茜にそう言われて、気づいたかなめと誠は走り出さずにはいられなかった。
「そんなに急がなくても大丈夫よ!海の家の人には話しといたから!」
叫ぶアイシャの声を背中に受けて誠とかなめは走り出した。
「あいつの世話にはなりたくねえからな」
走るかなめが誠にそう漏らした。
「西園寺さんならもっと早く走れるんじゃないですか?」
誠はビーチサンダルと言うこともあって普段の四割くらいの速度で走った。
「良いじゃねえか。さっきもそうだけど今回も一緒に走りたかっただけなんだ」
余裕の表情でかなめは答える。砂浜が始まると、重い義体で砂に足を取られて速度を落とすかなめにあわせて誠も走る。
「オメエこそ早く行ったらどうだ」
そう言うかなめに誠はいつも見せられているいたずらっぽい笑顔を浮かべて答えた。
「僕も一緒に走りたかったんです」
二人は店の前に置かれた自分のバッグをひったくると、海の家の更衣室に飛び込んだ。
誰もいない更衣室。シャワーを浴び、海水パンツを脱いでタオルで体を拭う。
「いつ見ても全裸だな」
「なに?なんですか!島田先輩!」
全裸の誠を呆れたような表情で島田が見ている。
「お前さんが全裸で暴れたりすると大変だから見て来いってお姉さんに言われて来てみれば……」
島田が来ることは予想が出来てもその指示が穏やかなリアナのものだと知って落ち込みながら誠はパンツを履く。
「クラウゼ少佐の指示じゃないんですか?」
「違うよ。まあすっかりそう言うキャラに認識されたみたいだなあ……ご愁傷様」
にんまりと笑いながら島田は入り口の柱に寄りかかっている。誠はすばやくズボンを履いてシャツにそでを通した。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
婚約者の浮気相手が子を授かったので
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ファンヌはリヴァス王国王太子クラウスの婚約者である。
ある日、クラウスが想いを寄せている女性――アデラが子を授かったと言う。
アデラと一緒になりたいクラウスは、ファンヌに婚約解消を迫る。
ファンヌはそれを受け入れ、さっさと手続きを済ませてしまった。
自由になった彼女は学校へと戻り、大好きな薬草や茶葉の『研究』に没頭する予定だった。
しかし、師であるエルランドが学校を辞めて自国へ戻ると言い出す。
彼は自然豊かな国ベロテニア王国の出身であった。
ベロテニア王国は、薬草や茶葉の生育に力を入れているし、何よりも獣人の血を引く者も数多くいるという魅力的な国である。
まだまだエルランドと共に茶葉や薬草の『研究』を続けたいファンヌは、エルランドと共にベロテニア王国へと向かうのだが――。
※表紙イラストはタイトルから「お絵描きばりぐっどくん」に作成してもらいました。
※完結しました
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧桜 汐香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】お父様に愛されなかった私を叔父様が連れ出してくれました。~お母様からお父様への最後のラブレター~
山葵
恋愛
「エリミヤ。私の所に来るかい?」
母の弟であるバンス子爵の言葉に私は泣きながら頷いた。
愛人宅に住み屋敷に帰らない父。
生前母は、そんな父と結婚出来て幸せだったと言った。
私には母の言葉が理解出来なかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる