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『GW編・三日目夜:帰り道の暗がりで(4)』
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『『GW編・三日目夜:帰り道の暗がりで(4)』
たわわというほどでもないが、ぺったんこではない、実に形のよいお胸様。
できればありのままを見てみたい。
なんなら脱ぐところも見てみたい。
ポロンと出てくる時の瞬間というものは、なんともいえない興奮をもたらしてくれる。
しかし、口を開いた瞬間、オレが叫ぶと勘違いされて逃げ出されてしまうという悲しい結末も考えられる。
人の欲望とは尽きないものだな。
つい先ほどまでは、顔の見えない推定美女が下着姿を晒してくれていることに感謝していたはずなのにすぐにその先を求めてしまう。
男とはなんと業が深く、あさましい生き物であろうか。
というわけで現状で満足するべく、オレは再び目の前の肢体を目に焼きつける作業を再開したのだが。
そこである事に気づく。
「……ん?」
はいているのはローファー。
靴下は紺。
そこから視線をあげると魅惑の生足があり、赤いショーツに隠された観音様がおわし、その上には、ほどよく締まったおなかとかわいいおへそ。
そうして赤いブラに包まれたおっぱいがあり、ほっそりとした首に続くのだが。
もう一度視線を下へと戻してじっくりと観察していると、ハーフカップブラに包まれた左のおっぱい、その付け根に三つのホクロを見つけた。
しかもその三つは三角形を描くように連なっていて、なかなかに特徴的だ。
オレの視線の先に気づいたのか、ミス露出狂は開いていたコートのすそから手をはなし、そのホクロを隠すように手でかばう。
「……」
「……」
サングラスで見えない瞳がオレに『見た?』と問いかけているようだったので。
「見ました」
オレがそう言った瞬間。
ミス変質者はコートをひるがえして走り去っていった。
追いかけるか?
いや、追いかけてどうしようというのか。
捕まえて突き出す?
道徳的に正しいかもしれないが、この世界的には痴女に遭遇した男のとるアクションとしては考えにくいものだろう。
本来であればキャーと言って逃げ出すべきなのだから。
であれば。
まぁ。
「見なかったことにしよう」
それが誰も損をしない、幸せな選択だ。
しっかりと目に焼き付いた赤い半裸の女神が走り去った方向に感謝をしつつ、いまだにスタンディングオベーションをしている愚息に語り掛ける。
「……明日は冬原先生と会うからそれまで待っててくれ」
そんな独り言をいいながら、オレは家路についた。
たわわというほどでもないが、ぺったんこではない、実に形のよいお胸様。
できればありのままを見てみたい。
なんなら脱ぐところも見てみたい。
ポロンと出てくる時の瞬間というものは、なんともいえない興奮をもたらしてくれる。
しかし、口を開いた瞬間、オレが叫ぶと勘違いされて逃げ出されてしまうという悲しい結末も考えられる。
人の欲望とは尽きないものだな。
つい先ほどまでは、顔の見えない推定美女が下着姿を晒してくれていることに感謝していたはずなのにすぐにその先を求めてしまう。
男とはなんと業が深く、あさましい生き物であろうか。
というわけで現状で満足するべく、オレは再び目の前の肢体を目に焼きつける作業を再開したのだが。
そこである事に気づく。
「……ん?」
はいているのはローファー。
靴下は紺。
そこから視線をあげると魅惑の生足があり、赤いショーツに隠された観音様がおわし、その上には、ほどよく締まったおなかとかわいいおへそ。
そうして赤いブラに包まれたおっぱいがあり、ほっそりとした首に続くのだが。
もう一度視線を下へと戻してじっくりと観察していると、ハーフカップブラに包まれた左のおっぱい、その付け根に三つのホクロを見つけた。
しかもその三つは三角形を描くように連なっていて、なかなかに特徴的だ。
オレの視線の先に気づいたのか、ミス露出狂は開いていたコートのすそから手をはなし、そのホクロを隠すように手でかばう。
「……」
「……」
サングラスで見えない瞳がオレに『見た?』と問いかけているようだったので。
「見ました」
オレがそう言った瞬間。
ミス変質者はコートをひるがえして走り去っていった。
追いかけるか?
いや、追いかけてどうしようというのか。
捕まえて突き出す?
道徳的に正しいかもしれないが、この世界的には痴女に遭遇した男のとるアクションとしては考えにくいものだろう。
本来であればキャーと言って逃げ出すべきなのだから。
であれば。
まぁ。
「見なかったことにしよう」
それが誰も損をしない、幸せな選択だ。
しっかりと目に焼き付いた赤い半裸の女神が走り去った方向に感謝をしつつ、いまだにスタンディングオベーションをしている愚息に語り掛ける。
「……明日は冬原先生と会うからそれまで待っててくれ」
そんな独り言をいいながら、オレは家路についた。
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