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本編
Cacao Fizz~恋する胸の痛み~
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Cacao Fizz~恋する胸の痛み~
潤は差し出されたグラスのカクテルを飲みながら目の前の女性・真央にどう会話を切り出すべきか逡巡している。予想もしていなかった突然の再会に動揺を隠しきれない。
(くそ、こんなことなら先輩の誘いに乗るんじゃなかった)
潤はテーブルに置いた手を握りしめる。顕政の顔を見ればしてやったりと言った顔をしている。潤はほんの数時間前の会話を思い出していた。
顕政の部屋に通され、一息ついたのことだ。今夜向かう店の話をしてくれた。
「実は面白いバーがあってな」
「面白いバー?」
そこで、潤は訝しんだように眉間に皺を寄せる。それは昔聞いたハプニングバーという店のことを思い出したからだ。パリやロンドンの社交界にもあり、ある種上流階級の嗜みといった場所。それが東京にも存在した。
確か『Dulce Noche』という名のバーだったと記憶している。潤もそうだが、顕政も上に立つ人間ならばそう言ったバーに出入りしてもおかしくないのかもしれない。尤も潤はそう言った場所が苦手であるのだが……。
「潤。 お前、何か変な誤解をしていないか?」
「え?」
「言っておくが、俺の言っている『面白い』というのはそこのバーが週に一度しか開いてないってことだ」
「週に一度?」
「金曜の夜だけやっているんだよ」
「何でまた……」
「その店のオーナーには本職が別にあって、いわば趣味でやってるんだ」
「趣味でバーですか。 随分と高尚な趣味ですね」
「というか、亡くなったお祖父さんの残した店を潰したくなかったんだよ」
「へぇ」
「彼女の本職は建築家だ。 独立する際にそのお祖父さんが持っていたビルの一室を事務所として提供してくれたそうでな。 店を引き継いだのもその恩返しだと言っていた」
「なるほど。 でも、本業があるから毎日店を開けるのは無理。 だから、週に一度だけ店を開ける。 そういう訳ですね」
顕政はコクリと頷いた。そう言うことなら、と潤はその誘いを受けたのだ。
顕政に連れてこられたのは麻布十番にある商店街の一角。その中の小さなビルだった。そこにはフランス語で【満月】を意味する『Pleine Lune』と書かれた看板が立てかけられており、地下にその店があることを示していた。地下への階段をを降りる。そこに黒光りする樫の木の扉があり、顕政がそれを開けるとカウベルの少し低いが心地の良い音が店内に響き渡る。
顕政に促されて入った店内にいたのは忘れられぬ恋人・望月真央だった。どれほど恋い焦がれた相手といえど心の準備が出来ていない潤は混乱せざるを得なかった。手には必要以上に汗を掻いている。それを悟られないようにずっと握りしめている。
「これ、美味いね」
「気に入ってもらえたのなら良かったわ」
真央がふわりと笑う。どこかぎこちないその笑顔に彼女も少なからず動揺しているのだろうことが見て取れた。お互い目を合わせずにいる。いたたまれない気持ちになった潤は差し出されたカクテル・オリンピックのおかわりを頼んだのだった。
そんな二人を顕政は焦れったく思う。お互いを思っているのは間違いないのにどちらもそれを口に出来ないでいる。昔から世話焼きな顕政はこの二人が【元の鞘】に治まることを願っていた。そのために長いこと真央の【虫除け】役を買って出ていたのだ。
(さて、どうするか……)
次の一手を考えていると真央から声をかけられる。
「先輩、グラスが空になってますが……」
「あ……」
「どうします? 他のもの用意しましょうか?」
「そうだな。 オーパス・ワンかピノ・ノアール・マーカッサン・ヴィンヤードがいいかな?」
「さすが先輩、良い趣味してますね」
「まぁ、【大人の嗜み】といったところかな?」
「わかりました。 奥のワインセラーにあったと思いますのでとてきますね」
真央はそう一言を残して奥へと引っ込んだ。彼女の姿が見えなくなったところで顕政は真剣な表情で潤に向き直る。その表情に潤はただならぬものを感じて背筋を伸ばす。
「潤。俺は真央ちゃんがこっちに戻ってからずっと見守ってきた」
「先輩?」
「真央ちゃんは今でもお前のことを思っている」
その言葉に潤は息が止まる思いがした。
(自ら俺の元を去った真央が俺のことを思ってくれている?)
潤の動揺は更に大きくなっていた。それに追い打ちをかけるように顕政は続ける。
「覚えているか?」
「?」
「お前が俺に土下座してまで買ったあのペンダントのこと……」
その言葉に潤は視線をテーブルに落とした。忘れるはずもない。真央に買った初めてのプレゼント。それは彼女の誕生石であるエメラルドをはめ込んだペンダントだった。
当時の潤は女性にプレゼントしたことがなかった。だから、どんなものが良いかわからず顕政に相談したのだ。
「真央ちゃん、あのペンダントを肌身離さず身につけてるんだ」
顕政は真央の祖父が亡くなって間もない頃のことを話し始める。それは三年前のこと。初七日を終えた頃に顕政はここを訪れたという。店内の片付けをする真央の胸元に見覚えのあるペンダントが見えた。真央はその視線に気づき、どこか悲しげではかない笑みを浮かべ『どうしても捨てることが出来な淫ですよ。 青春の1頁って……』と言った。
「潤。お前はどうなんだ?」
「どう、って?」
「真央ちゃんは今でもお前を思っている。 それは間違いない。 だからこそ俺は【虫除け】役を買って出た」
「先輩……」
「いい加減向き合って話をするんだ。 そのために向こうへ行ったんだろう?」
顕政の言葉に潤は胸を締め付けられる。真央が自分の元を去ったのは自分が至らず、彼女の苦悩を理解していなかったからだ。それを雅紀に指摘されるまで気づかずにいた自分が恥ずかしい。それを変えるためにルクセンブルグへと渡った。
『だったら、彼女のそういう卑下してしまう気持ちもひっくるめて全部受け止めるしかないだろ?』
不意に雅紀から投げかけられた言葉を思い出した。
(そうだ。俺は真央の全てを受け止めるって決めたんだ)
潤は強く拳を握りしめると決意のこもった瞳を顕政に向ける。その表情に顕政は優しく微笑みかける。
そこへ真央が奥のワインセラーから戻ってきた。先程とは違う雰囲気を醸し出しているのに気づいたのか首をかしげている。
「それ、ピノ・ノアール・マーカッサン・ヴィンヤードかな?」
「ええ。 オーパス・ワンを探したんですけど、生憎切らしてまして……」
「構わないよ」
「今度、仕入れておきますね」
真央は慣れた手つきでコルク栓を抜く。
「望月、俺にもくれないか?」
「え? でも……」
「真央ちゃん、今日は俺の奢りなんだ。 だから、潤にも次いでやってくれないか?」
「そういうことなら」
真央はグラスを二つ置き、手にしたワインを注ぐ。その様は洗練されていて潤は驚きを隠せなかった。
「真央ちゃんはソムリエの資格も持ってるんだよ」
「そうなのか?」
「見よう見真似で始めたんだけど、『折角なら資格も取っておきなさい』ってお祖父ちゃんに言われたから……」
「望月は昔から器用だったからな」
「褒めても何も出ないわよ?」
真央は困ったように苦笑いを浮かべる。それに対して潤は肩をすくめて応じ、グラスを掲げると一気に飲み干した。
「なかなか良い飲みっぷりだな」
「これくらい飲めないと向こうでは通用しませんからね」
「一之瀬君はヨーロッパだっけ?」
「ああ。 ルクセンブルグを拠点にしてる伯父の会社にいる」
「そう、なんだ」
「真央ちゃん、潤は半年でドイツ語を習得して、今では名だたる投資家と張り合ってる」
「従兄に鍛えられました。 そうしないと欲しいものは手に入らないから……」
その言葉に真央の表情が変わる。だが、一瞬のことですぐにそれまでと変わらぬ笑顔を浮かべていた。
「なるほど。 なら、その『欲しいもの』とやらが手に入ることを祈って乾杯」
顕政は意味深な言葉と共にグラスを掲げた。潤はそれに応じる。
その後も他愛のない話をしながら顕政はワインを潤に勧める。元来、お酒に強くない潤は瓶が空になる頃になるとうとうととし始め、ついにはカウンターに突っ伏したのだった。
潤は差し出されたグラスのカクテルを飲みながら目の前の女性・真央にどう会話を切り出すべきか逡巡している。予想もしていなかった突然の再会に動揺を隠しきれない。
(くそ、こんなことなら先輩の誘いに乗るんじゃなかった)
潤はテーブルに置いた手を握りしめる。顕政の顔を見ればしてやったりと言った顔をしている。潤はほんの数時間前の会話を思い出していた。
顕政の部屋に通され、一息ついたのことだ。今夜向かう店の話をしてくれた。
「実は面白いバーがあってな」
「面白いバー?」
そこで、潤は訝しんだように眉間に皺を寄せる。それは昔聞いたハプニングバーという店のことを思い出したからだ。パリやロンドンの社交界にもあり、ある種上流階級の嗜みといった場所。それが東京にも存在した。
確か『Dulce Noche』という名のバーだったと記憶している。潤もそうだが、顕政も上に立つ人間ならばそう言ったバーに出入りしてもおかしくないのかもしれない。尤も潤はそう言った場所が苦手であるのだが……。
「潤。 お前、何か変な誤解をしていないか?」
「え?」
「言っておくが、俺の言っている『面白い』というのはそこのバーが週に一度しか開いてないってことだ」
「週に一度?」
「金曜の夜だけやっているんだよ」
「何でまた……」
「その店のオーナーには本職が別にあって、いわば趣味でやってるんだ」
「趣味でバーですか。 随分と高尚な趣味ですね」
「というか、亡くなったお祖父さんの残した店を潰したくなかったんだよ」
「へぇ」
「彼女の本職は建築家だ。 独立する際にそのお祖父さんが持っていたビルの一室を事務所として提供してくれたそうでな。 店を引き継いだのもその恩返しだと言っていた」
「なるほど。 でも、本業があるから毎日店を開けるのは無理。 だから、週に一度だけ店を開ける。 そういう訳ですね」
顕政はコクリと頷いた。そう言うことなら、と潤はその誘いを受けたのだ。
顕政に連れてこられたのは麻布十番にある商店街の一角。その中の小さなビルだった。そこにはフランス語で【満月】を意味する『Pleine Lune』と書かれた看板が立てかけられており、地下にその店があることを示していた。地下への階段をを降りる。そこに黒光りする樫の木の扉があり、顕政がそれを開けるとカウベルの少し低いが心地の良い音が店内に響き渡る。
顕政に促されて入った店内にいたのは忘れられぬ恋人・望月真央だった。どれほど恋い焦がれた相手といえど心の準備が出来ていない潤は混乱せざるを得なかった。手には必要以上に汗を掻いている。それを悟られないようにずっと握りしめている。
「これ、美味いね」
「気に入ってもらえたのなら良かったわ」
真央がふわりと笑う。どこかぎこちないその笑顔に彼女も少なからず動揺しているのだろうことが見て取れた。お互い目を合わせずにいる。いたたまれない気持ちになった潤は差し出されたカクテル・オリンピックのおかわりを頼んだのだった。
そんな二人を顕政は焦れったく思う。お互いを思っているのは間違いないのにどちらもそれを口に出来ないでいる。昔から世話焼きな顕政はこの二人が【元の鞘】に治まることを願っていた。そのために長いこと真央の【虫除け】役を買って出ていたのだ。
(さて、どうするか……)
次の一手を考えていると真央から声をかけられる。
「先輩、グラスが空になってますが……」
「あ……」
「どうします? 他のもの用意しましょうか?」
「そうだな。 オーパス・ワンかピノ・ノアール・マーカッサン・ヴィンヤードがいいかな?」
「さすが先輩、良い趣味してますね」
「まぁ、【大人の嗜み】といったところかな?」
「わかりました。 奥のワインセラーにあったと思いますのでとてきますね」
真央はそう一言を残して奥へと引っ込んだ。彼女の姿が見えなくなったところで顕政は真剣な表情で潤に向き直る。その表情に潤はただならぬものを感じて背筋を伸ばす。
「潤。俺は真央ちゃんがこっちに戻ってからずっと見守ってきた」
「先輩?」
「真央ちゃんは今でもお前のことを思っている」
その言葉に潤は息が止まる思いがした。
(自ら俺の元を去った真央が俺のことを思ってくれている?)
潤の動揺は更に大きくなっていた。それに追い打ちをかけるように顕政は続ける。
「覚えているか?」
「?」
「お前が俺に土下座してまで買ったあのペンダントのこと……」
その言葉に潤は視線をテーブルに落とした。忘れるはずもない。真央に買った初めてのプレゼント。それは彼女の誕生石であるエメラルドをはめ込んだペンダントだった。
当時の潤は女性にプレゼントしたことがなかった。だから、どんなものが良いかわからず顕政に相談したのだ。
「真央ちゃん、あのペンダントを肌身離さず身につけてるんだ」
顕政は真央の祖父が亡くなって間もない頃のことを話し始める。それは三年前のこと。初七日を終えた頃に顕政はここを訪れたという。店内の片付けをする真央の胸元に見覚えのあるペンダントが見えた。真央はその視線に気づき、どこか悲しげではかない笑みを浮かべ『どうしても捨てることが出来な淫ですよ。 青春の1頁って……』と言った。
「潤。お前はどうなんだ?」
「どう、って?」
「真央ちゃんは今でもお前を思っている。 それは間違いない。 だからこそ俺は【虫除け】役を買って出た」
「先輩……」
「いい加減向き合って話をするんだ。 そのために向こうへ行ったんだろう?」
顕政の言葉に潤は胸を締め付けられる。真央が自分の元を去ったのは自分が至らず、彼女の苦悩を理解していなかったからだ。それを雅紀に指摘されるまで気づかずにいた自分が恥ずかしい。それを変えるためにルクセンブルグへと渡った。
『だったら、彼女のそういう卑下してしまう気持ちもひっくるめて全部受け止めるしかないだろ?』
不意に雅紀から投げかけられた言葉を思い出した。
(そうだ。俺は真央の全てを受け止めるって決めたんだ)
潤は強く拳を握りしめると決意のこもった瞳を顕政に向ける。その表情に顕政は優しく微笑みかける。
そこへ真央が奥のワインセラーから戻ってきた。先程とは違う雰囲気を醸し出しているのに気づいたのか首をかしげている。
「それ、ピノ・ノアール・マーカッサン・ヴィンヤードかな?」
「ええ。 オーパス・ワンを探したんですけど、生憎切らしてまして……」
「構わないよ」
「今度、仕入れておきますね」
真央は慣れた手つきでコルク栓を抜く。
「望月、俺にもくれないか?」
「え? でも……」
「真央ちゃん、今日は俺の奢りなんだ。 だから、潤にも次いでやってくれないか?」
「そういうことなら」
真央はグラスを二つ置き、手にしたワインを注ぐ。その様は洗練されていて潤は驚きを隠せなかった。
「真央ちゃんはソムリエの資格も持ってるんだよ」
「そうなのか?」
「見よう見真似で始めたんだけど、『折角なら資格も取っておきなさい』ってお祖父ちゃんに言われたから……」
「望月は昔から器用だったからな」
「褒めても何も出ないわよ?」
真央は困ったように苦笑いを浮かべる。それに対して潤は肩をすくめて応じ、グラスを掲げると一気に飲み干した。
「なかなか良い飲みっぷりだな」
「これくらい飲めないと向こうでは通用しませんからね」
「一之瀬君はヨーロッパだっけ?」
「ああ。 ルクセンブルグを拠点にしてる伯父の会社にいる」
「そう、なんだ」
「真央ちゃん、潤は半年でドイツ語を習得して、今では名だたる投資家と張り合ってる」
「従兄に鍛えられました。 そうしないと欲しいものは手に入らないから……」
その言葉に真央の表情が変わる。だが、一瞬のことですぐにそれまでと変わらぬ笑顔を浮かべていた。
「なるほど。 なら、その『欲しいもの』とやらが手に入ることを祈って乾杯」
顕政は意味深な言葉と共にグラスを掲げた。潤はそれに応じる。
その後も他愛のない話をしながら顕政はワインを潤に勧める。元来、お酒に強くない潤は瓶が空になる頃になるとうとうととし始め、ついにはカウンターに突っ伏したのだった。
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