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第1話
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若干、准教授が変態です。
と言うか、タガが外れて暴走してます。
********************************************
第1話
ルームランプの和らい光が薄暗い部屋を照らす。
その光がカーテンに映し出すのは男に跨り、ひたすら腰を振る女の姿。
響きわたるのはベッドの軋む音と女の嬌声と男の荒い息遣い。
そして、パンパンと肉のぶつかる音…。
「あぁぁぁぁぁっ、イイ、イイようぉ。
先生、お願い…。 もっと気持ちよくしてぇぇ。」
「はっ、はっ、薫、そんなに気持ちイイかい?」
「うんっ、あぁん、すごく気持ち、イイのぉ…。」
「じゃ、自分の好きなように動いて。」
男はゆるゆると円を描くように腰を使う。
女はそのもどかしい動きに男を睨み付ける。
だが、男はそれに乗らない。
仕方なく女は快感を拾うために自ら動き始める。
「先生、お願い!! もっと突いてぇ。」
「そんなにイきたいのか?」
「うん、イきたい。 先生のでイかせて!!!」
「じゃ、俺のこと、名前で呼んで。
そして、俺にどうしてほしいのか…。
ちゃんと言えたら、イかせてあげるよ。」
「あぁぁんっ、先生…。」
「薫、名前…。 俺の名前は?」
「て、輝臣、伊達輝臣…。」
「そう、よく言えたね。
じゃ、次は俺にどうして欲しい? どうやってイかせて欲しい?」
「こないだみたいに、覆い被さって、奥までいっぱい突いて欲しいのぉ。」
「ああ、こないだの、そんなに良かったのか?」
「うん、すごくよかった。 だからお願い…。
また、こないだみたいに奥いっぱい突いてイかせてぇ。」
女の言葉に男は満足したのか、腹筋を使って起き上がると一気に女を組み伏す。
そして彼女の両足を肩にかける。
所謂、屈曲位の体勢。
つい先日まで処女だった女を快楽に貶めた体勢だった。
男は始めはゆるゆるとやがてその速度を速める。
速度が上がると女の嬌声は今までとは比べ物にならないほど大きくなる。
やがて、嬌声とともに絶頂に達し、女はその背をのけぞらせビクビクと痙攣した。
「くっ。」
男が小さく呻く。
絶頂に達した女の中が蠢き、突き入れられた熱杭を締め上げたのだ。
男は堪らず、自身を開放する。
そして女の中に熱い白濁を解き放ち、流し込んだ。
数度抽挿を繰り返し、力をなくした自身を女の体から引き抜く。
引き抜いた秘裂から収まりきらなかった白濁が流れ出た。
その様に男はほくそ笑み、女の横に倒れ込む。
男はすでに意識を手放した女を抱き寄せ、自身も眠りについたのだった。
****************************************************************
翌朝、目が覚めると室内は情事の後を思わせる独特のにおいが充満していた。
そして、ここ数日当たり前になった温もりが隣にある。
それは男にとって初めての教え子である結城薫。
とあるきっかけでここに囲い、昼夜問わず体を重ね自分好みの女へと開発している。
男の名は伊達輝臣。
母校の大学院を卒業後、2年間他県の博物館勤務ののち、母校からの招聘をうけ講師に。
その後すぐ論文が認められ准教授となった。
それが5年前の夏で、薫と出会ったのはその頃だ。
彼女はその時まだ高校生で、夏休みを利用しオープンキャンパスに参加するため地元から出てきていた。
伊達はその時のことを懐かしく思い出す。
見慣れない制服姿の少女が校内の案内図をもって辺りをキョロキョロしている。
どうやら、広い校内で迷子になったらしい。
よく見る風景だが、伊達はどうしてだかその少女に声を掛けなくてはとの衝動に駆られ、声を掛ける。
「うん? どうしたんだい?」
「あ…、えっと…。」
「見かけない制服だね。」
「えっと、オープンキャンパスに参加するために来たんですが…。」
「ああ、迷子になったのかな?」
「うっ。」
「ははは、気にしなくていいよ。
うちの学校、学部が多いから教授でも迷うことあるし…。」
「そうなんですか?」
「かく言う俺も在学時に何度も迷子になった。」
伊達は頬をポリポリ掻きながら苦笑する。
少女の緊張で強張った顔が緩み、愛らしい笑顔になる。
それに伊達の心は鷲掴みにされる。
伊達はそのまま少女を目的の教室まで案内した。
別れ際、もう一度あの笑顔を向けられ伊達は完全に少女に心を奪われていた。
(はは、俺は何やってるだ…。
もう二度と会うことはないかもしれないのに…。)
伊達は自嘲してその場を立ち去ったのだった。
だが、運命の悪戯か半年後に伊達はその少女と再会した。
それは合格発表の日。
少女はまたしても迷子になっていた。
「あ…。 あのぉ~。」
「うん?」
先に気付いたのは少女の方だった。
伊達は声を掛けられ、振り返り、そして驚愕にその目を見開く。
夏のあの日に心を奪われた少女が再び目の前に現れたのだ。
当然のことと言えた。
「すみません。 また迷子になってしまったみたいで…。」
「ああ、合格発表を見に来たんだね?」
「はい…。」
「分かった。 案内しよう。」
「あ、ありがとうございます。」
伊達は少女を案内した。
そこでは受験生たちの悲喜交々が展開されていた。
あるものは合格を喜び、あるものは不合格を確認し落胆する。
そんな中、少女は自身の受験番号を確認する。
「あ、あった!!」
どうやら、自分の番号を見つけたようだ。
少女は嬉し涙を浮かべていた。
伊達はその様子を目を細めてみていた。
(まるで保護者になった気分だな。)
伊達は肩を竦め、その場を後にする。
「待って…、待ってください!!」
伊達は呼び止められ、振り返る。
そこには息を切らせたあの少女が立っていた。
走ってきたのか少女は息を切らせている。
やがて、息の整った少女はまたあの笑顔を伊達に向ける。
「あ、ありがとうございました。」
「い、いや、礼を言われるほどのことは…。」
「実はここ受けたのあたし一人なんでちょっと不安だったんです。
ここ、本命だったし…。」
「合格できてよかったな。」
「はい。」
「じゃ、俺はこれで…。」
「あ、あの…。」
「うん?」
「お名前…、お名前を伺ってもいいですか?
あ、私は結城薫っていいます。
史学部の日本文化史科に合格しました。」
「奇遇だね。
俺はその史学部で准教授をしている伊達輝臣だ。」
「史学部の准教授…。」
「もしかしたら、春から顔を合わせることになるかもしれないね。」
「はい、楽しみにしてます。」
伊達は少女との、薫との短い会話を終え自分の研究室へと向かう。
春に彼女と再会できるかもしれないという事実に伊達は浮足立った。
そうして、伊達は三度目の奇跡を心待ちにしたのだった。
****************************************************************
昔に思いを馳せていると、もぞもぞと隣で眠っていた薫が動く。
どうやら、起きたようだ。
「薫?」
「あ、先生…。」
「名前。」
「あ…、えっと…。 輝臣…、さん。」
「呼び捨てでいいっていっただろ?」
「だって、まだここに来てそんなに経ってないし…。」
「仕方ない、今はさん付けで我慢しよう。」
「あ、ありがとう、ございます。」
「ところで、体は大丈夫か?」
「えっと、こ、腰が…。」
「立てるか?」
「多分、無理…。」
「分かった。」
伊達はベッドを降りると薫を横抱きに抱き上げる。
「きゃっ。」
「シャワーを浴びるぞ。」
「え?」
「流石にこのままだと気持ち悪いだろ?」
「そ、それは…。」
薫は頬を赤らめ俯く。
全身汗まみれなうえ、下半身はお互いの体液でまみれベタベタだった。
伊達は何の躊躇もなくバスルームへと向かう。
そして、薫をバスタブの淵へ腰かけさせるとシャワーの蛇口をひねる。
「ひゃっ。」
薫は小さな悲鳴を上げる。
伊達は慌てて湯量を調節する。
「すまない。 大丈夫か?」
「あ、はい。 ちょっと驚いただけです。」
「そうか…。」
「あ、あの…。」
「なんだ?」
「バスタブにお湯張ってもらっていいですか?」
「入りたいのか?」
「はい、お願いします。」
伊達はバスタブに湯を張る。
少し溜まったところで後ろから抱きしめ、薫とともに浸かる。
「気持ちイイか?」
「はい…。」
薫は少し俯き加減で返事をする。
伊達の目の前には薫の白い項が視界に入る。
その白さに堪らず、吸い付く。
唇を離すと赤い鬱血痕ができた。
その様に伊達は優越感を覚え、目を細める。
「て、輝臣さん。」
「何だ?」
「えっと、目立つとこに痕をつけないで。」
「つけても構わんだろ、薫はここを出ていくことはないんだから。」
「そ、それは…。」
薫の困惑が伝わってくる。
伊達はそれが許せなくて、腰に回していた両手を胸へと這わせる。
やわやわと揉みしだき、やがてその頂にある赤い蕾を嬲り始めた。
「あっ!」
薫は与えられた刺激に体を跳ねる。
伊達はその反応が楽しくなり、さらに嬲る。
やがて伊達の熱杭が力を持ち猛る。
「薫、少し腰を浮かせろ。」
耳朶を食みながら囁くと、薫は言われた通りに腰を浮かせる。
伊達は狙いすましたように薫の秘裂に熱杭を押し込む。
お湯の中での挿入はゆるゆるとしたものだった。
もどかしいが、今までのそれとは違った快感に薫は溺れた。
だが、我慢が効かなくなったのは伊達の方だった。
薫を無理矢理立たせバスタブの淵を掴ませ四つん這いにすると腰を掴み後ろから激しく抽挿を繰り返した。
バスルームに薫の喘ぎが反響する。
それに欲情した伊達はさらに激しく穿つ。
激しい行為に薫はついていけず、あっという間に達した。
そして彼女は無意識に伊達の熱杭をこれでもかと締め上げる。
纏わりつくように蠢き、一滴残らず精を搾り取ろうとする動きに贖うことなく白濁を流し込む。
数度の抽挿のあと、伊達は力を失った自らを引き抜いた。
繋がっていたその部分からは収まりきらなかった白濁が再び薫の太腿を汚す。
その様にまた興奮する伊達。
だが、これ以上は薫を壊してしまう。
なけなしの理性をかき集め、抑え込む。
「すまない。 また汚した。」
「輝臣さん…。」
「ちゃんと洗ってやるから。」
伊達は薫をバスタブから上がらせ、床に敷いたバスマットに座らせた。
ボディソープを手に取り、その体を余すことなく洗ってやる。
時々、性感帯に触れてしまうのだろう艶を含んだ声を上げられるが必死で堪える。
やがて、その手は秘裂へと這わされる。
伊達はザラザラとした感触に触れ顔を顰めた。
「輝臣さん?」
「薫のここ…。 少し生えてきたか…。」
「え?」
「またキレイに剃らないとな。」
伊達は立ち上がり脱衣所へと向かう。
薫は何が起こったのかわからいのか茫然としている。
そして、再び伊達が戻ってくるとその手にはシェーバーを持っていた。
それはここに連れ込まれた初日に使われたものだ。
「このままだとチクチクして痛いだろ?」
「で、でも…。」
「それにここをキレイに剃っておけば他の誰にも見せれない。」
「そ、それは…。」
「薫は俺のものだ。 誰にも渡さない。
だから、ここはもう一度キレイに剃ってやる。」
伊達はそう言うと、ボディソープを泡立て薫の陰部へと塗りたくる。
そして、それを落とすかの如く、シャーバーを滑らせる。
根こそぎ陰毛を剃り落とす伊達は薫の足を大きく開かせ菊門の近くまでキレイにする。
やがて満足したのか、シャワーで陰部を洗い流す。
「あぁ!!」
「薫はこれも感じるのか?」
「だって…。」
軽い悲鳴を上げた薫に伊達は唇の端を上げ、ほくそ笑む。
露わになったのは美しい恥丘だった。
薫はあまりの恥ずかしさに両手で顔を覆う。
その姿にまた伊達の理性は吹き飛んだ。
「アッ、だ、ダメェェ。」
薫の制止を振り切り、伊達はその恥丘に唇を寄せ、舌を這わす。
キレイに洗い流されたそこは自身の白濁の生臭い匂いはなく、ボディソープに含まれるシトラスの香りが漂っていた。
陰毛のない恥丘は花芯を簡単に剥き出しにする。
伊達は遠慮なくそれにしゃぶりつき、堪能する。
薫はその快感に堪らず仰け反る。
それに気をよくして秘裂に指を挿入する伊達。
その数は1本から2本へ、やがて3本へと増やしていった。
指で中を擦られ、更には舌で花芯を嬲られ続ける薫がその快感に耐えきれなくなるのにそう時間は要さなかった。
一際甲高い嬌声とともに薫はイった。
その姿に満足した伊達は顔を上げると、今度は熱杭となった自身を宛がい一気に薫を貫く。
意識を飛ばしていた薫はその衝撃に覚醒し、与えられる快感の波に溺れていく。
伊達は薫の中を蹂躙するように穿ち、果てた。
結局、再びシャワーを浴びるも我慢しきれない伊達の熱杭は薫を立たせたまま後ろから貫く。
二人が出る頃には時計は10時を指しており、バスルームでの三度の行為が2時間近くに及んでいたことを示していた。
****************************************************************
「じゃ、行ってくる。」
「気を付けて…。」
「リネン庫の場所はわかるかい?」
「あ、はい、大丈夫です。」
「じゃ、シーツを取り換えたら汚れたのは洗濯機に放り込んでおいて。
ドラム式だから、スタートボタン押せば乾燥までしてくれる。」
「そうなんだ…。」
「今日は今度の学会の打ち合わせだから夕飯までには戻ってくる。」
「分かりました。
夕飯の支度して待ってますね。」
「楽しみにしてるよ。」
「えっと、今夜は何が食べたいですか?」
「そうだなぁ…。
ニンニクたっぷりのスタミナ丼。」
そう言って薫を抱き寄せ、耳元で囁く。
「昨夜も今朝も激しかったからね。
今夜のことを考えたらスタミナつけないとな。」
「て、輝臣さん。」
薫は真っ赤になって俯いた。
つい先程までの情事を思い出させた上に今夜のことも示唆されたのだから仕方ない。
そんな薫を可愛いと思う伊達はその額にキスを落とす。
「いってくる。」
「はい、いってらっしゃい。」
伊達はカバンを持ち、部屋を後にした。
そして、今夜も繰り広げられるであろう隠微な宴に思いを馳せ一人ほくそ笑むのだった。
************************************************
もう、准教授手が付けれないほど暴走してます。
そして、更に暴走します。
と言うか、タガが外れて暴走してます。
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第1話
ルームランプの和らい光が薄暗い部屋を照らす。
その光がカーテンに映し出すのは男に跨り、ひたすら腰を振る女の姿。
響きわたるのはベッドの軋む音と女の嬌声と男の荒い息遣い。
そして、パンパンと肉のぶつかる音…。
「あぁぁぁぁぁっ、イイ、イイようぉ。
先生、お願い…。 もっと気持ちよくしてぇぇ。」
「はっ、はっ、薫、そんなに気持ちイイかい?」
「うんっ、あぁん、すごく気持ち、イイのぉ…。」
「じゃ、自分の好きなように動いて。」
男はゆるゆると円を描くように腰を使う。
女はそのもどかしい動きに男を睨み付ける。
だが、男はそれに乗らない。
仕方なく女は快感を拾うために自ら動き始める。
「先生、お願い!! もっと突いてぇ。」
「そんなにイきたいのか?」
「うん、イきたい。 先生のでイかせて!!!」
「じゃ、俺のこと、名前で呼んで。
そして、俺にどうしてほしいのか…。
ちゃんと言えたら、イかせてあげるよ。」
「あぁぁんっ、先生…。」
「薫、名前…。 俺の名前は?」
「て、輝臣、伊達輝臣…。」
「そう、よく言えたね。
じゃ、次は俺にどうして欲しい? どうやってイかせて欲しい?」
「こないだみたいに、覆い被さって、奥までいっぱい突いて欲しいのぉ。」
「ああ、こないだの、そんなに良かったのか?」
「うん、すごくよかった。 だからお願い…。
また、こないだみたいに奥いっぱい突いてイかせてぇ。」
女の言葉に男は満足したのか、腹筋を使って起き上がると一気に女を組み伏す。
そして彼女の両足を肩にかける。
所謂、屈曲位の体勢。
つい先日まで処女だった女を快楽に貶めた体勢だった。
男は始めはゆるゆるとやがてその速度を速める。
速度が上がると女の嬌声は今までとは比べ物にならないほど大きくなる。
やがて、嬌声とともに絶頂に達し、女はその背をのけぞらせビクビクと痙攣した。
「くっ。」
男が小さく呻く。
絶頂に達した女の中が蠢き、突き入れられた熱杭を締め上げたのだ。
男は堪らず、自身を開放する。
そして女の中に熱い白濁を解き放ち、流し込んだ。
数度抽挿を繰り返し、力をなくした自身を女の体から引き抜く。
引き抜いた秘裂から収まりきらなかった白濁が流れ出た。
その様に男はほくそ笑み、女の横に倒れ込む。
男はすでに意識を手放した女を抱き寄せ、自身も眠りについたのだった。
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翌朝、目が覚めると室内は情事の後を思わせる独特のにおいが充満していた。
そして、ここ数日当たり前になった温もりが隣にある。
それは男にとって初めての教え子である結城薫。
とあるきっかけでここに囲い、昼夜問わず体を重ね自分好みの女へと開発している。
男の名は伊達輝臣。
母校の大学院を卒業後、2年間他県の博物館勤務ののち、母校からの招聘をうけ講師に。
その後すぐ論文が認められ准教授となった。
それが5年前の夏で、薫と出会ったのはその頃だ。
彼女はその時まだ高校生で、夏休みを利用しオープンキャンパスに参加するため地元から出てきていた。
伊達はその時のことを懐かしく思い出す。
見慣れない制服姿の少女が校内の案内図をもって辺りをキョロキョロしている。
どうやら、広い校内で迷子になったらしい。
よく見る風景だが、伊達はどうしてだかその少女に声を掛けなくてはとの衝動に駆られ、声を掛ける。
「うん? どうしたんだい?」
「あ…、えっと…。」
「見かけない制服だね。」
「えっと、オープンキャンパスに参加するために来たんですが…。」
「ああ、迷子になったのかな?」
「うっ。」
「ははは、気にしなくていいよ。
うちの学校、学部が多いから教授でも迷うことあるし…。」
「そうなんですか?」
「かく言う俺も在学時に何度も迷子になった。」
伊達は頬をポリポリ掻きながら苦笑する。
少女の緊張で強張った顔が緩み、愛らしい笑顔になる。
それに伊達の心は鷲掴みにされる。
伊達はそのまま少女を目的の教室まで案内した。
別れ際、もう一度あの笑顔を向けられ伊達は完全に少女に心を奪われていた。
(はは、俺は何やってるだ…。
もう二度と会うことはないかもしれないのに…。)
伊達は自嘲してその場を立ち去ったのだった。
だが、運命の悪戯か半年後に伊達はその少女と再会した。
それは合格発表の日。
少女はまたしても迷子になっていた。
「あ…。 あのぉ~。」
「うん?」
先に気付いたのは少女の方だった。
伊達は声を掛けられ、振り返り、そして驚愕にその目を見開く。
夏のあの日に心を奪われた少女が再び目の前に現れたのだ。
当然のことと言えた。
「すみません。 また迷子になってしまったみたいで…。」
「ああ、合格発表を見に来たんだね?」
「はい…。」
「分かった。 案内しよう。」
「あ、ありがとうございます。」
伊達は少女を案内した。
そこでは受験生たちの悲喜交々が展開されていた。
あるものは合格を喜び、あるものは不合格を確認し落胆する。
そんな中、少女は自身の受験番号を確認する。
「あ、あった!!」
どうやら、自分の番号を見つけたようだ。
少女は嬉し涙を浮かべていた。
伊達はその様子を目を細めてみていた。
(まるで保護者になった気分だな。)
伊達は肩を竦め、その場を後にする。
「待って…、待ってください!!」
伊達は呼び止められ、振り返る。
そこには息を切らせたあの少女が立っていた。
走ってきたのか少女は息を切らせている。
やがて、息の整った少女はまたあの笑顔を伊達に向ける。
「あ、ありがとうございました。」
「い、いや、礼を言われるほどのことは…。」
「実はここ受けたのあたし一人なんでちょっと不安だったんです。
ここ、本命だったし…。」
「合格できてよかったな。」
「はい。」
「じゃ、俺はこれで…。」
「あ、あの…。」
「うん?」
「お名前…、お名前を伺ってもいいですか?
あ、私は結城薫っていいます。
史学部の日本文化史科に合格しました。」
「奇遇だね。
俺はその史学部で准教授をしている伊達輝臣だ。」
「史学部の准教授…。」
「もしかしたら、春から顔を合わせることになるかもしれないね。」
「はい、楽しみにしてます。」
伊達は少女との、薫との短い会話を終え自分の研究室へと向かう。
春に彼女と再会できるかもしれないという事実に伊達は浮足立った。
そうして、伊達は三度目の奇跡を心待ちにしたのだった。
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昔に思いを馳せていると、もぞもぞと隣で眠っていた薫が動く。
どうやら、起きたようだ。
「薫?」
「あ、先生…。」
「名前。」
「あ…、えっと…。 輝臣…、さん。」
「呼び捨てでいいっていっただろ?」
「だって、まだここに来てそんなに経ってないし…。」
「仕方ない、今はさん付けで我慢しよう。」
「あ、ありがとう、ございます。」
「ところで、体は大丈夫か?」
「えっと、こ、腰が…。」
「立てるか?」
「多分、無理…。」
「分かった。」
伊達はベッドを降りると薫を横抱きに抱き上げる。
「きゃっ。」
「シャワーを浴びるぞ。」
「え?」
「流石にこのままだと気持ち悪いだろ?」
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薫は頬を赤らめ俯く。
全身汗まみれなうえ、下半身はお互いの体液でまみれベタベタだった。
伊達は何の躊躇もなくバスルームへと向かう。
そして、薫をバスタブの淵へ腰かけさせるとシャワーの蛇口をひねる。
「ひゃっ。」
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伊達は慌てて湯量を調節する。
「すまない。 大丈夫か?」
「あ、はい。 ちょっと驚いただけです。」
「そうか…。」
「あ、あの…。」
「なんだ?」
「バスタブにお湯張ってもらっていいですか?」
「入りたいのか?」
「はい、お願いします。」
伊達はバスタブに湯を張る。
少し溜まったところで後ろから抱きしめ、薫とともに浸かる。
「気持ちイイか?」
「はい…。」
薫は少し俯き加減で返事をする。
伊達の目の前には薫の白い項が視界に入る。
その白さに堪らず、吸い付く。
唇を離すと赤い鬱血痕ができた。
その様に伊達は優越感を覚え、目を細める。
「て、輝臣さん。」
「何だ?」
「えっと、目立つとこに痕をつけないで。」
「つけても構わんだろ、薫はここを出ていくことはないんだから。」
「そ、それは…。」
薫の困惑が伝わってくる。
伊達はそれが許せなくて、腰に回していた両手を胸へと這わせる。
やわやわと揉みしだき、やがてその頂にある赤い蕾を嬲り始めた。
「あっ!」
薫は与えられた刺激に体を跳ねる。
伊達はその反応が楽しくなり、さらに嬲る。
やがて伊達の熱杭が力を持ち猛る。
「薫、少し腰を浮かせろ。」
耳朶を食みながら囁くと、薫は言われた通りに腰を浮かせる。
伊達は狙いすましたように薫の秘裂に熱杭を押し込む。
お湯の中での挿入はゆるゆるとしたものだった。
もどかしいが、今までのそれとは違った快感に薫は溺れた。
だが、我慢が効かなくなったのは伊達の方だった。
薫を無理矢理立たせバスタブの淵を掴ませ四つん這いにすると腰を掴み後ろから激しく抽挿を繰り返した。
バスルームに薫の喘ぎが反響する。
それに欲情した伊達はさらに激しく穿つ。
激しい行為に薫はついていけず、あっという間に達した。
そして彼女は無意識に伊達の熱杭をこれでもかと締め上げる。
纏わりつくように蠢き、一滴残らず精を搾り取ろうとする動きに贖うことなく白濁を流し込む。
数度の抽挿のあと、伊達は力を失った自らを引き抜いた。
繋がっていたその部分からは収まりきらなかった白濁が再び薫の太腿を汚す。
その様にまた興奮する伊達。
だが、これ以上は薫を壊してしまう。
なけなしの理性をかき集め、抑え込む。
「すまない。 また汚した。」
「輝臣さん…。」
「ちゃんと洗ってやるから。」
伊達は薫をバスタブから上がらせ、床に敷いたバスマットに座らせた。
ボディソープを手に取り、その体を余すことなく洗ってやる。
時々、性感帯に触れてしまうのだろう艶を含んだ声を上げられるが必死で堪える。
やがて、その手は秘裂へと這わされる。
伊達はザラザラとした感触に触れ顔を顰めた。
「輝臣さん?」
「薫のここ…。 少し生えてきたか…。」
「え?」
「またキレイに剃らないとな。」
伊達は立ち上がり脱衣所へと向かう。
薫は何が起こったのかわからいのか茫然としている。
そして、再び伊達が戻ってくるとその手にはシェーバーを持っていた。
それはここに連れ込まれた初日に使われたものだ。
「このままだとチクチクして痛いだろ?」
「で、でも…。」
「それにここをキレイに剃っておけば他の誰にも見せれない。」
「そ、それは…。」
「薫は俺のものだ。 誰にも渡さない。
だから、ここはもう一度キレイに剃ってやる。」
伊達はそう言うと、ボディソープを泡立て薫の陰部へと塗りたくる。
そして、それを落とすかの如く、シャーバーを滑らせる。
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「あぁ!!」
「薫はこれも感じるのか?」
「だって…。」
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露わになったのは美しい恥丘だった。
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その姿にまた伊達の理性は吹き飛んだ。
「アッ、だ、ダメェェ。」
薫の制止を振り切り、伊達はその恥丘に唇を寄せ、舌を這わす。
キレイに洗い流されたそこは自身の白濁の生臭い匂いはなく、ボディソープに含まれるシトラスの香りが漂っていた。
陰毛のない恥丘は花芯を簡単に剥き出しにする。
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それに気をよくして秘裂に指を挿入する伊達。
その数は1本から2本へ、やがて3本へと増やしていった。
指で中を擦られ、更には舌で花芯を嬲られ続ける薫がその快感に耐えきれなくなるのにそう時間は要さなかった。
一際甲高い嬌声とともに薫はイった。
その姿に満足した伊達は顔を上げると、今度は熱杭となった自身を宛がい一気に薫を貫く。
意識を飛ばしていた薫はその衝撃に覚醒し、与えられる快感の波に溺れていく。
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「じゃ、行ってくる。」
「気を付けて…。」
「リネン庫の場所はわかるかい?」
「あ、はい、大丈夫です。」
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「そうなんだ…。」
「今日は今度の学会の打ち合わせだから夕飯までには戻ってくる。」
「分かりました。
夕飯の支度して待ってますね。」
「楽しみにしてるよ。」
「えっと、今夜は何が食べたいですか?」
「そうだなぁ…。
ニンニクたっぷりのスタミナ丼。」
そう言って薫を抱き寄せ、耳元で囁く。
「昨夜も今朝も激しかったからね。
今夜のことを考えたらスタミナつけないとな。」
「て、輝臣さん。」
薫は真っ赤になって俯いた。
つい先程までの情事を思い出させた上に今夜のことも示唆されたのだから仕方ない。
そんな薫を可愛いと思う伊達はその額にキスを落とす。
「いってくる。」
「はい、いってらっしゃい。」
伊達はカバンを持ち、部屋を後にした。
そして、今夜も繰り広げられるであろう隠微な宴に思いを馳せ一人ほくそ笑むのだった。
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もう、准教授手が付けれないほど暴走してます。
そして、更に暴走します。
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このまま、私は彼と生きていくんだ。
そう思っていた。
彼の心に住み付いて離れない存在を知るまでは。
「どうしようもなく好きだった人がいたんだ」
報われない想いを隠し切れない背中を見て、私はどうしたらいいの?
代わりでもいい。
それでも一緒にいられるなら。
そう思っていたけれど、そう思っていたかったけれど。
Sランクの年下旦那様に本気で愛されたいの。
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ページを捲ってみてください。
貴女の心にズンとくる重い愛を届けます。
【Sランクの男は如何でしょうか?】シリーズの匠編です。
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