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『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(21)』

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『春に咲いた花を揺らす胡蝶の如く(21)』

言葉すら出ず、息すらできず。

私は痙攣とともにイッてしまった。

宮城君は背をそらして固まった私のアソコへ、さらに指を差し込んできた。

一本から二本、三本と増やしていく。

奥までではなく、入口のあたりをかきわけるような仕草で、三本の指が私のアソコをまさぐり続ける。

「あっあっ!」

陰毛に宮城君の指かからみ、時折、絡んだままひっぱられてて、敏感になった肌や肉がひっぱられる。

「う、ううっ……!」

ついに私はへたりこんでしまった。

それでもかろうじて壁から手は離していない、それだけはなんとか守り続けてる。

そんな私に宮城君は背中を撫でながら耳元でささやく。

「春日井さん、そのまま壁に手をついたまま立てるかい?」
「……え、ええ、もちろんよ、大丈夫……」

壁に手を添えつつ、言う事のきかない足を叱咤してなんとか私は立ち上がる。

最初と同じく、お尻を突き出すような形になった所で宮城君は私の頭に手をおいた。

撫でてもらえる、そう思った。

「うん、それくらい。そのままでいてね?」

宮城君が私のホットパンツを脱がせた。

「あ……」

ホックを外されるだけであっさりと足元へ落ちる。

黒い下着だけになった私に対して、宮城君は言葉を続ける。

「片足をあげて?」
「……え、ええ」

右足を軽く上げたところからホットパンツを抜かれ、続けて下着に指をかけられる。

全てをさらけ出すのだと理解した時には。

「あ、あの……待って、その、私……」
「待たないよ」

呆気なく下着も足元までずり降ろされていた。

「はい、また足を上げて」
「う、は、恥ずかしい……」

それでも宮城君の命令には従う。すこしだけ浮かした足から下着が片足だけを通した状態にされる。

左の足元に、ホットパンツと下着が残されたまま、私はお尻を宮城君にさらしている。

「もう足を閉じないでね? あと手も壁から離さないで」

再びそう言われて、私は足を開いたまま、壁の手に力をこめる。

そんな私の横に宮城君が立つ。

すると、壁に手をついて頭をさげている私の顔の前に、ちょうど宮城君のチンポがさらされた。

「さ、もう一度。そのままの体勢でお願いするよ」

何を、とは聞かない。

する事は一つしかない。

「……ええ……んむっ」

手が使えないせいで、どうしてもうまくできない。

口でくわえても、動こうとすればすぐに離れてしまう。

「奥まで飲み込まなくてもいいから、舌でたくさん濡らしてね? じゃないと……痛いかもしれないから」
「……」

――濡らさないと痛いかもしれない。

その意味がわからない私ではなかったけれど。

本当に? 

セフレになると約束したばかりで、もうしてくれるの?

男女としての体勢は逆になっているけれど私はこのまま彼を抱ける……いえ、抱いてもらえるの?

あまりにうまくいきすぎている事が信じられないまま、私は唇で必死にチンポを逃がさないようにくわえこんで、舌で熱いそれを濡らしていく。

「ふふ、もういいよ?」

宮城君が私の口からチンポを引き抜いた。

じゅぼっ、という音がやけに大きく聞こえる。

そのまま私の後ろに回りこんだ宮城君の声だけが聞こえる。

「ずいぶんと熟した桃だね?」

お尻に大きな手がそえられ……えっ、ちょっと、それは!?

ひ、ひろげられている? お尻を、広げられて……その、もう、全部、見られている!?

「は、恥ずかしいから……!」

ここまで恥ずかしいと思った事はない。

もちろん、そういう事、をする以上、互いに全てをさらけだす事にはなるのだけれど。

まさかそれで、こんな場所で、こんな恰好で、ただ一方的になんて思いもしていなかった。

いくら私が見られる事で興奮する変態としても、それにしても!

けれど。

私のお尻にも、熱い何かが触れた。

彼の手は私のお尻を両手で広げてたままだ。

で、あれば、コレは……この熱さは。

「あ……」
「ふふ、とっても柔らかいお尻だね」

ツンツンとお尻つつくのは、宮城君のチンポだった。

あちこちをまるでイタズラするようにつつく宮城君。

それはやがて……。

私のアソコへとあてがわれた。
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